幼少の頃から器用な俺は、大抵の事ならなんでも出来た。
戦闘、魔術、剣術、銃術、回復術……。
人から習う事であれば、模倣する事は容易に出来た。
その中でも特筆すべき能力は回復術、そして光魔法の行使。
パーティに一人は必須と言われる回復職
。その中でも光魔法の行使が出来るものは限られる。
何故なら、光魔法の行使を行えるようになるには聖堂に祈りを捧げシスターとなる。それからの日々は能力の開花を待つ他はない。
だが、稀に初めから光魔法を行使出来る者がいる。
それが、たまたま俺だった。
俺はアストのパーティで長い間回復職を担い、仲間達と共に前人未踏である、アルケーの塔第五層へと踏み込んだ。
そしてこの第五層で俺たちはこの世ならざるモノと対峙してしまう。
今までのような回復頼みの戦闘パターンではもう、突破はできない。俺は撤退を申し出た。
「回復職のお前が俺に指図するんじゃねぇ」
そう言って傷ついていく仲間達。
次第に俺は、命の選択に迫られる。
俺は結局パーティを護りきることが出来ずに、目の前では仲間が死に、撤退を申し出た事に激昴したアストに足元を崩された。
崩れかける足場を掴むがアストに反した俺は、他の仲間たちから軽蔑の目で送り出され、奈落へ落ちた。
俺は生涯、あの目を忘れることは無いだろう。
※数十分でサクッと読めます!
隙間時間などに是非!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 21:53:17
14882文字
会話率:30%
人間の心は陰と陽が混ざり合って出来ている。しかし"それら"は違う。
心に二つの様相を示すことは無い。陽の心を持つ妖(者)は動物の形を成して生まれ
陰の心を持つ妖(者)は人の形を成して生まれる。それはまるで自然な形を模倣す
るように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 22:51:37
1196文字
会話率:45%
石狩直人は17歳の若さでこの世を去った
高校で先輩や同級生、後輩からのいじめに耐えきれず自殺した。
これでもう苦しむことは無い。そう思っていた。
だが死後に彼を待ち受けるのは想像を絶する光景だった
「どうか!天国に!」
「俺は悪いことし
てねぇ!」
「地獄に…行かせてください」
天国と地獄の「分かれ道」
彼はここに来る人達に判断を下さなければいけない
彼の判断により天国に行くか地獄に行くかが決まる。
私情を挟んだ判断をすれば彼の魂は消されるらしい
大切な人 友人 恨んでいた相手が来た時
彼は適切な判断を下せるのだろうか
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-12 17:10:17
903文字
会話率:28%
ニュア、君は僕にとってかけがえのないものだけど、怖かったんだ。自分を見失ったこと、魔法を知ってしまって普通には生きられなくなったこと、そして君が生き返ってしまったこと、全てが僕にとって大切で純粋によかったと思える。でも一度色がついたものは
白紙には戻らない。どんなに消しても戻ることは無い。それでも、純粋で生きていく君を僕は追いかけていた。そんな僕の不思議な旅路の軌跡だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 22:05:10
37594文字
会話率:52%
多分これを読んでも、あなたが救われることは無いだろうけど。
これを読んでこんな奴もいるんだなって思ってくれたら私は嬉しいなって。
最終更新:2020-04-26 00:48:28
2434文字
会話率:0%
世間一般的な高校生、霧島ヒロトはあまりにも変化のない日常に退屈していた。
何かもっと楽しいことは無いんだろうか。
そう考える毎日に、遂に終わりがやってきた。
『異世界に行きたい』
不意に呟いたその言葉が、別世界の神によって気まぐれに叶えら
れてしまったのだ。
突然の出来事に目を白黒させる彼に、その神はこう告げる。
『気まぐれに呼んだお詫びにサポートしてあげるから、このまま異世界に移住してみないか?』
断る理由のない彼はその提案を1つ返事でOKし、その神から異世界で生きていく為のあらゆる術を授与され、まだ見ぬ新天地へと飛び込んだ。
これは剣と魔法の異世界で第二の人生を始めた彼が、少し人見知りな女魔法使いと活発で男勝りな双剣使いの少女、プライドが高すぎるヴァンパイアなど愉快な仲間と共に面白おかしく、時に様々な強敵や困難へと立ち向かっていく冒険譚である。
──────────
毎週日曜の午前0時に投稿致します。
尚、作品内に登場するキャラクターの設定に関しては、各章が完結した後に公開致します。
※こちらの作品は、ハーメルン様の方でも投稿させていただいています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:00:00
97634文字
会話率:30%
荒れた東ノ方市で学校生活を送る牛岡翔。消極的に生きる彼とは反対に、彼の周りではいろいろ起こり続け、自然と巻き込まれていく今日この頃。時間の経過とともに、今までの日常が亡くなることを理解していながらも、自ら動くことは無い。
自称:怠惰の化身。
努力を嫌い、生を嫌い、ただただ時の流れを感じ、時間をドブに捨てている。行動をとるときも感情的になったときのみで、無こそ彼のニュートラル。
彼は自らは動かない。ただ周りが動くから、それに伴って行動するだけ。そんな人に対して、周りと呼べるものが消えていくと、果たしてどうなるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-24 02:41:31
89377文字
会話率:62%
私の気持ちを吐露しただけです。
最終更新:2020-04-21 22:05:51
813文字
会話率:0%
滝宮琉悟(たきみやりゅうご)の通う高校には
学年一の美少女がいる。
透き通るような銀色の髪、おしとやかで愛想もよく、天使のような可憐な笑顔を見せる彼女ー藍原美穂(あいはらみほ)と、
クラスでは陽キャの仮面を被っているがその実、女性経験皆無
のアニメゲームオタクの琉悟は深く関わることは無いと思っていた。
「私の飼い主になってよ」
「は?」
なんと隣の部屋に住んでいて、鍵を無くして途方に暮れている美穂に晩御飯を振舞ったのがきっかけで、まさかのペットにしてくれ宣言!!
学校では完璧美少女だが、実は女子力皆無な美穂に料理を振舞ったり、お互いの境遇、裏の顔を知るうちに少しずつ打ち解けていく二人、
なかなか素直になれない2人がゆっくりと愛を紡いでいく、そんなお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 19:25:38
2102文字
会話率:53%
えっ、私、前世でプレイしていた乙女ゲームの登場すらしないモブに転生しちゃったの?
なら、全然の知識を活かして攻略対象とお近づきに……いいえ、私がお近づきになりたいのは彼らではなく、ヒロインと彼らの恋路を邪魔していた、そして私の前世からの最推
しであった、悪役令嬢様なのであります!!
作中では最終的に破滅するはずの彼女────なんとしても阻止せねば。
と、思っていたのだが。何だか雲行きが怪しい……!?
な、お話です。
能面美少女の王女様系悪役令嬢と転生者で崇拝型限界オタクの忠臣系モブ令嬢のお話です。女性向け百合悪役令嬢ものです(??)
NL要素もあると思いますが主人公が男キャラとくっつくことは無いです。
つたない部分も多いかとは思いますが、生暖かい目で見守って頂ければと思います。
百合初めて書くので正直不安はある。
宜しければ評価、コメントなどお願い致します。また誤字脱字等がありましたら、ご報告頂けますとありがたいです。
カクヨム様にも載せました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-08 10:57:20
8219文字
会話率:30%
人それぞれによって、物の見方は異なってくる。
死という物に対する価値観も皆同じということは無い。
平等なんて存在しない。
結局のところ、最後に笑ってる奴が勝者なんだ、、、
最終更新:2020-03-28 19:00:00
65172文字
会話率:24%
今の政府は八方塞でやけになっているとしかみえない。窮鼠猫をかむ。気をつけるに越したことは無い。
キーワード:
最終更新:2020-03-05 08:19:01
511文字
会話率:19%
「別にこの仕事を誇りに感じたことは無い。……当たり前だろ。人殺しなんて、好きでやってる訳じゃない」
裏の世界で名を馳せていた殺し屋兄妹、アゲハとクロハ。
ある日仲間に裏切られ殺されそうになった所、どこからか声が聞こえ、異世界へと転移す
る。
気がつけばそこは、戦場のド真ん中で……。
武器は銃と、磨き上げてきた暗殺スキル。
アゲハとクロハは、セテルメント国の暗殺者として軍隊に参加し、戦場を駆けていく。
異世界ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-23 19:38:14
27156文字
会話率:39%
学校から脱走してやろう、誰しも子どものころ、一度はそんなことを考えたことは無いだろうか。
中学一年生の私は、同じことを考える仲間とともに、「学校脱走計画」を企てる。
ひとりぼっちが集まった、子どもたちの作戦が、今日もまた、腐った社会に復讐し
ている…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-01 15:32:32
1377文字
会話率:12%
廃れていく日々の中、私は懐かしい街を目指した。もう来ることは無いだろうと思った街を最後に見たくなったのだ。
最終更新:2020-01-30 12:55:34
2413文字
会話率:55%
この世界は才能で決まるクソみたいな世界だ。
そう語る彼女の眼下には燃え盛る王宮と人民の反乱の勝利の雄叫びが上げられていたーーー
これは亡国の錬金術師となった一人の女性と全て失った少年のお話。
また、一人の英雄が生まれる前のお話でもあ
る。
⚠️グロいかもだけど文章力が無いからそんなことは無いかものR15です。
女性(26歳)と王子(12歳)のお話です。おねショタ?そうだけど?性癖に素直に作るので嫌いだったら諦めて下さい。
主人公はイカれてる人なので嫌いになる人も多いかと思いますがその場合も諦めて☆
あ、主人公は無双はしないけど結構強いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 15:04:44
4357文字
会話率:44%
地上に降り人間の行いに悲しむ天使、
地上に上がり人間の行いに楽しむ悪魔、
その心はコインの表裏の様であり交わることは無いが1つである。
そして1つの命として生まれ世界を変えていく。
最終更新:2020-01-03 10:20:07
6276文字
会話率:22%
とあるリンゴ好きの悪魔がそこにいた。悪魔は姿が見えず、彼から行動しない限り、誰にも気づかれることは無い。そんな彼の目の前に、ある少女が現れた。悪魔は気まぐれに川で溺れていた少女を助けた。そして、目覚めた彼女との会話は不思議と奇妙なものだっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-26 01:24:10
3967文字
会話率:48%
中庭で仲良く並ぶ二人の後ろ姿。
その実に絵になる光景を見た時に、思い出した。
人一人分の記憶を。
その記憶から察するに、どうやら、この世界は乙女ゲームの世界っぽい。
その中で俺、“アーノエル・カーソン”は、攻略対象では無いが人気のキャラ
だったらしい。彼を攻略したいと言う声が多くあったが、公式は、“アーノエル・カーソン”が攻略対象になることは無いと発表した。その事で、謎を呼び、様々な妄想が飛び交い、逆に盛り上がった。それが、狙いだったとしたら、当たりである。すごい。
そして、“アーノエル・カーソン”である俺は、俺が攻略対象にはならない理由に、ハッキリと気付いてしまったのだ。
つまりは、そう。
前世で、この乙女ゲームのファンで、それを俺に話しまくっていた俺の妹よ。あれこれ妄想する、逞しい想像力の持ち主であったアレな妹よ。
俺の価値観をぶち壊してくれた妹よ。
喜べ。
お前の勝ちだ。
お前が公式だ!
アーノエルである俺が保証しよう。
これを伝えられないことが、かなり寂しいけど。
……だけどな、お前の妄想と違って、きっとハッピーエンドは来ない。
つまりは、そう、イケメンに転生したからと言って、楽しく過ごせるわけでは無いってことだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-10 12:21:43
44927文字
会話率:14%
―――――どうして、こんな事をしているのだろうか。
七月が終わりを告げて一層暑さが増してくるだろう酷暑の夏、俺は何故か剣道着姿でサッカーのゴールキーパーをしていた。
俺と相対しているサッカー部のクラスメイトは先程の言葉で腸が煮えくり返
りそうな程の敵意をこちらに飛ばしてきていて、太陽光よりも肌に痛みを感じさせる。昔の一時に比べれば大したことは無いのだが慣れたくは無い物で、叶うのならばこんな事を売り言葉に買い言葉でやるんじゃ無かったと時間を三十分前に巻き戻したいと自嘲してしまう。
「名蔵センパーイ!なるべく多くゴール守ってくださいよ!じゃないと普通に負けますからねコレ!」
わらわらと勝負の行方を見守る外野からは、俺がこんな所でこんな事をさせられている理由の元凶が他人事の様に能天気にも応援をしてくる。
本当に、全く―――――。
――――――――――――――――――なんで、こんな事になってしまったのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-10 10:35:32
81990文字
会話率:62%