どうぞ貴方の「航海」を見せてください。」
日常を歩いていたときに不意に入り込んだ先は、埃と潮の匂いのする小さな部屋だった。
心もとないカンテラの明かり、床を転がる綿埃、積み上げられる丸められた模造紙の入った箱、天井までそびえ立つ本棚に
所狭しと並べられた本たち、部屋の中央には一つのテーブルと、インクの入っていないインク壺、それにささる羽ペン。何もかもが現代社会に合うようで、けれどもそういう「テーマパーク」の一室だと言われれば、なるほど納得出来る。
その部屋には、「航海士」と「一人の青年」がいる。二人はじっと、その部屋に入ってくる人間を待っている。
「航海」しにくる者を、待っている。
*-*-*
気が向いたときにのんびり書いていきます。私の心の中のいろんなものをまとめてます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 12:37:46
3126文字
会話率:44%
「どうぞ貴方の「航海」を見せてください。」
日常を歩いていたときに不意に入り込んだ先は、埃と潮の匂いのする小さな部屋だった。
心もとないカンテラの明かり、床を転がる綿埃、積み上げられる丸められた模造紙の入った箱、天井までそびえ立つ本棚
に所狭しと並べられた本たち、部屋の中央には一つのテーブルと、インクの入っていないインク壺、それにささる羽ペン。何もかもが現代社会に合うようで、けれどもそういう「テーマパーク」の一室だと言われれば、なるほど納得出来る。
その部屋には、「航海士」と「一人の青年」がいる。二人はじっと、その部屋に入ってくる人間を待っている。
「航海」しにくる者を、待っている。
*-*-*
気が向いたときにのんびり書いていきます。私の心の中のいろんなものをまとめてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 12:28:27
3126文字
会話率:44%
核戦争から一世紀。生き残った人々が暮らすコロニーで、治安維持隊として働く主人公、クロードは、仕事の帰りにミュータントの少女を保護してしまう。それを契機に、彼の人生は鉄臭く、埃臭く、血腥いものへと変わってしまう。
※この作品は鋼鉄の夢 I
ron Dreamのリメイク作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-28 09:06:39
140483文字
会話率:57%
彼女は天使だった。パチンコ代をくれるから。今日もパチンコ、明日もパチンコ。資格の参考書は埃をかぶってもう幾年か。覚えちゃいねえや、ああ頭がいてぇ。何か忘れている気がする。なんだっけ?
最終更新:2018-05-28 00:22:57
1506文字
会話率:39%
私、堂本早苗は突然異世界へ飛んだ。路上で倒れていた私を拾ってくれた獣人が働く城で働く事にしました。思ってたより城がボロい。そんななかでも同じく城で働く獣人達と楽しく過ごしていきます。
最終更新:2018-05-17 23:25:06
7107文字
会話率:51%
折原釉葉、かろうじて20代!
大台前にブライダル♪
結納も済ませて前途は洋々、花嫁修業やら会社関係の整理にてんてこ舞いだが、この忙しさも幸せとセットなら乗り越えられる♪
……と浮かれていたところに飛び込んできた突然の凶報。
自分も彼氏も周
囲もみんなあやしい?
そりゃ、叩かれれば埃が出まくりで、それで体重が1割くらい減ってくれればラッキーだけど、体重が減るのはそっちでじゃないな。
手足や羽根をもぐつもりかもしれないけれど、間違って枷を外しちゃったら大惨事だぞ♪
※「暗殺者」シリーズ3部作の完結編です。
関西の、とても狭いエリアを舞台にしていますが、作中の登場人物や地名などはすべて架空のものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 21:00:00
177569文字
会話率:17%
――私の初めては埃まみれで、そして苦かった。
誰も話しかけてはこなかった私に、彼女は突然言ったのだ。
その一言が、もう迷わないと決めた思いに、小さな亀裂を入れてしまった。
大陸の端、宗教国家アラステア。
フウルと呼ばれる移民たちの街
で、私は彼女と出会った。
これは『世俗忌む騎士』と同じ世界で紡がれる、少女たちの恋の物語。
ファンタジー共通設定利用作品。
他作品とモンスターなど一部の設定を共有しています。
特記ない限り、該当作品との物語上の関連はありません。
キャラクター名共有作品。
他作品に登場するものと全く同じ名前のキャラクターが登場します。
特記ない限り、該当作品との物語上の関連はありません。
関連作品(世界観を共有しており、同一のキャラクター、モンスター、設定等が登場することがあります)
・世俗忌む騎士折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-05 00:00:00
73265文字
会話率:38%
本には匂いがある。紙の匂いや埃の匂いではない。
――物語の匂いだ。
『本屋はゴミ捨て場より酷い臭い』言い切る男が、本を愛しすぎるイッちゃった本屋の店員に恋をした。
一方的なラブ同士が生み出す、不可思議なキチコメディ。
最終更新:2018-03-26 23:23:02
8773文字
会話率:31%
自分を変えていく物語
最終更新:2018-03-14 04:14:28
490文字
会話率:0%
ある日主人公は不運の末死んでしまうが次に目が覚めると女神が選択肢を与えてくれた。その結果、特殊能力を手に入れる代わりに世界を破壊することになったのだった……!
不定期更新で処女作です。設定矛盾、ご都合主義など、叩けば埃が出てくるかもしれま
せんがそこを加味して楽しんでもらえれば幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-19 00:00:00
31042文字
会話率:57%
男は油と埃と暑さ寒さで身体を汚します。
最終更新:2017-10-29 11:11:21
1773文字
会話率:41%
DNAを捨てた人類とDNAを持つ人間が、遠い未来の世界で争う物語。
異世界転生しません。恋愛は……ないです。
俺TUEEEもありません。
シリアスで、難しいです。
はじまりは、主人公のセリがLUCa(ルカ)と呼ばれる生命体に遭遇するとこ
ろからです。
その時すでに地球は死滅し、残されているのは砂と埃、そして塵だけ。
偶像SFですが、お読み頂ければと思います。
ご意見、ご感想お待ちしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-17 18:40:35
68176文字
会話率:29%
ルイ君がお風呂に入りに行くお話。
――お風呂、入りたいな。
ルイはふと思った。くんくんと自分の身体を嗅いでみる。そこまでひどい臭いはしない。が、最後にお風呂に入ったのはいつだったかと、記憶を探る。
――たぶん、ユカリちゃんの手当てをし
た日……だった、かな。
日付の感覚が曖昧で、日々ぼんやりと過ごしているせいか、あまり確信は持てなかった。
――コウくんとこ行こう。
そう決めたルイはよいしょ、と立ち上がり、お尻についた埃を払う。と、舞い上がった埃にけほ、と咳が出て顔をしかめる。埃と砕けたコンクリートをじゃりじゃり踏みしめて、ルイは歩きだした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-15 05:28:30
4022文字
会話率:47%
片思いの合理性について
キーワード:
最終更新:2017-10-12 20:05:45
306文字
会話率:0%
ぼっちとは自由である
キーワード:
最終更新:2017-10-12 19:36:21
254文字
会話率:0%
大学生の高戸は、友人の雪下らに誘われて仕方なく廃遊園地「裏野ドリームランド」にやってきた。ここで六人がひとつずつ、流れる噂を検証しようと言うのである。高戸の担当はミラーハウス。こども向けの施設だ。ため息を吐いて踏み入れると、中は埃っぽく薄暗
かった。ここでは、入った人間の中身ががらりと変わってしまうのだという。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-18 17:47:06
3627文字
会話率:19%
ある夏の日、一人の男が古い木造民家へ訪問する。
中は真っ暗で埃っぽいが、一人の老婆が眠っていた。
老婆の隣には「夢路」と書かれた古いノートがあった。
何故か妙に気になるノートに躊躇いながらも、
男はノートを開いた・・・・・
実話だけど実
話じゃない。そんな摩訶不思議な世界をあなたに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-12 16:33:57
1915文字
会話率:10%
トートロード大陸のある王国に一人の傲慢な
公爵がいた。その公爵は執務に追われる
忙しない日々に辟易していた。
公爵はある日の昼下がりに自身の書斎にて
埃を被った一冊の本を見つける。
それはかつて公爵な幼い頃に愛読していた
とある冒険者の冒
険譚を書き綴った本だった。
それを見て公爵はふと思いついた。
「旅にでも出ようか」
これは傲慢で無責任な公爵の半生を描いた
物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-31 18:00:00
1526文字
会話率:18%
すこし具合の悪く、途切れた夢を見て、いつしか眠れず、寝惚け眼で徘徊する。
もう皆起きる頃に眠る。
私は、その少ししんどい感じのある感覚が、意外と好きです。
最終更新:2017-05-28 02:02:01
734文字
会話率:0%
朝起きると朝日が眩しく室内を照らす。
廊下に出れば埃っぽい空気が光を含んで幻想的な雰囲気を醸し出している。
食堂に向かえば大好きな珈琲の香りが。
そんな穏やかな時間が流れる大きな洋館。
主人とメイドの二人を包んで今日もひっそりと。
そ
れを理想郷と呼ぶのかはたまた...折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-10 20:46:15
2031文字
会話率:22%
……思えば、ポケットに手を突っ込んで、目を逸らして歩いてきた気がする。差し出される日々にいつも投げやりで、何事にも執着せず、受け身だったあの頃……。そんな自分を変えてくれたのが、あの事故で出会った彼女だった。…彼女は何も語らない。埃を被った
人形のように、ただ静かに…そこで眠っている。でも、彼女の人生を引き継ぎ、彼女の過去を辿っていくうちに、彼女から生きると言う事を教わった様な気がする。思えば……とても貴重な体験で、とても大切な時間だったと思う……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-01 21:12:07
141011文字
会話率:27%
森川 春枝の通う大学の2号館には、俗に言う「オタク」達が密かにサークル活動をしていた。おんぼろで埃をかぶったその建物に籠もり、根暗な生活をしている者が多いことから2号館は、「フリークス達の(呪われた)巣窟」と呼ばれていた。そして春枝はひょん
なことから2号館に通い詰めることになったのだが…。
春枝とフリークス達の繰り広げる、ちょっぴりお馬鹿でほっこりする日常を描いた物語です。
初めての作品なので、至らないところが多々あります。ご了承下さい。読んで下さり、有難うございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-24 16:12:33
3943文字
会話率:72%