とある村の外れに、小さく佇む店があった。
その店は、何者であろうと拒まない。
どれほど人を顧みない、そんな人間でも。
取り返しのつかないほど大きな罪を起こした、大犯罪者でも。
果てには、人間でなくとも。
そしてそこで働く、1人の少年がいた。
その少年は、とても働くような年齢ではなく、少女のような見た目をした少年だった。
彼の名前はテダニア。男らしくなるという小さな願望を抱ながら、両親が“遺”した店、『カートラル』を継ぐ、小さな男の娘。
これは、そんな彼の、日常の話。
そんな彼の、非日常の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 00:00:00
1002文字
会話率:9%
自他共に認める天下の美少女早乙女彩(さおとめあや)は容姿端麗スポーツ万能、しかし性格はきつめのお嬢様。
自分に自信があり、常に周囲を振り回す。そんな彼女が退屈な時間を潰すために新たな出会いを求めて?
「よし決めた。俺はお前を全力で飽きさせ
ないように努力する。絶対に飽きさせないようにしてやる。だから、さ。よければ……。」
設けられた期限は一か月。彼女たちのどこかずれている青春物語……。
(権力と愛と威厳を問う物語……にしたいけど基本ほのぼのした日常です。稀に混ざるかもですが。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 18:00:00
92078文字
会話率:54%
古より続く忍の家に生まれ、幼い頃より忍の教えを受け、忍としてのあらゆる才に優れながら忍者を嫌う少年、栂櫛刃。
隠れ里を出て、一切のしがらみから解放され普通(?)の高校生としての生活を送る刃だったが、その身の上のせいか、彼の日常には今日も
非日常が忍び寄る。
ようやく手に入れた普通の日々を守るため、今日も嫌々ながら(時にはノリノリで)忍の術を振るう彼を、人はこう呼ぶ。
現代に生きる忍者、と。
そして、彼はこう語る――
「だから、俺は忍者じゃねぇっつってんだろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 00:12:58
69041文字
会話率:33%