アイツのことは誰よりも私が知っている。私の事もアイツが一番知っている。だけど、ちぐはぐでかみ合わない私達――それはまるで表と裏、オセロの白と黒のように、一つだけど交わることのない関係。
そんな二人の関係は幼馴染――だけどそれは三歳までのこと
で、幼馴染だった時の記憶はない。高校生になって同じ部活に所属し再会した二人は、お互いの存在を知らないまま一年が過ぎ、高二の春、同じクラス・同じ委員会になって、幼馴染だったという事実を知る。
覚えていないけど体のどこかにある絆は、確かに相手の存在を覚えていた。お互いのことを分かり過ぎてしまう二人の関係は、恋に発展するのか――。それとも、それは男女の友情なのか――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-18 06:00:00
153141文字
会話率:33%
あたしたち姉妹には両親がいない。
父親は事故死、母親はお産で死んだ。
当時1歳だったあたしはその時の事を覚えていない。
親戚の家を転々として来たあたしたちは茜が20歳で成人式を迎えたのを機に2人暮らしを始めた。
最終更新:2011-08-17 21:00:18
28948文字
会話率:59%
私のこの10年は、結局なんだったんだろう。
踏みしめていたはずの一本道を見失い、不安の海に溺れかけてもてもワラさえつかめずに漂うだけ。
悩み方を忘れてしまった情けないオトナは、手探りすることさえ身体が覚えていないのだ。
頑張れば頑
張るほど、ますます壁が厚くなる。
踏ん張れば踏ん張るだけ、どんどん素直さが消えていく。
「やっぱり笑っててほしいんです」―― そんなこと言われたって、今の私は無理なんです。
今のままじゃ……
▼不器用で臆病な30代仕事女子の、とある5日間を覗く話▲
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-17 09:53:17
28805文字
会話率:41%
似ている。
と言われたことがある。
誰に言われたかは、もう覚えていないけれど。
最終更新:2011-08-08 21:07:25
1101文字
会話率:52%
佳宏にサックスというものを教えたのは私だった。あいつはもう覚えていないかもしれない。春休み、合格発表の帰り道、肩を並べて歩きながら「吹奏楽部入ろうよ」と言った。「いいかもしれない。応援で甲子園にいくかね」佳宏は中学まで野球部でエースを務め
ていたが、夏に利き腕の肘を壊していた。もう気にしていることもないふうで、そう言ってまだ幼さの残る顔でけらけらと笑った。
[サイトより転載]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-28 02:41:55
3925文字
会話率:46%
僕は毎年おばあちゃんちで夏祭りの一週間を過ごした。
今年は何故だか覚えていない不思議な親戚のお姉さんが一緒だ。
「昔、ゆうちゃんと一緒に夏祭りにいったんよ」とお姉さんは笑うけど…。
そして、夏祭りの福引で手に入れた「銀河超特急券 有効期間×
×」…はいったい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-20 17:39:51
11910文字
会話率:31%
終末戦争から、実に3000年の時が過ぎた。今、世界は魔物という驚異に晒され続けている。竜殺しの青年、ルイはドラゴンに襲われていた少女、ラグナを助けた。青年は知らない、少女が『竜狩り』に参加していたことを。少女は覚えていない、青年と一度出会っ
ていたことなど。それは偶然にして必然の、残酷で幸運な再開の物語。ラグナ編その三。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-23 00:33:18
9577文字
会話率:20%
誰もが気付いていない、もしくは、覚えていない。
そんな中で、たった一人の少女は気付いたのだ。
いや、気付いてしまった。
最終更新:2011-03-22 11:29:22
37290文字
会話率:34%
1974年。ヨーロッパ放浪のたびから帰国して
復学、結婚、入信、失明、子育てなどなど。
お前は覚えていないだろうが
大変だったあのころの物語です。
最終更新:2011-01-24 10:39:13
7317文字
会話率:18%
王妃:ミリアム様付きの侍女の<ローズ>は、記憶喪失。
どこの誰なのかもわからなければ 戻るべき居場所も覚えていない。
怪しさ満点の彼女だけど 王妃様は、彼女のことが大好き。
物語の展開に連れて <ローズ>の正体や運命が明らかになっていく
ミステリー風味のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-21 02:43:02
76662文字
会話率:23%
どことも知れぬ、まるで病院のようなところで目覚めた”わたし”。覚えているのは夕日のきれいな景色だけで自分の名前はおろか、年齢も誕生日もどんな人間だったかさえ覚えていない。目覚めた場所は死んだ人の楽園、そんな”わたし”の話。
最終更新:2010-11-17 15:47:26
4666文字
会話率:43%
「 」=トゥ=リヴェラ。
私の名前。でも、私には空白が埋められない。
ミネル=トゥ=リヴェラ。
今の私の名前。これは、アリシアが付けてくれた。
…色んなことが、少しだけ、少しずつ消えている。
記憶。それはとても貴重で、凄く壊れやすい。
私の記憶は砕けて散ってしまった。何故?覚えていない。
でも今は、記憶よりも大切なことがある。
そう、今私の目の前に居る、私を守ってくれる仲間を、死なせないこと……。
―The ending world=the starting world― 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-26 01:06:34
1236文字
会話率:13%
私はいつからここにいるのだろう。どうやって来たのかすらわからない。覚えていない。この場所には何もなくそれどころか誰もいない。どれだけ歩いただろうか。人がいた。この出会いによって私の記憶が少しずつ呼び戻される。ただ・・その記憶も創られたものか
もしれないが・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-25 18:00:25
4674文字
会話率:16%
魔術師退治の依頼を受けた冒険者イルとその被保護者レオン。
肝心の魔術師は逃がしたものの、捕らわれていた女冒険者を救出する。
記憶を失い名前も覚えていないと言う女性の故郷を探すため、イルは逃がした魔術師の足取りを追いかける。
最終更新:2010-06-02 22:24:16
50861文字
会話率:37%
自分の誕生日を覚えていないという不良の幼馴染にたいして主人公がとった行動とは・・・。
最終更新:2010-05-16 22:15:40
7901文字
会話率:42%
わけがわからず旅をする主人公。
はじめは名前すら覚えていない状態で、知っているのは自分が“悪魔との契約者”であり、それは嫌われるものであること。
その契約印として腕に刻まれた形ある痣がすべての始まりの鍵を握る。
痣はどこにあるかはそれぞれ違
うが独特なため、“嫌われる”ことしか知らなかった主人公に“仲間”が出来ると、そこから本当の謎を解く旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-22 19:01:17
93055文字
会話率:35%
「わたしたちはいつから、一緒にいた?」
「僕らはずっと一緒だったんだよ」
「………覚えてない。わたしは何も、覚えていない、よ」
「大丈夫、僕がキミを、覚えている」
「そう、か、だったらわたしは―――いったいどんなやつ、だった?」
「あぁ、キミはきっと、今と同じように、本当に笑顔の似合う、かわいい女の子だったんだよ」
五作目 SF 短編ショートショート。
遠い遠い笑えない話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-14 08:45:28
1811文字
会話率:15%
恋を知らない瞳は、ある日幼馴染に久しぶりに出会い、片思いをした。
その子は瞳と保育園の時、ある約束をした。でも、彼はそれを覚えていない…。
瞳自身も、覚えていない約束。
それを思い出そうとする、瞳と幼馴染。
大事な約束を探す旅に、二人は出た
…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-04 18:11:55
203文字
会話率:0%
目が覚めると、俺は真っ白い部屋に倒れていた。俺が誰かも覚えていないが。このいかれた施設を見れば問題発生中ってのはわかる。おまけに気がおかしくなった連中も俺に遅い掛かってきやがる始末だ。どうなっちまってんだ畜生。
最終更新:2009-09-08 16:59:21
3494文字
会話率:10%
険邪聖省に所属する執行者、レインはある任務を受け、日本の登高市というところに向かう。だがそこには、自称妹を名乗る少女、ソレイユがいた。また、同じく執行者で、昔面識があったらしいシルフェリーゼと挟まれ困惑するレイン。そんな中、レインは自分の記
憶に違和感を覚える。彼女たちは、昔の自分を確かに知っていたのだ。自分は全く覚えていないというのに。混乱するレイン。だがそんな彼を尻目に、闇の存在は確実に進行していく……。それは始まりなのか。それともすでに始まっているのか。すべては刻まれていない記録の中に。永久の使徒の見る夢の物語―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-27 01:30:10
22713文字
会話率:18%