大切な家族を失ったソラは高校を卒業する当日、突然異世界への扉を開く。
目が覚めた時にはソラの眼前に広がるのは、鬱蒼と木々が生い茂る見知らぬ森であった。
そこは魔法や亜人が存在し、生物の霊長であるはずの人間が実験動物の『ヒト』として虐げ
られる異世界。
そして、『影』と呼ばれる謎の生物が現れ、人々を襲う世紀末のような世界でもあった。
森の中を歩き続けて出会ったのは獣人の盗賊団。
あっさり捕まってしまうソラだったが、『出会うはずがない』人物に助けられ、なんとか盗賊団のアジトから抜け出すが……
『時を戻す』能力者として覚醒した通称『青空の鎧』、雨蔵蒼空の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-14 12:00:00
29034文字
会話率:26%
運命とはなんだろうか。
数多の戦場をくぐり数多の死線くぐり数多の死を受け入れてきた少年と青年の境目に居る時衛士は、そんな考えても不毛な疑問をいだいていた。
予知能力――自分がどうなるか。その運命を絶対的に変則できる力を持つからこそ芽生
えた疑問だった。
機関、協会。
適性者、特異点、付焼刃《スケアクロウ》。
襲いかかる能力者を撃っては捨て撃っては捨て。
内にも外にも敵がいる時衛士の物語は、様々な歪曲を経てようやく始まった。だと言うのに、また新たな、人生の分岐点が彼の前にやってきて――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-01 01:11:42
198513文字
会話率:32%
時衛士は様々な現実に対面して成長する。
訓練校に身を置いているのにも関わらず、月に二度は銃弾飛び交う戦場に派遣される日々を連ねる今日この頃。彼は不得手な人間関係に困り果てていた。卒業が残り二ヶ月に迫る中で”夏休み”と様々な”課題”を訓練兵は
強いられた。
故に夏休みでも安息は許されず――。
訓練兵生活での最大の困難が、夏休みと共に始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-22 01:42:59
267455文字
会話率:33%
時衛士(ときえいじ)は平穏に過ごしていた。姉の理恵に、友人の山田、中村……アルバイト先でも人間関係に恵まれた、比較的シアワセな人生を歩んでいた。
しかしある日、高校二年生に進学した日に『ミシェル』を名乗る女性から砂時計を受け取る。その砂時
計は五分間を測り――五分が経過した瞬間に、砂時計を使用する直前まで時を巻き戻すものだった。
これはそんな砂時計を手に入れた少年が、それ故に変異してしまう運命に翻弄される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-09 18:00:00
139739文字
会話率:33%