主人公、木戸 柊羽(きど しゅう)の家には木製の冷蔵庫がある。その冷蔵庫には小さな木箱が入っていた。柊羽は両親からその木箱を開けてはならないといわれていたが...。
最終更新:2015-01-06 18:13:34
1240文字
会話率:0%
三上明(みかみとおる)は小学六年生。特技はサッカー。他は、ごく普通の活発な男の子だった。
ある日、たまたまチャンネルを合わせた深夜番組、スイスの独立時計師に密着したドキュメントを見て衝撃を受ける。そして、今まで興味も無かった時計の魅力に惹か
れた。
時計に夢中になったトオルは、夏休みの自由研究で木製の懐中時計を作った。その作品は、市内の小学生作品コンクールに出品される事になった。コンクールの会場へ赴いたトオルは、同じ小学六年生の吉岡侑真(よしおかゆうま)と出会う。
初対面にも関わらず、時計の話で盛り上がった二人だったが、その場はお互い、名前を知る程度だった。
その後、デザイナーとして歩き出したユウマから、トオルにファッションショーの招待状が届き、二人は再会する。
ユウマは、デザイナーになる覚悟を決めていたが、本当は時計師になりたかった。その夢を、トオルに託そうとしていた。ユウマは、デザイナーだからこそ、トオルが作った作品を見て、トオルの才能を感じていたのだ。
トオルは、ユウマこそ時計師の素質があると思っていた。そして、ユウマの心がまだ時計師にある事に気付いていた。ユウマが時計師を諦めた事情は知っていたが、友達として、あえて後押しする事にした。
それぞれ、地元の中学に進学してから半年後、ユウマがトオルに中学を卒業したらスイスの時計学校へ行こうと言い出した。
留学するには、フランス語の習得が必至だった。
トオルは、中学でもサッカー部に所属していて、部活と語学の勉強との両立は難しい。
小学生の頃から一緒にサッカーをやってきた親友との約束もあった。悩んだ末にトオルは、ユウマと共に夢を追いかける事を選んだ。
それから約二年半後、中学を卒業した二人は、夢と期待を胸にスイスへと旅立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-28 07:37:15
34896文字
会話率:35%
街灯だけが視界をもたらす、そんな夜。田舎の公園の中央にぽつんと置かれた木製ベンチに一人、古びた色のクラシックギターを弾く若い男が腰かけていた。
最終更新:2014-06-30 00:09:39
2400文字
会話率:40%
有志企画 戦闘機創作大会2013夏 参加作品 タイトル通りのお話です。
最終更新:2014-06-06 00:00:00
7007文字
会話率:4%
表通りから細い路地に入り、何度か角を曲がった雑多で狭く薄汚い路地。そこは既に、表通りの喧騒とも無縁に思えるほど静かだったが、表通りの派手な明るさは殆ど無くて、逆に足元さえ覚束無い暗さになっていた。その片隅に、ほんの小さな窓があるだけの大きな
木製の扉、その扉の幅だけの間口のカウンターバーがヒッソリと佇んでいた。その店内は、今時珍しい電球色の間接照明で少々薄暗く、オーク系のブラウンな色相でシンプルな内装、楢の一枚板カウンターが店の奥から入り口へと伸び、店を客側とバーテンダー側とを分けている。バーテンダー側の壁に造作された棚には所狭しと、ウィスキー、ウォッカ、ジン、テキーラ、ラム、ブランデーとそれぞれの酒瓶が所狭しと並んでいる。そのカウンターの客側には、メタリックなハイチェアが七つほど並んでいる。それで満席なるほどの小さな店だった。この店から、この店に、この店で動き始めたのだ、今から語る物語が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-29 17:23:55
200文字
会話率:50%
学校でも家でも独りぼっちの女子高校生、高橋美咲。
彼女の唯一の生き甲斐は、人形作りだった。
その日もインターネットの通信販売で仕入れた材料を用いて一人、人形作りに励んでいた。
十体の木製のコケシ。
美咲は悩んだ末に、幕末の偉人達をモ
チーフに絵付けを行う。
しかしその晩、美咲の身に何とも不思議な出来事が起こる……
彼女の作った、小さな新選組や小さな維新志士。
彼らの存在が、美咲の心にどんな影響を与えるのだろうか?
孤独な少女と小さな偉人たちが織り成す、はちゃめちゃファンタジー?
和風? 古風? 現代風? 史実?
恋愛要素も無ければ、歴史的要素もほとんど無い!
とにかく、細かいことはお気になさらず……軽い気持ちで最後までお付き合い頂けたら本望です。
≪追記≫
短編を予定していましたが、上手く文章をまとめられずに結局は連載になってしまいました。
長く続くか、短めに完結させてしまうかは未定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-22 08:26:59
9910文字
会話率:40%
四方を壁に囲まれた狭い部屋の中央に椅子が置かれている。
どこにでもありそうな代り映えのしない木製の椅子だ。
腰を下ろすとギシギシと鈍い音を立てて、背もたれがきしんだ。
キーワード:
最終更新:2013-10-08 01:03:39
1001文字
会話率:3%
そろそろ、秋から冬へと季節が変わりそうです。
あらすじ
「木製の窓から外を見ると、木々たちの枯れ葉が地面を覆い尽くしている。冬がもう少しで始まりそうです。」
コーヒー片手にいかがでしょうか。
最終更新:2012-11-23 23:05:45
724文字
会話率:10%
ピクシブ等でも公開している作品です。
大学受験を失敗して祖父の経営していた古本屋を継ぐことになった主人公は、ある日、店内の置かれていた木製のソファーを売ってほしいという妙な少女と出会う。
ソファーは、彼女が彼女らしくあるために、どうしても
必要なものであると、少女(バニラ)は言い張る。
ゴスロリ趣味のバニラと、今一やる気のない主人公の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-30 06:50:09
16917文字
会話率:40%
この話は中学二年生になったばかりのゲヲタで少し美少女ヲタ、しかも友達が一人も居ない…そんなメガネ男子生徒がある少女と出会い、非現実的な世界になっていく話です。その少女は木(木製ならなんでも)をあるものに変換できる能力があり、その能力の源とな
っている賢者の石の欠片を奪おうとノワール・テラ(漆黒の地球)から刺客が現れる。変換者と呼ばれる人たちにはそれぞれ賢者の石の欠片を持っていて、ノワール・テラはそれを全て集め、地球を我が物にしようとたくらんでいます。ファンタジー物なのかなんなのかは読んでみて下さい。結構時間はかけてるつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-02-26 19:36:36
4621文字
会話率:26%
本編より抜粋そして彼は一つのドアの前に立っていた。色とりどりのステンドグラスが嵌め込まれ、上にベルがついており、また両側の壁には鈍いオレンジ色の光を放つランタンがぶらさがっている。「なんでこんなとこに…ドアが?」ドア中央に架けてある『OPE
N』と書かれた木製のプレートをみて、彼はドアノブに手をかけた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-25 02:29:12
1068文字
会話率:16%