三十路半ばで独身を謳歌していた公僕・不破 重(ふわ かさね)は翌日のボーナスを楽しみにしていたが、目が覚めると中世ヨーロッパのような異世界で『東の要』と呼ばれる名家・オストベルゲン家の長男になっていた。
こうなったら怒っても仕方ないと新
しい人生を楽しむことにしたが、そこは隣国の侵攻・魔獣の襲撃といった武力闘争が日常の土地だった。
「ちくしょう!俺は絶対に脳筋にならないぞ!」
領土の大半が力任せの脳筋ばかり。そんな中で人材育成、領土運営とを目指していくが、それは後々『猪突王』『飛熊王』とも呼ばれ、『蛮族王』と伝わる立志の始まりだった。
※週1投稿を予定してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-14 12:00:00
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会話率:40%