古より続く忍の家に生まれ、幼い頃より忍の教えを受け、忍としてのあらゆる才に優れながら忍者を嫌う少年、栂櫛刃。
隠れ里を出て、一切のしがらみから解放され普通(?)の高校生としての生活を送る刃だったが、その身の上のせいか、彼の日常には今日も
非日常が忍び寄る。
ようやく手に入れた普通の日々を守るため、今日も嫌々ながら(時にはノリノリで)忍の術を振るう彼を、人はこう呼ぶ。
現代に生きる忍者、と。
そして、彼はこう語る――
「だから、俺は忍者じゃねぇっつってんだろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-30 00:12:58
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会話率:33%