〜 プロローグ 〜
妖怪の山の麓には霧の湖と呼ばれる、昼になると霧で覆われる湖がある。
その畔に聳え立つ、鮮血のように真紅な館。
それは紅魔館と呼ばれ、悪魔の棲む館として人里の人間
に恐れられていた。
ところが、そんな紅魔館にも食糧用ではない人間がいる。
その人間は女性で、少女と呼べるほどの年齢だ。
その少女は、紅魔館のメイド長を務めている。
なぜ人間である彼女が、悪魔に仕えるメイドになったのか?
これは、そんな彼女の奇妙な物語––––
「私が紅魔館に仕える理由?
––––お嬢様《ヴァンパイア》を殺す為に、決まっているでしょう?」
*注意
本作は東方projectの二次創作です。
キャラ崩壊等が多く存在しますが、寛大な心を持ってご覧頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-08 23:15:26
13044文字
会話率:44%
――私は、誰?
数百年の時を生きる《魔導人形》、アリス・ド・カオス。彼女は過去にある人物から自身のパーツの一部である《眼》を奪われ、その苦しみに耐え続けてきた。そして現代でそんな彼女と出会う少年、渡良瀬錬磨は、友人と呼べる存在がいなく、そ
の日もいつものようにどこかの不良を束で相手にし、一人残らず返り討ちにし、そして自宅に向い、いつの間にか自室にいた彼女と出会う。彼女はそんな彼に契約するように話を持ち掛ける。彼は初めは断固として断る。しかしその後、強烈な目眩に襲われ、ある夢を見る。その夢の中には二人の少女の姿があり、一人は見知らぬ少女で顔に手を当て、もう一人は地面に膝をつくアリスの姿だった。彼はもう一人の少女がその場から離れて行った事を確認してからアリスの傍へと駆け寄り、その姿を目撃してしまう。それは鮮血で染まる開ききった瞼ともう片方の目から涙を流す彼女の姿だった。彼はその姿を目の当たりにし、そして目醒め、例え話と確認、そして決意を固め、彼女とその、契約と称した口づけを交わし、様々な世界へ向かう事となった。その目的はただ一つ。彼女が奪われた、その《眼》を取り戻す為だ。
幾つもの世界へと足を運び、そこで彼らと出会う幾人もの刺客でる『選ばれし器を試す者』の存在とその人物達が背負う過去、その人物達との残酷な殺し合い。互いが互いの思いを胸に秘め、その旅は幾日も過ぎていき、やがて決戦の時は訪れる。
彼らが倒すべきその黒幕との一戦と、彼があの日見た夢、その全てが交差し、彼らの長い旅に終止符が打たれる。
――ありがとうアリス。キミに出会えて、本当によかった……大好きだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-12 13:00:00
52523文字
会話率:48%
踊れクズども散れ鮮血よ。
坩堝の中で醜く蠢け。
火遊び過ぎるとカラスが吠える。
時代遅れのジョブキラー。
彼の金星数知れず。
銀鱗躍動快刀乱麻。
彼に並ぶ腕利きおらず。
されど弱点ただ一つ。
喧しきことカラスの如し。
故に生まれた笑止な噂。
その殺し屋は黙ると死ぬぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 23:41:17
110453文字
会話率:48%
それは蒸し暑い夏の日のこと。
閉鎖されたテーマパークの片隅で、俺は一世一代の決断をすることになった。
手にしたバールをフルスイング。
見事、女の後頭部に直撃。鈍い感触、飛び散る鮮血。
そして、俺は殺人者と――ならなかった。
最終更新:2017-07-30 00:06:56
4079文字
会話率:32%
災厄と戦の女神メアリーに、死ぬまで戦い続けるという呪いをかけられたコンの生活は、争いだらけだった。
「拳のコン」という渾名の拳法使い、コン・ドラグードは、山では山賊に、町ではやくざ者に、寝る時でさえどこかの御曹司を狙った刺客に間違えられて
命を狙われる。
そんなある時、ひょんなことから熊退治をするはめになったコンは、昼も夜も山を歩く猟師アルージにつれられ、ガルトン山に入る。
そこで人を襲う凶暴な巨熊(イグナロ)と戦い、初めて会う野生の獣にも関わらず、懐かしい面差しをコンは見た。
巨熊(イグナロ)の正体を見破った彼は、猟師たちよりも先に巨熊(イグナロ)に会うために、メアリーを連れて山に入る。「凶暴な野生の熊に遭遇する」という災厄を受けるためにメアリーが能力を使役すると、コンは巨熊(イグナロ)と対峙した。
巨熊(イグナロ)を、かつて同じ道場で技を競ったリエルだと断定する彼は、必死に呼びかけ、問いかけた。すると正気を取り戻したリエルは、相手がコンであることを知る。
しかし運悪く、猟師のアルージが巨熊(イグナロ)のリエルを撃ってしまい、彼は鮮血をふりまき倒れてしまう。
最後に、本来の姿に戻ったリエルを前にしてコンは意識を失った。
リエルが話しかける夢を見たコンは再び彼と会えることを信じて、メアリーとともに町を出て、武者修行の旅を続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 17:17:47
22420文字
会話率:38%
時は正化30年、春。むせかえるような鉄の臭い。耳をつんざく悲鳴。目を覆いたくなるような光景。まだ生温かい体に鮮血。これからも平凡に続くかと思われた彼の人生は、最低で最悪で最凶で……絶望的な結末を迎えた。
何かが狂ったこの日本で、「スータブル
」と「イルマ」の戦いの火蓋が今切って落とされた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 21:25:41
11437文字
会話率:53%
世界最終の勝負のため、ここに来た――。
黒髪ストレートにグレーのスカート、154㎝の身長。全寮制の男子校にやってきた転校生は、女子よりも細くて小さな赤司。人の幸せを願い、自らは破滅の道を行こうとする彼に、一見平和だった学園は徐々に騒乱へ
と誘われていく。死に偏った赤司の思考は、誰を救うことができるのか。
この話は誰よりも幸せになりたかった少年の、絶望と優しさの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-26 23:00:00
29210文字
会話率:61%
かつて、鮮血の(ブラッド)死神(リッパー)として恐れられた赤道玲のマフィア時代を語る
最終更新:2017-05-24 16:51:04
500文字
会話率:78%
主要人物紹介
・佐倉桜
本作のメインヒロイン。マカロン帝国の選抜部隊Bの隊員。鮮血のような真っ赤で身長よりも長い赤髪ロングへアのスタイルが良い美女。
・伊集院玉子
本作のもう一人のヒロイン。マカロン帝国の選抜部隊Bの隊員。スタイル
抜群で、巨乳と言うよりも爆乳の豊かな胸を持ち、黒髪ロングヘアの美女。
・満天ひろし
マカロン帝国の選抜部隊Bの隊員。小柄で女性的な美青年。
・永沢光彦
マカロン帝国の選抜部隊Bの副隊長。非常に頭が切れる優男。
・五郎丸五郎
本作の主人公。マカロン帝国の選抜部隊Bの隊長。
本作は架空のカードゲームによって行われる戦争を描いた作品。
舞台は地球。地球は今4つの国々でできており、その内三つの国は戦争中の三つ巴状態で、それら三つの国々が覇権争いをしており、3強1弱状態で地球は実質3つの国で構成されていると言っても過言ではない。
4つの国は、巨大な列島のマカロン帝国、大きな大陸のアヒージョ合衆国、マカロン帝国とアヒージョ合衆国の中間くらいの大きさの大陸のペペロンチーノ王国。そして、小さな諸島のマルゲリータ帝国である。マルゲリータ帝国は永世中立国で戦争には参加していない。マカロン帝国、アヒージョ合衆国、ペペロンチーノ王国の3ヵ国で三竦みの世界大戦を繰り広げているのである。
この星で決められている国際法では、戦争での人を殺す事・戦争で兵器を使う事が禁止されており、3ヵ国が繰り広げている戦争は全て「チケットモンスターズ」と呼ばれる一騎打ちのカードゲームで行われている。
※他のサイトにも重複投稿していく予定です。
重複投稿する度に随時重複先のサイト名を追加します。
以下転載しているサイト名です。
・ハーメルン
・アルカディア
・のべぷろ
・エブリスタ
・電気ノベル
・カクヨム
・アルファポリス
・taskey
・星空文庫折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-08 20:46:07
90462文字
会話率:69%
幽霊の様に影を薄く殺して現代社会に生きる少女は長年、偏食に苦しむ日々を送っていた。
居心地の悪い日常、希望と未来には無縁で溜まらなく不幸が積雪した人生。
悪戯な偶然が少女を、恋に快楽に導く。
しかし健全とは遠く離れた歪んだ愛を知る彼女は
幸せと言えるのだろうか?
それでも神に近しい存在は彼女を見守り笑みを浮かべて居る。
生きる事の意味、存在する理由、私とは何か?人間とは何か?あなたとは何か?
少女はつぶやく。
「魂の味の覚えは子宮の意識の目覚め、生の肯定、私の肯定、あなたの肯定。」
どの様な現実にも捨てきれない意味がある様に少女は物語を駆け抜ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-15 07:06:47
10113文字
会話率:2%
優秀な大学に通いそれなりに美貌の女子大生が就活に苦しんでいる。毎日届くのは不合格通知。夢も希望を失った彼女が選んだのは自刃だった。
最終更新:2017-04-14 19:32:22
2135文字
会話率:3%
大戦が、新たな技術を生み出した。
それは、兵器として、失敗作だった。決して使われることはなかった。しかし、不慮の事故によって、世に放たれ、人々へ蔓延した。
感染したものは、凶暴な獣に作り変えられてしまった。
人は、それを呪われ
し男“カーズマン”と呼んだ。
カーズマンは、世界を覆った。人類同士の争いは、次第にカーズマンとの闘争へと移行していった。
その数年後、流星の群れが、地上へ降りそそいだ。カーズマンに続き、人類にとって示し合わされたような凶事の連続だったが、これによる被害は、まるでなかった。流星群は、いずれも円柱の形をした巨大物体で、地上へ突き立つのみだった。
人類が、この出来事の意味を模索できるようになるまで、数十年の時間を要した。その間、カーズマンとの戦いが、終わることはなかった。
時を経て、円柱の巨大物体の解析が進んだ。巨大物体には、人知を超えた知識が積載されているようで、その中には、カーズマンに対抗する手段なども含まれていた。
人類は、そこから得た情報を元にして、現状を切り開く武器を作った。
“パージロッド”である。ロッドが放つ光は、カーズマンを焼き殺す。
しかし、この武器には、一つの欠陥があった。娘の鮮血を糧としなければ、効力を得られない。
各国は、少女たちを戦闘員として養成し、クリアラーと呼んで、パージロッドを託した。
やがて、円柱の巨大物体そのものにも、パージロッドと同じ、カーズマンを滅ぼす機能があることを解明。巨大物体を“シャフト”と称して、そこを囲うように要塞を建設した。
カーズマンの発生より、百年。
列島の中央都市へ、カーズマンの大群が進攻するという未曾有の危機が起こる。
その渦中、二人のクリアラーが、それぞれの戦いを繰り広げていた。
新米クリアラーの【真剣子】は、おびただしい数の敵を前にしても恐れなかった。持ち前の意地の強さが、仲間の窮地を救う。彼女は、他のクリアラーとは違い、一風変わった存在で、自分の力を持て余していた。
もう一人のクリアラー【カラクラ】は、“シャフト”を動かせる唯一の人として都市の人々に祭り上げられていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-06 00:33:40
100456文字
会話率:46%
女神アリスにより〈天と地を支える世界・エンジェリンワールド〉に異世界人が招かれるようになって早3年。時には手を取り合い、時には敵対しながら〈天と地を支える世界〉の住人・天地人は異世界人との関係を育んでいた。
これは〈天と地を支える世界〉に
住む、ある少女・デュオの物語である。
彼女は持ち前の膨大な魔力を操りA級冒険者として名を馳せていた。クラン『月下』ではサブマスターとして新人冒険者の『迷惑正義』の後始末をしたり、何故か孤児院の子供たちと一緒に遊んでいた『第3王子』の誘拐事件に巻き込まれたり、様々なトラブルに関わりながら彼女は望む望まないに関わらずこの世界の真実に迫っていくことになる。
※当作品はAlive In World Onlineとクロスオーバーしております。そちらもお読み頂くとより深く楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 20:00:00
740217文字
会話率:35%
シューゼリアン=ジュリエラーナ・ベルンゼット・リズヘル。
祖父が偉人の名前を詰め込んで付けたという長ったるい名前と、魔王の妹という肩書き以外大して特徴の無い魔族、シュゼットには最愛の恋人がいる。
深淵の如く深い黒髪、鮮血のように赤い瞳。
そ
の見るからに魔族なカラーリング、間違いなく近しい種族だと思っていたのに――っ!!
という、オチが見えそうな短編小説です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 19:08:19
5856文字
会話率:32%
高度発展都市・ケスタ。近代科学の象徴といわれるこの町に存在する一つの影。主人公・流石誠は、その町の汚点そのものだった。
※カクヨムで同時連載しています↓
https://kakuyomu.jp/works/117735405488238
2087#author-information折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-14 20:16:51
5212文字
会話率:65%
剣を手に戦う少女たち、人はそれを剣姫と呼んだ。
剣姫養成学園、その名はブレイドヴァルキュリア学園。
剣姫となる少女たちの学ぶこの学校に、今ひとりの男が入学する。
女ばかりの学園で、漢一匹剣を取る。
学園で起こる事件を、剣ひとつで立ち向かう
ソードアクション学園ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-26 03:03:58
317084文字
会話率:35%
人には犯してはならない罪が存在する――――。
2260年に世界を震撼させた『現代の斬裂魔』と呼ばれた殺人鬼が忘れ去られて3年が過ぎた。
世界は正常に回り始める――――はずだった。
仮初めの平和の水面下で行われる、謎のプロジェクト。それは、
血で血を洗い、贖罪を求める罪人達の殺し合い。
そしてそのプロジェクトに参加した『現代の斬裂魔』。
狂気と鮮血に満ちた謎の孤島で起きる、バイオレンスアクション!
初めて書いた作品なので是非暖かい目で見守って下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-29 00:08:30
13023文字
会話率:42%
闇に紛れ、人を喰らう悪魔がいた。
人は悪魔の存在など微塵も知らず、目の前にぶら下がる幸運のみを見て、多くの屍の上で自らの生を謳歌していた。
男は黒のロングコートを風に靡かせ、大振りの片刃剣を夜空に浮かぶ星々の煌めきの下、悪魔を討つ
べく奔らせる。
少女は過去の遺骸と共に明けぬ夜を只々眠る。
女は師の敵を討つべく、朱鎌を鮮血に濡らす。
人は人外の戦いなど微塵も知らぬ。
悪魔は人の幸福など微塵も知らぬ。
悪魔を討つ人外は自分達の幸福なども顧みず、人の幸福のため戦い続けていた。
そして、太古の昔より悪魔を討つべく戦い続けてきた者達は『斬魔』と呼ぶ。又の名を、『闇狩り請負人』と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-19 01:00:00
3728文字
会話率:33%
明確な境界線の向こう側、いつ頃から存在しているのかさえ不透明な、されど確かに息づくモノ。
闇を統べる隣人を、光の恩恵を受ける人間はその総称として妖と呼んだ。
彼らはただそこに存在しているだけ。人間と同じように生きている、だからこそ、自然と築
かれた不可侵の秩序。
しかし、堅牢であるはずの摂理にも時として穴が開く。
人に仇名す妖を狩る者、摩を退ける者、退魔師。
退魔師育成機関の一つである高見家の門前に、銀世界に鮮血の花を咲かせて倒れていた者。
彼女は、この森の外から来た。
その言葉の意味を――――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-10 22:49:42
63689文字
会話率:37%
グループチャットで知り合った優しく何もかも全てが完璧な彼の裏に隠された秘密とは…?
最終更新:2016-09-08 20:00:00
832文字
会話率:0%