――深夜。とあるマンションの一室で、俺は女を殺した。部屋を後にし、エレベーターに乗って15階から1階に向かっている途中、中年の男が乗り込んで来る。顔を見られたくない俺は早く1階に着けと念じるのだが、思いとは裏腹にエレベーターは急停止してしま
う。空調も止まって息苦しく感じる中、それまで沈黙していた中年男が話し掛けてきた。苛々を増幅させる男との会話。ついには殺人者であることを感づかれそうになり、焦った俺は、目撃者であるこの男を殺す決意をするのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 14:03:13
7058文字
会話率:24%
畳にシミがある。いや、シミではなく、それは庭木の影が作る模様だ。決してシミなどではなく。夏のホラー2012参加作品。
最終更新:2012-08-13 14:00:00
6016文字
会話率:37%
マンションの一室に集まった栄子とB子とA男。栄子は「一番怖いのは人間だ」と恐ろしい話を始める。
※夏のホラー2012企画作品です。
※かなり残虐な描写があります。お嫌いな方はご注意ください。
最終更新:2012-08-13 13:00:00
7692文字
会話率:54%
高校二年生、お盆の夜。祖母宅の一室で寝ていた俺は、ふっと、潜水から急浮上したかのように目が覚めた。理由が分からず、もう一度寝ようと何気なく目をやったふすま。細く開かれたそこから洩れ出る光は、温かなオレンジ色。ちろちろと蝋燭の炎のようにちらつ
いては、時折誰かが通ったかのように影で遮られる。あそこは押し入れで、どこにも光はなかったはずだ。不思議に思いながらも音をたてないように近寄って、そっと中を覗きこむ。――それが、始まりだった。
「夏のホラー2012」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 13:00:00
7984文字
会話率:47%
夏のホラー2012提出作品です。
進藤隆史は喧嘩別れした恋人の深山夏美に会うために、彼女が送った手紙の中に記してあったとある村を訪れた。それが彼の終わりの始まりだったのだが・・・。
最終更新:2012-08-13 12:58:37
7648文字
会話率:36%
遠足のために作った13体のてるてる坊主。
作ったのは祟りの子と呼ばれる僕の妹。
昔から語り続けられているこの話は急に訪れた。
最終更新:2012-08-13 12:42:08
6593文字
会話率:25%
かなみちゃんはおばあちゃんの事が大好きな女の子。
だけど、大好きなおばあちゃんは、実はゆうれいさんだった……?
幽霊と人間の、ちょっと食い違った日常を過ごしていた二人だったが、そこに崩壊の魔手が迫る。
少女は、そしておばあちゃんは、どうなっ
てしまうのか。
この作品は99%のほのぼのと1%のホラーで出来上がっています。
強烈なホラーが苦手な方でも楽しんでいただけると思います。
それでは、おばあちゃんとわたし、幽霊と人間の物語をご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 12:28:57
3017文字
会話率:0%
学校の七不思議を写真に収めようと集まった5人。肝試しなんてはしゃぎながら一人一人、それぞれの場所に向かう。すると突然メールが届く。仲間の惨殺体の写真と共に。皆の脳裏に一人の少女が浮かぶ。これはイタズラなのか、その少女なのか。それとも別の何か
なのか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 12:19:51
7937文字
会話率:55%
夏のホラー2012企画の参加作品です。初のホラーです。比較的読みやすい作品になっていると思います。強力なホラーを求めてる方には物足りないかもしれません。
最終更新:2012-08-13 12:00:00
4730文字
会話率:18%
いじめ――――それはどんな社会集団でも起こり得る、人間の負の感情の顕れ。
誰かをいじめている人間は何も知らないし、知ろうともしないものだ。いじめられている人間がそういった心ない行為によってどれほどまでに傷付けられているのかを。
たとえ
、それが死を生み出そうとも。
たとえ、それが更なる悲劇を生み出そうとも。
祟り――――それは、ある行為の報いとして起こる災いのこと。
それは、きっと何も知ろうとしなかった自分達に対する報復なのだろう、と。
それに気付くのに、何もかもが遅すぎたのだ――。
(夏のホラー2012出展作品です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-13 12:00:00
7482文字
会話率:24%