魔導書。
それは人がこの世に生を受けし時に顕現させる魔導士の証。
魔導書を通して初めて行使できる魔法は、アークランドと呼ばれるこの世界においてごく普通のありふれた力であり不可欠な力。
サラマンド王国を収めるヴェルブレイズ家に生まれた
王子ヴィンセント・ヴェルブレイズは、魔導士なら誰もが持つそんなごく普通の魔導書が現れないまま成人を迎える。
サラマンド王国には魔導士の階級制度が根強く残っており、階級は生まれ持った魔導書の能力の高さにより決定される。
それは生まれた瞬間にその者の魔導士としての運命が決まるという残酷な事実を意味している。
一般的な魔導士と違いヴェルブレイズ家では代々魔導書の顕現と覚醒は同時に起きない血筋であり、覚醒は肉体的・精神的に成熟した頃と遅い傾向にある。
ヴィンセントには、覚醒を促す代々受け継がれる成人の儀式においても覚醒が見られず、ついには魔導書の顕現すら認められなかった。
代わりに頬に刻まれた、嘲笑うような『G』の刻印。
王家の恥晒しという烙印を押されたヴィンセントはサラマンドを追放され、華々しい王家の生活から奴隷以下の最底階級へと一気に転落することになる。
全てを失い絶望する彼はまだ知らない。
魔導書(グリモワール)を持たないことが何を意味するのかーーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 12:05:34
183587文字
会話率:46%
時間の経過を止めてしまう、『永遠の魔法』。
そんな魔法がかかったお屋敷に、エルフのお姫様が住んでいた。
名前はティアリス。
季節が巡っても、お屋敷は永遠に同じ一日を、日課を繰り返す。
住人が時間の経過を忘れている限り、時間もまた住人を変
化させない。
それは古く貴いエルフの血筋を永久に残すため、老化を止める魔法だった。
これは、変わらぬ毎日に囚われたティアリス殿下が、好奇心を取り戻しお屋敷から脱出するまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-12 21:14:06
11678文字
会話率:33%
魔と呼ばれる存在が蔓延る世界
魔は人々の負の感情を食らい強くなり人々を襲う怪物
多くの人々はその存在を知らず怯える事も無く生活をしている
魔は人を襲う、それ故に陰陽師と呼ばれる人々が人知れず魔を祓う
陰陽師の一族の1つ涼海家、陰陽師の中でも
最上位に君臨する程の強い力を持つ血筋
当主は強い者が成り現当主は涼海家歴代最強と謳われ多くの魔を祓っていた
だが当主は一体の魔に敗れた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 18:05:59
2397文字
会話率:77%
棗(女子高生)は異世界に召喚された。王様は言った。「セイジョ!マオウを倒せ!」
なんやかんやで、小指を切り落とされそうになった棗を助けてくれたのは漆黒の竜。その竜こそが魔王だった。
彼に一目惚れした棗は即告白するも振られる。だが棗は諦めない
。「私と結婚してくれなきゃ、世界を亡ぼしちゃいますよ!」棗は魔王の前足を燃やし、物理的に脅した。
彼女は、『惚れた男は脅してでも手に入れろ』という家訓を持つ、一目惚れの血筋だった。
召喚された聖女は一目惚れの血筋☆脅しから始まるドタバタラブコメディです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 17:00:00
38570文字
会話率:50%
コシル国を興した4人のうちの一人、大賢者の血筋のメヒレス伯爵家の朝は、名前と年齢の確認から始まります。最初は母国語で、次に古代語で。
赤い羽根をつけている人は古代語が流暢なので、古代語をマスターするといただけるのではないかと思います。多分
。
赤い羽根持ちに憧れる侍女見習いリナが、知ってしまったメヒレス家の秘密とは?
◇◇◇◇
連載として投稿していましたが、ご指摘をいただいたので短編として投稿し直します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 06:46:44
3896文字
会話率:29%
「ジオは魔術が使えない。」
魔術障害者である彼は、世間一般で「魔術」と呼ばれるものを熟すだけの魔力を持ち合わせていなかった。
魔術師の血筋であるウィンチェスターの名を冠していながらも、お世辞でも優秀とは言えない彼は退学もあり得るという崖っぷ
ちに立たされている。頭脳は優れているようで、テストの点数で首の皮一枚繋がっているのだ。
「あっ、使える魔術がないのなら、作ればいいんだ」
魔術の才溢れる「ミリア」、謂わばジオと正反対の少女と「バディ」を組むことになったジオは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 21:37:08
7406文字
会話率:49%
「フランシス、俺はお前との婚約を解消したい!」
魔法学院の大学・魔法医学部に通う伯爵家の令嬢フランシスは、幼馴染で侯爵家の婚約者・ヘクターの度重なるストーキング行為に悩まされていた。
「真実の愛」を実らせるためとかで、高等部時代から度
々「恋のスパイス」として当て馬にされてきたのだ。
静かに学生生活を送りたいのに、待ち伏せに尾行、濡れ衣、目の前でのいちゃいちゃ。
忍耐の限界を迎えたフランシスは、ついに反撃に出る。
「本気で婚約解消してくださらないなら、次は法廷でお会いしましょう!」
そして法学部のモブ系男子・レイモンドに、つきまといの証拠を集めて婚約解消をしたいと相談したのだが。
「高貴な血筋なし、特殊設定なし、成績優秀、理想的ですね。……ということで、結婚していただけませんか?」
「……ちょっと意味が分からないんだけど」
しかし、フランシスが医学の道を選んだのは濡れ衣を晴らしたり証拠を集めるためでもあったように、法学部を選び検事を目指していたレイモンドにもまた、特殊設定でなくとも、人には言えない事情があって……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 22:12:19
14174文字
会話率:51%
過去に親友を殺された半神半人の主人公『天野来人』の復讐ストーリー。
神の力を使って、仲間たちと共に鬼と呼ばれる怪物と戦う!
可愛いペットや魅力的なヒロインたちも出てきます。
――――――
神の王の血筋である父親と、普通の人間の母
親。
そんな両親の間から産まれ、裕福で恵まれた家庭で育った半神半人の『天野来人』だったが、これまでの人生を神としての力と記憶を封印されて、人間として育てられてきた。
しかし、鬼呼ばれる怪物との遭遇をきっかけに記憶を思い出し、神の力に覚醒した来人。
覚醒をきっかけとして、来人は人間の身でありながらも、神々の王――“神王”の候補者の一人として、王位継承戦へと巻き込まれて行く。
それでも、来人にとって王位継承戦は目的を果たす為の手段に過ぎなかった。
神々の王になる以上の目的、それは仇討ちだ。
幼い頃、来人は親友の一人を鬼に殺されて、失っている。
これ以上親友の様な犠牲者を増やさない為に、そして親友の仇を討つ為に、来人は戦う。
『鎖』の力を使い、鬼を討つ。
これは、親友を失った半神半人『天野来人』が、地を歩く天使――ガイア族と呼ばれる犬の相棒、そして多くの仲間たちと共に戦い、神々の王となる物語だ。
現代で紡がれる新たな神話が、ここに在る。
イメージを描き、世界を彩れ。
――――――
■主人公を取り巻くヒロインたち
・ポニーテールの明るい人間の女の子。主人公の恋人。『美海』
・銀髪の儚い系。主人公の義妹。『世良』
・金髪ロングのふんわりパーマ。主人公の家のメイド。『イリス』
・黒髪ロングで眼鏡のエルフ。神様の先輩で主人公の先生。『ユウリ』
・???
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-01 23:00:00
426172文字
会話率:33%
自称クソみたいな人生を、勤め先で起こった不幸な事故によって終えた男。あの世で神様に文句を言ってやろうと、走馬灯の中で思っていた矢先。たどり着いたのはあの世ではなく、異世界のとある帝国における第二の人生だった。異世界で『貴族の跡取り息子』と
して生まれた男は、前世で体験しなかった『家族の幸せ』を味わい、その生を全うするつもりだった。
だがその貴族は『訳アリ』だった。この世界では『優等民族と劣等民族』なる民族差別が浸透しており、この貴族は『劣等民族の血筋』だった。その血筋を隠し、帝国の上位貴族として振舞ってきた彼らは、陰謀によって素性をバラされてしまう。
国全体から迫害され家族が殺される中、男だけは生き残る。自分に『家族の幸せ』を与えてくれた一族への手向けのため、男は復讐を誓う。
『復讐の為に、この国で成り上がる』。男は前世で学んだあらゆる知識をこの世界で応用し、善悪の区別なく『あらゆる手段』を用いて行動を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 13:38:19
361640文字
会話率:34%
数奇な運命を背負った血筋の青年、織島伊織。彼は母親の指示に従い、桃源神社に向かうことになった。
しかし、向かう途中に怨霊に襲われてしまう。
そのピンチをこの世に唯一存在する幽鬼(ゆうき)族の澪鬼(れいき)に救われる。
無事に桃源神社に到着し
た伊織はその日を境に不思議なもう一つの世界、『桃源郷』に脚を踏み入れる。
ハーレムは二話からです。
⭐⭐⭐は場面変換です。
そして『桃源郷』を巡る因縁に巻き込まれていく。
・織島伊織……二十二歳の男子大学生
・澪鬼……幽鬼族の鬼であやかしを狩ることを生業にしている。後に伊織の護衛も任される。
・ヒメ婆さん……伊織と『桃源郷』をつなぐキーマン。『桃源郷』でもかなりの有名人で……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 23:00:00
7200文字
会話率:53%
日本人の血筋の謎、地球誕生の謎に迫る主人公達。導く者と継ぐ者…そして暴く者と紐解く者が交差した時にあらゆる謎が解かれ常識と言う幻想が崩れさる。
最終更新:2024-02-13 21:29:59
14482文字
会話率:4%
幽霊になって妹を見守っているシオン。妹を見守りつつ神社の主の手伝いをしながら5年間がすぎた。なぜ、幽霊として長い間怨霊にもならずにいれるのか。どうして神社にいつくことができているのか。全ては彼女の血筋と町の歴史にあった。守りたいと願っていた
妹も巻き込んで、自身の歴史を見つめる旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 21:23:55
857文字
会話率:17%
とある王国に古い魔女の血筋、その末裔の少女がいた。
魔女の奇跡を意のままに操る彼女には、それはそれは仲の良い王子がおり、二人は将来を約束するような仲であった。
しかし隣国との戦争が始まり、和睦のため王子にはその国の姫が婚約者としてあてがわれ
てしまう。
やがて彼の国の傀儡国となった王国に都を追われた魔女は、森の奥でそっと息を潜めることになる。王子との約束が果たされるその時までずっと、ずっと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 21:14:46
3886文字
会話率:19%
子爵家の次男と伯爵の妾の娘の恋。貴族の血筋と言えども不遇な二人は将来を誓い合う。
しかし、ヒロインの妹は伯爵の正妻の子であり、伯爵のご令嗣さま。その妹は優しき主人公に密かに心奪われており、結婚したいと思っていた。
このままでは結婚させ
られてしまうと主人公はヒロインに他領に逃げようと言うのだが、ヒロインは妹を裏切れないから妹と結婚して欲しいと身を引く。
怒った主人公は、この姉妹に復讐を誓うのであった。
※サディスティックな内容が含まれます。苦手なかたはご注意ください。
※「約束企画」参加作品です。
※「アルファポリス」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 08:00:00
50642文字
会話率:67%
元平民だったけど聖女の力が発現し、王太子の婚約者にまでなったレミリア。
だけど、血筋に固執する貴族や、不貞を繰り返す王太子等によって、心はボロボロになってしまった。
そんなある日、レミリアの唯一の家族である病弱な弟のレイシーが、褒賞
金等を貰っておらず、また治療も受けさせて貰えず死んでしまったと知る。
だからレミリアは復讐を決めた。
※サクッと読めます。
日間異世界《恋愛》ランキング6位ありがとうございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-15 19:10:15
1503文字
会話率:20%
女王の統治する水華(みつばな)王国には、〈魔女〉と呼ばれる異能を有する存在がいた。魔女は女性しか存在せず、女王はその〈魔女〉の血筋であるために女王として君臨している。
その水華王国で、少女のクルシェは養父の跡を継いで殺し屋をしていた。
クルシェも魔女であり、同じく魔女のソナマナン、雑用係のソウイチとともに依頼をこなしている。
ある日、クルシェは犯罪組織〈月猟会〉の若頭クオンを殺害する依頼を請ける。その依頼はクルシェの養父のフリードが命を落とした依頼であり、復讐ためにクルシェはその仕事を受諾した。
クオンには強力な〈魔女〉である九紫美(くしび)が護衛として従っていた。物理攻撃を無効化する魔力を有する九紫美がクルシェの前に立ち塞がる。そして剣士のハチロウ・ヤマナミ、機関銃を愛好するエンパなど厄介な人物がクオンを守っているという。
クルシェはソナマナンとソウイチとともにクオン暗殺のため、養父の敵討ちのために動き出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 15:57:13
109525文字
会話率:43%
かつて人間に封じられた獣と、「穢れ」を祓うわけあり少女の、契約婚から始まる異類婚姻譚。
とある事故で両親を失い、山で祖母と二人で暮らす女子高生・篝(かがり)。
少女の平凡な日常は「鬼」を自称する奇妙な青年・シュテンとの出会い、そして親友・
麻音(あさね)の失踪によって一変する。
ある日突然、市内で立て続けに起きた、連続児童失踪事件。
事件の背後に渦巻く陰謀と因習、廃れたはずの山村で暗躍する、人ならざるものたちの影。
篝は親友を取り戻すべく、シュテンを用心棒に雇って廃村へ向かう。
しかし少女はそこで自分の血筋と、とある「封じられた獣」との因縁に否応なく向き合わされることになり……
因習と宿命が交錯する、和風ファンタジー。
ホラーや流血表現あり。
苦手な方は閲覧にご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 16:00:00
90251文字
会話率:30%
★一人称化 完了 2024/1/3★
帝国の中枢を担う貴族達。
建国の理想は遥か昔。今は陰謀と愛憎の墓場。
エリザベート・ミシェル・ラ・ナイアリスは権力の象徴たる帝国妃に最も近い存在だった。
血筋、身分、権力、資金、己の身体すら策謀に注
ぎ込み、全てを犠牲にして、やっとこの手に掴もうとした刹那に全てを奪われた。
仇敵の名はマリアンヌ。平民出の冴えない女。
その女に負けて、全てを失った日、自らの心臓に自ら剣を突き立てた。
白いベッドで目を醒めるエリザベート。
だが、そこにエリザベートは存在しない。
恥辱に塗れ、絶望する女子高生、南早田 叶笑(みなみはやた かなえ)に転生していた。
連載中では恐らくこの物語だけ?
『ハードボイルドざまぁ』の開幕だ。
少しだけエロいよ。
乞うご期待!
✳︎旧題『悪役令嬢はスクールカーストをぶっ壊す! 追放されて辺境暮らしだと思ったら現代世界に飛ばされた? やってやるわよ! ここで幸せ掴んでみせるわ!』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-03 12:16:03
165749文字
会話率:43%
【簡単あらすじ】小さな国の虫愛ずる姫が、大きな国の学校でも素直に真っ直ぐ我が道をどこまでも突き進んだ結果、小さな国の隣にある国の王子様まで巻き込んでしまいました。
完結作『あの薔薇が咲き乱れる頃には』のカマキリエピソードを広げました。幼
虫と毛虫が出てきます。いじめ問題もあります。
本作だけで読めるように書いています。
また、本編をお読みになられた方は、最後に差し込む予定のおまけ部分を読んでいただけると、印象が元に戻ると思います。
※本編の本筋とはほぼ関係ないような軽いネタバレはあります。
《新規の方へのあらすじ》
グレーシアは大国リディアスの隣国にあるワインスレー諸国の一つ、ディアトーラの由緒正しき血筋を持つお姫様。慣例に従い、リディアスの学校へと入学した。
しかし、この学校、色々と問題がありそうで。
最初に失敗してしまったグレーシアにも不穏な雲が近づいてきている様子。
本来ならば友達関係やいじめ問題に悩みそうなものなのに、本人はいたって平気そう。
『種族? いいえ、ここにいらっしゃる皆さまは「哺乳類」「サル目ヒト科ヒト属」に属する同じ「人間」と呼ばれるものですわよ』
グレーシアはそんな風に思いながら、裏庭の花壇で今日も青虫でお友達のアミリアに話しかけて、嬉しそうにしている。
そんなグレーシア眺めながら、エリツェリ王子タンジーは、胸のすく思いがするのだ。
しかし、彼女をを眺めるのは、タンジーだけではなく、グレーシアのお弁当箱が盗まれたことをきっかけに、事態は悪い方向へと……。
本当は泣き虫なグレーシアが、少しだけ周りを見て歩めるようになるお話。
《既読の方へのあらすじ》
アルバートの時代が終焉に近づき、新しい顔ぶれが揃えば、新しい風が再び吹き抜ける。飛ばされぬように、追い風に乗り遅れないように。
風を読み、風を捕まえ、そして、その風の壁となり、その国を守るべき者たちだ。
たとえ酸っぱいレモンを囓っても、何も言わずに飲み込むこともあろう者たち。
だから、後もう少しだけ。
もう少しだけ、レモンは酸っぱいと素直に言える時間があっても、良いのかもしれない。
新しい時代に生きる者たちと、虫を育てる不思議ちゃんなグレーシアの学校でのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 10:18:30
62945文字
会話率:28%
シュシュは、婚約者の母親から婚約破棄を告げられる。理由は「国を滅ぼすきっかけを作ったとされる悪女、チュチュ・コスメーア」の子孫だからということ。
落ち込みながらも前を向いて生きていた彼女は、好ましく思っている相手からプロポーズされるものの
、どうしても頷けずにいた。
頑なに自分の血筋を理由に踏み出そうとしない彼女に、相手は魔導具を使って過去を調べようと提案する。そしてわかったのは、女性たちの意外な人生だった──。
※R15は保険です!
※短編で紹介した『チュチュ・コスメーアは悪女の系譜』の連載版です。短編版と同じ部分にも、設定やエピソードを追加した状態なので、さらっと最初から読んでいただくほうがいいかもしれません><折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-19 03:00:00
31119文字
会話率:31%