箱の中身はなんじゃろな。(東京新聞300文字小説 時空モノガタリ改題加筆 ネット小説大賞投稿作品)
最終更新:2016-02-02 17:00:00
202文字
会話率:0%
VRロボットゲームにド嵌りした少年。課金ガチャで入手した最高ランク一歩手前の武器兵装の試し切りをした際、通常ドロップする筈のない虹色のドロップアイテムを入手する事に。運が良いと開封したのだが……ソレはどこか見覚えのある異世界への片道切符だっ
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-11 19:00:00
5978文字
会話率:16%
周囲を高い塀に囲まれた施設から男が二人、よろばうように吐き出されると通りかかった警官を呼び止めた。
平日の昼下がり、男たちは青ざめた顔を見合わそうとせず、しかし差し向かえで酒を浴びるようにあおり続けた。
吉報は事前に伝わってくるものだ。が
、凶報は突然もたらされる。
日常業務に就こうとした拘置所長は、一通の封書に違和感をおぼえた。
スーッと血の気がひくのを感じながら幹部を呼び集め、皆が見守る中で開封してみると、法務大臣名の書類、死刑執行命令書だった。
法の命ずるところにより、図らずも人名を奪う役目を担う人々の苦悩、慟哭をまとめてみました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 10:15:30
15159文字
会話率:30%
――※決して食事を与えないでください――
私たち夫婦は、都心から少し離れたこの田舎街に引っ越してきた。
自然に囲まれた閑静な住宅街。都会の喧騒から離れられたことは有り難かったが、その分当然、虫も多い。
ある日、虫嫌いの妻がネットで見
つけた【むしとり地蔵】なるモノを注文していた。数日後に届いたのは赤ん坊ほどの大きさの石地蔵。怪しい品物だと思ったが、それを玄関に置いてからはぴたりと虫がでなくなった。
発売元もよくわからなかったが、充分すぎる効果に私たちは満足していた。
ただ私たちは、【むしとり地蔵】の説明書の最後に書かれてあった注釈に、そのとき気づかなかったのだ。
『取り扱いに十分注意したうえで
以下のことを必ずお守りください。
※使用期限は開封から三年後です
※危険なので割らないでください
※使用後は地面に埋めてください
※決して食事を与えないでください』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-05 20:10:50
6773文字
会話率:23%
心から愛した人がいた。その心の中にどうか私を置いてほしくて。
しかし神様は私の願いを叶えてはくれず、繰り返されるのは同じ結果のみ。
きっと変えられないと理解していながらも、心の何処かにまだ諦めたくない自分がいる。
そして僅かな可能性を秘めた
希望に幾度となくすがった。
これが何度目かなんてもう思い出せない。
初めて”コレ”に触れたのはいつのことであったか。
私が望むことはただ一つ。
「どうか、次に貴方の隣に居るのは私でありますように」
繰り返す度に祈った言葉は幾度となく、まるで泡沫の如く消えていった。
それでも私は繰り返し続ける。
ある病院で知り合ったお医者様に恋をしてしまう明梨。
次第に二人は仲を深めてゆくのだが、相手の心に深く残ってる小林という女性。明梨は、二人は何となく同じ気持ちなのではないかと淡い期待をしていたのだが、小林という存在によってその期待は見事に破れてしまった。
途方に暮れる明梨の手に渡ったのは信じ難いものであった。
ある日仕事から帰ると、玄関の隅に置かれていた小さめの箱。
宛先は間違いなく自分宛てであるその箱は差出人、送り主共に不明であるが、恐る恐る開封する明梨が目にしたのは、一通の手紙と小さな白い箱。
それを切欠に彼女の歩む道は人道から背いた結末へと進んで行く。
その先にあるのは、望む結末か?望まぬ結末か?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-12 19:12:39
20651文字
会話率:44%
『甘味』で包みあげた『秋』の短編集。
秋の風味を感じて頂けたのであれば幸いです。
賞味期限は早いので、開封後はお早めに。
最終更新:2013-11-23 01:25:48
7103文字
会話率:13%
毎週木曜日に隣に届く宅急便。その箱が開封されずに繰り返し宅配され続けていることに気がついた大学生の小笠原は、友人たちと思い切った作戦を思いつき、行動した。
隣人のおかしな行動の裏にはどんな理由が隠されているのか?
最終更新:2013-06-16 10:56:33
29943文字
会話率:44%
卒業式から10年後。
タイムカプセル開封の場に来た“俺”。
しかし、俺はタイムカプセルの中に何を入れたか覚えていなかった。
様子がおかしい先生や同窓生達。
やがて……
最終更新:2013-02-17 10:57:46
2792文字
会話率:24%
ゴールデンウィークの連休には実家に帰るため、冷蔵庫の食料処分計画を立てた。が、その前に立ちふさがる、賞味期限切れの開封済み牛乳。この牛乳を捨てずに消費するための死闘が今、始まる。
最終更新:2012-04-28 21:18:22
2233文字
会話率:0%
固いジャムの瓶を開ける。
キーワード:
最終更新:2011-12-12 23:04:29
200文字
会話率:13%
『新居での荷物の開封が終わり一息入れようと思って風呂に入ったら浴槽に現実のものでない幼女が入っていた』
幽霊で少しオカルトな話。
最終更新:2011-08-27 17:52:57
1802文字
会話率:7%
2010年2月14日バレンタインデーに東京都庁に知事宛の1通の速達郵便が届いた。
日曜日だったので、封書は翌日まで開封されなかった。
月曜日に知事室の女子職員の手で開かれた封筒の中から出てきたのは、東京都の水道に毒物を混入すると書かれた便
箋だった。
この女子職員は隣の独身男性社員にこの便箋を渡した。
これが東京都民をパニックに陥れた事件の始まりだった。
犯人の狙いは何だろう。
大金を狙っての犯行か?
それとも他の狙いが有るのか。
過去に大阪府警と食品各社を翻弄した「怪人21面相」が東京都と警視庁を相手にした新たな事件の始まりである。
事件の真相は作者にも予想出来ない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-27 17:38:40
65103文字
会話率:14%