――狂おしい程の優しさだけが、たった一つの武器だった。
鴻上梓はどこにでもいるような平凡な男子高校生である――筈だった。
「……で、アナタが新しく覚醒した『徒影』ですって?」
幼馴染みの瀬戸瑞葉に「また明日」と告げ別れるいつも通りの帰り道
。巨大で真っ黒な兎の化け物に影を喰われ、それを追うように現れたキタキツネみたいに勝ち気な瞳の少女との邂逅が、そんな梓の日常を木端微塵に破壊した。
人の影を喰らう化け物『影獣』を退治する『徒影』となった梓は、梓を助けた『徒影』の少女天羽茜に教えを受けながら一人前の『徒影』になるべく奮戦する。
――しかし、鴻上梓はあまりにも優し過ぎた。
『影獣』の真実を知った時、鴻上梓の破綻が明かされる。
「――僕は、殺すなんて僕にはできない」
誰かの為を思う優しさと自分の為の優しさ。
偽りと本物、そのどちらを選択するかを突き付けられた時、少年の出した答えは誰を救うのか……。
これは、ひまわりの笑顔と優しさを追い求めた少年が自らの手で本当の優しさを掴む為の、出会いと別れの成長譚。
残酷なまでに切なくけれど途方もなく尊い人の想いの物語だ。
第一巻完!
続編の構成もあるのですが、メインで連載してる作品の方に集中したいので一先ず更新はしばらくおやすみします。ご了承ください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-16 00:07:50
139742文字
会話率:22%
「EveningSunlight」続編です。
華の高校生活が始まって、数か月。その日もいつものように帰途につこうとしていた少女・芙美は、街中で昔の友だちの顔を見つけます。
久しぶりに話したい! 勇んで彼女のもとへ向かいます。
それが、夕暮れ
の街を歩き回るちょっとした冒険の始まりになるとも知らず……。
夕陽のあるところ、未来がある。
これは、何気ない少女の一日に起こった、細やかで温かい触れ合いの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-04 17:00:00
19386文字
会話率:39%
髪と目の色が黒いというだけでいじめられていた少年はある日、いつも通りいじめっ子にボコられた後湖の畔で怪我の治療をしていると少女と出会った。その少女は髪と目の色を見ても気味悪がらず、綺麗だと言ってくれた。また明日会おうと約束するもその約束は叶
わず少年は死んでしまった……と思われた。少年は目を覚ますと地球での記憶を思い出す。そして周りを見渡すと複数の男女がいた。そして代表者らしき人物が一歩前に出て俺に向けてこういった。
「はじめまして。我らが王、白黒の神王」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-12 22:18:38
10471文字
会話率:53%
『また明日』
そんな言葉は日常生活でよく使うが本当にくるのだろうか…
とある5人の『明日』を書いた物語
キーワード:
最終更新:2017-10-28 23:47:13
1205文字
会話率:27%
ひとりぼっちのかえりみち。
ともだちなんていらない。
また明日は言えない。
最終更新:2017-10-12 21:29:35
205文字
会話率:17%
10年前、綾音 陽奈(あやね ひな)は約束をした。
また明日会おうと、そして彼と結ばれることを幼心に喜んだ。
しかし、翌日降り注いだ悪意の闇が、世界を塗りつぶし、約束は果たせなかった。
そして今、再び出会った約束の人、一条 拓人(いちじょう
たくと)を前に、裏切りの念が胸を切り裂く。
ボーイ・ミーツ・ガールから始まる近代SFなバトルと、二人の恋愛。
――そして、利害のために陽奈を蹴落とそうとする少女達との物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-11 20:00:00
18120文字
会話率:21%
だらだらと、のろのろと、死ぬ折り合いも付かず、相も変わらず非凡、それ以下で、今日、明日、また明日と息をして生きてしまっています。
何故人は傷むのか。何故人は生きようとするのか、そしてその中で何故人は、自分を傷付けるのか。
けれど全く
人の事など分かりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-27 17:46:21
4523文字
会話率:0%
人間の青年と人魚の少女の些細な約束の話。
最終更新:2017-05-19 23:31:27
2965文字
会話率:54%
ーー約束の日は二年も前に終わっている。
もう二年もの間、僕らは五〇ページから先に進めないでいたーー
毎日毎日、午後3時に僕は彼女の部屋へ行き、2年前に交わした約束を果たし続ける。
どっか他のサイトにも掲載した気がするけど思い出せな
い。たぶんエブリスタとか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-27 02:50:02
1263文字
会話率:3%
素直でない彼と元気な彼女のお話
最終更新:2017-04-03 18:00:00
2985文字
会話率:20%
また明日、彼の背中を見ながらそう思った。
最終更新:2017-04-01 00:00:00
426文字
会話率:0%
これは、ただの一夏の出来事になる…はずだった。
引きこもりの少年は、幼馴染の女の子とまた明日もそして明後日も、一緒にいられると思っていた…
最終更新:2017-03-26 20:08:55
1265文字
会話率:17%
明日を生きるのが嫌な子のお話。
最終更新:2017-02-25 22:09:09
752文字
会話率:3%
ある日、川で出会ったあの子。話しているうちに意気投合して、明日も会おうと約束した。
それを繰り返ししていたあるとき、あの子がこんな提案をした。
「明日、お互いに宝物を持ってきて交換しよう。」
僕はうなずいてまた明日、と言った。
キーワード:
最終更新:2017-01-15 15:32:08
913文字
会話率:52%
ある青年の物語。青年は普段大学に通っているが、日々の些細な不満が募っていた。そんな時、青年は不思議な少女に出会う。最初は怪しんでいたが、のちに青年は少女が誰だったかを知ることになる。(2013年10月執筆)
***
恋愛小説ではないものの、
それに近い物語。大学生の子供でも大人でもない複雑な内面を描きながら、忘れてはいけないものを伝えようと当時は書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-09 20:48:04
11601文字
会話率:36%
主人公・畦道純人の通う田舎の公立・朝霧高校の2年3組の教室に、ある日、転校生・深月匁がやって来る。他人に極力関わらない姿勢をとる匁にクラスメイトはうんざりするが、実は彼女は、余命2ヶ月で―
最終更新:2016-12-22 09:06:40
7551文字
会話率:47%
カクヨムにて「老婆の居たホテル」として掲載。
改題しました。
友人から頂いた体験談をもとに書きました。
ホラーの皮を被った変態小説、かな。
書いていてとても気持ち良かったです。
体験談を頂いた友人にもカクヨムの作品URLを送ったのですが、
既読が付くだけで感想は特にありませんでした。ありませんでした。ありませんでした。
(また明日を待ってる。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-19 18:58:07
7623文字
会話率:37%
切り立つ崖の上で、君は、星を眺めていた。
最終更新:2016-09-24 11:40:28
300文字
会話率:6%
信じて疑わなかったものが失われた者のお話
最終更新:2016-09-18 02:00:50
235文字
会話率:0%
体が弱い幼馴染、奏似合うため毎日病院へ足を運ぶ悠介。時々勉強を教え、奏がいつでも学校に来られるようにしていた。しかし、そんな日課も突然終わる。奏がいなくなり絶望を感じた悠介に、奏が残したもの。。。悠介は前に歩き始める。
最終更新:2016-09-06 11:46:15
616文字
会話率:25%