空に浮かぶ雲の大地に住む有翼人たちは、ふわふわとのんびり生活しています。
そんな世界の端に腰掛けてオカリナを吹く少年、セロは雲の下から浮かび上がる奇麗なシャボン玉の存在に気付きました。そして、シャボン玉が割れると自分の奏でるより素敵な旋
律が流れてくることも知りました。
セロは年下の少女、モカにこの秘密を話しました。きっと、雲の下には立派なオカリナ吹きがいるんだろうと思いを馳せながら。
そしていなくなるセロ。雲の下は空気が重くなり、有翼人でも一度行けば戻って来る事ができません。まさかと思いモカは、セロとの思い出の地に行ってみるのでした。
(自身のブログ、「宇宙遊覧船マリー・アントワネット」からの転載です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-25 02:54:10
1642文字
会話率:42%
世の人は皆、生まれ出でるときに種を握りしめている。それは自分の運命の花の種。花が咲き、種が実ると、風の王がその種を運び去り、子に見合う伴侶候補の下へと届ける。妹には種が来た。私には、十年前にひとつだけ。けれど種の主は知れなくて……。
◆都合
によりサイト閉鎖したので、改稿の上、こちらに掲載いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-18 05:00:00
3827文字
会話率:14%
裏切りは死をもってあがなう――それが翼を持ち、天の高みで暮らす一族『神魔』のおきて。おきてを破り、一族を捨てて逃亡した親友シオンを追い、レイダールもまた地上に舞い降りた。
有翼人の青年と地上人の少女とのラブストーリー。陰謀&バトルあり。
※本サイトより転載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-14 01:01:49
97841文字
会話率:42%
ドワーフ国の若い王子様が人間族のとてもとても美しいお姫様に恋をした……「ドワーフの恋」他、「不死王からの誘い」「エルフの疑惑」「人馬の問いかけ」「人狼の牙」「海人の驕り」「大妖精の一度」「竜の咆哮」「有翼人の夢」「小鬼の王冠」の十篇。大人に
なった少年少女向け童話。冬の童話祭2012参加作品。 (※)スピンオフ作品追加あり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-13 00:05:46
34461文字
会話率:32%
有翼人と魔族の間に生まれた漆黒の翼を持つ少女・ユウリ。
ある日、森の中で狼の群れに襲われていたところに一人の騎士が現れ、彼女を助ける――。
※2011年05月改稿しました!
最終更新:2012-01-25 22:47:46
133331文字
会話率:43%
俺、天木竜司の趣味は空を眺めること。
仕事で訪れる町に着くと、まず俺は空を見上げる。
青空の後に決まって目に留まるのは、鳥でも、雲でもない。
村では見かけない、翼を持った人間――有翼人の姿だ。
俺も、いつかあんな風に空を飛びたいと
思っている。
しかし、村では未だに翼を持つ人間への差別が残っていた。
空への憧れを許されず、有翼人と未成年の村の出入りを一切禁じる。
それが俺の村に残る掟だ。
妹の茜は賑やかな町への憧れを抱いているが、村から出る事をまだ許されていない身。
連れていけと言われても、連れていけば掟に破ることになる。
耳が痛くなるほど言われても、連れていく事はできない。
そんな俺達兄妹の生活に刺激を与えたのは、流行り者の着物とは駆け離れた法衣を羽織り、リンと名乗る一人の少女だった。
追記:
『サイクル・トランス 転生した僕らは二重人格で通ってる』
海斗視点の約二年前のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-17 20:17:08
59885文字
会話率:64%
少年は困惑していた。
黒髪黒目、至って普通の高校生の彼は、眠っていた筈だが…
気がつけば異世界の誰かに憑依などと笑えない状況になっていたのだ。
金の髪に紺碧の瞳。現実では明らかにありえない眼の色彩に驚いたのは懐かしい。
さらに言えば、木陰に
放置させられて居て傍らには剣が置いて在った事もだが。
通りがかった一人の女性が彼を拾った。
群青色の髪に透き通る様な青い瞳。
寡黙でほとんど喋らない彼女は彼女なりに少年に愛情を注いでいく。
何時しか二人の距離も近くなり、傍らからは歳の離れた姉妹の様にも。
師であり恩人であり、名づけの親でも有る彼女と共に、憑依した少年は今日も波乱万丈に生きていくかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-28 14:32:03
4713文字
会話率:15%
人を喰うと言われている有翼人「翼族」。その翼族と人間の間に生まれた兄弟、巳白と清流。女官リトは彼らと友人として違和感なく接していたが、周囲は彼らを危険だと迫害している事実に気づく。翼族について調べはじめるリト。そして恐ろしい目的のために近づ
く翼族調査委員会のメンバー。そしてリトはどんどん危険な目に遭うことになる……。_陽炎隊シリーズ第二章。***********お詫び*********内容が一部抜けていました。11-3を追加。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-15 23:42:59
420198文字
会話率:35%
とても大切な彼女は、羽を持つ者。仲間を探し、飛び立つ彼女にカイルは――■イラスト小説企画『小説風景12選』2月参加作品です■
最終更新:2009-01-30 21:10:50
4386文字
会話率:39%
四人の神が統べる国、GURDEN。その四神に仕えている三人の翼人によって秩序は護られていた。三人の翼人の名をフィデリオ=グラジオ、カスケード=ニウ。しかし三人目の翼人であるオルレカはいなかった。死を司るオルレカはその重い役目の為に短命で、前
任者も早くにその生を閉じていた。だが増えすぎた人口を間引く為に再びオルレカが選ばれた。スプレケリアという名の紅い花。人々を間引く仕事に傷ついていく。そんな中、カスケードが反旗を翻した。短い生涯を閉じた前任のオルレカは彼が育てたのである。神の方針に逆らうカスケードの思いに惹かれていく現オルレカのケリーだったが立場故に剣を交える。元よりカスケードはこの地の番人であり、古いその身は戦闘中に終わりを告げた。生を司る神の消滅でこの地に咲いた人々も滅んでいくと、残った神と翼人は新天地を求める事を決意した。オルレカにも同行するように言うが、彼はこの地に残り、カスケードの復活を待つと答える。オルレカの手にはカスケードの身体から零れた種が残っている。そして時が満ち、孤独に耐え待っていたオルレカの元へカスケードは新しい肉体を得て帰ってくるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-01-28 09:15:26
105558文字
会話率:21%
『貴方は、天使を見たことがある?』そう聞かれたら…
最終更新:2007-01-25 23:34:55
3006文字
会話率:16%
虐げられる緋い少女と蒼い少年が経験する色々な物語。
最終更新:2006-03-14 15:05:37
1831文字
会話率:43%