関東平野のはずれの田んぼばかりの小さな町。
そこに暮らすのは、中学2年生の「僕」。
管内すべての発電所が停止した夏。うだるような夏。
そして雨。湿気ばかりの初夏。
27万5千ボルトの超高圧送電線の鉄塔に囲まれた町で、「僕」は、出口を探してい
た。この町から出してくれる「誰か」を待っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-29 03:24:49
10304文字
会話率:63%
平成○○年、六月半ば。季節は雨期へと入り、雨露が降り湿気る森の木々たちは夏に向かって生い茂る一方、小さな街でとある少年の葬儀が行われていた。
少年たちの出会いも、確か雨が降っていた気がする。
最終更新:2014-01-08 23:55:17
2404文字
会話率:73%
蝉が鳴いている。
小さな家の小さな庭の小さな縁側から見える大きな樹に、ずっととまって泣いている一匹の蝉がいる。
汗が滲む。
縁側に吹きつける風は湿気混じりで、心だけに響く風鈴などはこの暑さには然したる影響も与えていないように思える
。
例年と然程も変わらず、ただ暑いままだ。
俺はそれでいい。それこそがいいと感じている。
しかしながら、ずっと隣にいる彼女はどう思っているのだろう。
ずっと鳴いている蝉はなにを感じているのだろう。
もう三日目になるだろう。
ずっと同じ蝉が鳴いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 00:33:23
5577文字
会話率:32%
湿気の酷い猛暑のせいか、
今日も培養室で…
最終更新:2013-07-05 22:35:59
248文字
会話率:12%
ある蒸し暑い日の事だ。ふと目にした空き地に、いくつかの本らしき物が晒されていた。近づいてよく見ると、それは薄汚れたノートだった。表紙には何も書かれていない。ここ最近雨が降っていなかったため、ノートも湿気っていなかった。興味本位で中を見ると、
とある誰かの日記らしき物だった。捨てたのか、不慮の事故か。まあ、俺には関係のない事だったのでありがたく頂戴して、ネットに晒す事にした。■注意■【必ず注意書きを見て下さい】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-17 23:24:57
1001文字
会話率:0%
新作のVRMMO【アドベンチャーワールド】が、デスゲームへと華麗にステップアップされた。姉妹に誘われてゲームに参加した俺は、デスゲーム開始早々ピンチになっている。俺、逆さ吊りになってます!ダンジョンの罠に引っ掛かった状態から、デスゲームスタ
ート?!
※流行に乗って書いてみました。戦闘を書くのがとても下手で、駄文です。それでも、読んで頂ければ嬉しいです。保険で、残酷描写有りを付けてます。更新、打ち切りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-29 21:11:16
116296文字
会話率:46%
朝起きたら
外は静かなに物音をたてていて
湿気た部屋におそらくと思いカーテンを開けたら
その日の朝は雨だった
独特の暗い雰囲気が漂う空を見て
僕はタメ息をついた
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最終更新:2013-03-13 12:48:50
544文字
会話率:9%
一年中肌を焼き尽くすような暑さと、シャツが肌にへばりつく湿気のみが季節を支配している『昼』の世界。ただ、この暑さと少しだけ変な規則がある以外はなんの変哲もない世界だった。誰かに縛られるということもないし、どちらかというと自由にふるまえるそん
な世界。
今年の八月で十五歳の誕生日を迎えるラブズ・ウィンゴにはいくつかの秘密があった。細かいことを挙げていけばキリがないが、絶対的に秘密は大きく区切って二つあった。
一つは、忌み名……前の世界の本名を『見ること』ができること。
そして二つ目は、その名前で相手を呼ぶと自分の意のままに支配できることだった。
前の世界の行いウィータによって、すべてが審判されたこの世界。
八月三十一日の誕生日を迎える、中三の夏休みにラブズは、一人の女の子と出会った。
『塩海』ではなく、本当の海を見に行こう。
それが、彼女との約束だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-12 19:52:13
34031文字
会話率:34%
マッシュルームのような髪型。
湿気をみにまとった、ジメジメした性格。
身長172cm、エノキかと思えば、体重63kgの体型は松茸。
そんな彼は、あたしの大切な人。
…だけど、
そろそろ、頭からキノコが生えるんじゃないかと思ってる。
最終更新:2011-10-28 23:59:46
2157文字
会話率:10%
雨、湿気の多い日、くせっ毛女の子の憂鬱。
最終更新:2008-12-09 23:17:50
2442文字
会話率:43%