「私のことなんて何もわかってないくせに!」
六年前、些細なことからレイは親友とすれ違った。それは単なる嫌な思い出で済むことなく、レイにとって努力すること対する姿勢そのものを変えてしまった。
卒業を来年の春に控えた魔法学院の生徒であるレイ
は、未だ魔法が使えない。これまでも魔法を使うことから避けてばかり。どこか遠くを見据えて、いつか魔法が使えるようになったらいいのに、そう願い続けるばかりの毎日だった。
しかし、諦めきれない願いを前にして、レイは初めて前を向く。あの時軽んじた努力に辛さを噛み締めながらも、あの時のように自分の弱い意志で何かを諦めることはしたくなかったから。
「だって……私はわがままだから。」
レイは魔法を紡ぐ。これまでの自分ができなかった分、そうして努力をしてきたのだから。あの時の後悔は、決して無駄ではなかった。
「私はあなたがよく知ってる私で、そしてあなたもよく知らない私。だから、ちょっとは覚悟しててよね」
こうして紡がれるレイの魔法は果てしなく幻想的で、そして、わがままな願いに満ちていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 18:00:00
156618文字
会話率:50%
君は魔法が使えるようになったんだよいぇーい!!銀髪の少女はさも楽しそうに俺に絶望を告げた。なんで俺ここにいるの・・・。ひょんな絶望から始まった世界の再構築はごく普通の一般的普遍的高校生の三鷹裕二にとって人生観を大きく変えるものであり、絶望が
大方をおおう世界であったが・・・どうやらこいつらはそんな俺の気持ちなんて忖度する心が一ミクロンも生まれないほどにこの世界観に慣れているらしい・・・魔法世界が日常と隣り合わせになる。彼ら彼女らの行く末は果たして折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 21:24:03
5289文字
会話率:58%
魔法を使うには世界と契約をすることが必要。世界が契約を許すのは美しいモノだけ。
魔法が使えるようになった彼らは、ルールに縛られながら、それでも自分の信念を貫くために長い時間を生きていく。
人間もそれ以外も、自らの願いのために生きている。
何
処かで聞いたことのある魔女たちがのんびりとお茶会をする話。
海で生まれたサメの人魚が、陸で恋をする話。
恋を知りたい魔女が赤ん坊を攫って育てる話。
硝子の靴を手に入れた女の子が運命に出会う話。
氷の城に春が来る話。
などなど、色々な童話から着想を得て、出て来る登場人物の名前や境遇を悪魔合体した作品です。
随時、話を出すたびにあらすじに追加してきます。今とりあえず出す予定の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:00:00
18468文字
会話率:42%
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境
に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
アルファポリスさんにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 10:05:31
104765文字
会話率:48%
ごく普通の少年の守くん、彼はある日偶然見つけた石を手に取り
まったく別な世界に旅立つことになってしまいました
そこで女神さまから魔法の力を貰い、魔法が使えるようになったものの、
その力と引き換えにすこし困ったものまで貰ってしまい・・・?
これは、異なる世界で主に年上のお姉さんたちといろいろなことを成す、
夢と希望と、色気と鼻血に満ち溢れた冒険ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 22:17:30
182811文字
会話率:42%
突如として魔法が使えるようになった世界で、少年2人と少女1人が旅をして行く物語
最終更新:2021-11-13 23:14:44
57502文字
会話率:40%
暴走トラックに轢かれ命を落とした俺は、異世界の精霊族へと転生を果たした。
前世で送ったつまらない人生を後悔し、今世では意味のある人生を送ろうと精霊族の村を出ることを決意する俺。
しかし二年経っても一向に魔法が使えるようにならず、村を出るのを
諦めかけてしまう。
ふてくされたように本の山を見つめる日々が続いていたある日、俺は何となく古代魔法の本を手に取る。パラパラとページをめくり適当にその一つを唱えてみる。
「古代炎魔法・竜の息吹!!」
すると突然指先から炎柱が立ち昇り、天井に穴を開けた。
古代魔法――それは難攻不落の術式を要し、習得に何千年もかかると言われている魔法。使える者などほぼ皆無。
どうやら俺はそれが使えるみたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 21:28:11
83976文字
会話率:48%
魔王討伐を成功した勇者パーティ。その内の1人、賢者ハクは後遺症により魔法が使えないことを理由に隠居する。
その後魔法が使えるようになり、やることが無くなったので色々と見て回ることを決意。
知らない国があったり、知人がいないことを不思議に思っ
てると、なんと
隠居してから1000年が経過してた!?
「隠居して1000年後の世界ってマ?!まぁいいか」
案外平和なので気にせず、気ままにスローライフを決め込め、自由に生きていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 07:00:00
7588文字
会話率:38%
私の名前は桜野香織。
この春から高校生になったばかりの15歳!!
これから私の楽しいスクールライフが始まる!!
と、思っていたんだけどなぁ
世界が一変して、魔法が使えるようになった!!
ひょんな事から錬金術が使えるようになってしまった私は色
々な物を作ってみることにする。
楽しい錬金術生活の始まりだ!!
と思ったのに、波乱の日々になってるよ!!
戦闘あり、物作りあり、そして、恋愛も……
香織と幼馴染みの咲の波瀾万丈な日々が始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-16 07:00:00
515485文字
会話率:61%
精霊の加護を受けて、スキルや魔法が使えるようになる世界。
Sランクパーティに所属するテイマーのぼく、エレン。15歳。
戦う力はないけれど、索敵、荷物持ちなどでパーティに貢献していた。
けれどパーティのリーダーから、戦闘に使えない役立た
ずだからと追放宣言される。
しかも挑んだ高難易度ダンジョンで、大量の強敵から逃げるためのエサとして、ぼくを置き去りにしていった。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチをむかえたぼくは、秘められた【精霊使い】の力を覚醒させる。
精霊たちから無限にスキルをゲット。
さらに精霊王の娘である不死鳥と契約し、最強となる。
その一方で、パーティメンバーたちは、ぼくを追放したことで、精霊に嫌われ、持っていた力を全部没収。
最弱までなり下がり、不運が連続するようになる。
後からパーティに戻ってくれと泣きつかれるけど、もう遅い。
契約した美しい精霊たちに溺愛されながら、ぼくは新しい仲間と、気ままな冒険者生活を送るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 08:33:02
645376文字
会話率:46%
真山朔也は地下アイドルの追っかけが唯一の趣味という平凡な高校生だった。しかし、ある日『魔法風邪』を発症し、生活は一変する。魔法が使えるようになった朔也は人類の敵である蛟(ミズチ)と戦う使命を与えられた。蛟は人間の血を啜る危険な怪物で魔法以外
では倒せない。朔也は蛟を打倒する技術を学ぶため御子神学園という魔法学校へと強制的に転入させられた。そこで憧れのアイドル、白金色の髪を持つ美少女鶴来みつきと再会する。落ちこぼれだった朔也は魔法学園で少しずつ成長し、一人の強い戦士になっていく。やがて世界の秘密を解き明かしていくことになる。残酷な世界の真実を知らされた時、少年たちはどんな選択をするのか?誰が真の世界の守護者なのか?これは世界の摂理に抗う少年少女たちの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 19:22:17
161247文字
会話率:59%
陰キャの主人公が初めて買ったコーヒーを飲んで、ベットに横になると浮いていた。
そのコーヒーを飲むと魔法が使えるようになるのだ。
最終更新:2021-07-04 10:36:59
584文字
会話率:0%
ここは全人口の約三割の人間が魔力を利用し、魔法が使える世界である。まれに魔力が覚醒し魔法が使えるようになるものもいる。そんな世界で修業をして、ギルドを作り上げたジョーンズとその仲間たちの物語である。時には依頼をこなし、ときには、和気藹々とギ
ルドメンバーと交流したりそんな日常を描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 21:56:55
17294文字
会話率:74%
西暦2430年、この世界で魔法が使えるようになって80年が経過した。
魔法の発達により世界中が劇的に変わるかと思われたが、そんな中でも人類は特に変わることもなく機械化の進む世界で生きていました。
その年の4月、今年17歳になる瀧浪紫電は
父親との約束であった探偵業を引き継ぎ、約5年閉めていた探偵事務所のシャッターを開けた。
それと共に音も無く世界変革の歯車が少し回り始めた。科学と魔法が混ざり合い時代が流れる、多くの人類を巻き込んで・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 17:01:22
1955文字
会話率:49%
ララは新緑の森で拾われた女の子 体が弱く熱ばかりだし5才の時生死をさまよった
数日後奇跡の回復をした どこか変わった逞しい精神を持った女の子になっていった
可愛い女の子と逞しさが(アラフォーの疲れた看護師)せめぎわいながら薬師として
成長し
ていく のんびりファンタジーなおはなし折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 10:32:06
167728文字
会話率:44%
《本来のあらすじ》
高校一年生の浅海透夜(あさみとうや)はある日突然異世界に召喚され、粗末な装備を持たされてクラスメイトたちと一緒にダンジョンへと放り込まれてしまう。単独行動を好む性格が災いして仲間とはぐれてしまうが、その際に見つけた魔法の
本により魔法が使えるようになり、同じく手に入れた特殊な剣や鎧といった装備品に身を固めた透夜は、鍛錬のおかげもあっていつの間にか一人でもモンスターをあっさりと狩れるようになっていた。
やがて透夜は巨大芋虫に襲われていた一人の少女を助ける。それはクラスメイトの霧島絵理(きりしまえり)であった。
透夜は絵理とともにダンジョンを探索し、新たに仲間を増やしたり、さまざまな敵と戦ったり、アイテムを手に入れたり、モンスターの肉を食べたりしてなんとか生きていくというお話。
《マニアックな見かたをした場合のあらすじ》
霧島絵理は少し地味な女の子である。自分を助けてくれた浅海透夜のことが少しずつ気になっていくけれど、新たに仲間になるのはなぜか自分よりもハイスペックな女の子ばかり。時々心が折れそうになるものの、なんとか頑張っていくというお話。 ◆クラス転移ものですがメインキャラ以外はほとんど出てきません。 ◆モンスターの肉はただ焼いて食べるだけです。 ◆冒険自体は命がけですが基本的には軽いノリで進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 21:06:24
228900文字
会話率:38%
【第二章完結!】
膨大な魔力を持つアレクシスは、勇者の生まれ変わりだと言われていた。
だが、簡単な初級魔法すら使えず、次第に周囲の反応は冷たいものとなっていく。
魔力だけはずば抜けているので、無理やり魔法学園に通わされていたが、いつまで
たっても魔法が使えるようにならず。
あげく無能のレッテルを張られ、最後は王国から追放されてしまった。
しかし、アレクシスは魔法が使えない訳ではなかった。
魔力消費量が膨大で、普通の人間が使えば死んでしまう【禁術魔法】の使い手だったのだ。
死の淵に瀕して覚醒したアレクシスは、異次元の超火力禁術魔法で襲いかかってきた敵を一撃で葬り去る。
才能を買った帝国に超待遇で雇われ、アレクシスは新たな人生を歩み始めた。
え、魔王が復活して王国が大変だから今さら戻ってきてほしい?
もう遅いので帝国の植民地にでもなりますか?
無能だと思ってアレクシスを追放した王国は絶望的な窮地に陥り……。
※30話で植民地化します。
これはうっかりドラゴンを飼いならしたり、可愛い女の子に襲われたりしながら奮闘する、ちょっとエッチな魔王討伐物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 20:02:15
272541文字
会話率:24%
ある日、突然。小さな言葉の魔法が使えるようになったんだ。
最終更新:2021-04-04 10:56:10
1779文字
会話率:100%
灰ゲーマーな男子高校生、翔斗はお知りの痛みに悩まされていた。
母の勧めで病院に行くが、そこで医者から聞きなれない病名を告知されてしまう。
「残念ですが、貴方の診断名は百万人に一人の病、アクセプトプルプル病です」
ハア? なんそれ?
いや
、ドクターこれは痔でしょ。しっかりとした痔。アクセプトプルプルとか訳わかんない事言わんといて。
そんな事より、ゲーム配信は続けられるでしょうかね?
意地でもやりますけどね。
翔斗のやりこんでいるのは大人気ゲーム『Rondo Adventurer』。剣と魔法のRPGだ。NPCひとりひとりにAIが搭載された自由度の高さ、コミュニケーションによって反応やストーリーが変化していくマルチストリーが売りだ。
ポンコツパーティーと冒険していく中、レアなストーリー展開によって超有名ゲーム実況配信者になっていく。
一方、現実世界ではゲーム内のキャラクターが現れたり、不良に絡まれたり、魔法が使えるようになったりと半ヒッキーだった翔斗にとっての日常が崩れやがてゲーム世界と現実世界が交錯していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 13:20:17
33745文字
会話率:61%
剣道部に所属する高校三年生一ノ瀬薺(いちのせ なずな)。ある日の帰り道、不慮の事故で命を落としたと思われたが、目を開けるとそこは見たこともない異世界だった。急に魔法が使えるようになったわけでもなく、チート能力があるわけでもない彼の異世界への
ログインボーナスは死ぬ度に減っていく五つの『残機』だった。コンテニューのリスクも不明。コンテニューの有無すらも不明。残機が0になったとき、薺はどうなってしまうのか。『死』と隣り合わせの人生の中で薺が選んだ道とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-16 21:08:21
61727文字
会話率:36%