高校二年生の夏穂(なつほ)は、シングルマザーとなった母に育てられるも、まだ物心もつかないうちに「捨て猫」とされる。
貧乏人の夏穂ではあったが、幼い頃から母親に「人に頼ってはいけない。頼ったら、頼った分だけ、恩を返さなきゃいけないから」と教え
込まれ、自分一人の力で生きていくと断固していた。
そんな夏穂に、「人に頼ってもいいんだよ」と教えてくれた一人の少年、優志。
そして、お金持ちではありながらも、どこか寂しげで、自分と同じ空気を纏った少年、夏樹(なつき)。
夏穂は、そんな二人との間で心揺れながらも、「幸せ」へ向かって歩き始める。
果たして、夏穂はどちらを選び、幸せを掴むことはできるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-01 20:14:12
55659文字
会話率:35%
僕、神崎伊月は、中学卒業後、幼稚園から一貫して通ってきた、リュシオル学院の高等部への内部進学一択だった。成績も素行も問題なし。安穏とした三学期は、教師から、蓬泉学園高校という他県の聞いた事もない学校が進学先だと告げられた日に終わった。一体何
が起こっているんだ? こんな事を仕組むのは、一人しかいない。家族の中で、自分一人がコミュニティから外され、疎外されているという事実を突き付けられ、苛立ちながらも時は流れていく。
友情を通して自らに向かいあい、成長していく物語。
Starsシリーズの第二話。
※こちらは、fixed star(恒星)〜side修輔の別キャラクター、
伊月視点のお話になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-18 18:25:47
99614文字
会話率:15%
第一章 血筋
アンドリュー星系の名門アーサー家に生まれたチェスターは、星系軍士官学校を首席で卒業すると周りの期待を裏切ってマクシミリアン・デリバリーという軍需系運送会社に勤めてしまった。家族は代々続く軍事統括しての家系に切れ目が出る事を心
配したが、当の本人は星系軍士官学校同期でチェスターと同じく、民間運送会社に勤めたロベルト・カーライルと自由に生きていた。
ところが、父であるアルフレッド・アーサーが、警戒航宙中に輸送艦を襲おうとした宙賊に乗艦が撃たれ、本人がけがをしてしまう。けがは大したことがなかったが、これを機に祖父である第七二代アンドリュー星系軍事統括ウイリアム・アーサーが健康上の理由で退任することになり第七三代アンドリュー星系軍軍事統括に就任した。
ここに至ってウイリアム・アーサーは、家系を思い星系評議会を通してマクシミリアン・デリバリーに圧力をかけ、息子を星系軍に入れてしまう。チェスターは、「自分一人ではつまらん」という理由でロベルト・カーライルまでが、星系軍に入る事になった。
以後6年間の間に目覚ましい結果を残し、32歳の若さで少将にまで行き着き、親友のロベルトも大佐になった。第一次ミールワッツ星系戦まで4年まえのことである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-16 16:51:40
5382文字
会話率:28%
異世界転生チート系物語
[何でもできる]それ故に自分以外の人間を見下してきた宮崎龍二が送られた世界<メーディア>は剣と魔法の世界現世と違い自分一人ではできないことが無数にあるそんな世界で少年が経験する出会い、そして別れその経験を
通して少年はどう変わるのか?
をかけたら良いなと思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-26 23:08:45
19237文字
会話率:52%
お爺が死んでしまった今、人間は自分一人しか残っていない。長い間フミヒトはそう思っていた。
だが、あの崖の上に見えるのは、確かに人の影。
1月15日、とある方の某笑顔生放送で、30分以内に小説を書こうという企画をやっていたので参加さ
せていただきました。
キーワードは「階段」「ナイフ」「握手」です。
何時から開始だったのか、結構曖昧だったのをいいことに、またもや遅刻しました。多分作成にかかったのは1時間ぐらい。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-01-20 10:47:23
1317文字
会話率:44%
たくさん人がいるところで、自分一人だけが違う生き物のように感じることがあります。
しかしその度に、必要なだけの優しさをくれる人が、どこかには必ず居ます。
最終更新:2011-05-15 21:18:31
3867文字
会話率:35%
昔から頼れる兄に助けてもらい、優しい兄に依存してすごしてきた。
自分一人で歩んできたこと等なく、いつも助けてもらってばかり。
そんな兄が高校に入る前に事故に合い、頼れる人が急にいなくなった僕は自分一人で人生を歩んでいける気がせず、ただ目標
もなく惰性で日々をすごしていたが…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-27 23:08:09
16537文字
会話率:35%
祈りを捧げる間もなく少女は逝った。毎年この国境付近には多くの難民が流れ着いて、国境を超えて行く。国境の向こうは自由が待っているが、ほとんどが国境を越えることなく死んでいく。それは長い間の飢えと町中に蔓延している疫病に付け加えて、越境を阻止
する国民軍の手による粛正行為があるからだ。
狂乱するほどの嗚咽が響き渡る。それは先ほどの少女の母親だった。ひとしきり泣き喚き、祭壇の神とイエスを罵った。私はただ目を伏せて非難から逃れた。やがてひとしきり泣いた後になり、教会の扉は開き国民軍の兵士が3人ほど入って来て、先ほどの母親を連行していった。正規の逮捕だと公言しているが、恐らくは暴行して楽しんだ後に殺して、霧の深い西の森へと捨てるのだろう。
兵士の一人が小さな包みを祭壇に置き、祈りを捧げる。私は兵士へ洗礼をする真似をして、祭壇の供物をこっそりと回収する。そしてよるも静まり、表の扉を閉じてから私は自分一人である事を確認すると、祭壇に跪き懺悔するのだった。
「お許しください、どうかお許しください」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-01-16 23:55:21
2638文字
会話率:29%
異なる世界同士が接触してしまう時、人が異世界へ渡ってしまう現象『界渡』
界渡に巻き込まれてしまった1人の少女と2人の少年の物語。
初投稿作品です、自分一人では世界観などを構築出来ないので仲間に手助けしてもらいました。
語り部は僕Sail
lead。
Team Kazeyomibitoが贈る第一作目、楽しんでいただければ幸いです。
尚、不定期連載となります。
遅筆な為、ご了承ください m(__)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-09-12 22:24:04
9136文字
会話率:24%
何も変わらない日常、しかし街はいつからか異臭を放ち始めていた。その異臭に気付いているのは自分一人だけ。少女は異変が起きていることを知る余地もなかった。
最終更新:2006-07-20 21:09:58
6474文字
会話率:31%