日露間で軍靴の響きが高まり、土方勇志海兵隊少佐は、出征への準備を整えつつあった。旅順港閉塞作戦が失敗したら、海兵隊1個師団で旅順要塞を速やかに攻め落としてくれたまえ、伊東軍令部長は海兵隊にそう命じた。海兵隊は無謀な命令に反発した。日露間で
戦争がはじまり、旅順要塞へ、奉天へと海兵隊は激闘を強いられる。更に周囲は様々な思惑で動き、海兵隊は翻弄される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-20 22:50:09
163970文字
会話率:26%
屋上と言う場所は実に魅力的だ。コンクリートで造られ、窓がなければ一切の光が入らない、硬く冷たい閉塞感を体現したかの様な校舎で唯一、名前を聞いただけでも晴れ晴れとした気分に為れそうな、開放感に満ち溢れた場所でもある。その憧れの場所へと足を踏み
入れるのを拒む様に固く口を閉ざした扉の鍵が壊れていると知った時、有島雅人の心は、正に天にも昇る心地であった。※個人サイトに同じものがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-19 18:53:30
9515文字
会話率:27%
島にある特別な施設で育つエリート学生たち。情報は特に遮断されていないのに、閉塞的な考えを持つ。
そこで育った人間は一生島から出ようとしない。しかしそれはこの島では異常ではない、心は至って健全なのだ。
主人公はコンピュータ好き少年、学校に
登校し、朝礼に出る。すると体育館で毒ガスを撒かれ99%の生徒が死に、生き残った生徒は構内に幽閉された。
生き残った生徒は特に優秀な生徒ばかりで、魔法を使えるものもいれば人間離れした運動神経を持つ者もいる。
大量のセキュリティロボを頭脳プレイでやっつけながら学校の、そしてこの島の謎を解く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-12 20:00:00
66347文字
会話率:74%
空をね、飛べると思ったんだ。
この一言から始まったお題小説。
とある世界のとある国家。戦争によって隣国との国境に巨大な壁が築かれていた。
そんな閉塞的な世界で、鳥を夢見る。そんなお話です。
最終更新:2015-04-30 18:40:28
1256文字
会話率:34%
謎の空間に毎度の事突如閉じ込められる主人公。空間の主の正体は何なのか。現代社会とSFが交ざり合うこの世界。主人公の選択肢が、全てを変えていこうとしている。
弱い奴は弱い奴なりに下から這い上がろう
それを見下し嘲笑う奴は今だけ笑って居ればいい
次に見下されるのは[貴様達]だ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-27 03:13:36
9240文字
会話率:58%
カネの無さが限界を越えている。なぜ働かないのか?
最終更新:2015-04-22 07:45:22
1695文字
会話率:0%
最愛の人と一緒に自殺したいと願い、相関関係の無い不条理で矛盾したパズルを手続き通り解かなければ、目的なる誰にも邪魔されない集団自殺へは至れないという項目を達成すべく、辛い現実を逃避し苦悩しながら何とか自殺を図ろうとする主人公を、愛欲と利権絡
みを背景にした二つの巨大裏組織が追いかけ、熾烈なる死闘を繰り広げるのだが、この巨大組織の者達も次々とパズルの集団自殺の不条理に巻き込まれ行く…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-02 21:01:15
113343文字
会話率:41%
広大な山岳地帯のいずこかに、大陸中の信仰をあつめる<聖域>は在るという。
しかし、その在り処を知る者はない。
山脈に住まい、「人の心を読む」という民のみが、その地へ誘うと伝えられている。
今、かの地は東西両国がその覇権を主張し、戦
乱の舞台となっていた。
青年リエルは、山脈の血統でありながら、戦災孤児として東の帝国で育つ。
日々己の出自に目を背けるように生きながら、事務職をしていたなりゆきで、軍の特務部隊長であるアーゴと知り合う。
だが、四年足らずの後、彼が自殺したことを知る。
その死を信じきれないリエルは、何かに急きたてられるように、まだ見ぬ故郷の山脈へと向かう。
一方、アーゴの妹アーナは、十年以上顔を合わせなかった兄の遺品の内に、宛先不明の手紙の一部を見つける。その「相手の女」を探すため、彼女もまたリエルの後を追った。
二人は、それぞれに、アーゴの足跡を辿ろうとする。
彼らが、軍の山間拠点で出会うのは――
アーゴの部隊に所属していた少年エックス、西国の脱走兵の女ナヤ、熟練の工兵ハル。同僚の女テセ、軍医のカーディ、新任のコール。そして娼婦シャーリット。
閉塞した拠点での人間関係、西国の手先として利用される山脈の民の噂――過去と現在、人と己を結ぶ力に覚醒しつつあるリエルは、故郷で何を目の当たりにするか。
そして、アーゴは何を知り、何を求め、何故死んだのか。
彼を愛し憎んだ人々は、その胸の内に何を抱くか。
奇妙なれども、人はその生を歩きつづける。
舞台紹介/独自の産業革命の波にさらされつつある東の帝国と、<聖域>を奉ずる宗教を重んじる西国。
両国の境界には、<聖域>を擁する広大な山岳地帯がある。
戦場での主な武器は小銃。状況・得意によりナイフや体術、爆薬なども用いられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-20 21:23:16
5536文字
会話率:13%
思い付きの詩というよりも寧ろ、黒歴史確定の駄文。
最終更新:2014-10-07 22:10:04
333文字
会話率:0%
ジャポという国の話です。
長い歴史のあるこの国ですが、さまざまな問題があって、閉塞感を抱えています。
この国の歴史的な概要と労働力不足の問題について、語り部が語っていきます。
最終更新:2014-08-20 19:10:50
3979文字
会話率:0%
-「あなたのSFコンテスト」参加作品-
街。閉鎖された世界。共に生きていきた世界。閉塞感を感じる空間。
少しだけファンタジーで、そんなふつうな物語。
カクヨムにも投稿。
最終更新:2014-07-27 00:00:00
5034文字
会話率:13%
母が父に殺されるのを見たアスカは、その父に捨てられ、グラビアアイドルとなる。アスカはそこで大人たちに失望する。同い年の少年、シンジに出会うと、彼女は彼と、彼の友人らと共に『飛鳥』を結成する。
アスカは、絶対的正義のもとに、正義に反する大人た
ちの掃討を誓う。
「飛鳥」の行動が活発になるにつれ、「飛鳥」のリーダー、そしてその容姿や、正義による発言で、アスカはスターとなっていく。
閉塞された地域の中で奴隷化された子供たちの反撃の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-08 22:41:23
8902文字
会話率:35%
私はこの閉塞された世界に生まれきた。
A地区その中で私は一つの願いを持っている。その願いを叶えたい。そしてそれを叶える希望を私は見つけ出すことができるのか。
そしてその先には何があるのか。
現在休載中。
最終更新:2014-02-01 20:59:04
18379文字
会話率:2%
ホッキョクグマは、流氷の上から海面に落ちてしまうとなかなか氷の上に戻れないらしい。這い上がろうとしても自らの身体が氷面を壊してしまうのだ。
地表はひどいブリザードに見舞われている。
私はいつか観たホッキョクグマのドキュメンタリーをぼんやり
思い浮かべながら
クレバスの底から地上の光を見上げていた。
—作者のつれづれなる雑記、詩集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-31 01:21:56
4012文字
会話率:2%
地方の公立高校には珍しいアメリカンフットボール部を舞台にした青春小説である。約30年前、青空高校のサッカー部の1年生「うし」と「どろさん」を中心に、アメリカンフットボール部(最初は同好会)が旗揚げされた。動機は単純「かっこいいことしてみたい
」
ワル仲間を募り、学生時代にフットボールの選手だったという顧問の鬼塚先生を得て、連中はひたむきに練習に打ち込む。初めての練習試合では、当時日本一だった関西学院大高等部に120対0という大敗を喫したものの、翌年には60対7と詰め寄る。そして、創部から2年後には見事関西大会出場を果たすことになる。その間には中だるみもあり、一時は解散の危機に直面する。また受験という壁も立ちはだかる。しかし、鬼塚先生の揺るぎない信念と、キャプテンである「うし」の一途さが部員を結びつけて、創部2年での関西大会出場という快挙を成し遂げた。最後の檜舞台では、実力を発揮できないまま終わるが、連中は、この部活動を通じて生涯続く心の糧を得ていく。
閉塞感が蔓延し、若者が「生きている実感」を得られないまま、凶悪犯罪の低年齢化や、生きていくすべを知らないまま大人になるものが多く出ている現在である。本作品は、部員と顧問が一丸となって、片田舎で大きな夢を実現した過程を若者に示すことにより、多少なりとも若者が現在を生きていく上での助けになればと書き上げたものである。作品全体を通じて、主人公の「うし」
に対して語られる先生の言葉を通して生き方の、あるいはリーダーとなるべき者のあるべき姿を示唆している。
特に小学校時代の担任の先生のリーダーの役割についての諭を前向きに受けとめつつ、キャプテンの「うし」が単調な練習をいやがる部員との軋轢に対処するくだりや、鬼塚先生が、練習を怠けた部員に対して社会に出てからのために今の苦労があると諭す場面に、生き方の多くが示されている。
スポーツを通して心身ともに伸びゆく若者を描き、生きる上で大切
な心構えを押し付けがましくなく、表現したくて書いた作品である。
以前「まぐまぐ」に連載していた小説のリメイク版である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-31 18:02:57
71165文字
会話率:24%
少年は、日々の学校生活に息の詰まるような閉塞感を抱いていた。教師や同級生はもちろん、頭上を覆う青い空ですら彼にとって抑圧の要因だった。その日、学校を早退した彼は、帰り道に植生している矮小な植物たちに鬱憤の対象を投影し、それらを破壊すること
で憤りを静めていた。その行為に熱中していると、いつの間にか雑木林に迷い込み、やがて彼は金網に保護された緑地帯の前に行き着く。そこを金網越しに眺める彼に激しい嫉妬と羨望が襲い掛かり、金網を越えてその地に渡ろうとしたが、緑地を管理する老人に阻まれて侵入を断念した。彼は再び閉塞的な街の帰途につく。駅前を行き交う多くの人々の軌道には法則性はないが、その人々もこの世界にいる限り拘束を余儀なくされている。自分もそうなってしまう未来を予測した彼は、駅に隣接するスーパーマーケットに逃げ込む。そしてそこで万引きをしたことで、彼は閉塞感を打ち破る端緒を掴み、再び緑地へと駆け出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-28 17:03:59
15600文字
会話率:10%
日本での忍び道中で金魚すくいをしたルーシー。煌びやかな閉塞感の中で、彼女の意識がたゆたう先は…。
最終更新:2013-12-23 21:02:47
3206文字
会話率:33%
春の日差しと、どら焼き、紙、鉛筆、そして少しの諦めがあれば、十五分くらい、川や空を見ていることもできるはず。
最終更新:2012-02-29 23:40:06
3878文字
会話率:57%
親の顔を知らずに育ってきた比佐志粋人は、ある日一本の電話を受け取る。
その電話が告げるがままに赴いた先で、見つけてしまった死体──それがきっかけとなるように、彼の望む平凡な生活は打ち砕かれた。
粋人はニンギアルなる、世界中から人として超越し
ている人間たちが集められたアパートメントに住むことになり、やがてそこで事件が起こる──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-20 18:50:39
154377文字
会話率:53%
魔王シュナイゼル。彼は人から同胞たちを守るために、世界を閉ざし、人を閉じ込め、一人戦った。そして勇者に敗れた。
魔王の命が尽きるその時、魔王は死を受け入れていた。
彼は自分のした事を後悔などしていない、死を恐れていない。
彼の仲間に大切なも
のを奪われた聖女ティアはそれが許せなかった。生きて償わせる。そのために彼女は魔王を連れ去り消え去った。
それから長い月日が流れた。
勇者は国をつくり、王となった。この新たな国は全てが順調ではなかった。月日がたち、勇者の名はかすみ貧困に、閉塞感を打破できるものを持っていなかった。
そんなある日、この国のお城に。王女であるニーナに合わせてくれと少年が訪れる。
ニーナは彼を見て理解した。彼が自分の一番の親友であるティアの子供であると、そして魔王ルの子供であると。
ニーナはシオンからティアの受け取ったそこに書かれていたのは彼女の謝罪と生きた記録
そしてシオンの事を守ってほしいと。
親友の願いを聞き届けたニーナはシオンを全力で守っていくことを決める。
純真無垢な彼には魔王の面影はどこにもない、ただ優しいだけの少年。
ニーナは彼と時間を一緒に過ごす中で、女王としての役割を果たすために、捨てざるえなかった大切なものを取り戻す。自分の息子に出来なかった事をシオンにしてあげたい。勇者の心は既にニーナにはなく、息子もまた、自分の母親に対して無関心だ。シオンはそんな壊れた絆を取り戻そうと奔走する。
しかしその過程で、シオンの正体が勇者にばれてしまう。勇者は、その義務を果たすために、シオンに、愛すべき妻に刃を向ける。シオンとの出会いで、戦う事ではなく、言葉で勇者にかつての自分を取り戻させようとするニーナ。しかし、その思い敵わず、ニーナの魔法で二人は水晶の中に囚われてしまう。だが、永遠の眠りにつくその瞬間、全てを失ったアルティールは大切な思いを取り戻す。君の事を愛していると、
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-17 21:32:47
88082文字
会話率:49%
いじめられっ子の”僕”。閉塞感が漂う毎日を過ごす”僕”。ところがある日、彼のクラスに、アキラ君というミステリアスな転校生がやってくる。そしてそのアキラ君は”僕”の代わりにいじめられるとそう言ったのだった…
最終更新:2013-08-10 16:25:53
10846文字
会話率:19%
ある種の閉塞的な世界ともいえる、高校という社会。特殊な雰囲気のあるその場所には、様々な悩みを抱えた生徒がいた。足音の怪に悩む美術部員、人の温もりを欲するあまり殺される事を願う少年。そして、ある時、自殺が起こる…
最終更新:2009-05-24 00:05:10
180119文字
会話率:25%