【聖獣に溺愛】【ざまぁ】【追放されたのに必要とされてます】【辺境スローライフ】
婚約を突然破棄された伯爵令嬢リディアは、王都を追われるようにして辺境の小さな村へと送られる。けれども、落ち延びた先で彼女を待っていたのは――巨大で神秘的な“聖獣
”ルナとの出会いだった。人に懐かないはずの聖獣が、なぜかリディアにべったり!その上、辺境騎士団の団長や村人たちまでもが、彼女の真っ直ぐな心に少しずつ惹かれていく。
「おかしいですね、私は追放されたはずなのに、なんだか皆が優しくしてくれるんですけど?」
そして反対にリディアを陥れた連中はどんどん立場を悪くしていき……
さらに、無愛想で寡黙な騎士団長が、いつしか彼女にだけ優しくなっていって……?
追放令嬢×聖獣×辺境再生。運命に翻弄された令嬢が、静かに、しかし確かに“必要とされる居場所”を築いていく、癒しと絆の異世界ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:08:07
51490文字
会話率:28%
ここは私立陽光高等学校。人呼んで妖精学校。
ファンタジーな世界の学校?———否。
森の中にある神秘的な学校?———否。
忘れもの・落としものがここでは多発するからだ。まるで妖精にいたずらされたかのように。
たちの悪いことに、落としたことにも
気付かない。よって職員室の落としものボックスは常に容量不足。そしてついでに人不足。結果、日に日に増える落としものを処理し切れない。職員室の圧迫感を無くすため、職員は空き教室に落としものをまとめて置くことにした。
これは非公式な暇つぶし。
だが、もしかしたら妖精がいるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 19:39:18
42751文字
会話率:49%
メグリはMMOのゲームである《Desire Of Tree》をプレイして窮屈なしがらみから解放されるべくまったり楽しむことにした。
最終更新:2025-06-27 11:00:00
802文字
会話率:32%
ケヴィンは、どこにでもいる平凡な青年――少なくとも彼自身はそう信じていた。しかし、ある日突然、謎と神秘に満ちた古代の世界へと転生してしまう。そこは、まるで古代西ヨーロッパの風景が甦ったかのようで、荘厳な城や勇敢な騎士、そして戦火に包まれた乱
世が広がっていた。この世界では、魔法や神々が実在し、普通の人間であってもさまざまな方法で超越した力を手に入れる可能性がある。未知で危険に満ちた新天地に足を踏み入れたケヴィンは、その異質な光景に戸惑いながらも、どこか運命を感じずにはいられなかった――一体、どんな力が彼をこの世界へと導いたのか?また、彼の空白の記憶の裏には、どんな秘密が隠されているのだろうか?
生き抜くため、そして自らの出自と転生の謎を解明するため、ケヴィンは決意を固め、傭兵としての道を歩むことにする。次々と舞い込む依頼をこなしながら、彼は冒険の中でこの世界の複雑さと神秘に対する理解を深めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 23:33:05
35017文字
会話率:23%
この世で最も強いと豪語するナレザは、神秘の力を持つ使者を倒し続けていた。そんなある日、彼は不思議な少女リィーに出会う。
この出会いが、強さのみを持つ少年を変えるのだった。
最終更新:2025-06-26 21:16:06
27041文字
会話率:60%
平凡な高校生コフナルは、穏やかな昼休みの時間に突然、神秘的な異世界冒険に巻き込まれる。彼とクラスメイトたちが見知らぬ世界に転送されたとき、コフナルの運命は一変する。彼の属性値は異常に低く、危険な洞窟に追放されて自力で生き延びる残酷な選択を迫
られる。周囲の驚きと困惑の中で、コフナルは冷静にこの状況に対処し、一見すると未来に対して恐れを感じないように見える。
この異世界の冒険で、コフナルは単なる生存の挑戦だけでなく、隠された復讐の道にも踏み出す。冒険が進むにつれて、彼はこの世界の隠された真実を次第に明らかにし、自身の復讐計画も着実に進行させる。コフナルの真の目標と復讐の対象とは一体誰なのか?すべての答えは彼の内面深くに隠されている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 04:44:47
43596文字
会話率:33%
次元の裂け目に呑み込まれ、この世界から喪失した都市・霧郡。
この喪失都市に眠るとされる超常的神秘を巡り、魔術師と呼ばれる数多の能力者たちが蠢動する。
求めるのは、名誉か、栄光か、それとも……。
最終更新:2025-06-23 23:58:52
719393文字
会話率:30%
名を持たぬ運命たちの記録。
これは「主人公」のいない物語。
だが、そこには数多の「英雄」たちがいる。
彼らは歴史に名を刻まれることもなく、神託にその名を残すこともない。
ただ、無数の魂の中で――もがき、戦い、燃え尽き、堕ち、そして目覚める
。
それは、かつてのあなたであり、私であり、運命の揺らぎに取り残された誰かの声でもある。
第五の太陽紀、始動。
異世界より流れ来る魂たちは、世界樹 ユグヴェシル(Yggvethil) を超えて、
この光と闇が交錯する世界へと召喚された。
彼らは神に選ばれた者ではなく、運命に祝福された存在でもない。
ただ、失われた記憶と雑多な願いを携えた「訪問者(ビジター)」である。
この大陸において――
西には、神託と教会を中心とする国家連合「西方諸国」、秩序と信仰の名のもとに裁きを下す。
東には、霧の奥に黄金の光をたたえる神秘の古国 セリス赫修(Serichreesos)。
中央には、自由と理想を掲げる城邦連邦 アナトリ(Anatoli)――希望と衝突が交わる地。
だが、これは世界の全てではない。
地図の果て、名も知らぬ地に、未だ語られぬ文明が潜み、
眠れる遺跡、知られざる神々、夢の中の都市、空に浮かぶ都、深海の王国……
それらすべてが、名もなき者たちの足跡と筆を待ち望んでいる。
語られるのは――
捨てられた子、罪を背負った魔導士、敗北した英雄、目覚めゆく少女、流浪する王子……
それぞれが交差し合う運命の中で編み上げるのは、
神話でもなく、王家の年代記でもない――「名もなき者」たちの物語集成。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 23:43:14
10808文字
会話率:17%
夜の霧に包まれた街の片隅に、ひっそりと佇む「霧と影のカフェ」。黒いレースのカーテンとキャンドルの揺らめく光が、ゴシックな美学に彩られたこのカフェは、夜のみ営業し、10席の予約制で知られる。詩人のアキラは、言葉を失ったスランプのさなか、偶然こ
のカフェに辿り着く。そこで提供される「銀の囁きラテ」は、星座やゴシック建築を模したラテアートが浮かび、飲む者に謎めいたメッセージを囁く。
カフェの女主人によれば、ここは過去の詩人たちの魂が宿る場所。霧の中に隠されたゴシック文学の断片が、ラテを通じて物語を紡ぎ出す。アキラはラテアートに現れる言葉——「闇がなければ、星は輝かない」(C.S.ルイス)や「霧の中を歩け。答えは影の中にある」——に導かれ、自身の詩と運命を探す旅に巻き込まれる。カフェの秘密を解く鍵は、銀の囁きと影の奥に隠されている。
夜ごとに変化するカフェのレイアウト、星空のプロジェクションマッピング、黒ゴマとダークチョコが香るラテの味。そこには、創造性を求める者だけが踏み入れることのできる世界が広がっている。アキラは、霧の向こうに潜む過去の詩人たちの物語を追いながら、自身の言葉と向き合う。だが、影から聞こえる囁きは、彼を予想外の真実へと導く——このカフェは、単なる隠れ家ではなく、夜のクリエイターたちの魂が交錯する運命の交差点だった。
「創造性とは、異なるものを結びつけることだ」(スティーブ・ジョブズ)。ゴシックとカフェラテ、夜と詩が交差するこの物語は、アキラが失った言葉を取り戻し、霧と影の先に輝く星を見つけ出すまでの、神秘的で詩的な冒険を描く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 21:38:40
3560文字
会話率:46%
伝説と現実が交錯する、メキシコ・ミステカ地方の忘れられた片隅で、ロベルトという少年が生まれた。彼は物質世界と霊界を超える運命に刻まれている。
人間の母と、古代の秘密を宿す神聖な血筋を持つ彼は、何世紀も隔てられてきた二つの世界をつなぐ生きた
架け橋だ。まだ眠る力は、神々さえも直面を恐れる存在を目覚めさせる。
成長するにつれ、ロベルトは外なる敵と内なる葛藤の両方に立ち向かわねばならない。古の守護者、神秘的な存在、そして隠された敵が彼の道に集う。
人間の心を持つこの若き半神は、その遺産の重さを背負い、二つの世界の運命を決めることができるのか。
これは、闘いと謎、そして自己発見の壮大な物語。
真の戦いは、心の中で繰り広げられるのだと教えてくれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 11:49:44
4186文字
会話率:44%
勇者に敗れた魔王リリスは、部下のサファイアに必死に守られながら異界への扉から逃げ出しました。
その後は神秘的な大家さんに助けられたとしても、とても悲惨な生活を送ることになりました。
いろいろな困難に立ち向かったリリスは、今の状況を変えなけ
ればならないと決意しました。
幸いにも、天は彼女たちにチャンスを与えてくれて、大家さんの「親切」な紹介で、新しい店で働くことになるのです。
そこには、彼女の一生を変える何かがあるのかもしれません。
※外国人なので、日本語があまり上手ではありません。皆さんにご了承いただきたいです。
日本語の特別な言葉に詳しくありませんので、もし間違いや誤解があれば、読者の皆様にご教示いただければ幸いです。
※小説の更新は不定期
※「私こそ悪役令嬢なのに、ヒロインのくせに生意気だ!」も作品の一つで、この小説と同じくらい面白い内容です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 09:59:11
109545文字
会話率:63%
その日、普通の高校生・リュウは、"命の声"に呼ばれて異世界に召喚された──。
目覚めた先は、生命が力として具現化した世界〈ビオティア〉。そこは糖、脂質、タンパク質、核酸といった「命の柱」が支える神秘の地だった。
リュ
ウに告げられる使命。それは、命の工場を蝕む「疾患族(シッカンズ)」──糖尿病鬼、脂質異常獣、骨粗鬆魔、高尿酸鬼など、生命バランスの崩れから生まれた恐るべき怪物たちを討つこと。だがそのためには、「生化学」の叡智を身につけ、命の営みそのものを知り、理解し、受け入れねばならない。
糖の国〈グルコーサ〉、タンパクの城、脂質の谷、核酸の塔、酵素の森、そしてTCA神殿──体内のメカニズムを舞台とした冒険の中で、リュウは少しずつ「命の構造」と「病の正体」に迫っていく。
エネルギーとは? 栄養とは? そして、健康とは何か?
これは一人の少年が、体の中に広がる巨大な宇宙で、
「生きることの意味」と向き合う壮大な物語──
《世界を救う鍵は、君の体の中にある。》
――冒険×科学×ファンタジー!
異世界×生化学の新ジャンル・エデュテインメント、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 09:00:00
57685文字
会話率:27%
――宇宙は、あまりに静かで、残酷だった。
人類が宇宙へと版図を広げ、無数のコロニーが群雄割拠する時代。
戦争は地上から宇宙へと舞台を移し、いまや人と機械、思想と愛が交差する闘争の只中にあった。
その戦争のさなか、ひとつの“兵器”が生まれ
る。
ナノマシン集合体によって構成された、完璧な偵察用ドール。
その外見は――17歳の少女。肌は白磁のように滑らかで、表情はどこか神秘的だった。
敵対勢力の高官が、亡き娘の姿を模して密かに作らせたそのドールは、
やがて戦場で「兵器」として改造され、何のためらいもなく人を殺す存在となった。
連合側の戦闘機パイロット、アカシ・レン。
戦闘よりも観察を好む孤独な青年は、戦場で何度も“彼女”と遭遇する。
敵にも味方にも捕捉されず、ただ宇宙を舞うように飛翔するその少女に、彼は魅せられてゆく。
そして、密かに名をつけた――「シオン」と。
だが、レンの開発した追尾装置が軍の目に留まり、ドールを追う兵器が完成する。
シオンたちドールは、次々と破壊されていく。
そしてある戦闘で、レンは錯乱し、僚機を撃墜。
すべてを投げ打ち、彼は宇宙服のまま戦闘機を放棄し、漂う“彼女”をその腕に抱いた。
もう笑わない彼女にレンは名前を呼びかける。
シオンが目を開けた時、レンは既に生き絶えていた。
それでも、彼女は確かに感じていた。
名前をくれた、彼のことを。
そして、沈黙の宇宙に現れる巨大船。
それは、新たな物語の始まりか、それとも終焉か――
これは、
名もなき兵器が“人”になるまでの、
記録なき物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 00:37:00
10754文字
会話率:17%
曰く、ラブコメにはヒロインが不可欠だ。
曰く、ヒロインは可愛い存在であるべきだ。
そして、男の娘は可愛い。
――だからこそ、ヒロインは男の娘であるべきだ。
男の娘《おとこのこ》
その存在は、幼く可愛らしい少年を表す「ショタ」でも、美形の
顔立ちをした「美少年」でも定義が出来ない。
不思議で、魅惑的で、神秘的な存在である。
そんな男の娘達に振り回される才川裕作《さいかわゆうさく》は、今日も彼らと様々な毎日を過ごしている。
弟にはいつ性的に襲われるか分からないし、
親友からは小生意気に煽られし、
後輩には訳も分からず振り回される。
いびつで刺激的な毎日を過ごす過程で、才川裕作は気持ちは変化していく。
時にそれは、友情を育む青春の一ページになり、
時にそれは、恋心を育む恋愛に発展していく。
――はたして彼らは、どんな結末に辿りつくのだろうか。
この物語はフィクションである。
実際の人物、団体、個人の考えなどとは関係ありません。
だからこそ、この物語には意味がある。
これは、メインヒロインが全員男の娘でラブコメは成立するのかを温かい目で見守る、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-14 21:32:50
182544文字
会話率:32%
高校1年生、葵 慧(あおい けい)は、観察力と分析力を武器に、あらゆる状況の「先」を読む少年だった
全国レベルの薙刀選手として活躍していた彼は、大会出場を目前に控えたある日、通学中の事故により突然その命を絶たれる
だが、彼が次に目覚めたの
は、冷たい石造りの地下室──
聞き取れない言語、見知らぬ兵装、無骨な鉄と血の匂いが漂う空間だった
そこは、中世ヨーロッパ風の異世界。魔法も神秘も存在しない、生身の肉体と武器による純然たる戦いだけが支配する世界
言葉すら通じない環境下で、慧は即座に状況を分析し、咄嗟に手にした鉄棒で迫る衛兵を打ち倒す
「ここでも“間合い”さえ掴めば、生き延びられる──」
この世界には「薙刀」という概念も技術も存在しない
それは慧にとって、すなわちこの世界における「誰も知らぬ最終兵器」を意味していた
だがそれは同時に、「異端」としての烙印でもある
やがて慧は、自らの存在がこの世界の均衡を乱す“異物”であると気づく
既得権を守ろうとする王、見えない支配構造、理不尽に染まる軍隊と民衆──
どこにも「正しさ」などない
彼は戦う。分析し、行動し、生き延びる。その先に、誰かのための理想などない
あるのはただ一つ、「この世界に確かに自分は在る」と証明することだけ
命乞いはしない。奇跡にも縋らない
魔法のない異世界で、ただ己の肉体と思考で道を切り拓いていく
「“あり得ない”は、俺にとって存在しない言葉だ」
これは、武器と知略だけで抗う、少年の流浪戦記である。
英雄にも、反逆者にも、救世主にもならない一人の少年が歩む、“可能性の記録”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 05:10:00
4291文字
会話率:23%
男は海岸の前に立ち尽くしていた。
その空は世界を焼く様に揺らめいた緋き日が広がり、目前の海原は無音のまま波を立てる。
水銀の如く神秘を宿さない。かと言って錆びた金属のように風化をも感じさせない。
滑らかに蕩けた、鈍銀の鉄の海が波打ち際へと
寄せては返す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 13:31:07
2500文字
会話率:0%
鏡のラプラスの世界では異世界でで活躍するために育てられちいる神獣たちがいる
そこは霧で隠されており、だれにも入ることができない神秘の世界
そこの均衡が崩れ、異世界が転移するものが多くなり、環境汚染が著しくなったため、
神獣たちは利用さ
れ傷つくことがあった まるで狩りを楽しむかのように
そして傷ついた神獣たちを治療し、また世界の柱の機能を持たせるために……。
それに異を唱えたのが選ばれし少女だった
彼女はボランティアなんてくそくらいと毒づく少女で奉仕なんてくそという少女がなぜか選ばれた
そして木から生まれてくる神獣を守るために、
「なにか、私に一つでも利益をもたらしなさい そしたら助けてあげると」
魔王さな柄の事を言うのだった
「私、徳がないと一歩も動かないわ……。」
なぜなら彼女は、過労死直前の少女だったからだ
毒づき少女×神(残念神)と織りなす、神獣子育て??
「私に何かしてもらいたいなら、相応の事をしなさい」という
新ジャンル、ドタバタコメディ ここに開幕
「ちょっと、勝手に話を進めないで、私が決めるわ」とナレーションにも文句を言う少女の物語 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 23:33:58
10045文字
会話率:9%
1人の無名の練武体質の超腐った小僧、無妄言の災害を受けるため1粒の荒星にハイジャックされて、机偶の偶然であることを知らないで、それとも運命のルーレットの意図的な間の乱れです。星武を過ぎて、人類の神秘の源の才能を溶け合わせて、彼はしだいに1つ
の神秘の世界に入りました——修練界、それから果てしなく遠い修練の途に足を踏み入れました.......です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-11 21:08:22
11213文字
会話率:3%
生物学者・雄一郎の推しは、若きシンガーソングライター・ヒロトだった。
実は、彼ら二人には、遥か昔からの運命の絆があって……!?
生命の神秘にせまるSF×BL!
・作中の生物学的記載は、不正確である可能性があります。
最終更新:2025-06-07 12:00:00
12740文字
会話率:35%
世界を創造したと言われる始祖「世界樹」。
その七枚の葉に選ばれた「選択の子」がいた。
神と呼ばれたその賢人達は人々に世界樹の七つの恩恵である篝火、祝水、蘭風、恵土、銘雷、神秘、天涙を与え、その歩みを進めてきた。
篝火は人に「火」を与えた。
同じように祝水は水を、蘭風は風を、恵土は大地を、銘雷は雷という世界樹の元にのみ発生した現象を惜しみなく分け与えた。
神秘は人に知恵を与えた。
かの神は世界樹から神の統率という命を与えられ全ての神を見通す「七つ星の眼」を与えられた。
天涙は人に涙を与えた。
感動を、努力を、感謝を...
あらゆるものを伝える万能の癒しを与えた。
しかし、神も万能ではない。
神は代替わりを果たした。
神は人の子であり選択の子に過ぎない。
いかに世界樹の庇護下にあろうともその命はせいぜいがもって1000年の命だった。
その多くは力を、知恵を、責務を子に与えていった。
ただ例外もあった。
篝火は己の体をその火に焚べることで自らを半永久的な不死とした。
神秘は観測者であるが故に死を与えられなかった。
そして、天涙はその神性故に死と最も遠いところにあった。
ある年。
流星の尾の八本目が伸びた頃...
天涙は子を成した。
本来平等に命を与えるべき運命の天涙が子を成したのだ。
己の愛情を一身に注げる相手。
万人ではないただ一人の愛し子を、この世で最も愛しい者と成してしまったのだ。
そこから運命の歯車はゆっくりと...
音を立てて崩れていった...
それから数年たった後、二人の幼子が神秘の眼に映る。
一人は紛うことなき天涙の後継であった。
彼女と同じ灰色の紙に黄金のように美しい眼...
そして隠せるはずもない強大な「天涙の加護」...
しかし、神秘は直後目を疑う。
それは本来神の目には映るはずのない八人目の神の存在...
天涙の加護を受けた少女の隣に映る男児...
天涙の子であるのは確かだが、知恵の神にもそれ以外に何も分からない得体の知れない名も無き神...
後に神秘は彼のことをこう呼ぶ。
審判の八人目「テミス」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:00:00
47340文字
会話率:20%