ーー魔法使いが願いを叶えると、
その分ひとつ、流れ星が彼のバックパックに入り込む。
魔法使いは、全能だ。
その全能故の退屈を、埋めるために彼は流星を探す。
魔法使いは、不死だ。
その不死故の孤独を、埋めるために彼は魔法を使う。
これは、その
退屈な繰り返しを、しかし止めない、彼の「生きる意味」を貴方が見つける物語。
その途中で、彼が気まぐれに誰かの「願い」を叶えたり、叶えなかったりする物語。
全能の魔法は、魔法使いに優しくない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-31 21:00:00
93608文字
会話率:1%
主人公の新垣 寅(あらがき とら)は、何も変哲もないただの男子高校生。
今年の春で高校3年生になった。
勉学もスポーツも、クラス全体では中の中で、特に飛び抜けた能力はなかった。
ただ、少し好奇心旺盛で少し演技が上手かった。
専門でやってい
る人ほどではないが、たまに演劇部の友人に助っ人に呼ばれていた。
その日は演劇部で助っ人で呼ばれた後の帰りのことだった。
ふと、寄り道をしたくて、遠回りしていると、薄暗い通路に行きついた。
そこにあったのは、汚れがひとつない机と椅子、明かりがついたデスクトップパソコン。
明らかに異質な"それ"に思わず、足が動く。パソコンの画面を覗き込むとこう書かれていた。
「君に質問だ。この日、世界が終焉を迎えるとしよう。君にはそれを変える力がある。どうする?」
その奇妙な問いかけに、「変える力があるなら・・・変えたいかな」と呟くと目の前が真っ白になった。
目を覚ますと、百合の花のようふんわりとした白い布が、目に飛び込んできた。
ふれたら壊れてしまいそうなガラスのような肌とは対照に、二つ結びされた燃えるような赤い髪が揺らめく少女がいた。
「君は一体・・・」
そう呟くと、少女は無邪気に笑う。
白い世界が淡い色に染められた気がした。
「ボクの名前はシアナ、よろしくね」
「ボクと一緒に終焉《カタストロフィ》を止めてくれないか!」
「か、かたすとろふぃ・・・?」
「この世界で、終焉《カタストロフィ》を止めないと、キミが元居た世界も、終わってしまうのだよ」
追放、転生、転移などの当たり前のこの世界で繰り返される悲劇を止める為に・・・。
新垣 寅と、シアナと名乗る赤髪の少女の―終焉を止める険しい冒険が始まる。
「それは本当に正しい事なのかい?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-14 17:46:11
18694文字
会話率:32%
かつて最も自然に恵まれ精霊に愛された国と謳われた「イトアリア」
この国に住む人々は自然から与えられる恵みに感謝し、自然の守護者である精霊と共に自然を愛し守っていた。しかし、時が過ぎるのにつれ人々はより良い生活を求め、自然を破壊し始めたのだ
った。破壊を止めない人々を精霊たちは拒絶し残った自然に結界を張って人から隔離したのだった。
そして、精霊に見放されてから数百年。破壊されたかつての自然は黒い障気に覆われ狂暴な魔物が蔓延っていた。国は荒れ果て深刻な食料不足に陥り、貧富の差から犯罪や戦争が絶えなくなっていた。
そんなある日、魔物が蔓延る障気の森の入り口に一人の少女がいた。まだ幼さが残る少女の手元には一振りの刀が握られていた。少女は森に言い放つ。「それではありがたく頂きます」。
これは一人の悪食の少女が起こす奇跡と美食の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-24 21:37:02
650文字
会話率:62%
突如2つの人格に憑依された主人公は現実世界でどんどん孤立していく。
そんな彼はある日、黒い渦に呑まれ異世界に転移する。だが現実世界に未練がある彼は現実世界に帰る方法を見つけるために冒険を始める。
しかし世界は甘くなく厳しい。何度も窮地に追い
やられる。だが歩みを止めない。必ず帰ると心に誓ったから。
そして彼は冒険の過程で世界の真相に迫ることになる。
これは異世界でしか描けない物語。
ちっぽけな男が世界を壊す物語。
すいません次話は4/21深夜です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-22 03:10:39
49010文字
会話率:69%
エイプリルフールネタです。
執筆動機の部分はいたってまじめに書きました。それ以外はいわゆる民明書房です。最終回より先に解説をでっちあげたものですから、後々小説本体と合わない箇所が多発するでしょう。後で見返して恥ずかしい思いをすることにな
る予定ですが、実は執筆を途中で止めないようにするための装置でもあります。
小説本体は週末に細々と連載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 21:31:32
12669文字
会話率:1%
剣と魔法の世界<<スペイデルティア>>では、時折不思議なことが起こる。それは、神隠し。または転移現象と呼ばれるもの。
それは時たま、その者に変化を持たせて現へ帰る場合がある。
主人公である『アオト』はその現
象に巻き込まれ、五年後に見事生還して見せた。しかし、その間に何があったのか、何をしたのか。その一切の記憶がなく、気が付いたら異常なほど発達した肉体を手に入れていた。
我々から見れば、これは異世界から異世界に転移した者の、その後のお話である。無事に平穏な生活を送るのか。それとも事件の謎を追うのか。全てはアオトの決めること。
いずれにせよ、ろくなことにならないのは確かである。超常現象に、冒涜的現象に、不自然的現象には、近寄らぬことこそが最適解であるねは火を見るより明らかだけれど、ね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-23 09:43:10
2855文字
会話率:34%
浮気を止めない夫・ロキを一途に慕う妻のシギュンと、そんなシギュンに向き合えないロキ。世界が終わりを迎える前に、2人の運命は加速する。
※北欧神話を知らない人でも分かるように書いて(いるつもりで)います。
最終更新:2019-01-10 02:05:58
10868文字
会話率:26%
(本作は毎週日曜朝8時頃に更新されます)
かつて地球は、人智を超越する侵略者達との戦いに明け暮れていた。その最後の災厄から6年を経てなおも、爪痕は深く――異星人を巡る人類同士の不毛な争いは、平和になれたはずの地上を混沌へ誘う。
人類統
合軍特殊部隊「グレイハウンド」に所属する火村竜馬は、その戦乱から異星人の孤児達を守る任務を帯びていたが、自身の生い立ちゆえに消極的な態度を露わにしていた。一方、異星人抹殺を掲げる過激派団体「星雲神理教」は、無力な異星人の子供達に狙いを定めており――?
平和のため、正義のためと叫び、血で血を洗う闘争を止めない戦士達。彼らは果たして、この終わらない戦いに意味を見出すことが出来るのだろうか。
(本作は前作「星雲特警ヘイデリオン」における、ピョートル・ヴラーンゲリ先生の原作「Soldier's Belief~戦狗を継ぐ者~」とのコラボ作を引き継いだ内容となっております。また、ハーメルン、エブリスタ、カクヨム等でも掲載予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 08:04:43
28660文字
会話率:38%
世界は地獄に蝕まれている。消しても消しても亡くならないデストピアは癌のように転移していく。
終わらない悲劇。連鎖する憎悪。流れ続ける涙。
なぜ地獄は生み出されるのか。どうして人は争いを止めないのか。
そんな疑問を胸に抱きながら魔術兵
器捜査官事務局に所属する捜査官、海凪千斗は地獄を駆け抜ける。
これは魔術と科学が両立する近未来で足搔く青年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 12:00:00
822文字
会話率:0%
◆哲学(経済学)×百合×異世界ファンタジー◆
経済学部の大学3年生である須藤 茉莉花(まつりか)は、世界の管理者の都合で世界各国で戦争勃発中の異世界に10歳の時の姿で転生させられてしまう。
元の世界に戻る為、『イメージした武具を錬
成出来るチート能力』で創り出した"完全魔法耐性"を備えた漆黒の鎧を身に纏い『無剣の黒騎士』として、茉莉花はその圧倒的な武力で各国の戦争へと介入していく。
しかし、『元の世界に戻る為』の戦争終結だったが、その行動は黒騎士を男だと勘違いした人々(主に女の子)を惹き付け、ノーマルだった茉莉花を百合へと目覚めさせてしまう...。
18/5/12:
15万PV達成。
挿絵も続々追加中です!
注意︰
NL、百合ハーレム、NTR、残酷な描写を含みます。
苦手な方はご注意願います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 13:12:11
251444文字
会話率:31%
───望むことは罪なのか。
科学が発展したが、手に入れることを止めない人類に待っていたのは破滅だった。突如人類を襲った呪い───残滓(ユアン)によってもたらされたそれは、三千という時間をかけて築かれた文明を砂に戻し、人が人である感情を奪い取
った。時は西暦3500年。終わりの始まりから500年経ち、人工知能も情報技術も、世界地図でさえ失われた世界で、二人の少年少女が出会った。
荒廃した世界を旅する、死にたがりの少年と狂いたがりの少女が紡いだ、終末前夜の物語───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-27 18:51:11
4727文字
会話率:43%
現実世界から気がつけば異世界をひたすら転生する事になった元高校生だったタクトは、何百という転生で、生きる事に疲れ果てた。
しかし、終わりは迎えることはできずに、死んでも新たな生を受けるだけだ。
ならば、娯楽のないこの異世界で俺の人生
を使い、人生をエンジョイすればいいと思い至った。
転生者は自分の人生がよりドラマティックに、感動的に、そして人の為に生きる事を決心する。
己のエゴと自覚しながらも、人を救う事を止めない。
時に人の為に命を捨てて自爆し、時には人に生命力を与えて命果てる。
自作自演しつつも、世のため人の為に命を掛け続ける。
本当の死はいつ訪れるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-24 18:24:38
160828文字
会話率:31%
彼、紙村征史楼(しむらせいしろう)は欲した、理に抗う快楽を
彼、御剣月兎(みつるぎつきと)は求めた、愛と平和の理想を
彼、青葉巡(あおばめぐる)は望んだ、全てをを救える力を
彼らは世界を変える、誰がどんなに抗おうとも、お伽噺のよう
な現実を押し通していく、それは渇望した者の義務だ、一切合切を持論で殴り飛ばしながら彼らは歩みを止めない。それが良く転ぶにしても、悪く転ぶにしても。
彼等の行く先は悲劇か喜劇か、それは神さえも分からない。ただ一つ分かっているのは
彼等は主人公だ、物語を作り、人々を動かしていく、英雄達。
to be continued・・・
3人の主役級が異世界で生きる話
この話はu・mizu・ふらめが各々書いたものをuが纏め投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-08 01:33:05
23029文字
会話率:27%
自分の声に自信がないという理由で歌手になる夢を諦めた茅﨑しづくは、ある日クラスメイトに「声がきれい」と言われて自分の夢を見直すことにした。
同じく歌手を目指しているという美咲の勢いに押され、再び歌手になることを決意したしづく。
「やってみな
きゃわからない、千里の道も一歩からだよっ!!」
美咲のそんな言葉でユニットを結成したふたりは、将来への道を進み続ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-16 18:04:42
8170文字
会話率:27%
普通の女子高生であった陽月アカリは、ある日突然異世界に召喚される。そこは魔法が一般的なものとして存在する世界。一見平和に見えるその世界では、人族を滅ぼそうと魔界から魔族が侵攻していた。魔族の長である魔王を倒すため、彼女は冒険者となる。出会い
。別れ。友情。裏切り。数多の物語が待ち受けるだろうが、彼女は歩みを止めない。世界を、大切なものを守りたいから。しかし彼女は知らなかった。自分の本当の正体を。
ーーー自分の本来の、使命を。
……ん?何処からか駒鳥の様に愛らしい声が聞こえる…これは恐らく助けを求める声。レディの為なら私も手を貸さざるを得ない。美の化身、この三ヶ星照輝が貴女に逢いに行くとしよう…!待っていてくれレディ!今、この女神に愛されし者、三ヶ星照輝が貴女に逢いにい(ry
※これは世界を救う勇者である陽月アカリの物語ではない。乙女ゲーム攻略キャラであり人気投票第1位☆イケメンハンサムナルシスト高校生である、『三ヶ星照輝』の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-22 23:42:43
4818文字
会話率:36%
男は死ぬ間際に願った。その願いは聞き届けられ力を授けられる。その願いは彼が思っていたよりも余りにも大きな力としてその身体に宿った。
大きな力を持つ者ならば、それに見合った運命を歩まなければならないのか、彼の人生はゲームのようなある者を倒
して終わるなんてハッピーエンドを待ち受けていなかった。誰が悪くて誰が良いのかなんて測る事なんて出来ない。だからこそ彼はその道で会っているのかも分からず、守りたいと思っている者の為にその道を歩んでいく。その歩む道は苦難の連続など知っている。無謀だと言われることさえ分かっている。だがそれでも彼は歩むのを止めない。ふと立ち止まったとしてもそのスキルに身を任せ、また歩むだろう。
アルファポリスでも投稿しています。
現在、作者の都合により文脈が乱れる部分がありますが、完結させた後に改訂版として書き直すつもりなのでそれまでお待ちください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-08 06:00:00
78386文字
会話率:29%
Hの母は冷蔵庫をいつも満杯にする人だった。使い切れなくても腐らせても止めない。けれど、一杯なのは冷蔵庫だけ。そこにある理由とは。
upppi撤退で引き揚げた作品の加筆修正版です。
最終更新:2018-06-03 01:12:41
2710文字
会話率:22%
死にたいけれど、死ねないなんて思う事はないだろうか。俺は毎日そう思っている。
退屈な日々の中、俺を取り巻く環境は一風変わっている。
心を壊した俺、俺を束縛して手中に収める千夏、幽霊しか愛せない毅、死んでしまった美咲。幼馴染である俺たち四
人は、何処かで狂っていると知りながらもそれをやめることは出来ない。俺自身も、死んでしまった心を生き返らせる事は考えられなかったはずだった。
しかしその考えは覆されることになる。
七月の夏真っ盛りなある日、この町にだけ、雪が降った。燦々と太陽が輝く中、雪は平気な顔をして降り積もったのだ。
そして同時に、夏雪は奈緒という女性を連れてくる。無邪気で天真爛漫で破天荒。楽しい事しか考えていないような彼女は、だけど俺の死んでしまった心を蘇らせた。ありていに言えば、俺は奈緒に惚れたのだ。
彼女に惚れた俺は、何とか振り向かせようと行動を試みるけれど、奈緒はそんなの気にも止めない。やがて夏雪が俺の町を侵食し始めて、それどころではなくなる。
雪に侵された町、神出鬼没の奈緒。その正体とは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-14 21:08:58
105996文字
会話率:48%
大学1年生の夏。良くしてくれる女性に告白したけどあっけなくフラれた主人公。失意のまま歩いていると、信号が赤になっている事に気が付かずに直進して来たトラックに轢かれて死んでしまう。
しかし、気が付けば見覚えのない空間に、見た事が無いほど綺麗
な女性が立っていた。その女性は女神イスターシャと名乗り、主人公にとあるお願いをする。
「馬鹿女神が考え無しに転生・転移させた勇者たちを止めて欲しいの」
自分勝手に暴れ回る勇者たちを止めるために転生させられた主人公……アベルに与えられた力は『勇者に対してのみ各ステータス100倍』というものだけ。しかも、最低5人は止めないとセッ○スが出来ないという。
アベルは自身の為、ついでに世界のために勇者を止めるべく強くなる事を誓う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-28 20:57:01
39007文字
会話率:45%
幼い頃から魔法に魅了されていた少年イアンは、魔法に詳しくなっていく内に魔法を紡ぐための言葉や術式である【詠唱】を研究したいと思うようになる。
青春の全てを詠唱の研究に費やしたイアンは、ついに詠唱の研究学科を卒業し、まだ見ぬ世界へ、まだ知ら
ぬ詠唱を求めて旅をする事を決める。
…………のだが、もはや魔法を使う際に面倒な詠唱をする人なんておらず、よくよく考えれば魔獣は言葉なんて使わずに魔法を使うし……。
自分の全てを否定されてしまったイアンは、それでも誰が何と言おうと詠唱するのを止めないのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-06 19:08:39
3740文字
会話率:34%