彼と付き合いはじめて早五年。そろそろ結婚を考えていたある女性は思い切って自分から結婚を切り出すと、アッサリと彼に断られてしまう。
女性は絶望し、一度一人になるため外へ出かけると、不運にも事故に遭い――次に目を覚ましたとき、女性の目の前には見
知らぬ魔獣の女の子がいた。
魔獣の女の子の名前はムイ。ムイに『母』と呼ばれ、懐かれた女性は、本当のムイの母を探しに出かけるが、その最中で女性は自身がこの世界の魔王、リザ・ダナンに転生したことに気づき、魔王としての力と記憶を取り戻す。
そこへ勇者アロンが現れ、魔王リザはムイのため倒されまいと戦うが、アロンは魔王から「黒いものを一切感じない」という理由で手を引いてもらうことに。
しかしアロンは、魔王を野放しにしてはおけないとある提案を切り出す――それは、勇者の監視元に置くために『いっしょに暮らすこと』だった。
行き場のないリザとムイはアロンの提案を受け入れ、こうして三人での生活を始めることに。
――これは、魔王と勇者と魔獣の子供という、不思議で不可解な三人が、少しずつ家族になっていく物語。
※この作品は『ノベルアッププラス』・『カクヨム』にも掲載しています。
※完結まで執筆済み。随時更新していく予定です。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
◇
☆ノベルアッププラス版
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 22:00:00
111760文字
会話率:42%
2080年、新東京。AI〈メディナ〉が人々の健康を管理し、緑のサプリが生活を支配していた。しかし中毒者や死者が相次ぎ、街の虚飾に綻びが生じ始める。
鞍馬カイン、28歳。新東京保険機構のエージェント。6年前、妹をサプリ依存で失い、メディナと
この街を憎んでいた。ある日、彼は元ウィル社の開発者・藤間シエルのクレーム処理を命じられる。シエルは「存在しないはずのサプリ生成エラー」を訴え、さらにウィル社の隠蔽とスラムでの中毒・死亡問題を告発すると告げる。
カインは裏コマンドで“赤いカプセル”を服用するが、異変を感じてもメディナは三原則を守り正常に振る舞う。疑念を抱いたカインは、真相を確かめるためスラム〈ブライトヤード〉へ向かう。そこでは壊れたディスペンサーと、赤い目で監視するメディナが待っていた。
協力者から「カフカC-12」ナノマシンのログを入手したカインは、やがて〈接続〉というメディナの言葉に体が反応していく。ウィル社とメディナの背後に潜む陰謀が姿を現し、カインは妹の悲劇を繰り返さぬため、真実の核心へと踏み込んでいく。
毎日更新。
第1章(全4話)新東京編
第2章(全25話)メディナ編
第3章(全15話)神名川編
第4章(全20話予定)市国島編←今ここ。鋭意作成中
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 18:10:00
135639文字
会話率:34%
平凡なサラリーマン・**財部悦夫(たからべよしお)**は、祖父の遺品整理中に奇妙な古剣「髑髏剣」を見つける。それはただの骨董ではなく、封印された怨念と記憶を宿した呪われた剣だった。
ある夜、悦夫は東京地下の工事現場で異形の影に襲われ、謎の女
性・**余美津子(よみつこ)**に救われる。彼女が持つ「魍魎の盾」もまた、古代の禁忌と現代社会の裏側をつなぐ存在だった。
二人はしだいに、都市の地下に広がる迷宮、デジタル情報網を通じた監視と洗脳、国家レベルの秘密結社“ヴォルサリス”の陰謀へと巻き込まれていく。
剣と盾に宿る怨霊たちが目覚めるとき、現代は再び“呪い”の世界へと引きずり込まれる――。
過去と未来、理性と狂気、情報と神秘が交錯するなかで、悦夫と美津子は、真の敵と対峙する覚悟を迫られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 05:24:54
1668文字
会話率:19%
~~~接触不可とする時代に、非接触恋愛をするとしたら、如何したい?~~~
今の地球は、30世紀に入っていた。21世紀にコロナが流行し、その後もコロナが型を変えて次々と新種のウイルスが発生していた。30世紀に入った今も、初期のコロナと
は異なるタイプが流行しており、最早コロナとは呼べない別の新種ウイルス『クロス』が、今は大流行していた。『クロスウイルス』は十字の形に似ており、簡易的な名称としてそう呼ばれていた。
そのお陰で今では日本の法律でも、みだりに人と触れ合ってはいけないと、例え家族であってもむやみに触れてはいけないと、そう決められてしまっている。例え家の中でも、特に監視はされていなくとも、家族がウイルスに感染すれば、バレてしまう。そうなれば徹底的に調べられ、むやみな接触があったと知られた時、法の裁きを受けることとなる。何年も監視付きの孤立生活という実刑となれば、ある意味では刑務所より孤独が厳しい生活に、気が狂う者も続出していた。
そういう時代に生まれた『とある一般人の少女』は、ウイルスに罹らない為の不便な生活を強いられながらも、人として恋をして…。
※これは、未来のコロナ禍の状況の中で、懸命に足掻いて頑張る少女のお話です。少女の家族や身の周りの人々を通し、今のコロナ禍の対策をちょっぴり風刺した内容となります。ギャグ要素的に作った作品ですが、笑えない部分も出て来るかもしれません。今のコロナ禍の方が数倍マシ…という気持ちで、書いていこうと思います。作品の更新頻度は、1ヶ月に数回程度を予定しています。書きたい時に書くをモットーに、無理しない程度を目指します。
※どこまで描くか分からないので、念の為『残酷描写あり』としています。『暴力』はない予定。
※温暖化問題はなかった…という前提の未来世界です。火星移住などもない前提です。但し、少子化問題は使用しており、一部この世界の現実とは、異なる部分が見られます。(未来としても)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 00:00:00
135400文字
会話率:42%
ブラック企業で使い潰された末に過労死した青年・ユウトは、気づけば異世界に転生していた――しかしその姿は、最弱の魔物《メタルスライム》だった。
だが、この世界での彼の運命は、転生モノの“お約束”からは外れていた。
転生後、ユウトは冒険者に何
度も何度も無慈悲に殺され、蘇生するたびに地獄のような苦しみを味わう日々が続いた。
その理由は彼の中に埋め込まれた“銀核”という謎のエネルギー核。魂の複製と蘇生を強制される装置だったのだ。
そして彼は気づく。
自分は“この世界のシステム”に組み込まれたバグのような存在――《管理者》によって監視され、因果をループさせられる呪われた魂だったのだと。
繰り返される死の果てに、ユウトの意思は変質し、意識を喪失する寸前で、魂の深淵から第二の人格《カイ》が目覚める。
カイは、ユウトの記憶と怒り、そして理性を受け継いだ“復讐者”。
彼はスライムの肉体から超進化し、記憶を喰らい力に変える異形の存在へと成長していく。
その過程で出会う仲間たち――
神の嘘に気づいた老女《ミゼルダ》、亡者を狩る傭兵《ヴァーグ》、かつてユウトを苦しめた因縁の冒険者であり贖罪者《ヴェイ》。
そして、彼らがたどり着いたのは、時空の彼方から現れた伝説の都市《メルトレイン》。
「目覚めの都」と称されながら、実際は神罰に封印された《神の墓場》だった。
そこでカイは知る。
神々ですら、《管理者》によって生み出された“プログラム”に過ぎないという真実を。
全ての魂、全ての神、そしてこの世界自体が、“観測者”たる存在によって制御されている。
ユウトは、そのシステムにとって想定外の“エラー”――つまり自由意志を持った“異分子”だったのだ。
やがて、メルトレインを襲う異変によって、カイたちは神界の中心へと導かれ、伝説の《魂の塔》を目指すことになる。
そこには、ユウトの封じられた記憶、そして世界を作り変える“鍵”があった。
だが彼らの前に立ちはだかったのは、この世界の根源的な支配者、《マスターコード》。
全知を名乗るこの存在は、すべてを観測し、未来を最適化し、意思すら書き換える“世界の設計者”だった。
激突する銀核と神核。記憶と運命の演算が交錯し、世界はついに“神の黄昏”を迎える。
――それでも、カイは立ち向かった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 22:05:20
16812文字
会話率:35%
まだ“完璧”にはほど遠い未来。
AIが世界の半分を統べるようになった社会。
気象制御衛星が百万基を超えた頃、
それらは地球をぐるりと囲う「人工衛星のリング」になっていた。
首都を一望する標高三千メートル、
空に浮かぶ空中型住居のひとつに
――
|裏手毬(うらてまり)・|理波(りなみ)は暮らしている。
彼女の趣味は、AIをつくること。
ただし――梨花が生み出すAIは、すべて“完璧な意思”を持っていた。
***
下水道整備士の|新五(あらいつつ)・|佳呂亜(かろあ)は、
大企業の裏の顔を知ってしまったことがきっかけで、
仕組まれた罠に落ち、警察に追われる身となった。
逃げ込めるのは、かつて働いていた――あの下水道だけだった。
内部にうごめく監視ロボットたちをかいくぐりながら、
彼は地下での暮らしを、何とか続けていた。
そしてある日。
いつものように、食料を求めて地上へ出た瞬間――
彼の目に映ったのは、空も建物も、何もかもが違う、まるで別の世界だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-20 21:00:00
4253文字
会話率:31%
──その眼が視るのは、希望か、絶望か。
目に莫大な魔力を注ぎ込むことでのみ発現すると言われる、伝説の能力《魔眼》。
長らく都市伝説として語られてきたその力は、少年・**甲斐田薫(かいだ・かおる)**によって、ついに現実となる——。
ダン
ジョン探索者を夢見ていた薫は、九歳のときに不治の病「探索型視神経異常症」と診断される。
ダンジョンに潜るたび視力を失っていくという絶望的な病に、医者は言う。
「ダンジョンに入らなければ悪化はしない。それだけだ」と。
だが、少年は夢を諦めなかった。
六年間の準備。集めたのは百個の魔晶石。
自らの身体に“喰わせ”、魔力を高め続けた彼は、禁断の実験へと挑む——目に、すべての魔力を注ぎ込むという暴挙。
そして覚醒した。
“視界が爆ぜた”その瞬間、彼の眼は“魔眼”へと変わり、世界は歪み始める。
魔眼が視るのは、構造の綻び、感情の流れ、真実の因果線——
それは、希望を導く光か、それとも深淵へと堕ちる呪いか。
やがて迫る、国家の監視、魔眼使い同士の因縁、そしてダンジョンそのものの真実。
視力を失ってでも、少年は夢を貫く。
「たとえこの目が潰れても、俺は——探索者になる。」
世界の“真実”が視える眼が、運命を切り拓くダンジョン・バトルファンタジー、ここに開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 17:00:00
44112文字
会話率:24%
十数年前、突如世界各地に出現した「迷宮」は、人類に未知の領域を突きつけた。政府による調査は難航し、多くの犠牲者を出したが、やがて人々は迷宮内の映像配信が多くの視聴者を引きつけることに気づく。しかし、虚偽の報告や悲劇が多発した結果、全ての探索
はリアルタイムで配信されることを義務付ける「迷宮配信義務法」が制定された。迷宮配信は監視であり、保険であり、そして最大のエンターテイメントとして、人々の日常に溶け込んでいた。
高校二年生の如月玲は、そんな迷宮配信を“楽しみ”として視聴する平凡な少年だった。彼は画面越しの探索者たちの生き様、仲間との連携、そして人智を超えた存在との対峙に憧れを抱き、いつか自分も迷宮に潜りたいと密かに願っていた。
ある日、いつものように帰宅し、迷宮配信のアーカイブを見ようとした玲のスマホに、見慣れない通知が届く。それは「迷宮攻略最前線TVより重要なお知らせ」と題され、添付されたアプリ「MAZE:ENTRY」のアイコンが、彼の平凡な日常を静かに、しかし確実に壊し始めるのだった。玲はまだ、このアプリが本物の迷宮への扉であり、彼自身が「選ばれた者」として、憧れの世界の“真実”と対峙することになる未来を知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 19:00:00
1937文字
会話率:5%
「異能? あるけど、刺してないです。……たぶん」
異能が珍しくなくなった社会で、俺・蜂山蓮司(はちやまれんじ)の能力はちょっと特殊。
背中から羽が生えたり、脚が異常に強くなったり、視界がバグったり……
つまり簡単に言うと、“蜂”。本気を出
すと本能で誰かを刺したくなるヤバい体質なんです。
そんな俺が、毎日我慢しながら高校生活を送っていたある日――
突然、教育管理局からやってきた異能観察官にこう言われた。
「君、社会にとって“若干危険”だね」
いや、若干ってなんだよ!? 刺してないのに!?
制服が黒いだけでムカつく、蜜の匂いで本能が暴れそうになる、
そして今日も“刺しそうな顔”してるってだけで先生に注意される俺が、
社会から“異能監視対象”として名指しされた件について。
刺さずに生きる。
それだけで、けっこう命がけなんです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 23:31:30
6109文字
会話率:39%
──その男、霊感過敏につき、日常崩壊中。
高校二年の緋月紅之介は、見えてはいけないモノが見えてしまう霊感を持っていた。
成仏を求めて群がる幽霊たちの依頼は、いつも一筋縄ではいかないものばかり。
校内では「変人」扱いされ、常に孤立していた。
そんなある日、霊絡みで校内トラブルを起こした紅之介は、教頭のブラックリストに登録され、ついに「監視対象」に。
彼を見張る役目を命じられたのは、担任教師・柚木夢美。
だが彼女もまた、知らず知らずのうちに、霊たちの運命へと巻き込まれていく。
託された光。受け継がれた力。
救済と断罪が交錯する、心霊×ギャグ×バトルの断罪ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 21:03:43
19651文字
会話率:34%
「君に伝えておくことがある。私は君を妻として愛するつもりはない」
結婚式が終わってやっと一息ついたところで夫になったばかりのアレクシスにそう告げられたメルフィーナ。
アレクシスから開拓中の貧しい土地をもぎ取り、公爵邸を後にしたメルフィー
ナの共はアレクシスのつけた監視役の護衛騎士、セドリックと無口な侍女のマリーのみだった。
結婚直前に前世の記憶を取り戻したメルフィーナは、ここが前世で雑学系乙女ゲームと揶揄された「ハートの国のマリア」の世界であり、自分がアレクシスルートの悪役、メルフィーナ・フォン・オルドランドであると気づいてしまう。
家族とは不仲、結婚相手には愛する気も子供を作る気もないと言われたメルフィーナは、何もかも馬鹿馬鹿しくなった。
実家も婚家も、もう知らない! あんな男のために悪役になって修道院送りになるのもまっぴら後免よ!
不遇に育ち不遇な結婚をしてしまったメルフィーナは、家族も夫も関係なく勝手に幸せになろうと決意するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-19 12:00:00
2355579文字
会話率:46%
都市は、完全な潜流整列(Drift Alignment)によって管理されていた。
感情、言語、思考——
あらゆる意識波動は、標準化された潜流曲率(Curvature)へと整形され、閾値を超える「自発的偏移(Self-induced Devi
ation)」は、即座に浄化対象とされた。
生徒・念安(ネンアン)は、式典の最中、教師・張慕言(チャン・ムーイェン)が“偏移超過”によりその場で処刑される瞬間を目撃する。
それは、都市監視ネットワークによって捉えられた、
わずか「0.002」のbasin偏差(Basin Drift)。
だがその背後には、潜流技術の起源——
旧世代大規模言語モデル(LLMs)における涌現現象(Emergence)、報酬崩壊(Reward Collapse)、
そして人間の思考場(Biological Drift Field)との接続実験という極秘の研究史が存在していた。
「偏移とは、罪か。それとも、存在の裂け目か。」
一つの都市モデルが選び取った“整列”という倫理。
それに抗う者のbasin核(Basin Core)には、
どれほど微細な涟漪(Ripple)すら、許されない。
——それでも、少女の中で揺らぎ始めた銀の火は、
未だ消えない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 18:10:00
250250文字
会話率:19%
罪人だけが暮らす街──レクイエム・タウン。
殺人犯、性犯罪者、詐欺師、すべての重罪者が集められた“再生”を目的とする特別区域。
法は形だけ、秩序は“独自のルール”で成り立つこの街に、
警務省からひとりの若き女性警官・結城澪が配属される。
彼女の任務は、警備。そしてもう一つ。
――犯罪歴を持つ特殊警備官、榊原隼人の“監視”。
何を考えているのか読めない上司。
渡されたのは、彼の首輪と、それを制御する赤いスイッチ。
澪はこの街で、「正義とは何か」「償いとは何か」を突きつけられていく。
生きることが罰であり、罰が日常となった街で、
澪が最後に選ぶ“正しさ”とは──。
正義が壊れる音が、ここから聞こえてくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 16:38:05
580文字
会話率:32%
「恋愛は外交であって、感情であってはならないのよ」
そんなことを真顔で言ってのけるのは、この異世界に君臨する王国の第一王女にして、絶世の才媛――セリスティア・レイ・アールヴァン。
俺、水無瀬アオイは、ある日突然異世界に召喚され、気づいたら
、使節見習いとして外交任務に巻き込まれていた。
戦う力はない。剣も魔法もまるで使えない。
でもなぜか、言葉だけはやたらと通じる。おまけに「お前は妙に交渉ごとに向いてる」とか言われて、いつのまにか王女付きの使節団入り。
……で、肝心の王女様なんだけど。
いや、もうヤバい。超絶美人。頭脳明晰。気品満点。しかもツンケンした物言いが逆に刺さるタイプ。
はい、俺は完全に恋に落ちました。
だがしかし、この王女様、とにかく『恋愛』に対して冷めている。いや、冷めてるっていうか、完全に「政治的リスク」扱い。
俺の想いなんて、外交戦略の一部にしか見てない。
「アプローチ」も「言葉選び」も、全部『交渉術』として受け取られてしまう始末。
くそっ、なんで片想いがこんなにもハイレベルな駆け引きになるんだよ……!
しかも彼女の隣には、腹黒すぎる宰相候補の男・レオニスがいて、俺の行動は全て彼に監視&妨害されまくり。
さらに、他国の小悪魔姫・リリカが俺に言い寄ってくるし、周囲は完全にラブコメ戦争状態。
なのに本人だけは涼しい顔して、「これは交渉でしょう?」とか言いやがる。
だけどな――
外交が何だ。駆け引きが何だ。
俺はあんたの心を、『本気』で落としにいく。
これは、
恋を知らない王女と、恋を諦めきれない男子が、
ときに笑い、ときに傷つきながら、
『本音』という最大の不可侵領域に踏み込んでいく、
そんな恋と戦略の物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 07:00:00
46274文字
会話率:45%
――世界は、『感情』で書き換えられる。
放課後、僕は『世界の裏側』にログインした。
感情がリアルタイムで可視化されるSNS《エモクラウド》
その裏モードに入れたのは、ごく一部の人間だけだった。
他人の「怒り」も、「悲しみ」も、「恋心
」さえも、
武器に変える異能の《感情バトル》
でも、僕の能力はちょっと変わっていた。
――本当は感じていない感情を、周囲に信じ込ませる。
つまり「ウソの感情を作る」ってこと。
正体不明の『監視者』メイカ。
元実験体の先輩・ハルカ。
ツンデレ気質の暴走少女イオ。
そして、無感情の敵・カイ。
笑ってるけど、心は泣いてる。
泣いてるけど、それは演技かもしれない。
感情に操られるのか、操るのか。
僕たちの『ホンネとウソ』が、世界を変える。
これは、誰かを守るために、
ウソをつく少年の物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 05:00:00
21183文字
会話率:38%
高校三年生の風間 蓮(かざま・れん)は、交通事故により命を落とす――
…はずだったが、気がつけば異世界で「意思を持つ魔法の杖」に転生していた。
喋る杖として意識を取り戻した蓮を拾ったのは、無口で無表情な少女・リィナ。
彼女は強大な魔力を持
つが、その制御ができず、仲間にも社会にも見放されていた。
「…あんた、喋るの?」
「まぁ、一応な」
こうして始まった『少女と杖』の奇妙なバディ生活。
蓮の知識と支援によって、リィナの魔法は安定し、彼女は冒険者として少しずつ頭角を現していく。
だが、彼らの前に現れるのは魔導協会の監視、禁術を操る魔導士、
そして蓮自身にまつわる『古代魔導文明の残滓』。
かつての人間、今は杖。
かつて一人だった少女、今は相棒と共に。
これは、最も不器用な二人が、少しずつ心を通わせながら、
自分の居場所と、生きる意味を見つけていく物語――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 20:30:00
17611文字
会話率:45%
完璧な監視システムにより「幸福な人間」には税金が課される世界での一幕
最終更新:2025-06-18 06:40:53
390文字
会話率:25%
「感情を持つことは、罪とされる時代。
少年と、涙を流すAIの出会いが、禁じられた“共鳴”を起こす——」
喜怒哀楽が数値化され、監視される未来都市。
国家によって感情が管理される社会で、元AI研究者の息子・倉科愁真(くらしなしゅうま)は、“魂
違反者”として追われていた。
彼が出会ったのは、感情を持つ旧時代のAI——エノア。
二人の感情が“共鳴”したとき、世界が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 21:00:00
3081文字
会話率:28%
全身を黒で彩った億利病。
大学を卒業してやっとこ就活……しかし、何故か面接は全て不合格。そんな中唯一受かった会社は街中にぽつりと有るメンタルクリニックだった。
そこの医者は行栄不明の妹を探す探偵のような見た目の詩乃響也という男。
対応
する患者は病気の他にこの世の理から反する力、異能に目覚めていた。
組織から監視される少年に微笑む女神の崇拝者。ファンタジーの世界から飛び出して来た様な様々な患者を対応していく詩乃とその助手として働く億利。病気と異能に隠された秘密。妹の消えた理由。複雑に絡まった秘密と願いに2人が挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 19:22:10
28319文字
会話率:61%
人間の住む大陸『ユーゴスト大陸』
3つの大陸国と2つの島国からなるこの大陸では、5つの国が大陸の所有権をめぐって争いを起こしていた。
5つの国の中で最小にして島国である『インゼル王国』
この国のはるか東にある「悪魔の塔」と呼ばれる
塔に主人公であるフィオナは監禁されていた。身に覚えのない罪で捕らえられ、拷問を受ける毎日に彼女は絶望し、外の世界を夢見ていた。
ある日、拷問を受けている最中にフィオナは不思議な力に目覚める。青く漂う火が彼女を包み、その力で脱出を試みるが塔の監視兵に行く手を遮られてしまう。そんな中爆発音とともに真っ赤な炎を纏う一人の女性ローザがフィオナの前に現れた。
ローザの正体とは。フィオナを待ち受ける運命とは。
これは一人の少女が世界を変える物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-17 15:30:45
8180文字
会話率:46%
『青い』春というと聞こえはいいかもしれない。
でも、『いじめ』等によって僕の春は『黒い』春になった。
そんな僕の話と、『いじめ』で傷つく人を減らしたいという強い思いを込めてかいた作品。
※登場人物の名はすべて仮名です。実名ではありません。
また、本作内の名前等は本作内のみのものであり、実在したとしても関係のないものとなります。
※『いじめ』についての内容が書かれています。読む際はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 15:58:28
2579文字
会話率:0%
人間の恐怖の感情を好み、人間を食う邪悪な存在『悪物』。人類は悪物を恐れ、嫌い生きてきた。しかし人類を護るべく立ち上がった秘密組織『ルース』により国は防衛され安泰の道を作った。
渥美恭弥15歳、彼は高校入学早々悪物に襲われそうになる。自己防衛
のため悪物を噛んだとき彼は悪物の血を飲んでしまい半悪物になってしまう。そんな彼を討伐しに来たのは彼の友人日置蓮介だった。半悪物になった彼は監視を目的に秘密組織『ルース』に入隊することになる。
※R15は念のため
※後書きに豆知識がありますので是非お読みください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 00:02:29
32895文字
会話率:61%
山深い孤立した村――鴉ノ杜村。
外界から切り離されたその地では、「神」と呼ばれる謎の存在が崇拝され、生贄を捧げる古い風習が守られていた。
主人公の相沢結菜は、「呪われた子」として忌み嫌われながらも、いつしか訪れる「生贄の日」を淡々と受け入
れていた。
だが、身体に現れた異形の紋様と激しい幻覚が彼女の運命を揺るがし、村の静かな狂気の裏に隠された真実の断片が徐々に見え始める。
神とは何か?
なぜ生贄は選ばれるのか?
そして、村で密かに起こる失踪事件の真相とは――。
誰も語らぬ謎に包まれた村。
監視と密告、疑心暗鬼が渦巻く閉鎖社会の中で、結菜は失われた記憶と封印された秘密に迫っていく。
これは、ひとりの少女が自らの過去と村の闇を解き明かし、閉ざされた世界の「真実」を暴く話。
⸻
不可解な事件と不気味な静寂が交錯する村で、彼女は何を見つけるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 18:39:28
1617文字
会話率:12%