親に売られた場所は、化け物の住処と噂される学園都市だった。
喧嘩にテロは当たり前、爆発落雷いつものことだ。これは、そんな学園都市で生活する人々の物語。
クラスメイトと喧嘩して、侵入者を追いかけて、理事長だろうとぶん殴る。
彼らの日常は、
いつも非日常で溢れている。
……え、こんなにほのぼのしていないって? 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 15:29:36
13287文字
会話率:51%
その日、君は言った。
「また明日」
と。
でも、俺の明日に君はいなかった。
いつものことだ。
どうせまた君と出会い、恋をし、そして、また居なくなる。
もう何度繰り返しただろう……。それでも、どうにもならない。
消える君に言いたいこ
とはまだあったのに…………。
明日が来なければいい。
明日何て概念がなければいい。
しかし、人は明日を求める。日付は変わり、朝日が昇る。
そうして、明日がやって来る。前日の、
「また明日」
と言ったであろう、君の消えた明日が…………。
「大好きだよ…………俺は君を、、愛して……!――――――あれ?俺は何をしているんだろう?」
この止まらない涙は何なのだろう―――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 19:43:13
6845文字
会話率:48%
翔太はこの日、4打数0安打4三振。
バットに当てることすらできなかった。
ロッカールームは重い空気に包まれ、選手たちは黙々と着替える。登米だけが、淡々と後輩たちに声をかけた。
「開幕戦で負けるのはいつものことだ。明日か
らだぞ」
翔太はユニフォームを脱ぎながら、今日の試合を反芻していた。
そのとき、スタジアムの外野席に設けられた簡易ステージで、異様な空気が流れた。スーツ姿の少女がマイクを手に立ち、観客に向かって話し始めたのだ。
藤堂すずめ、18歳。仙台シルバーフォックスの新社長だ。黒のテーラードジャケットに、白いブラウス、タイトなスカート。長い黒髪は緩やかなウェーブで肩に落ち、鋭い目つきが場を支配する。
「皆様、今月から仙台シルバーフォックス球団の新社長に就任いたしました藤堂すずめです。本日は開幕戦にお越しいただき、ありがとうございます」
彼女の声は、冷静で、どこか威厳を帯びていた。観客席のざわめきが一瞬静まる。
「我々は現在、厳しい状況にあります。資金難、施設の老朽化、そして成績の低迷。しかし、私はこのチームを必ず再生させます。皆様のご支援が必要です。共に、シルバーフォックスを再び輝かせましょう。本日は残念な試合でしたが引き続き応援のほどよろしくおねがいいたします。」
すずめの言葉に、観客からまばらな拍手が起こる。だが、その中に冷ややかな声も混じる。
「なんでこんな若い女が新社長なんだよ! 球団潰す気か!」
すずめは動じず、軽く微笑んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 22:31:04
3410文字
会話率:41%
ここは世界の片隅にある小さな街。
【ハジマリの街】の試練を乗り越えた勇者達が集う【フタツメの街】にある小さな酒場。
強敵を倒して初めてたどり着ける、彼らにとっての目標であり、スタートライン。
力を合わせ、不足を補い旅を続ける過程で
、自ずとそれぞれの役割が見えてくる。
体力の高い者が先頭に立ち、魔力の高い者が後方から援護する。
器用な者は仲間の装備を調え、頭の回る者は策を練る。
優秀な者が皆を率いて突きすすみ……次の試練に挑む中、だんだんと【無能】が浮かび上がる。
ブレイブ、お前を俺達のパーティーから追放する!
今日もまた一つ。賑やかな酒場に怒声が木霊する。
一人が理不尽を叩きつけられる。一つのチームに亀裂が走る。
いつものことだ。
これは【出会いと別れの街】とも呼ばれるこの街で働くとあるギルド職員達の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-20 11:38:50
9157文字
会話率:38%
常時金欠な遊撃兵ラウドが、軍からの依頼に飛びつくのはいつものこと。
そして、貧相なボディが悩みのドジな女教師レイナに助けを求めるのもいつものことだ。
五年前。魔術戦争という大規模な戦争があった。魔術師による犯罪が横行し始めたからだ。魔
術を危険視した共和国軍は魔術師を一括りに弾圧。以降、仮初めの平和が訪れていた。
それでも魔術師関連の犯罪は後を絶たない。
今回も予言者が悪事を働いているという、どうにも胡散臭い依頼を受けたラウドは魔術に詳しいレイナを頼るも拒否。どうにか連れてやってきたのだが、あっさりと罠にはまってしまう。
ドジを踏んだ二人は無事、今回の依頼を解決できるのか?
デコボココンビが織りなす、非常にささやかな物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 14:00:00
11948文字
会話率:54%
「――くっ、殺せ!」
女騎士を下したオークの戦士オーマイガは思う。
(またか……)
女騎士と戦い追い詰めるといつもこうだ。襲われるから撃退しているだけで、別に命なんて欲しくない。
とりあえず金になる物をもらおうとすると、女騎士
は騒ぎ出す。これもいつものことだ。
「や、やめろぉ! 私を手込めにする気か!?」
うんざりしつつも鎧を回収するため、女騎士のとめ具に手をかけるオーマイガ。そして、顔を紅潮させ身もだえる女騎士。
そんなやり取りをしている時――
◆
――がさっ
草むらから小柄な少年が現れた。
「「「あっ……」」」
気まずい沈黙。オーマイガは、面倒ながらも少年にこん棒を振りかぶった。
そして少年――ネルは叫ぶ。
「待ってください! 僕はあなたの味方です! “取引”をしませんか!?」
ネルは“くっころ”をこよなく愛する者――“くっころ”商会の会長だった。
オーマイガはネルから、“くっころ”を集めた夢の島――“くっころ島”を作るための、ある取引を持ち掛けられる。
――これは、“くっころ”をこよなく愛する紳士淑女の諸君に向けた、ハートフル“くっころ”ストーリーとなります。
※不定期投稿となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-29 09:05:31
73828文字
会話率:51%
海辺の家に住んでいる凪は、夏休みも1人で過ごしていた。両親は仕事で、友達は旅行中。
いつものことだ。慣れている。
今日も1人で昼食を食べ、もはや日課になったシーグラス拾いに出掛けた。
そこで見つけたのは、シーグラスでも貝殻でもない
、美しい人魚だった。
※pixivに投稿したものを修正しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 20:33:50
5327文字
会話率:49%
異世界に転生した男がいちゃったりする。まあ、いつものことだ。帝国は強くて転生者も強い、そして彼らも強くて無敵!王国の転生者になんて負けないぞ。
最終更新:2020-03-23 12:07:02
3444文字
会話率:45%
俺がこの高校に転校してから、まだ一か月しかたっていない。
安息の日々は一か月しかもたなかったということだ。
彼女が転校してきたということは、遠からずあいつらも転校してくるのだろう。
いつものことだ。
(――本文より)
最終更新:2019-03-13 23:26:06
4135文字
会話率:27%
「時を走りなさい。花を愛でなさい。魔に追いつかれないように」
真っ白な塔の中。彼は目の前に浮かぶ彼女を見上げる。
純白のローブを着けている彼女の後ろからは差し込む光は強く、彼女の表情を垣間見ることはできない。
だが、それもいつものこ
とだ。
銀の髪が、優雅になびく。
「時を走りなさい。花を愛でなさい。魔に追いつかれないように」
毎夜現れる彼女。毎夜紡がれる不思議な言葉。
彼はその言葉しか聞いたことがない。しかし、その意味を知ることはできなかった。
だから、彼は決めたのだ。塔を目指すと。
※本作は「THE TOWER OF PRINCESS」の二次創作になります。筆者はゲームをプレイしていませんので、公式から得られる情報と想像で補います。ちなみに初投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-02 06:00:00
6965文字
会話率:28%
ポエムなのか短編なのかよくわからないもの。
あえていうなら独白かな。
ちょっと(?)人とは違った少女のモノローグ。
とりあえず3編は書けてるので一気に投稿するけどこれ以降続くかは不明。
とりあえずもうこれでネタがない…
…思いつくか誰か
からもらったら書くかも。
突発的に書けたものなのでクオリティは気にしないでください。
※これはこのシリーズ共通の前書きです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-19 23:44:03
1611文字
会話率:0%
学校を出るといきなり告白された。背後に立っていたのは近隣の男子校に通う学生だった。どうやら彼は女である真咲を男だと勘違いしていたようで。勘違いされるのはいつものことだ。しかし納得がいかないのも事実である。
最終更新:2013-06-16 11:01:05
2295文字
会話率:43%