中学三年の井上かのんは、ジャズ奏者の樹生を父に持つ明るい少女。音楽とは無縁の生活を送っていたが、ある日、父の親友と名乗るピアニストの伊織高臣が現れてから、彼らの温かくも平凡な家庭に僅かなひびが入ってゆく。
ピアノ講師の母、美沙子と樹生、そし
て高臣らの間に何があったのか。
音大生であった彼らの過去と現在が複雑に絡み合い、その波はかのんを飲み込んでゆく。
モーリス=ラヴェルの佳曲『クープランの墓』が流れる中、かのんは自らの未来と、すべての大人たちを救うために歩き始める。
青春クラシック音楽小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-16 13:55:34
248文字
会話率:0%
長年家父長として家のことを取り仕切っていた祖父が亡くなったのは、私が19歳の冬のことだった。まだ六十七歳になった矢先の急死だった。あわただしく葬儀を終えた後、祖父の遺骨を納めるために、私たちは墓地への道を歩んでいた…
最終更新:2010-06-13 22:23:54
1060文字
会話率:0%
私は墓の前に立ちつくしていた。三年前のこの日、私は死んだのだ。今日は私の三回目の命日なのだった。
しかし、今の私は、この場にいる私は生きている。生きているのだ。しかし、それは私ではない。ここにいる私はもはや別の人格なのだ…
最終更新:2010-06-13 22:19:06
3567文字
会話率:15%
物語は、ここではないどこかから始まった。
ここではないから、理も違う。理も違うから、おかしく見える。
だからこれは、おかしな物語だ。
「人形?」
「そっ。ちょっとした骨董品。音梨さんの、知り合いがくれたんだそうだ」
軽い言葉とともに手渡さ
れたそれは、人形。小さなゴシックドレスを身にまとう、人にそっくりな少女人形。
《死に巻かれた》その人形から、全ては幕を開ける。始まる奇妙な出来事、増えていくおかしな人間、おかしくなっていく世界。
その中心には、その人形があった。
小さな人形をめぐって、物語は幕を開ける。その先にある結末は喜劇か、あるいは悲劇なのだろうか……
木村 瑠璃人、田村 由良、よづは×綿墓 音、四人で織り成すコラボレーション、開幕。
(よづはの『hollow』→http://ncode.syosetu.com/n9597k/)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-09 12:48:02
18858文字
会話率:36%
弟の墓参りへ行くと、弟が生前お付き合いしていた女の子と会った。彼女はどうして、今もここへ来てくれるのだろう?
最終更新:2010-05-26 17:37:46
1611文字
会話率:49%
少し危うげな少女と、3匹の猛獣達の逃避行。
最終更新:2010-05-26 02:13:15
567文字
会話率:0%
「お花屋さんになる!」と宣言した今は亡き妹との思い出を振り返りながら、僕は長い階段を昇って彼女のお墓へと向かうのだった。
最終更新:2010-05-20 22:57:38
1526文字
会話率:21%
見定める瓦礫の大地。
揺れ動く机上の理想。
あの力強い北欧の魔人のように、逆行してやる。
灰人になろうとも。
キーワード:
最終更新:2010-05-17 23:57:37
300文字
会話率:0%
切なさに潰れそうになりながら、誰かの名を呼んで目が覚めた-----
夢の終焉と同時に訪れた大規模地震に目を覚まさせられた桐生藍羅の日常は、この朝を境に大きく動き始める。
暮らす街で起きた殺人事件。眠りに落ちるたびに見る予知夢のようなも
の。眠っているつもりで幽体離脱してしまっていた先で出会った美しい、鬼。
夏翔と名乗ったこの鬼との出会いによって藍羅は、遠い昔に栄え、そして平安のころ滅びた龍の一族の生まれ変わりと、生まれ変わった龍の一族を幌墓参とする鬼の一族との戦いに巻き込まれていく。
龍の一族はなぜ滅びたのか。家族だと友人だと思っていた人たちと藍羅との隠された因縁とは。
そして夏翔は藍羅にとってどんな存在になっていくのか・・・・
現代を舞台にした、陰陽道の考え方を取り入れたファンタジーです。
是非ご覧下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-10 04:42:25
6103文字
会話率:36%
祖父を亡くした貴族の少年リヒトは,かつてはよく訪れていた館の墓地に行けなくなってしまった。なぜそうなってしまったのか,自分の心がわからなくなったリヒトは,級友のユウナに問われるままにその悩みを打ち明ける……。
最終更新:2010-03-26 20:09:33
3481文字
会話率:0%
ようこそ。ここは楽しい所。
最終更新:2010-03-14 21:15:39
493文字
会話率:30%
墓。その恐怖。荒筋はどうも苦手なので割愛させていただこうと思いますが、一つだけ言わせて頂くと、ただ単に怖い話ではないはずです。あなたも…。
最終更新:2010-03-14 14:13:17
962文字
会話率:27%
墓参りから始まった新しい道。そこでした約束。
約束を護れるのか。
最終更新:2010-03-08 19:52:16
13576文字
会話率:58%
恐ろしさと美しさは表裏一体。
暴力こそ繊細。
痛みは、快感。
気軽に読めるホラーではありません。
恐い話が苦手な方は読まないでください。
一生のトラウマになります。
最終更新:2010-02-16 12:35:08
3121文字
会話率:0%
死体の降る街に住む少女のはなしです。
最終更新:2010-02-12 15:47:21
2544文字
会話率:28%
これはあとがき。ただのあとがき。
最終更新:2010-01-02 00:16:44
12550文字
会話率:3%
ほらほら、ホラー・カムズ・ヒア。
2010/1/10 タイトルを変更しました。
最終更新:2009-12-24 09:51:54
5317文字
会話率:9%
ヒカリノゲームとは強い光を負けた人の目に当て、失明させるという残酷な遊びで、ヤミノゲームとは夜の墓場で肝試しをすることである。品川亮はそれを友達と見ることになった。ねえ、君ならどっちがしたい?
最終更新:2009-12-06 14:16:52
18829文字
会話率:46%
女性は墓の前に立つ。立ち、誓う。
「君たちの物語は、俺が必ず、後世に語り継いでやる」
一人は、騎士団員。
一人は、何でも屋。
一人は、某国の宰相。
これは千年の時を生きた一人の女性を巡って起こる、三人の不思議な物語である
。
完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-27 19:03:14
39410文字
会話率:46%
決して口にすること無く墓場に持ってく想いもある
最終更新:2009-11-16 23:43:23
264文字
会話率:0%
彼は
、間違って埋められた。生きたまま棺に入れられ、
墓に埋葬されたのである。
その中で意識を取り戻し、彼は絶望しかけた。だが、きっと誰かが気付いてくれるのではと、それまで狂気してはならないと、彼は墓の中で壁に日記を書き記していく。
紀
元前。
王子カベルは、己の墓の中で助けを待ち、必死に生き続ける……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-10 02:09:37
4137文字
会話率:8%