ある国の王太子が、婚約者のいる身でありながら身分低い令嬢に恋をした。
義務と恋の間で板挟みとなったかに見えた彼は、さほど悩むこともなく決意する。
「そうだ、継承権、放棄しよう」
王位は弟が継げば良い。愛する人も、彼の覚悟を喜んでくれるはず。
婚約者は――不実な男などきっと見捨てて婚約破棄に応じてくれるだろう。
第二王子も兄の決意を心から応援した。なぜなら彼は兄の婚約者を愛している。
王位は割とどうでも良いが、彼女と結婚する機会が巡ってくるなら引き受けよう。
彼女は兄を愛しているのではなく、未来の王を支えるだけのつもりだろうから。
「王位も彼女も僕に任せて。兄上たちは遠くで幸せになってくれ」
だが、彼らが愛する令嬢たちは、王子たちほど恋愛脳でもなければ割り切ってもいなかった。
困惑し思い悩む彼女たちをごまかすために王子たちは嘘を重ね、誤解とすれ違いが積み重なって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 21:07:28
115117文字
会話率:48%
安穏な日々を求めて後宮にやってきた、しがない下っ端妃の一人であるエリザ。ある真夜中、自室で趣味の読書にふけっていたエリザのもとに、美しく傲岸不遜な男がやってくる。エリザは彼を宦官だと思いこむのだが、その正体は予想とはまるで違っていて……。
寵愛より平和が欲しいエリザ、そんなエリザにちょっかい(と言う名の嫌がらせ)をかけたい王、女装する宦官、王とエリザの仲を誤解する後宮の女たち――交錯する想いが導く結末とは?
思惑が渦巻く後宮での攻防戦。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 20:57:16
104204文字
会話率:34%
私だけが好きだと、思っていた。形だけの婚約者なのだと思っていて、けれど婚約者という形でももらえただけでいいのだと。/シスコン兄の思惑による、純情少女と婚約者とのすれ違いが変わる時の話。(シリアスではありません)
最終更新:2015-03-01 01:31:39
3964文字
会話率:39%
クラスの好きな人との日常。すれ違いや勘違いや誤解。全員素直じゃない。
最終更新:2014-08-18 16:00:00
4596文字
会話率:44%
短編「母性本能は恋心を潰す」の設定集。必ず短編を読んでからこれを読んでください。
最終更新:2014-08-10 12:59:07
1226文字
会話率:0%
ーこの気持ちは、生まれてから今まで味わったことが無かった。あの人といると苦しくて、切ない。でも側にいないと不安で、一緒に居ると心が温かくなる。こんな感情、あの日までは知らなかった。ー
お見合いで知り合った2人。男子校育ちで、奥手な田中祐介(32)と、女子校育ち、生粋のお嬢様である仁科日和(25)。2人は、少しずつ距離を縮めていく。しかし、恋愛は穏やかなものではないことを初めて知る。一度知ってしまった感情は忘れられない。あなたを愛してしまったら、きっと… 。
この作品はフィクションです。作品に登場する、人名、会社名、建物名等すべて作者の創作ですので、現実世界とは一切関係ありません。細かい疑問が生じることもあるとは思いますが、純粋に小説としてお楽しみ頂ければと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-11 13:16:02
27992文字
会話率:53%
よくある異世界トリップ物です。
日本から異世界に突然トリップしながらも頑張って生きている主人公。
ある日もう一人から少女が現れた。
それから大きく運命が動き出す。
全体的に切ない感じでハッピーエンドになったらいいなぁと思います。
初めて小
説を書くので見辛い所や分かりにくい表現、文章はどうかご容赦下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-26 20:28:42
475文字
会話率:27%
異世界で魔王を葬った際に地球に帰ってきた勇者、野原花。戻って来たそこは人類が宇宙に飛び出た超未来世界。壮大な大宇宙で繰り広げられる、銀河帝国皇帝とハナの誤解とすれ違いの物語……。※壮大なのは宇宙であって、話は決して壮大ではありません。◆皆様
のおかげで、無事に本編終了致しました。番外編をのんびり更新中です◆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-19 23:36:16
116848文字
会話率:48%
嘘はたったヒトツだけ
折原奈美(おりはら・なみ)と折原優矢(おりはら・ゆうや)は五歳離れた姉弟として共に暮らしていたのだが、恋愛関係にもあった。しかし、想いを絶つ為に現在は離れて暮らしていた。
そんなある日、優矢が宝くじ一等を当選する
。それにより、両親の命日以外に顔を合わす事のなかった二人は、両親に当選を報告するという名目で、二人きりで会う約束をする。
現在もまだ奈美が一人で住んでいる久しぶりの実家を訪れた優矢は、自室だった部屋の中が以前と変わっていない事に愕然とする。更に、昔を思い起こさせるような素振りを見せる奈美の真意が判らず、動揺が強まっていく。優矢は昔、奈美を妊娠させてしまったという負い目があった。その事で、奈美が自殺未遂をしたからだ。なので、直接罵られた事こそないもののそれは奈美が心の優しい人だからであり、心底では恨んでいるのではないか、と。
しかし、それは優矢の誤解であった。奈美はその時、妊娠を望んでいた。だから喜んだ。けれど、流産してしまった。それで、自殺しようとしたのだ。奈美は優矢を未だ愛していた。殺してしまいたいくらいに。
そうすれば何処にも行かない。
そうなれば誰とも会えない。
故に、想いも変わらない。
そして………、
それがデキれば棄てられる事もない。
いつからかそれぞれの行動や言動を自身の想いと思いのみで解釈し、伝え合わないできたその結果、二人はすれ違い、苛まれ、病み、蝕まれ、壊れていった。
それは今も続く。
奈美は今、
優矢から永遠の愛を得ようとしていた。
例えば、三億円を独り占めしようとしても変わらず愛し続けてくれるくらいの不変の愛情を。例えば、実の姉弟つまり血縁ではなくとも見捨てる事のない不変の愛情を。
………。
………。
※この物語は、恋愛をテーマにしたサスペンス劇です。最近のソープオペラや昔の火曜サスペンス劇場を意識して書きました。その展開上表現としてR指定かもしれない描写を挿入してあります。予め御了承くださいますようお願い致します。それと、自身のブログにも掲載してある創作物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 00:13:15
103145文字
会話率:43%
新人OLの君島綾乃は、入社以来仕事もプライベートもトラブル続きで自信喪失気味。そんな彼女がちょっとした親切心から起こした行動で、予想外の出会いが待っていた。
なかなか自分に自信が持てない綾乃と、彼女に振り回される周囲の人間模様です。
アルフ
ァポリス、エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-15 21:04:11
162434文字
会話率:67%
氷の女と綽名される、頑張ってクールビューティやってるおねえさんが、タイトル通りの状況に陥る話。
最終更新:2013-01-12 15:13:09
7686文字
会話率:38%
人間世界では、かつては親友同士だった神様と閻魔様。
小さなすれ違いが大きな誤解を生んで――――…
死んでから、戦いの火種が落とされた―――。
最終更新:2012-02-25 23:10:24
7608文字
会話率:39%
騎士のクリストファーが敗戦国の少女・リタを拾って五年。彼はリタと順調に愛をはぐくみ、遂に結婚へとこぎつけた、と思っていた。式の前夜、リタが逃げ出したことを知るまでは。
彼の想いに気づかず勘違いを繰り返す彼女と、彼女の誤解に気づかない彼のラ
ブコメ(?)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-20 23:39:55
21009文字
会話率:27%
誤解、不運、すれ違いが四方に編み込まれた陰謀と復讐の物語。愛する者を、信念すらも失って、少女はなお立ち上がる。
信じるとは何か。真実とは何か。求めた答えがその先にあるのか、どうか。
近づいたはずの軌道は逸れはじめ、終わりに向けて走り出す。
最終更新:2011-03-17 09:35:49
20418文字
会話率:54%
ちょっとした誤解が生んだ、かなしい恋の物語。
最終更新:2007-09-24 17:56:25
1237文字
会話率:6%