橘香華子は妄想好きの女子高生。
自ら妄想したおっさんの生活を見守っていたが、そのおっさんは不遇のために自殺してしまった。
香華子は兄の入れ知恵でおっさんの死をなかったことにしたが。
最終更新:2022-08-28 06:21:41
103872文字
会話率:30%
市内の霊園で、お墓の銅の花入れが根こそぎ盗まれる事件が多発した。ぼんやり死んでいた「俺」は、花入れの買い替えを妻に促すため、三か月ぶりにわが家に帰る。守護霊の老人に助けられ、家には入れたものの、妻に念を送ることができない。三十年連れ添った
妻と、本当は心が通じてなかったことに気づいてがく然とする「俺」。しかし、最強の全自動除霊マシーンである妻にもいくつか弱点があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 22:00:00
9537文字
会話率:43%
夜は明けるから なんて大人は言うけれど
だからなんだ だからなんだ
今夜あたしは凍えそうなの 今にもまぶたが落ちて二度と開かない気さえする
日が出たら だからなんだって言うんだ
アルコール依存が治るのか 左右不揃いな目が整うのか
不倫がなか
ったことにできるのか あたしの顔が綺麗になるのか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-24 00:03:53
1017文字
会話率:0%
結婚して二十五年になる主人公。
妻や娘から邪魔者扱いされている。
休みの日もゆっくりできないし、小遣いも少ない。
こんなことなら結婚なんてしなきゃよかったと思う。
ある日、主人公の前に老人が現れ、結婚しなかったことにすれば、あんたの未来は開
かれると言われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-22 18:46:45
11330文字
会話率:54%
とある国の、花も恥じらう乙女と言われる年代の私は、学園に通う伯爵家の娘の一人だ。
私が人と違うことの一つは、領地が水害続きで家が貧乏であること。もう一つは、八歳になった感謝を神様にお伝えするこの国伝統の礼拝のときに、神様から加護を授か
ったことだ。
神様からの加護は、数年に一人授かることが出来るか出来ないかの奇跡だ。ただ、残念ながら、私が授かった加護は、この国の歴史書に記されているような、素晴らしい加護ではなかった。
父母の話では、私が加護を授かったという噂の広がりとともに、怒涛のように押し寄せた婚約話は、私の加護の内容が知られたとたんに、潮のように引いていったそうだ。子供だった私には、関係のないことだ。
成長するにつれ、私のことを残念な加護持ちと、人々が噂していることを知ったが、私にはどうでもよかった。貧乏なのに、学園に通わせてくれた両親と兄のために、私は真面目に学園に通い勉強した。家族に経済的な負担をかけないために、神様から授かった加護を、私のお小遣い稼ぎに活用した。
これは、そんな私の日常を、神様が私に授けてくださった加護が、叩き壊してくれたお話である。
カクヨム にも投稿しています。カクヨム週間ランキング 恋愛で、64位をいただきました。
お頼みしていただけましたら幸いです。完結まで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 07:00:00
36536文字
会話率:31%
何かと物議を醸した”祝言”から数か月――
ハーティア・ルナンは、相思相愛になれたとことで更に愛の重さを加速させるグレイの狂愛を一身に受けていた。
十四歳の少女にはなかなかハードな毎日が強いられていたが、ある日、目の前に見知らぬ長身スレ
ンダー美女が現れる。
彼女は北の果てに棲む白狼から派遣されてきたと主張し、グレイにハーティアの存在についての説明を求めた。
<夜>の事件後、様々な出来事が立て込んで、己の種族に詳細な顛末の説明をしていなかったことに気付いたグレイは、ハーティアを伴い、北の果てにある白狼の群れを訪れることを決める。
季節は冬。<狼>たちの繁殖期がやってこようとしていた――
※本編『<月飼い>少女は<狼>とともに夢を見る』の完結1周年記念の番外編です。少なくとも本編読了後を推奨します。もう一つの番外編『毎日が辛すぎるので、狂気の愛を振り撒く番を何とかしたいと思います』も読了するとなお◎。
※<狼>の愛は、一途で、重い。このグレイの発言を胸に、『胃もたれしそうな愛』と『背筋が寒くなる愛』の奇跡のマリアージュを楽しめる、心の広い方に読んでいただきたい作品です。
※カクヨム様にも転載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 00:00:00
42821文字
会話率:45%
私、前世で何かしましたか!?
そう思ってしまうほど、ライラは前世の記憶を思い出してから碌な目にあっていない。
最初はこれ。
「君との婚約はなかったことにさせてもらう!」
1人の男子学生の声に当たりにいた学生たちがざわついた。
ここはユルフィア王立学園。国の中枢を支える貴族の子供たちが通う場所。デビュタント後であることが条件であり、16歳以上の子供たちだけが通う。
あぁ、なんか前世でこういう小説読んだことある。
そう宣言したのは、よく見知った顔の私の幼馴染である侯爵令息。隣には最近異世界召喚されたらしい黒髪に黒い瞳の少女。
元婚約者に全く未練はないが、また涙が出る。この涙は菜々ではなくライラの涙なのかもしれない。
「……、寝よう。それが一番大事よ、きっと」
そう言い聞かせると、ライラは目を閉じた。
前世の記憶を思い出した伯爵令嬢が、幸せになるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 21:00:00
79036文字
会話率:44%
建国歴12000年のメルへニカ王国。この世界は相も変わらずベースボールが世界的な人気を博していた。
メルへニカリーグベースボール、通称メルリーグが創設されてから2000年目となる節目のシーズンを終えたこの年の年末、メルへニカの首都アウグ
ストでは、ウィトゲンシュタイン家が建国千年紀に加え、メルリーグ誕生2000年を祝う千年記念パーティが行われていた。
そこに老年期を迎えたオリュンポリティア・ペンギンズの元監督、ブレッド・ベイカーが招待された。ブレッドを招待したのは、かつて低迷期から黄金期にかけてペンギンズを共に支えたウィトゲンシュタイン家の分家にあたるバロン家当主、エステルハージートルタ・バロン・ウィトゲンシュタインの曾孫にして、ウィトゲンシュタイン本家に在籍しているプリンツレゲンテントルテ・ウィトゲンシュタインであった。
世間話を繰り返す内、ブレッドはプリンツがエステルの偉大な功績を知らなかったことに驚愕する。
ブレッドはエステルが持っていた記念のボールをプリンツから譲られ、何らかの意図を感じながらも、エステルの思い出が詰まった記念のボールをその手に持ち、自らの若年期を鮮明に思い返すのであった。
他のサイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-23 00:00:00
288252文字
会話率:53%
息子を事故により失った男が、死の瀬戸際に謎の声と契約を交わす。
ーー「もし魔物図鑑を全て埋めてくれたら、息子が死ななかったことにしてやってもいい」ーー
意味も分からぬまま契約を交わした途端、異世界へ転生する。
魔物を捕獲する力に目覚めた主人
公は魔物図鑑を埋めるべく、テイムした魔物達たちと共により強い魔物に挑いんでいく。
※主人公は魔物を後方で操るのではなく、一緒に戦います。
また、カクヨムにて投稿したものを、
誤字脱字などの改稿をして、小説家になろうへ投稿しております。(内容に違いはありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 15:29:09
111211文字
会話率:34%
とある王国の夜会にて。
その国の第二王子ベスロティと、隣国オルティア皇国第三皇女クリスティアの婚約が唐突に発表された。
元から結ばれていた王子の婚約はなかったことになり、略奪に成功したクリスティアは己の勝利にほくそ笑む。
身分の低い母、放
置する父への復讐の為に、強引に子供をもうけてまで故国を見返してやろうと計画したクリスティア。全てが上手く運んだと思っていた時、王子ベスロティから奇妙な提案がもたらされる。
「貴女は『想像妊娠』していることになるんですよ、皇女殿下」
王子ベスロティから告げられるクリスティアの出生の真実と、逃れられない血の呪い。
それを受け止めた彼女の選ぶ道の先には、哀しくも穏やかで、ささやかな幸福が続いていた。
【全3話・完結まで投稿済(毎日20時)】
※直接的な描写はありませんが、割と人が死にます。ご注意ください。
短編「玉子の国の転生令嬢」と世界観は同じですが、同じ登場人物は全く出て来ません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 20:00:00
20699文字
会話率:50%
ぼんやりと思い描いていた16歳の私とはかけ離れた現実。
蒸発した両親やずっと友達だと疑わなかった友人の本音や、考え方、行動によって今まで自分が信じて疑わなかったことに歪みが生まれる。自分は何を見て、感じて、考えて生きてきたのだろうと自問自答
し、その中で新しい自分を見つけようと奮闘する。
何が残って何が残らないのか。
何が正しくて何が間違っているのか。
生きるって何?何故生き続ける必要があるのか。
漠然として終わらない日常を続ける不満と、自分で終わらせることが出来るのにそれをしない矛盾に苦しみながら本当の意味で成長していく話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 10:13:02
3055文字
会話率:0%
和晴は、遠方に転勤していた親友の福が帰っていることを友人経由で知った。福から直接教えてもらえなかったことにショックを受け、電話をかけることにする。
ネタバレするので、落ちをタグづけしていません。地雷だったら本当にすみません。
同人アンソロ
ジー「男前、玉に瑕」より自作を加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-11 23:50:21
8976文字
会話率:41%
血筋だけ特殊なファニー・イエッセル・クリスタラーは、名前や身元を偽りメイド業に勤しんでいた。何もないただ広いだけの領地はそれだけでお金がかかり、古い屋敷も修繕費がいくらあっても足りない。
いつものようにお茶会の給仕に携わった彼女は、令息
たちの会話に耳を疑う。ある女性を誰が口説き落とせるかの賭けをしていた。その対象は彼女だった。絶対こいつらに関わらない。そんな決意は虚しく、親しくなれるように手筈を整えろと脅され断りきれなかった。抵抗はしたものの身分の壁は高く、メイドとしても令嬢としても賭けの舞台に上がることに。
これは前世の記憶を持つ貧乏な令嬢が、見なかったことにしたかったのに巻き込まれ、自分の存在を見なかったことにしない人たちと出会った物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 12:00:00
277504文字
会話率:44%
「君との婚約をなかったことにしてほしい、アイリーン」
舞踏会でも卒業式でもなんでもない。
うちの庭の裏。
農村にありがちな納屋の横、壊れた農機具が転がる場所で私は婚約破棄をされた。
書けたものから投稿していきます。
誤字報告
、ブクマ、評価ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 13:01:13
261523文字
会話率:55%
「ティエド、私たちの結婚の約束、なかったことにしてほしいの」
イハナは、幼い時から慈しんでくれた婚約者に、別れを告げた。
「君がそれを望むなら、僕は応じよう」
どこか安堵したような穏やかな顔をするティエドの心は、イハナにはわからない。
ただ、彼が幸せになりますように、と心から祈っていた。
——これが溺愛だと、僕だけが知ればいい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-23 18:00:00
7123文字
会話率:10%
伯爵家に仕えて7年経ちますが、今日ほど若様を愚かだと思ったことはありません。
旦那様が必死で結んだ侯爵家との縁談を見事に台無しにしたのですから。
おまけに「真実の愛」に生きると言って、告白した幼馴染にはすでに別の婚約者がいて一瞬で振られてし
まったではありませんか。
今度は元婚約者に復縁?無理だと思いますが頑張ってください。
なんで私はこんな人が好きだったんだろう……そんな黒歴史なかったことにしてほしいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 19:12:00
15574文字
会話率:47%
田舎に引っ越してきた斎藤カズマは17歳の高校男子。
納屋の掃除をしていると、如何にも『異世界への扉』と言わんばかりの鏡を見つけてしまう。
しかし、ノー異世界、ノータッチと言う事で見なかったことにしたのだが……。
朝起きると、世紀末覇者のよう
な異世界人が正座しながら座っている!
どうなる!?異世界での生活も含めた今後の人生設計!
ギャグ要素もありつつシリアスもありつつ、カズマは愛しのマリリンと交流を深めていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 08:25:37
94978文字
会話率:42%
卒業したら玉の輿にのるはずだったルーシーは、卒業の日に婚約破棄されてしまう。
ショックで落ち込むルーシーだったが、本人以上に結婚を心待ちにしていた両親から家を追い出されてしまった。
路頭に迷っていると、遊び人で有名だった元同級生のジョセ
フと、公爵夫人の密会現場を目撃する。思わぬスキャンダルに動揺したルーシーは、それを見なかったことにして、勘当の撤回を求めて家に戻るとにした。
家に戻ったルーシーに、追い出さない代わりに両親が出した条件は、次の縁談の相手と婚約することだった。それを承諾したルーシーは、なんとか勘当されるのを免れるが、両親が血眼になって探してきた相手は、なんとジョセフだった。
当然受け入れられないルーシーは、不倫をネタにジョセフに頼み込み、偽の婚約をすることでなんとか勘当を回避するものの、半年後にはその嘘もバレてしまう。
ピンチに陥り困惑するルーシーに、ジョセフは余裕の笑みを浮かべて宣言した。
「お前を半年以内に、理想の相手と結婚させてやる」
タイムリミットの半年以内に理想の相手と結ばれるため、ルーシーの婚活サバイバルが始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 12:24:22
182038文字
会話率:49%
普通の高校生よりも少し好奇心旺盛な男、新城 真(しんじょう まこと)は学校から帰宅すると、机の上に見覚えのないジュラルミンケースが置いてあるのを発見する。開けてみると、そこには消滅銃という見るからに怪しげなものが入っていた。取扱説明書による
と、この銃に撃たれた人は存在がなかったことになり、あらゆる記憶や記録から消えて一切の痕跡が無くなってしまうのだという。荒唐無稽な話だと思いつつ面白半分に使ってみたら、本当に消えてしまった!?
本物だと知った新城は、消滅銃をどう使い、どんな結末を迎えるのか。
待っているのは希望か、それとも絶望か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 07:23:05
44312文字
会話率:28%
悪役令嬢「貴方は皇太子の妻にふさわしくない!」
皇太子「そうだそうだ!婚約破棄だ!悪役令嬢ちゃんかわいい結婚しよう!」
悪役令嬢「貴方は聖女らしいけど無能。追放する」
勇者「そうだそうだ!パーティ追放だ!悪役令嬢ちゃんが俺たちの女神だ!」
悪役令嬢「くっくっく、皇太子との結婚は決まったし、勇者パーティの一員として魔王も討伐したわ。この世は私の思い通りになるようね!」
王女「残念ね、私と殿下は真の愛で結ばれたわ」
皇太子「ごめんね、婚約破棄はなかったことに」
聖女「聖女パワーに目覚めました」
勇者「俺が間違ってた!聖女ちゃんカムバック!」
悪役令嬢「なん・・・だと・・・?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 23:49:45
1186文字
会話率:52%