八草在(やぐさあり)は都内の男子私立高校に通う高校二年生だ。
一ヶ月前の夏休みに幼馴染みで同じ高校に通う貴崎大智(きさきだいち)が失踪した。大人になると消えてしまうテレパシーという『異能』を使い探すが見つからない。
最近子どもの失踪事件も増
えているが、すべて十歳前の子どもばかりなのでこれに巻き込まれたとは考えにくかった。そんな時、職業は探偵だという神崎朗(かんざきろう)という男から大智の居場所を知っているという連絡がはいる。しかし、同時に大智の遺体が山奥から発見されたと知らされ、その告別式で大智の義理の兄だという宇都見裕一郎という男が現れる。
子どもの頃だけ持っている『異能』の力とは?大智と神崎と宇都見の関係は?大智は本当に死んだのか?
在は大智を見つけることが出来るのか。
BL要素を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 23:19:02
14525文字
会話率:38%
幼馴染でもある桜町碧(さくらまち あおい)と付きあい始めたのは中学二年生の時。俺から告白しカップルとなったが、お互いあまり派手な人間ではなく、よく周りから地味カップルとからかわれていたが、それでもお互いとても幸せだった。
しかし、高校
二年生の春。彼女は高校デビューに成功し垢抜けた美少女へと変貌を遂げていた。比べて俺は中学のまま地味な男子高校生。そんな俺に愛想が付きたのか、理由も告げずに一方的に振られてしまう。
地味な俺が悪いんだと反省し遅めの高校デビューを決めるため俺、月見里夏己(やまなし なつき)は奮闘する!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 22:00:00
22981文字
会話率:43%
佐藤健太は、平凡な高校二年生。そんな彼の趣味は、放課後に小説を書くこと。
ある日、健太は放課後の教室で、自分の書いた小説の一部を落としてしまう。偶然にもその小説を拾ったのは誰もが憧れる校内一の美女、瀬戸綾香だった。
彼女はその小説に興味を持
ち、健太に続きが読みたいとお願いする。こうして、二人の奇妙な関係が始まることに。
健太と綾香は2人での時間を過ごし、お互いに徐々に自分を変えようと頑張っていく。
さえない健太とちょっと抜けてる綾香の、ラブコメが幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 17:05:51
38582文字
会話率:33%
高校二年生、永瀬枢機は何者でもない。何者にもなれない。そんなことを考えながら日常を過ごしていた。とある日の放課後、クラスの人気者である深海久遠の姿を見かけ、そのあとを追う。彼女は一目のつかない場所に身を隠し、ゲートを開くと姿を消してしまう
。それはあまりに非日常であり、リアルから乖離している。徐々に閉じていくゲートは、選択する時間を与えてくれない。枢機は久遠のあとを追い、ゲートに飛び込む。ゲートを通り抜けた先は、世界の裏側、異形なる物が巣食う街、アンダーサイドだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 23:31:21
12168文字
会話率:48%
変人でボッチの高校二年生である谷上遊馬は、風紀委員長こと花野井美澄に思いを寄せていた。
しかし、付き合えるなどとは当然思っていない。
なんたって彼女は教員も引くほど厳格な風紀委員長。
愛だの恋だのとは最もかけ離れた存在だ。
谷上
は交際することを諦め、遠くから想い人を眺めるだけの生活を送っていた。
しかし、偶然。
放課後の街中で、花野井が年上の小太りおじさんと腕を組んで歩いているのを見かけてしまう。
パパ活をしていたことを知り、動揺するのと同時。「いや、待てよ…?」とある考えが思い浮かぶ。
谷上が今まで花野井に対しアタックしてこなかったのは、彼女が男女間の仲を毛嫌いしていると考えていたからだ。
だが、今ならどうか。なんの障害もないではないか。
パパ活をやめさせるため。想い人と交際するため。
谷上は今日も奮闘する___。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 00:00:00
47768文字
会話率:31%
主人公ムトウ・アラタは高校二年生の少年。平穏な生活を送っていた彼であったが、アルバイト帰りのある夜に突如出現した怪物と少女の戦いに巻き込まれる。メイド姿の少女はアンジェリカと名乗り、異世界からやって来たという。怪物との戦いの中、アラタと共鳴
したアンジェリカは自らの真の姿――魔剣グランソラスに変身し彼と共に怪物を倒すことに成功する。その後アラタはアンジェリカと共に異世界『ソルシエル』へと召喚されてしまうのであった。
『ソルシエル』は数年前に復活した魔人や魔物の軍勢による攻撃、その混乱に乗じた様々な人々の陰謀も合わさって滅茶苦茶な状況に陥っていた。
そんな危機的状況な世界でアラタは魔剣のアンジェリカ、聖剣のルシア、神刀のトリーシャ、竜剣のセレーネという四人の剣の少女たちと契約を交わし、彼女達と融合することでマナギアと呼ばれる人型魔導兵器へと変身する力を得るのであった。
こうして冒険者として生活しながら魔人の軍勢『アビス』との戦いに身を投じるアラタの冒険が始まる。
これは宿命を背負った少年の己が正義を試される物語。過去と現在を紡ぐ運命が交錯する中、少年は光の剣を携えその運命を斬り開く。
本作はバンダナコミック賞応募用のシナリオ作品になります。
マナギア~異世界で契約した銀髪メイドが魔剣だった件。魔人と戦う俺は生きた鎧へと変身し無双する~のタイトルで本編投稿も行っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 11:04:53
9627文字
会話率:48%
時任翔、三十歳独身――童貞。彼は女性とこれといった縁が無いまま三十路に突入した。そんなある日、翔は社畜として生きがいのないまま生活する現状を憂い就寝する。そして目を覚ますと高校二年生の頃にタイムリープしていた。最初は戸惑う翔であったが、こ
れを機に人生をやり直そうと考える。趣味のアニメ鑑賞などのオタク活動やアルバイトをこなしつつ、社会人生活で身につけたバイタリティで可愛い彼女を作り、今度こそ脱童貞を目指す。
そんな翔の前に妹の友人であるコギャル相良伊吹が現れる。小生意気な言動でやたら絡んでくる彼女に戸惑う中、時々見せる初心な反応を見て彼は思う。
――あれ? この子もしかして実はかなり可愛いのでは?
これは、心はアラサー身体はティーンエイジャーの主人公と彼にベタ惚れなコギャル少女(本当は初心な方言少女)が中心となって巻き起こすラブコメである。
本作はカクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 18:19:30
49484文字
会話率:37%
主人公ムトウ・アラタはごく普通の高校二年生の少年。平穏な生活を送っていた彼であったが、バイト帰りのある夜突如出現した怪物と少女の戦いに巻き込まれる。メイド姿の少女の名はアンジェリカと言い、異世界からやって来たという。怪物との戦いの中、アラタ
と共鳴したアンジェリカは自らの真の姿――魔剣グランソラスに変身し彼と共に怪物を倒すことに成功する。その後アラタはアンジェリカと一緒に異世界『ソルシエル』へと召喚されてしまうのであった。
『ソルシエル』は数年前に復活した魔人や魔物の軍勢による攻撃、その混乱に乗じた様々な人々の陰謀も合わさって滅茶苦茶な状況に陥っていた。
そんな危機的状況な世界でアラタは魔剣のアンジェリカ、聖剣のルシア、神刀のトリーシャ、竜剣のセレーネという四人の剣の少女たちと契約を交わし、日銭を稼いだり厄介事に巻き込まれたり戦ったりちょいエロな展開になったりして懸命に日々の生活を送っていく。
アラタ曰く「魔人と戦うとかそういうのはもう少し生活が安定した後で考えます。というか勇者がいるんだったら彼らにやってもらえばいいじゃない。それがいいよ。俺は田舎に引っ込んで、可愛い彼女たちと穏やかな生活を送ることに決めた!」。
これは異世界でハーレムスローライフを送ろうと画策しながらも持ち前の正義感を発揮し英雄となってしまう少年と剣の少女たちの物語。
この作品は、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-04 20:39:24
449187文字
会話率:48%
最強の武器を考えることが好きな高校二年生、進は殺意高めのトラック(ドライバーは女神)に轢かれて異世界転生!
女神に自分の考えた最強の武器10個を持って無双!
…しようと思ったらかなりの弱体化をされている、スキルポイントというものを集めて力を
解放しなきゃ真価を発揮出来ない。
だから最強の武器で無双する為に敵をなぎ倒す!
…そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 07:59:21
1571文字
会話率:60%
高校二年生の香村健臣はクラス委員の優等生だ。
二年で初めて同じクラスになった陽キャの廣川七瀬に何故か毎日口説かれ続けている。
そのせいでいつの間にか外堀が埋められつつあるような気がして……。
明るいラブコメ短文集。
最終更新:2024-08-12 22:45:52
43512文字
会話率:52%
高校二年生の桐島一樺は、ある日、校内一怖いと言われている教師、
オニ先こと、杜門先生の“お手伝い”という名の雑用を任せられることになり、慌ただしい毎日を送ることになる。
周りからは近寄り難い先生としているオニ先だがーーー……?
オジサマ
教師×普通の女子生徒の関係はどうなるのか?
年の差を描く物語、いざ開始!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-12 18:21:57
24939文字
会話率:58%
そこらへんによくいる男友達と一生つるんでいる僕、婚木洋太郎は高校二年生の秋に姉からのダメ出しをされてしまう。
それもだらしない見た目とゴミみたいな性格、面白さ主義のせいだ。
そんな僕を改善させようと姉は僕に婚活をさせたのだ。
出会う様々
な女性、僕は初彼女ができるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 18:24:31
15285文字
会話率:38%
「僕の心臓が動いていることと、・・・・」の第四部となります。
僕は、目立たないように生きてきた。中学のときにいじめにあってから、友達はいない。それなのに、何故身体が動いてしまったのだろう? 狙われたのが、こんな僕にも笑顔を見せてくれる水
瀬さくらだったからだ、きっと。そのせいで、僕の身体は動いてしまった。あの怪物から水瀬さくらを守るために。
でもそのせいで、僕は白い奴に剣を与えられ、水瀬さくらを守ることになった。鍛錬と称した特訓にも無理矢理駆り出され、僕はラウラスと名付けた剣の助けを借りて、戦う羽目になった。
僕の能力は異常なまでに上がっていく。人間レベルをどんどん超え、そしてその能力で水瀬さくらを守ることもできるようになった。
そんな最中に、僕にも友達と呼べる相手が二人もできていく。一人は後藤悟で、もう一人は河野樹だ。この二人と仲良くなることで、僕の日々は無機質なものから温かいものに変わった。
でも、この二人を戦いに巻き込んでしまったりするのが辛い。二人を危険な目に合わせたくないから。
水瀬さくらとの関係性も変わっていく。でも、僕がヘタレのせいで、うまくさくらに頼むことができなくて、みんなにものすごく迷惑をかけてしまった。そして、僕は、僕自身の寿命も縮めてしまった。狼のルオにもどうすることもできない・・・・・・。
そんな中の高校二年生の夏休み、知らない男に僕は話しかけられた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 21:00:00
96405文字
会話率:59%
加藤壮太郎は筋金入りの陰キャ高校生 新学年で高校二年生に、新クラスでは容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能な完璧女子高生の相沢祐月が隣の席になることに!!
誰に対しても興味が無く無関心な彼女に、加藤は...
最終更新:2024-08-08 20:27:27
4108文字
会話率:76%
あらすじ
十七歳。鳴瀬高校二年生の川水透は、四月のある日、道端で出会った占い師から無理矢理に占なわれることになる。その占いの結果、ある〝必然〟が六月一〇日の梅雨真っ只中に待ち受けているらしい。その必然に怯えながらも六月一〇日は案外すぐに訪
れる。その日玄関外へと妹に蹴飛ばされ、母親に威圧され、死期を感じつつ、覚悟が決まり、自分の受容力を高めることに成功する透。そんな彼の登校の最中、必然は突然に。その必然は、お菓子のオマケとおかっぱ頭の少女〝紫無月陽花〟の復讐を連れ込み、透自身の本質をさらけ出させる。そして気付く透、〝必然〟は内側にいた。自身の本質を知った透は、復讐に加担。初めは自身の負い目を理由に復讐に加担する透であったが───。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 23:15:36
13278文字
会話率:65%
高校二年生の冬休み前日。「香箱 志遠」は突如20名の学生と共に凶悪な異形が跋扈する残酷なダンジョンに飛ばされてしまった。浮世離れした世界と光景が徐々に倫理観を奪うとも知らず、救助を待っている間にも仲間は冒涜的な異形達に蹂躙されていく。
当て
のない救助と仲違いが続き悪戯に食料と精神をすり減らす中、全身全霊を掛けた起死回生のダイブは。
果たして、失うばかりの敗走に終わった。
例えばバッドエンドで消されるデータの続き。誰も知らない、敗者達のダンジョン攻略が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 22:45:54
48532文字
会話率:29%
高校二年生・椎名瑠奈には夏休みまで彼女がいた。しかし、彼女の恋人はもういない。彼女の恋人は瑠奈を無理心中に誘った挙句、一人で勝手に死んでしまったから。
そんな瑠奈はある日の昼休み、死んでしまった彼女に酷似した少女・和泉すばるに出会う。す
ばるもまた、彼氏との心中に失敗して一人逝き損なってしまった少女だった。
「中途半端に終わってしまった恋を上塗りするために付き合わない?」
そう言うすばるに無理やり「恋人ごっこ」に瑠奈はひょんなことから付き合わされることになる。
同性愛者の瑠奈と異性愛者のすばる。根本的な恋愛観がかみ合わない二人だったけれど一緒の時を重ねて、お互いに傷を舐めあう中で、二人の関係は変化していく。
これは、中途半端に囚われた少女二人の、一週間の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-04 16:09:33
32583文字
会話率:40%
不眠症に悩む高校二年生、神原伊月が保健室のベッドで休んでいると、校内一の美少女と名高い白雪姫乃が現れた。同じクラスの保健委員である彼女と接点がなかった伊月は寝たふりでやり過ごそうとする。だが、姫乃はそんな伊月に近付くと、なぜか頭を撫で始め
た。
混乱する伊月だったが、次第に睡魔が襲い、眠りに落ちてしまう。久しぶりにまともに眠れたことを喜びながらも、姫乃との一件が夢だったのではと疑う伊月だったが――。
「……ぁ、あの、私が頭を撫でたから、神原くんは眠れたんだよね? だったら、また撫でてあげようか?」
「え?」
「不眠症のクラスメートを介抱するのも、保健委員のお仕事だから」
なぜか姫乃に不眠症を治す手伝いをしてもらうことになって……?
これは学校の保健室から始まる、不器用な二人のラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 18:10:00
110392文字
会話率:34%
高校二年生の光虹(みく)は、とあることからクラスメイトたちにいじめられている。
物を盗まれたり、怪我をさせられたり。
ついに耐えられなくなって屋上から自殺を図ろうとした瞬間、白(はく)と名乗る不思議な少年が現れ光虹を助け出した。
白と出会っ
た瞬間から、色々なことが変わりだした。
しかし、そんなある日……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 11:04:58
160438文字
会話率:20%
近所に住んでいる綺麗で優しいお姉ちゃん、青山瑠衣(あおやまるい)のことが好きだった三代林太(みしろりんた)は、幼い日に彼女へ告白するも、「大きくなったらね」と流され続けていた。
そんな林太も高校二年生になり、かつて自分の告白が瑠衣へ届いて
いなかったことを理解しつつ、自らの想いにも蓋をして生活する。
だがある日、高校教師になった瑠衣は林太の学校へ赴任し、担任も任されるのだが――
林太(7)「お姉ちゃん、結婚して!」
瑠衣(18)「ふふっ。りん君が大きくなったらね」
↓10年後
瑠衣(28)「りん君、お姉ちゃんと結婚してぇ(涙)」
林太(17)「えぇぇぇ⁉」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 16:35:24
87048文字
会話率:43%
平凡な高校二年生の宇波守理(うなみまもり)には、両親の再婚でできた義妹――宇波式乃(うなみしきの)がいる。二人の兄妹関係は、守理が小学四年生、式乃が小学三年生の時から始まったものの、仲が良いというわけでもなく、むしろその逆だった。
守理
が距離を縮めようとして遊びに誘ったり、何か一緒にしようとすると、式乃はいつも無言のままに離れていく。会話を仕掛けたとしても、いつも素っ気ない態度を取られ、義妹との関係を良好なものにするのは無理なのだと諦めていた守理だったが、ある日事件が起こる。高校に入って人生初めての彼氏ができた式乃だったが、その恋人を他の女の子に寝取られてしまったのだ。
絶望し、部屋に引きこもってしまう式乃。そんな義妹を見て、守理は黙っていられず、式乃を慰め始める。
「信じられるのは……お兄ちゃんだけ……」
「え……? し、式乃……?」
「好き……小さい時から……ずっと……」
「えぇぇ!?」
平凡だけどやる時はやる主人公と、自分の想いを告げるのがちょっとだけ苦手な義妹の送る甘々とピリ辛なざまぁラブコメ開幕です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 00:09:14
8038文字
会話率:28%
エリートサラリーマンの父と母を持つ高校二年生、空木共(そらきとも)は、両親の離婚により、母と二人暮らし。
日々の生活を送る中で、「お前がいたからお父さんは家を出て行った」と言われ続け、生きる意味事態を見失っていた。
そんなある日、何もかもに
疲れ、限界を迎えた共は、遂に自殺を決行する。
夜。一人で森の中へ入り、スマホのライトが無ければ真っ直ぐに歩くこともままならない場所で湖を見つけ、そこで入水自殺を図ろうとする。
そんな折、ふと一人の少女から声を掛けられた。
少女の名前は流川星乃《ながれかわほの》。
最初は幽霊かと思ったが、そんなことはなく、森の中の別荘で一人暮らしをしている。
何もかもが謎で、けれど星乃といると、何もかもを忘れられて楽しくて。
「私は流れ星になりたいの。君の願いをなんでも叶えてあげる」
胡散臭い人。
そう思いつつ、共は星乃との生活を通じ、一つ一つ大切な感情を取り戻していく。
ただ、そんな彼女には大きな秘密があって――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 00:23:10
16077文字
会話率:38%
藤白 ミリアは同級生の執事とメイドを従える、正真正銘のお嬢様である。
ある日ミリアは「私、名探偵になるわ」と宣言した。
彼女は最近ミステリーにハマっていたのだ。(正確には名探偵コナンを全巻読んだだけなのだが)
執事の御厨 亘とメイド、月島
里世は一通り彼女を小馬鹿にした後、ミリアを迷探偵にする為の事件を起こす準備に取り掛かった。
(執事とメイドはお嬢様が大好きだったのだ)
これは高校二年生にもなってごっこ遊びに夢中なお嬢様を、周りの皆がメイ探偵に仕立て上げるおままごと(茶番)の記録である。
この作品は「カクヨム」でも同内容を掲載中です。(https://kakuyomu.jp/works/16817139555692251543)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 04:53:23
21247文字
会話率:47%
映画フリークの高校二年生神崎慎は映画鑑賞という趣味と、受験という現実の擦り合わせに難儀していた。
ある日の映画館からの帰り道、神崎はクラスメイトの黒江ナナが橋から飛び降りようとする現場に居合わせてしまう。
「死ぬ前に映画観ない?」
咄嗟
に彼女の手を掴み、彼はついでにそんなことを口走った。
一緒に映画を観るうちに二人はお互いのことを少しずつ理解していく。共通点、意外な内面、夢や目標、そして黒江が飛び降りようとした理由——。
大人でも子どもでもない。社会を知っているようで知らない。必死に自分のアイデンティティを探っている。そんなどこにでもいる二人の高校生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 18:00:00
114508文字
会話率:40%