主人公・遠野悠介は入学式で学校1の不良に目を付けられて以来、クラス内で腫れ物のような扱いを受けて過ごしていた。しかしそういった人がクラスにいるのが嫌なんだろう、委員長だけはそんな彼を唯一友達として見てくれた。そしてある日、彼女に手紙が届く
。
〝招待状〟――救済を謳ったそれは、複雑な家庭事情によって一人で家計をやりくりしていた委員長の努力を全部否定するようなもので。
だから遠野は感情に任せ、招待状に記されている場所に殴りこんだ。
そこは株式会社タクティクス――招待状の送り主が運営している〝救済〟プログラムが行われている巨大ビル。
「――この手紙を送った人、ですか。それなら、彼も〝ゲーム〟に参加しています」
〝救済〟プログラム――その概要は、〝とあるゲームを行い、成果如何では人生を遊んで暮らせるだけの報酬を約束する〟というものだった。
何の説明にもなっていない気がしたが、そのままビルから出られなくなり、参加を余儀なくされる遠野。
擬似現実空間――意識をバーチャル世界に引きずり込まれる形で始まったそのゲームにクリア条件はなく、説明されたのは唯1つ、
「このゲームで一番大事な要素は、お金なんです」
普段から頭を使わず、直情的で、良い人だと思ったら速効で信じてしまう主人公が、相手との駆け引きで〝金〟を用いたゲームに挑む。
他にも色々な理由参加している人たちがいて、主人公に協力したり妨害したり親密になったり付け狙ったりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-29 23:55:27
100231文字
会話率:43%
時の王は高らかに告げた。
「そなたこそ、黄昏の勇者」
その勇者は、変人で変態だった。未来の妻となった王女が抱きついても、顔を引きつらせてばりっとはがした。そして、自分は女だなどとおかしなことを叫んだ。それだけではなく、自分をかばう聖女
に対して体を確認してみろと迫ったのだ。だが、その聖者曰く彼は悲しい存在なのだ。無理な召還が祟って、後遺症をいくつか受けてしまったらしい。その一つが記憶の混乱であり、そしてもう一つは、異常なほど膨らんだ胸。それは、見ているこっちが痛ましいほど大きく腫れ上がっていた。だがそんな痛みはまったく顔に出さずに、ただただ自分を女と言い張る。美しく、優しく、そして変人な彼がこの世界を救う勇者だった。
「――――――だから私は女だって!」
「大丈夫よ。分かってるから」
「君だけだよ私の理解者は!」
「そうそう。だからもう他の男に胸揉ませたりとかしないでね。うっかり殺っちゃうから」
これはどう見ても女であるのにそう認識されない女勇者と、とある理由から性別を偽っている男の魔女の、奇妙なラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-21 22:41:48
24379文字
会話率:39%
西暦2007年。魔法の存在が公表され、魔法が一般家庭にまで浸透し、魔法が生活にとって無くてはならないものとなった世界。
その世界で魔法を行使する者は須らく『魔法使い』と呼ばれ、その魔法使い達の中でも中学生程度の年齢になる少女たちの事を、
世間では『魔法少女』と呼ばれていた。
しかし魔法が世界での一般常識となるにつれて、その魔法を行使しない一部の者達は、大多数の魔法使いから白眼視され、腫れ物を触るかのような扱いを受けていた。
そんな世界で記者として仕事をしていたラン・ハイウッドは、ある日、そのような差別の往来する中でその『一般人』と共に暮らす一人の魔法使い――元『魔法少女』の女性がいる事をしる。
余程の物好きだと思い興味を抱いたラン・ハイウッドは、その女性の所へと取材に向かうのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-18 22:56:36
14243文字
会話率:63%
周りよりずば抜けた能力というのは、「異常」と呼ばれる。
僕と親友の敬は、超能力を持っている。
そのため、常に周りからは蔑まれ、腫れ物にでも触るかのように接され、僕たちが望む「普通に笑って暮らしたい」という願いは嗤って踏み潰されてきた。
け
れど、なんの皮肉か僕たちはこの能力のおかげで人類滅亡から生き残った。
しかし、この「終わり」は地獄の「始まり」だった。
「神は、どこまで僕らを苦しめるんだよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-31 11:05:14
879文字
会話率:35%
高校を卒業してから早4ヶ月。季節はいつの間にか夏に変わっていた。
最後の最後まで進学も就職も選択する事が出来ずに卒業してしまった幸一《こういち》は、未だ何の目標も見出せないまま、ただ毎日時間だけを費やしていた。
卒業以来一言も言葉を交
わしていないどころか、目も合わせない父親。まるで腫れ物に触れるかのように自分の機嫌ばかりを伺う母親。プー太郎の彼氏なんて恥ずかしいと離れていった彼女。お前は自由で良いよな、と嘯く進学した友人。
その全てから逃れたくて、幸一は一人、昨年亡くなった祖母の、今は空き家となった家へと旅に出る。
そこで、幸一はユキという少女と出会い――折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-10-31 23:00:00
945文字
会話率:20%
そんじゃそこいらの物語なら確実にモブ扱いされるような普通な女子高生:三宅青子
高校では腫れ物扱い当たり前なヤンキーのお手本的な存在男子高生:折原赤斗
そんな二人が周囲を巻き込んで恋愛するようです。
※ラブコメ初挑戦作品
だんだん御託
が億劫になってきました(^p^)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-10 22:07:10
10984文字
会話率:39%
腫れ物に触るように、皆は自分を遠ざけた。殴るでもなく、中傷するでもなく、ただ、優しく、捨て置いた。
キーワード:
最終更新:2010-01-07 08:33:07
1117文字
会話率:10%
以前、電気店に可愛い娘が勤めていました。しかし、その娘の左腕には蚯蚓腫れのリストカットの痕が…。その娘をイメージして書いた詩です。
最終更新:2009-12-09 09:34:39
591文字
会話率:0%
6千年前から数百年おきに誕生する化け物・トリガーロック。
その身体能力は一般人をはるかにこえ、一人で軍隊相手に三日三晩戦えるとも言われている。
生まれる原因も不明。その圧倒的な戦闘力の根源も不明。
すべてが謎に包まれたトリガーロックだが、そ
の力の前で人々は従うしか無かったという。
そうしてどういうわけか何千万分の一という確率でトリガーロックとして育った鳥呀は、人々に化け物として恐れられ、腫れ物のように扱われてきた。
生まれ故郷を奪われ、すべてを破壊された過去を持つ鳥呀は復讐を誓う。
しかしそうしている間にも新たな敵が現れ……!?(という感じの、アクション系のノベルを目指してます。ていうか、作者は中二病?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-30 21:50:40
12124文字
会話率:20%
低い鼻、腫れぼったい両目、弛んだ体、ボサボサの髪。
最終更新:2008-07-29 12:03:21
2018文字
会話率:0%
1月1日_腫れ_だい名「[うで]さん」(ジャンル:冒険日記)
最終更新:2008-02-03 14:30:36
1766文字
会話率:9%
お父さん私がまだ、保育園年長で6歳だった頃…死んじゃった…お母さんは毎日泣いて、目が赤く腫れてた。私は凄く自分を責めて、「ごめんなさい」「私がいけない子だから」なんてずっと思ってた。それから、いい子になろうって決めた。勉強、運動、手伝い、礼
儀全部完璧にやれていた。けど、無理するの段々疲れてきちゃった…でもね私は、夢を決めたの。夢があればそれに向かって進めるでしょ?全部頑張って強く見せなくてもいいって思った。お父さんが居なくなった7年間で、気付いた事や教わった事たくさんあった。皆さんも大切な何かを忘れていませんか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2006-12-03 16:34:39
822文字
会話率:17%