電車で登校していたら寝過ごして海についた。仕方がないので浜辺を散歩していると、クラスメイトの女子と会う。しかし彼女は普段から僕を目の敵にしている人物だった。
最終更新:2011-08-12 00:00:00
4677文字
会話率:37%
生まれて間もなく山に捨てられてしまった子犬は、山の中で餌を獲る方法も雨風を防ぐ術も知らなかった。
自然界で命を永らえるには、親や仲間の庇護を得られるか類い希なる運に恵まれた生き物たちだけだった。
洋犬や和犬。大型犬や小型犬。
猟犬に愛玩犬。年老いた犬や幼犬。群れを組んで山の中を徘徊する犬。一頭で行動する犬。山の中は犬の見本市だった。
雑多な種類の犬が塵芥屑のように捨てられていた。
元々は飼い犬として愛でられていた犬もいたはずだったが、人間の勝手な都合で山に放り出されてしまった犬《もの》も沢山いた。
今では野良犬《(こう》、野良犬と卑下されて人間の目の敵。
山の中で生きる動物は犬や猫だけではなかった。熊や猪、狸に兎などが棲息していた。生き物たちは互いの餌場を荒らす事なく、自分の領域内で餌を摂取し穏やかに暮らしていた。
山は四季折々、明媚な風景に彩られていたが、ゴルフ場造成のため広範囲に渡り山が平らげられた。夜間、人が絶えたゴルフ場は獰猛な番犬が牙を研ぎ待ち構えていた。
番犬は侵入者を発見すると容赦なく殺戮した。
広範囲なゴルフ場のために餌場を狭められた生き物たちは、餌を求め山を徘徊するようになった。
強い生き物は弱者を襲った。
弱い生き物たちは仕方なく町に降り餌を求めた。町で人間に姿を見られたら最後、決して無事に戻って来られないと知ってはいたが止む負えなかった。
生き物たちはどうして人間に追い回されるのか解らなかった。山で食べられない餌を探しに町に下りただけ、ただ腹が減ったから……餌を食べたいだけだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-23 11:04:12
2836文字
会話率:0%
昭和20年8月敗戦。日本軍は武装解除。目の敵にされたのが「日本刀」
であった。数多くの日本刀が廃棄処分にされた。その難を免れ、後に「赤
羽刀」と呼ばれた日本刀を巡る伝である。
最終更新:2011-05-13 19:42:59
7608文字
会話率:7%
プライド高い柘榴は自分を屈辱に追い込んだ我心を恨む。
そして入ったゼロ塾。その帰り、柘榴は我心の驚くべき秘密を知る。
なんでもできる能力の代わりに人を不幸に陥れる―?
「俺にもその力を分けてくれないか―?」
我心を目の敵にしている柘榴と「友
達」という言葉を否定する我心。
そんな2人の友情ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-08 11:18:34
32563文字
会話率:41%
リザードマンになって早3年。相変わらず世間は僕に冷たい―魔物の驚異にさらされた人間達が世界を救おうと同志を集め各地を冒険している時代。一人の冒険家を襲った悲劇。それは目の敵である魔物になったという事実。これは何かの陰謀?神の戯れ?それとも…
果たして彼は元の体に戻れるのだろうか?プロットしか作らない作者が、ちとやる気を出して書いたライトファンタジー。読んでいただけば幸いです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2009-08-17 13:15:30
622文字
会話率:0%