人間は社会を円滑に機能させ、自分たちを守るためにルールを作った。
他人の物を盗んではいけない。
他人に暴力をふるってはいけない。
交通規制を遵守しなければならない……
多数のルールを守ることで、我々は平穏な生活を送って
いる。
しかし、予想もつかない異常事態が起こった時。
社会的秩序は崩壊し、ルールを無視する人間が次々に現れるようになる。
例えば死んだ人間がいきなり蘇り、人々を襲い始めたとしたらーーー。
誰もが他人を疑うようになり、暴力や略奪が横行し、パニックに便乗して利益を得ようとする者も出でくるだろう。
では、ルールが崩壊した世界で何を信じればいいのか。
ゾンビ災害下において、いかに逃げ、いかに戦い、いかにして生き延びるか。
「ゾンビが現れるなんて、映画の中だけの話だろう」
そう思う方は、一笑に付してもらってかまわない。
生死がかかった瞬間に迷いたくない。
過酷な状況でも諦めず、最後まで生き延びたい。
そんな覚悟を抱いているなら、この小説を読んで学び、
来るべき時にはぜひとも思い出してほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-18 20:37:54
5435文字
会話率:3%