花の命は短いと言うけれど、花人は死の間際にこそ鮮やかに咲く。
男は帝国に忠誠を捧げる兵士で、傷付き、部下を失いながらも国を落として功績を上げた。
女は滅ぼされた国の民草で、次代の未来を守るために自ら犠牲になる覚悟を決めていた。
男は女に
惹かれていたが、種族も立場も見据える未来も、全てが違っていて。
心を通わすことはなく、男の腕の中で女の命は儚く消える。
女は最期に男を赦したのか?
二人の間に、果たして愛は芽生えていたのだろうか。
※長岡更紗様主催『アンハピエンの恋企画』参加作品です。
※登場人物の名前が出ないまま話が進みます。
※無断転載厳禁。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-01 00:09:07
8000文字
会話率:21%
女嫌いの伯爵といろいろと勘違いしている世間知らずのお嬢様の出会いと初夜。
最終更新:2019-11-02 22:57:18
3853文字
会話率:24%
私の不用意な行動のせいで家が没落し、大好きな人との婚約がなくなった。
絶望の淵に立った私はその命を散らそうとして――次の瞬間、私は大好きな人の腕の中にいた。
※蛞蝓にはなりません
最終更新:2019-10-11 16:55:58
17571文字
会話率:52%
勇者のパーティーの一員であった魔術師のリーシャ。
彼女は眼を覚ますと、かつて敵であった男・シンの腕の中にいた。
掻き抱くようにあたたかい腕の中に閉じ込められながら、不思議に思う。
一体なぜーー?
※リーシャ、シン視点一話ずつの予定です。
6/25 改題しました
或る少女の棺→魔術師の棺
旧タイトルは1話目のサブタイトルとして使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-21 01:40:36
8823文字
会話率:11%
貴族の男、『バーン・クーヘン』はある事情から自分の『娘』に聞くのも嫌な程の『地獄』を与えていた。
その男は長い長い『地獄』を与えた末、とうとう自分の娘の首を絞め、殺そうとする。
ーーそこへ主人公が男に転生した。
そして今、俺の腕の中で
眠る、身体中がボロボロの少女。
俺は、この娘にもう苦しみを与えたくない。
だから……
今度は『俺が』少女に、ほのぼの『天国』を送ろうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-08 00:00:00
9669文字
会話率:14%
おかあさん、おかあさん、愛してほしい。
もっと私の目を見て褒めて、笑って、抱きしめて。
わたしはあなたの子どもです。永遠にそうだよね?
ねえ、ずっとその腕の中にいたいよ。
最終更新:2019-05-30 02:57:02
1273文字
会話率:56%
地方勤務を終えて1年半ぶりに都に戻ったばかりの騎士夏樹は、皇国の重要な儀式『鏡の祭』の会場で警備の任に就いていた。
夏樹は冷めた気持ちで祭の舞台を眺めていたが、そこに現れた『鏡の巫女』の姿に目を瞠った。彼女は半年前、一方的に夏樹に別れを告
げた元婚約者の美羽だった。
祭が終わろうとした時、突風による事故が起こる。傷ついた美羽は、駆けつけた夏樹の腕の中で意識を失った。まるで、夏樹を想い続けていたような言葉を残して。
公爵家嫡男と平民の富豪の娘であるふたりの出会いは4年半前、美羽の兄で夏樹の同級生だった友哉を介してだった。
『鏡の祭』から始まる夏樹視点の物語と、ふたりの出会いから始まる美羽視点の物語が交互に進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 11:00:00
60440文字
会話率:47%
「……!!!い……、……めん……い……」
……すげぇ泣いてる、その子よりもでかい身体を抱きしめて。
腕の中にいるやつは、腕は脱力していて血を流していた。でも、その口元は微かに笑っていた。
「私のせいで……??」
……あーあ。そんな小
さな子泣かしちゃダメだろ。
夢だってわかってる。わかってるのに、思わず手を伸ばした。放っておけなかった。何だか、他人事のように思えなかった。
抱きしめて泣く子の肩に触れた時、思った感情はただ一つ。
―――どうか泣かないで。俺が君を守るから。
何度も同じ夢を見る。目が覚めると忘れてしまう、なんてものではなく、目が覚めても覚えてる。でも、なんの夢なのか全くわからない。
そんな俺がある日目覚めた先は、魔法が存在する世界。そして、力がないことに涙を流す一人の少女。
「力を、貸して……ください。」
「俺がいる世界じゃ、俺、結構えらいんですよ?」
涙は女の武器、ってか?
それとも惚れた男の弱み、か?
「この腕、この命。あなたに捧げることを誓います。」
「私は……っ、」
俺、黒沼宇宙。一応、頭なんだけど、異世界で一人の女の子に仕えることにしました。
平和を望むあなたを、放っておけなかったんです。
泣くあなたの顔を、どうしても見たくなかったんです。
あなたが創る世界を、近くで見たいと思ったんです。
自分を、非力だなんて思って欲しくなかったんです。
平和を望む一国の長と、それに仕える異世界の頭が、魔法が存在する世界を平和にしたいと望む話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-03 10:03:57
94647文字
会話率:60%
春の陽光が耀くコンコースで、偶然出会った美少年。
それはなんと私の通う高校の新任英語教師だった─
*
「だって先生実際可愛いもん」
「可愛い扱いはやめなさい…」
*
見た目も可愛いし、
*
「そんなこと気にしないで。
不可抗力なんてよくあることじゃん。
気にしてたらこの仕事やってけないよ?」
「え…」
*
どこかほっとけないのに、
*
「南条の夢を一緒に探したいと思う」
*
死んだように生きていた私に手を差し伸べてくれた
頼りになる先生─
*
「俺やっぱ南条のこと好きだな」
*
それは教師として?
それとも…?
*
そして今日もふたりきりで過ごす。
茜色に染まる黄昏の英語準備室で。
*
「綺麗だね。…南条も」
「えっ!?」
*
「お前…煽ってんの?」
「うん…」
*
「先生…私のこと、好きですか…?」
*
「春になったら迎えに行く。離すつもりないんだ」
*
夢も希望もなく、絶望に追いやられて
縁から落ちそうになっていた私に愛をくれた。
*
ねぇ、先生?
夜闇にたったひとつ煌めく星のように
私を導いてくれますか?─
*
可愛い系 新任英語教師
初原 昴
×
夢も希望も何もない女子高生
南条 舞奈
*
携帯小説サイト野いちごにて2017年1月から掲載の作品の改稿版です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-26 21:08:57
200248文字
会話率:39%
20161216 作品タイトルを変更しました。旧タイトル:『学食の階段から落ちたら 隠しキャラルート(強制)だった』
えー、私、転生悪役令嬢のローズ・カーティスは、メインヒーローの婚約者や攻略対象者達、あとついでに『ヒロインんん』との
接触がまるで無いまま、ゲーム期間を過ごしてました。
夏期休暇の直前。うっかりして学食の階段から『ヒロインんん』よりも先に落下。そうしたら何故か、往診に来てくれた隠しキャラと急接近!?
というか何だこのS《セクハラ》F《ファンタジー》はー? 私の知っている乙女ゲームが息をしていません! ……って、ア、ハイ。オリジナル禁呪【〇〇〇】で『ヒロインんん』を『ざまぁ』した私には、それを言う資格はないですか、そうですか。
あの〜、お騒がせして申し訳ありません。私、そろそろおいとまします。え? 帰る場所ですか? それはもちろん――
「私の腕の中ですよね、ローズ」
※『ヒロインんん』は誤字にあらず。
※注意! セリフ多めです。
20160123 034話〜番外編『ローレルの視点から』スタート。不定期更新です。
20151205 033話で、本編完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 04:44:45
466270文字
会話率:40%
この教室には、天使がいる――――。
彼女の手に触れた者、彼女の視界に入った者、彼女と言葉を交わした者。誰一人、彼女に堕ちない者はいない。
黄昏に染まった教室で、僕だけが彼女と触れ合える蜜事の時間がある。僕は生まれて初めて、天使を見た。
最終更新:2019-01-14 20:35:12
2855文字
会話率:46%
前世を思い出したら、婚約破棄されるし陰謀に巻き込まれるし。
挙句の果てに、前世の金づるがヤンデレになって全裸土下座で迫ってくるんですけど!?
誰か助けて……くれそうにないので、自力で逃げます!(※出来ません)
※「カクヨム」様にも同
時投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-19 20:11:56
104048文字
会話率:36%
いろいろと悩んでモヤモヤしてたときに何となくスッキリしたくて書いたものです。
キーワード:
最終更新:2018-11-13 16:29:23
489文字
会話率:0%
薬師見習い時代に助けた青年の狼獣人が、見習い卒業したとたんに猛アプローチ!悪い気はしないので一緒に旅に出ることに、というか付いてきた。
ゆくゆくは薬屋を開きたいので、いい場所がないか探しつつ今日も採取に出かけます!
魔法あり獣人あり魔獣
ありの世界で、2人はどう生きていく…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 07:42:52
989文字
会話率:18%
マリアの刺青を背中に背負った総合格闘家、三沢真也は、その陽気な性格とリング上での「華」。
そして格闘技への真摯な姿勢と才能で連勝街道を突き進む。
小さな団体からテレビ放映もされる団体に移籍しチャンピオンを目指す中で鶴田と言う女性記者に出会
う。いつも相手にする風俗店の女とは違い気が強く格闘技を毛嫌いする鶴田に惹かれる三沢。
どうにか彼女を口説き落とした日、初めて名前を聞くと彼女は「真理亜」と答えた。
背中と腕の中の勝利の女神に抱かれた三沢はタイトルマッチに挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 12:21:13
47445文字
会話率:46%
庶民のもとに生まれ
兵士として働き
傷を負い退役し
酒浸りになり家を失い
80になり独り身
ある日くしゃみをしたところ
頭の中で何かが切れる音がして死んだ
…こんなハズじゃなかったのに
目を開けると母の腕の中にいた
何故かはわからないが
戻っている
胸の内にある強い焦燥 出世への渇望
それすらも理由が分からず
強い後悔が為せる業か 神か悪魔の悪戯か
ただ、やり直せるならば…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-02 17:35:44
1400文字
会話率:50%
彼が初めてくれたもの、彼の腕で私は眠る。
最終更新:2018-06-01 21:48:11
315文字
会話率:0%
ちへいせんは歌い続けます。その腕の中に抱いている全てのものを、静かに眺めながら……。
今日、ちへいせんの上で繰り広げられる世界は、何色に輝いているのでしょうか?
初めて「詩」というジャンルに挑戦してみました!
最終更新:2018-05-26 16:15:03
1013文字
会話率:3%
私は…… そうか、輪廻したんだ。 そう気が付いた時、あの人が探してくれていると、確信した。
悪役令嬢の娘として、異世界に転生した女性が、必死に生き、そして、最愛の人を探し出す物語。 転生前に最愛の人と一緒にプレイした「ゲーム」世界に酷似し
た、異世界で悩み苦しみ、生き残りを賭けて、彼女は模索する。 「世界の意思(ゲームシナリオ)」の強制力を掻い潜り、”生き抜く”力を求め、最愛の人を探し出し、腕の中に飛び込むまでの物語。
11/11 物語の始まり
18/4/30 物語の終わり そして、未来へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-30 15:00:00
892719文字
会話率:38%
女性の腕に、小さなモズが住み着いた。
最終更新:2018-03-23 20:06:42
3476文字
会話率:54%