公爵令嬢フローチェは、二十歳年上の叔父に初恋をして以来、彼を一途に想い続けていた。しかしある日、その優しさは出世に利用せんがための偽りなのだと知る。
彼女は悲しみに暮れる────
「乙女心をなんだと思っていますの!?」
ことはなく、
ひどく激怒した。同じく二大公爵家の長男で幼馴染のヴィレム・フィーレンスに助力を請い、打倒叔父に瞳を燃やす。
叔父を想い続けた少女と、少女を想い続けた幼馴染み。それぞれの初恋の行く末は。
※これは、三本の短編『“悪役”令嬢』シリーズを加筆修正しながらまとめたものです。連載版はシリアス要素とヴィレム視点が短編より多めになっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 09:20:25
118941文字
会話率:34%
二大公爵家・ハーンストラ家の令嬢フローチェは、ずっと慕っていた叔父に騙されていることに気づき、初恋を終える。
このまま利用されてなるものかと、幼馴染みで同じく二大公爵家の息子ヴィレムと共に、叔父を告発するために画策するが、
その途中でヘタレの第一王子との婚約が決まってしまう。
そんなフローチェにヴィレムは、
『王子との婚約を避ける手立てが、俺との婚約しかないと言ったら、どうする』。
※『“悪役”令嬢は御指名前に舞台を降りる』の続編で、前回中途半端になっていたあれこれを終わらせたりざまぁしたりする話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-12 21:44:59
16416文字
会話率:42%
二大公爵家とも言われるハーンストラ家の令嬢・フローチェは、二十歳年上の叔父に初恋をして以来、一途に想い続けていた。
その恋心が粉々になったのは、叔父が画策していた、“フローチェを、王子を誑かす『悪役令嬢』に仕立てあげ、それを暴いて
国に恩を売る”という出世計画を偶然知ったとき。
今までの優しさはこの為だったのだ。
「乙女心をなんだと思っていますの!?許しませんわ。貴方が用意した断罪の舞台など、御指名前に降りさせて貰います!」
同じく二大公爵家の長男で幼馴染の、ヴィレム・フィーレンスに助力を請い、フローチェは幼い頃から立ち止まっていた場所から、動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-06 19:59:12
11477文字
会話率:38%
文明崩壊後、いくつかの小さな国家に分かれた未来の日本で、最強レベルの力を手に入れた主人公と、少女たちが織り成す戦いと冒険の成り上がり系ハーレム物語。
特殊な力が常識となっている文明崩壊した未来にタイムスリップしてしまった主人公は、そこで
発掘師と呼ばれる職業につき、神話時代の遺物と言われる現代の機械部品や製品、金属類などを、当時の記憶と知識をもとに掘り当てていく。さらに、主人公はその地で一人の美少女と出逢うことになる。その少女は、時間転移に巻き込まれる前のお隣さんの一人娘で、「おにいちゃんだいすき」と懐かれていた幼女の成長した姿であり、そのお隣さんはその地を治める大公爵になっていた。
※2015.12.25 書籍版第一巻発売しました。2016.02.25 書籍版第二巻発売しました。2016.11.10 書籍版第三巻発売しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-03 23:00:00
418672文字
会話率:27%
エウロピ大陸の中央部に位置する、アメリア王国。魔術という概念が一般的なこの時代。世界は次第と戦争への道を歩む。3大公爵家のものでありながら、魔術がまるっきし使えないジュリエット。そんな彼女を中心にして、歴史を紡いでいく。
メイン主人公、ヒ
ロインはいるものの、物語に登場する一人一人が主人公でスポットを当てていきたいと思います。
主人公最強系、ハーレム、ご都合主義があまり好きではない。様々な視点で物語が進んでいく群像劇が好きな方におすすめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 13:51:58
8756文字
会話率:35%
長編小説『花祭』の後日談です。
『花祭』の物語と、積極的な関連は薄いですが、対人関係などは『花祭』から継続しておりますので、『花祭』をお読みになっていないと、わかりにくい点があるかもしれません。
『花祭』で正体不明だったChapter1の「
青年」がいったいなに者なのか、というのが、なんとなく分かる話でもあります。
最初の場面は、カーチェスト大公爵とウィンチェスター公爵との、街道に出没する旅賊の処遇に関する会合。
次の場面は、あるちいさな街で、不遇な少女が幸運にもよい職に恵まれる話。
そして最後に、エルザス公爵が探していたものを見つける話。
なんの関係もない3つの話が、なんとなく繋がっていきます。
まあ、なぜか女装趣味の大公爵だったり、真面目な公爵の秘め事だったり、花祭の主人公ふたりのその後の話だったりをゆるくおたのしみいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-19 00:55:52
21179文字
会話率:25%
四大公爵家の権威。臥竜鳳雛の才能。親譲りの美貌すら利用しよう―― 時代の寵児と持て囃されたラルフは王立騎士団へ入団したが、制圧戦の最中最愛の殿下を惨殺される。 殿下の死を覆すべく時を戻したラルフは鬼才と権力を振り翳し、王国の頂点に再び君臨す
る。(2016.8.2 加筆修正中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-31 00:00:00
110334文字
会話率:39%
侯爵令嬢カトリオーナは二十四歳。貴族の令嬢の中では行き遅れと言われる歳になってしまった彼女に舞い込んのは、バークリン二大公爵家の一つ、グルーウェル公爵との縁談。玉の輿のチャンスとばかりに彼女も家族も飛び付いたけれど、公爵様はとても冷たい眼差
しの冷酷な男だった。
どうなるの、私の新婚生活?!
『マジェンタの瞳』のスピンオフ第一弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-24 14:01:24
30767文字
会話率:58%
若き吸血鬼の女王セラは、反対派閥の大公爵との闘いに敗れた。
セラは身体を消失し、同属殺しの汚名を着せられた。
大公爵の思想は、選ばれた吸血鬼の貴族による人類の支配、及び新世界の構築。
人類は家畜同然の食料として扱われるものであった
。
身体を失ったセラはロザリオに魂を宿し、日本人のアヤの身体を借りて大公爵の陰謀を阻止すべく闘う。
孤独に戦う吸血鬼、運命に抗う少年、重い責務のある少女、三人は学園生活と戦いを通していつしか奇妙な絆と恋を築いてゆく。
今年(2015年)の3月末から小説を書き始めました。
こうすれば面白い、この意味が分からない、などあれば
どうぞ、ご指摘の方よろしくお願いします。
※本編は重複投稿です。
なお、本編の一部及び設定は筆者のアメブロで書いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 22:25:34
2226文字
会話率:11%
世界に散らばる様々な種族のサーガ。
その中には魔人の国で語られるものもある。
大公爵家に纏わるサーガもその一つ。
ニブルヘイム大陸の南西にあるフォルメリア魔帝国で大公爵位をもち、偉大なる力をもった君主の家系オロバス家。
誠実を家訓とする馬頭
の一族。
そんな一族の当主オロバス・ウィルド・レッグリズが、先代の父親と白山羊執事に嵌められて、己の伴侶を求め、嫁探しの旅に出る。
魔族の君主は伴侶となる人族の女性を無事に手に入れる事が出来るのだろうか。
これはオロバス家で最も壮大な冒険と愛に満ちたサーガである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-04 08:25:48
7600文字
会話率:0%
時は、17世紀末のイギリス。王妃エリザベス1世が絶対王政を定めていた。
特権階級のものは税をとらないで、遊んで暮らしていた。そのため平民達は、増税に苦しめられていた
大公爵、ルイスは実父の元で暮らしていた。
わずかながらも平和であった日々は
突如として一変する。
暮らす町で錬金術師の不審死が相次いで起こる、一般人はまるで気にも留めなかったがルイスは知り合いの錬金術師、クリス達と共にその事件の捜査へと乗り出した。
しかし、それはイギリスという国家そのものを揺るがす大陰謀の幕開けで・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-03 19:57:35
3190文字
会話率:41%
*WEBサイト「若高亭」掲載(現在工事中)
◆あらすじ
リアン・ベイルは、故郷のラオイン村を、戦争を裏で操る〈百人衆〉によって全滅させられた。師匠の暗殺者〈毒蜂〉とともに百人衆を壊滅させたリアンは、メルファ大公爵が管理する、城塞都市シュー
ドスに住み、鋭い嗅覚を生かして薬師となった。
終戦から三年。シュードスの〈下町東区〉を管理する〈風紋〉の頭目から、縄張りの中で起こった殺人事件を、都市警護隊のフィリスとともに解決するよう依頼される。
調査の最中、フィリスが、殺人の犯人と思われる人物から襲撃される。偶然に助けられ、救援に間に合ったリアン。そこへ、女暗殺者シリルが現れ、犯人に致命傷を負わせる。
死を目前にした犯人オルギスは、自分の狙いは、都市評議員のユーゲンハート伯爵であると明かす。
その後の調査で、伯爵は複数の殺人に関与し、新型麻薬〈螺旋階段〉を東区に蔓延させていたことが判明した。
リアンは、その理由を知るため、自ら麻薬を摂取する。結果、伯爵が魔法を用いて、麻薬摂取者に暗示をかけていることを突き止めた。
伯爵の狙いは、東区の麻薬中毒者に暴動を起こさせることだった。暴動を理由に、都市の管理者、メルファ大公爵を拘束して、その後釜に自らが座ろうという企みだった。
また、伯爵は、かつて〈百人衆〉とも協力関係にあった。伯爵自身、もともとはラオイン村の農民であり、その過去を抹消するために村を襲わせた。
リアンにとっては、親の仇の生き残りだったのだ。
卑劣な伯爵に怒りを爆発させたリアンは、暗殺者だったころの〈冷酷さ〉を取り戻す。結果、伯爵は、陰に隠れて暗躍する事件の黒幕から、狩られるための獲物へと成り下がり、夜のシュードスで命を落とす。
城塞都市シュードスに、故郷としての愛着を感じながら、リアンは行商人として旅に出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-30 16:42:30
116555文字
会話率:33%
ある日やって来た日本育ちの女の子が、日本の技術をこの世界に売りながら王様を良い意味で脅しているお話し。
最終更新:2014-07-24 21:33:06
34601文字
会話率:45%
魔法技術が特化した国ハヴェルンには未だ未婚の王太子アルベリヒがいた。彼の秘書官を務めるファンテーヌ・フォン・バイラル子爵令嬢の目下の悩みはその昼行灯振りもだが全く結婚を焦っていない様子の彼の所業だった。
業を煮やした彼女は近々行われる三大公
爵家令嬢と、同じく王太子付き魔法魔術執務官オブリー伯爵との婚礼を見せ結婚に対する夢を膨らませ尚且つ選りすぐりの令嬢方とのさり気ない見合いを仕掛けることにする。
ちいさな僕のお姫様シリーズ番外編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-18 12:09:35
9809文字
会話率:59%
コテコテの異世界トリップものが書きたくて始めてしまいました。とりあえず晒してみます。作者の実力的に亀更新&不定期更新になってしまいます。そんな作品でも俺は読んでやるぜ! という方がいらっしゃいましたら、ご一読下さい。同シリーズの別作品扱いで
設定集をUPしております。
この作品の読み方:この作品は【一人称多人数視点】で書いてみる、すなわち〈side ○○〉〈side out〉形式の小説をさらに一歩進めるとこのようになるんじゃないかという実験小説です。本作品では当サイトの章管理機能を利用して、話を視点人物ごとにまとめてあります。そのため目次の上から順にでなく、第〇話と書いてある話を順に読めば話の筋が追えるようになっています。それ以外の話は直接本筋と関係しない、あるいは本筋から分岐したサブエピソードになっています。そのような章立て(本来的な章立てとは少し意味が違いますが)の都合上、最新話は必ずしも目次画面の一番下には追加されません。最新話は『割り込み投稿機能』によって追加されることが多いです。
そのためお気に入り小説に登録をしていただいても、小説更新の通知がされないことが多いです。
小説更新の際は活動報告に書き込みをするようにいたしますので、本作品の更新通知をお望みの方は、西村紅茶をお気に入りユーザー登録してくださいますようお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-23 12:30:46
104647文字
会話率:15%
≪完結済み≫シュトレリッツ王国二大公爵家のルミエハ家のミモザと、オブスキィト家のリエンは、幼馴染だった。体の弱いミモザのもとへ、リエンが毎日足を運び、ふたりは明確な恋心を抱いて、お互いを想っていた。しかし、リエンの婚約者が決まってしまい、そ
こから二人の歯車が狂いだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-17 08:00:00
7968文字
会話率:34%
「日本は日本人だけのものではない!」ついに大魔王サタンの日本侵略が開始された!サタンに率いられた魔界の戦士たち。堕天使ルシフェル、蠅の王ベールゼブブ、大公爵アスタロトの三魔王を筆頭に、悪魔の軍団が日本に攻め寄せてくる!悪魔には、科学の力では
太刀打ちできない。日本を守るために立ち上がった憂国の鬼士、その名は武狼。悪魔を倒すことができるのは鬼しか居ない!かくしてここに、戦闘鬼武狼の日本を守る壮絶な戦いが幕を開けたのであった。鬼士道精神の名にかけて!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-30 20:00:00
7213文字
会話率:4%