その国の国王は公爵令嬢との婚約を破棄し、男爵令嬢を王妃とした。
*
それから二十年後、田舎の片隅に住む貧乏男爵家の令嬢のマリーナ・キールは、両親を早くに亡くし、今は世間にシンデレラと噂されながら、義理の母親と姉二人で”楽しく”暮らしてい
た。
ある日、彼女の元に王太子が現れ、結婚を申し込む。
それはかつて行われた婚約破棄が生み出した”忘れ形見”に翻弄される王太子が、事態打開の為に提案する政略結婚であった。
それを切っ掛けに、マリーナは免れない運命の荒波に巻き込まれることになる。
そして彼女は、婚約破棄が生み出した”忘れ形見”の正体を見極めるべく、王太子の”小姓”となって王都へと踏み出すこととなった――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-04 18:51:14
452540文字
会話率:37%
貧乏男爵家の3男であり、優秀な家族に比べて平凡な俺は、英雄であり、《戦乙女》と呼ばれる美女に縁談を申し込まれて困惑した。
どうやら、彼女は俺を知っているようなのだが・・・些細な出会いから始まった恋物語。
※平凡な男と英雄な美女の恋愛もののつ
もりです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-09 18:50:01
6892文字
会話率:45%
貧乏男爵家に生まれ、家の起死回生を狙って貴族学校に入学してみた。あるとき、気絶していたわたしを王太子殿下に介抱してもらうが、その婚約者である公爵家令嬢に呼び出された。ひとの婚約者にちょっかいかけてるじゃねーぞと脅されるのかと思っていたら、殿
下の気持ちを探って来いといわれる。さらに殿下からも、公爵家令嬢の気持ちが知りたいといってきた。それなら、わたしが二人の仲をとりもって、ついでに王家とのコネクションもつくれれば一石二鳥だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-18 07:03:54
27575文字
会話率:33%
軍事国家ハノーファー帝国の貧乏男爵家の嫡子オットー・フォン・フロイデンベルクは、侯爵家の夜会に妹を同伴して出席した。だがそれは兄妹を不幸な運命に陥れる計画が待ち受けていた。
可哀想な妹と残念な元帥閣下の恋に巻き込まれる不憫な兄の物語。
※ 現在非公開の「裏腹な元帥閣下と憂える花嫁」の兄のオットー視点を主軸にした改訂版になります。
※ タイトル変更折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-16 13:10:37
12180文字
会話率:53%