第二王子であるレジナルドは、夜会の場で婚約者である公爵令嬢グレースを断罪し、聖女シャーロットに愛を誓う。
多くの人に祝福され、その場の勢いで婚姻した翌日に、盤上を引っ繰り返されるように多くのことが明かされる。
──どうしてこうなったんだ?
最終更新:2024-05-04 22:44:48
9558文字
会話率:17%
ハウネリーエ王国は従魔で成り立つ従魔の国。召喚士やテイマー、調教師の才能が何よりとされていた。第一王女のセイティネシアは魔獣を遠ざける固有スキル【魔獣忌避】を持ち従魔が得られないばかりか周りの従魔にまで悪影響を及ぼしていた。故に成人式のパー
ティーで冤罪を被さられ婚約破棄、更に強大な魔獣が跋扈する魔の森へと追放されてしまう。しかし魔獣を避ける力を持つセイティネシアからしたら苦でもない。政務からも離れ、周りに気を使う必要も無くなったセイティネシアは追い掛けてきたお付きの騎士とのんびりと暮らす。そして彼女の力の真価に気が付くのであった。
一方その頃、セイティネシアの去った王国では大混乱が生じていた。しかしこれは元婚約者達を断罪する復讐譚では無い、騎士とのただの恋愛物語では無い。後世の人々は英雄譚と呼ぶ物語。追放され自らの真価に気が付く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 17:05:26
27866文字
会話率:36%
ナテン王国の王妃アリエットは、王のフレデリックより年齢が12歳も上だ。
そして王国の歴史においてフレデリックとアリエットは「愚劣な国王と悪辣な王妃」として、後世に名を残している。
※「ノベルアップ+」様にも投稿しています。
最終更新:2024-04-03 15:12:12
10000文字
会話率:1%
全ての事柄には理由があり、その理由の積み重ねで今がある。
少女はある時に思った。自分が存在している理由は何だろう、と。だが答えはわからなかった。それは彼女にとって、そんなに簡単な問題ではなかった。
だからこそ、もう少し生きてみようと思
った。
けれど生きる事も、そんなに簡単では無かった。例え実力があっても、たかだか少女の言動。大人たちにとっては戯言に過ぎなかった。邪魔なモノはどうしても鼻につき、好きな様に生きれない時間に価値はないと感じた。存在している理由はわからないが、存在を認識されない事には腹が立った。だから少女は、何にも囚われないよう、自分の好きなように生きた。
気付けば少女は大人になり、裏の世界から悪魔と呼ばれていた。それも仕方がない。彼女が好きに生きた結果、圧倒的な実力と財力が積み上がったのだから。
いつからか、彼女は思うようになった。
私という存在を後世に残す事は、少なからず私が存在した理由になると。
だから彼を拾った。そして期待して、彼は期待に応えている。少なくとも彼と同じ年齢だった当時の私以上に。後悔はない。例え彼が、この先きっと、私の前に立ちはだかる事になっても。
彼は私からみても可笑しいほどに天才だった。
そんな彼の仕事は、悪者を消すこと。目標は悪魔(育ての親)を超えて独り立ちする事。夢は自分と大切な人たちが幸せに生きて、納得して死ぬこと。
ただ当然、彼が死ぬ予定はまだまだ来ない。
彼の物語はまだ、始まったばかりだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 17:24:18
26591文字
会話率:45%
本作はF系・架空戦記のなかでのちょっとエッチなエピソードを歴史物語風に描いたものです。
王子と王女の密会でなされたちょっと官能的な一幕を後世の編纂者の視点でまとめているという文体を採っています。
読切ですので、気軽にお楽しみいただけますと幸
いです。
好評でしたら別エピソードも、などと考えていますが、今のところ未定です。
本作で内容自体は完結していますので、安心して楽しんでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 21:10:00
17321文字
会話率:16%
魔族を打ち倒してから成立した、
唯一無二の世界統一国家「対魔連邦」。
安寧の時が流れる世界の中、魔族侵攻によって残された魔物達の行動が活発化している。
そんな中、辺境ギルドの剣士である、
「ライア・サイフォンズ(Raia Thyphons
)」
通称「火旋風のライア」は、その強さを買われて王都へ引っ張り出される。
王都の中央ギルドでは、同じように他の辺境からやってきた数人とパーティを組むことになるのだが......。
ライアはまだ知らなかった、自分が後世に語り継がれる大英雄となることを......。
この作品は「カクヨム」でも掲載予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-04 17:56:49
21971文字
会話率:62%
世界的なRTA走者の引きこもり高校生・フミオは、ある日自らが走っているゲームの世界に転移してしまう。
ありとあらゆるバグ・グリッチ・テクニックを駆使し、世界の人々を救っていく。
最終更新:2024-02-07 21:04:59
85824文字
会話率:34%
魔術革命により一変し、その術が万民に開かれたヴィクトリア朝のロンドンで、謎解きを生業とする一人の男がいた。その名はシャーロック・ホームズ。まもなく彼に届く一通の手紙が、「エレボールの炎」として後世に語り継がれる事件へと彼を導く。果たして、
彼はこの謎の深淵に辿り着くことができるのか?その答えは、これから紐解かれる物語の中にある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 18:00:00
35285文字
会話率:69%
今から約1000年前、大陸各地にある世界樹をめぐり大きな戦争が起きた。
それは多くの生物を絶滅寸前に追い込み、それまで築かれた人類種の英知を破壊しつくした。
世界に8柱しかない世界樹の2柱が折られ、世界樹の加護を失った台地は荒野へと変貌
を遂げた。
人類種の愚かな行いに、空海そらを泳ぐ“主”は地上に罰を与えた。
“古きもの”と呼ばれる何かが地上を地獄へと変え、多くの者が絶望を覚え、永久的狂気に陥った。
『第一次世界樹戦争』
のちにこう呼ばれる戦争は世界樹の加護と、“主”の恐怖を後世に伝えてきた……はずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-24 21:00:00
1551文字
会話率:42%
勇者の紋章を持ち国から魔王討伐の任務を受けた勇者セラフィーナ=フストリムワーネ。そんな彼女と旅を共にするジョンソン=アレキサンダーは賢者と名高いマクシミリアンの弟子であった。
これは勇者セラフィーナが魔王グラヴ=デドラグマを倒すためにフスト
リムワーネ王国を旅立った後の物語。その記録をジョンソンが後世に残そうと記していた物である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 23:02:44
174728文字
会話率:50%
『怒りを歌え、女神よ。
かくて、炎の時は来たり。』
――ホスタージ『ナホトセット』より。
星団歴4259年に起きた別々の二つの事件――第十一代東銀河帝国皇帝コンパルディノス二世の崩御と、ロウスティス橋事件を引き金とした
第二次オートマータ戦争の開戦――は、仮初めの平和を謳歌していた東西銀河を再びの乱世へと陥れた。
と、このように書いてみせれば、後世の史家は安心するのかも知れない。
が、しかし、この世の乱れや平穏は、淀みに浮かぶ泡沫の如く、勝手に消えては生まれ、勝手に生まれては消えを繰り返しているものでもない。
そう。
それらはまるで、互いが互いの旧知の如くに、互いが互いの連結連環構造の一部を成しつつ、存在しているのである。
そう。
この物語は、皇帝崩御に始まる東西銀河の混乱を主軸に、これら乱れと何かしらの“縁”を持つ幾つかの歴史的事件を取り上げつつ、ひとりの少女と、彼女との“縁”を持つに至ったふたりの男についての、その“愛”と“怒り”についての物語を、語ろうとするものである。
…………多分ね。
※同時公開『銀河漂流ウラシマン (ディレクターズカット版)』
※『ノベルアップ+』様との重複投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 18:00:00
1000791文字
会話率:33%
旧題:この身は露と消えても……避け難き大東亜決戦
7月25日、改題しました。
あの敗戦を繰り返さない。彼の心は頑なにそれを願う。
絞首台に消えたあの時から……やり直しがきくのあれば、出来ることをやろう……あの無様な帝国の清算人になること
だけは避けなければならない……。
後世に国家滅亡を引き寄せた大罪人扱いされたとある忠臣の第二の戦いが始まる。
1930年代初頭、時代は間違いなく変わっていく。日伊両国のユーゴ介入はハンガリーの参戦によって事態はさらに混迷の度を深める。ハンガリーは手にした列車砲をどう使うのか。
史実にはない事件やキーマンの独自行動……これらはやがて新たな騒乱の火種となるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-07 00:00:00
1626700文字
会話率:33%
私はテロ『ムーン・ロスト』の事を後世に残す為に、月と地球の関係性や、テロリストである『彼』のことを、取材する。本当は『彼』のテロ行為を止めるべきだろうが、私はジャーナリストなのだ。許して欲しい。
地球人の、いや、人としての尊厳を護る為、
今ここに手記を残す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 14:46:36
1241文字
会話率:15%
悪魔研究の第一人者として世界的に名高いマーティーケンプ氏の著書にはこのように記されている。◆ブルガリア歴23年、リュウテキと名乗る魔王が突如として人間領に魔王城を築き、人間に対して前代未聞の要求「話し合い」を要求した。◆協調か対立か。人間領
で大きな勢力を持つ三つの大国、通称三大国は大きな決断を迫られた。しかしこれは後の混乱のほんの始まりにしかすぎなかった。◆リュウテキは恐るべき知性と策略と暴力によって人間領全体を飲み込み、歴史上最も人間に影響を与えた魔王として後世に語り継がれることとなる。◆◆◆これは子供と動物に好かれるだけのニート龍笛(りゅうてき)と、龍笛(りゅうてき)を慕う知性と優しさに優れた少年金青(こんじょう)と、不登校の天才剣術少女望愛(のあ)の日本人三人衆による生存戦略が、思いのほか異世界に影響を与えてしまった物語である。◆◆◆血沸き肉躍るような話ではありません。魔王は格好良くないです。猫が出ます。悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 11:14:08
97515文字
会話率:59%
コミュ症ボッチで工業高校中退の主人公、長瀬拓海。人知れずロボット作りに勤しむ彼だったが、本人も気付かぬ内に人工知能の限界点を突破し、リアルなロボットとの共同生活を送ることになる。
後世、近代ロボットの生みの親と言われ、その名を歴史に刻ん
だ主人公の、性癖丸出し、妄想全開のロボットあるあるストーリです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 10:00:00
48029文字
会話率:35%
昔の俺はデッカイおちんxこを持っていた男の子だ。
俺はおちんxこが欲しい。
今の俺はおちんxこを失った男の子なんだ。
どうしてこういうことが俺に起こったんだよ。レイラ・ド・ドットという悪役令嬢に転生し、それに死亡予定がある?ぶさけんな
ッ!
俺は絶対諦めないッ!このファンタジー世界で多種多様な女の子が含まれてるハーレムを作って見せてやる!
エルフも獣人も、ただ可愛い女の子であれば、必ず手に入れてやる。
王国政治?政略結婚?学園生活?俺は全然気にしないよ。
俺の目標はたった一つ、それは女だッ!もっと、もっと女が欲しいなんだぞ!
カトリーヌ王国太陰暦、九百五十二年。
これは盛大で淫らな伝説、栄光の女王についての物語が始まった。
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一週間に一回更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 18:49:30
24486文字
会話率:43%
2018年の、謎の黒い物体が、突然消えた6年後世界、ユイ・キリトから聞いた言葉で、トレバーの最後に、世界に「ズレ」を起こすことになる、これが具体化されてきた話、
舞台は東京、日本人の隠者 東(ひがしの)悠一(ゆういち)は、氷を操るオーラを
纏う者
戦いの渦に巻き込まれてしまった彼は、
彼は何に永遠の氷の花を探すのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 22:43:39
35289文字
会話率:48%
リンドベル伯爵家の庶子リリアは、離れに隔離され家族に虐げられる日々を送っていた。
そんなセシルは腹違いの妹マリンにあらぬ冤罪をかけられ投獄。
極度の栄養失調気味だったリリアは呆気なく飢え死んでしまう。
しかし次に目覚めると投獄の2週
間前に戻っていた。
死の運命から逃れるべく、リリアは処刑前に覚えていた宝くじの当たり番号を使い100億マニーを獲得。
その資金を手に隣国へ逃亡し、何不自由ない豪遊生活を──とはならず、根がビビりで貧乏性のリリアはひっそりと質素な生活を送る。
そんな中でリリアは、路頭に迷っていた孤児を保護したり、酔い潰れていた美丈夫を助けて恩返しされたり、閉店寸前のパン屋さんのために奮闘したりと、何かと休まらない日々を過ごすのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 19:00:00
100460文字
会話率:27%
嘗てこの世界には魔王がいた。
魔王、魔族の王、魔法を極めし者、人族の敵。力で全てを支配してきた存在。
人族は魔王とそれが率いる魔族と長い長い、それは長い戦いを繰り広げてきた。魔族の魔法は人族が使う魔法よりも遙かに強力で、戦いの果てに
人族は魔王軍によって滅びの危機に瀕してしまった。
その危機を救ったのは七人の勇者と呼ばれる存在だ。
勇者は世界を創造した七柱の神様によって遣わされた若者達だった。彼らは『地・水・火・風・光・氷・雷』の力をそれぞれ身に宿し、その力で魔王軍の勢いを削ぎ落とした。そして瓦解していた人族の軍を瞬く間に纏め上げ、新たに勇者軍を結成して魔王軍と戦った。
結果、七人の勇者によって魔王は討たれ、王を失った魔族は人族と停戦協定を結んだ。
人族を救った勇者達は伝説となり、後世に長く語り継がれることになる。
七人の勇者と一緒に魔王と戦ったルドガー・ライオットは、とある理由から人族の国から離れてエルフ族の国で生活していた。そこでエルフの子供達が通う学校で教師として働いている。
ある日、友人であるエルフの王子フレイから城に呼び出され、魔族からとんでもない話を持ち掛けられたと聞かされる。
種の滅びに直面した時に現れるという救済の力を持った者、『聖女』が魔族に現れたと言うのだ。
しかもその聖女は、勇者とルドガーが倒した魔王の娘であった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 17:43:15
521811文字
会話率:40%
魔王討伐を成し遂げた勇者パーティは世界中から賞賛された。
その中の一人、アルドは唯一魔法が使えないながらも己の体一つで勇者パーティを支えた。
そんなアルドは魔法が使えない人々の希望となり、後世にまで名を残す。
数百年後にアルドは魔術師の名門
で知られる貴族家の次男に生まれ変わった。
この時代では武器で戦うことが忘れられており、魔法の才能の有無こそが人生を決定づける。
アルドは魔力がないせいで落ちこぼれとして扱われていた。
実の兄からも虐待される日々だったが――
「魔法が使えないオレに厳しい指導をするのは当然だ」
「なんで勝てねぇぇぇぇ!」
前世の勘と経験により、アルドは魔法を凌駕していた。
それでもアルドは魔法には及ぶまいと考えて鍛え上げる。
彼は重度の魔法コンプレックスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 11:28:45
131778文字
会話率:37%