側室の子供として生まれてきた王女クラリスは忘れ去られたまま奥宮で薬草を育てる暮らしをしていた。
長じてから、若き辺境伯カールに嫁ぐことになった。
王宮では王女らしからぬ暮らしをしていたが、辺境伯領では一変する。
辺境伯領には飛竜がいて、ク
ラリスが育てる薬草に興味を示した。
クラリスは必要とされ、役に立つことで、自分を取り戻していく。
カールと気持ちを通わせる。そんなある日、カールがふと不思議に思うことがあり、ふたりは事実を少しずつ手繰り寄せて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 10:40:11
114624文字
会話率:42%
神の恵みという不思議な力が宿るルパ王族の中で、運命の相手を見ることができる力を持つオーレリアは役立たずの力だと罵られ周囲からいないもの扱いされていた。
ある時、姉の代わりに側妃として敵国の狒々爺と噂の皇帝の元へと嫁ぐことになるのだが、宮殿に
到着してみると皇帝は床に伏せっていて挙式ができる状態ではなかった。
すると皇帝代理を務めるトラヴィスから神の恵みの力を使って皇子たちの嫁探しをして欲しいと依頼されて……。
私はいつになったら結婚できるのでしょうか?
というか、当初の目的がすり替わってません!?
これは祖国で虐げられていた王女が幸せになるまでの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 08:46:02
25604文字
会話率:30%
エリオスは孤児院で貧しいながらも仲間に恵まれ、平和な日常を過ごしていた。しかし魔物に襲われたことをきっかけに、貴族しか持たないはずの魔力が発現する。
その魔力は、ただの貴族の落胤とするにはあまりにも多すぎた。
エリオスは魔力を封印するのでは
なく、平民の魔力持ちとして貴族の中へ飛び込むことを決意する。
それから一年後、エリオスと自国の第二王女であるルナディア、二人の意識の入れ替わりが起こる。
入れ替わった先の王女、ルナディアは庶子であり、エリオスの想像する王女とはかけ離れた生活を送っていた。
身分不相応の力を得てしまった孤児と、味方のいない王宮で必死に生きる王女。対極に位置する二人の運命が、入れ替わりという特異な現象によって交差する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 20:15:18
14024文字
会話率:51%
皆から無視された。家族にはいないもの扱いを受けた。僕はいない。人扱いされない。僕は一体ナニ?
最終更新:2013-10-19 08:00:00
23313文字
会話率:24%