主人公、木村は東京で働く独身の29歳。故郷の栃木県宇都宮市で開かれた、成人式以来となる大規模な中学校の同窓会に出席し、久美子に再会する。木村は密かに久美子に対して好意を抱いていて、11年前、高校卒業間際に学校帰りにたまたま会ったことを思い出
し懐かしむ。久美子の左手薬指にはカルティエの結婚指輪が輝いていた。木村は6年間交際を続けている有美との結婚を決断できない。久美子も、医師の妻という恵まれた境遇に多くの不満を持っている。一次会が終わって、久美子がタクシーに乗って帰宅する直前、彼女は自ら結婚指輪を外した――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-06 17:08:23
8363文字
会話率:59%
晃司は、彼女である亜希が通うダンススクールの送り迎えをするのが日課だった。
彼女を送る道すがら、国道の交差点で必ずと言っていい程長い信号待ちに遭う。信号が変わるのを待つ車内では晃司は二人の関係の微妙な変化を感じていた。外の天気は二人を見
透かしたかの様に、少しずつ雲行きが怪しくなって来て......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-23 18:37:32
4410文字
会話率:33%
ある男の大学生時代に起こった事件の思い出。
最終更新:2009-03-12 09:43:00
10074文字
会話率:33%
雨の国道を一台のオートバイが走っているバック・シートのキャリアには、キャンプ・ツーリングに必要な最低限の荷物が違和感無く積載してある。ライダーはレインウェアは着用しておらず、ずぶ濡れでこそあったが、この雨をまったく無視しているかのように淡々
とオートバイを走らせていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-29 16:21:58
3728文字
会話率:41%
1998年9月15日。この日に僕は、学校からの帰りに交通量の多い国道沿いの歩道を歩いてた。なんて事はない毎日の通学路だ。僕の名は、摩耶弘文。毎日この国道に沿って通学している高校二年だ。今まで平凡な人生、平凡な生活を送って来た。だが僕の人生は
、この日を境に狂い始めだしたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-04-20 05:45:50
10720文字
会話率:20%
天真爛漫な性格の持ち主の松宮にドライブに誘われた日高は国道をひた走り、喫煙タイムのためドライブインへ。ドライブインでいつものように喋る松宮がいつもの松宮ではないと感じ始めた日高。衝撃の事実を知らされても自分の立場と役割を全うしようとするのだ
が、日高はなにか松宮のためにしなければならないと感じ始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-16 09:52:34
32145文字
会話率:65%
あるどうしようもない負け犬の、おかしな喜劇です。ホラーというよりサイコですかね。
最終更新:2006-12-10 14:14:05
5649文字
会話率:4%