20XX年、児童ポルノ規制法やらの厳しい法律に緩和した日本は急激にオタク文化を推進する国家へと遂げていった。
漫画家や小説家が国家公務員扱い。
みんなで楽しくマンガやアニメや小説を楽しむ政策を政府は「コミカロン政策」と名付けた。
中で
も日本の専売特許となった、コミックがあり、まるで人間みたいに動く3D映像型コミックの「ムビック」が発明されたことにより、ますます日本のコミカロン政策は進んでいっているようだ。
そしてそこまで高性能なムビックはなんと
600円という低価格で発売されているのだ。
大好きなマンガのムビックを買おうとしたとある少女は、ひょんなことから
現実的にはありえない、ムビックの登場人物の女の子と出会ってしまったのだ。
オタク文化推進の狙い、ムビックの低価格の謎、出会ってしまった二人の少女の運命…結末は如何に…!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-06 17:30:25
567文字
会話率:60%
★■量子論的投票予測による完全民主主義を実現した国のある男の物語■★
特許事務所に勤めるランス・アルバレス、彼の住む国は、ポリティクスという知能機械が量子論的重ね合わせにより全有権者の投票行動を代理するという奇妙な惑星国家。ひょんなこと
でその量子的投票予測に必要な「重ねあわせ点」が自らの上に生じ、自らがポリティクスに観測される対象となっていることを知ったランスは、その運命に反発し、逃れるための行動を開始する。生真面目な生活態度を崩し、軽犯罪を犯し、あるいは、暴力犯罪にまで手を染めるものの、彼の「重ねあわせ状態」は崩壊しない。ついに彼は、最後の手段に出る――。
シンプルなSF短編。「魔法と魔人と王女様」で活躍の知能機械による政治システムのお話。同作の直接ネタばれあり注意。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-25 11:22:50
31673文字
会話率:27%
電話ってすごいですよね。遠くにいる人とお話出来ちゃうんですもの。発明したグラハム・ベルさんに感謝ですね。あれ、ベルさんは特許取ったひとでしたっけ。まぁいいか。最近はテレビ電話とか、顔も見ながらお話出来ちゃう時代ですから、声だけ交し合う電話っ
て、なんだか奥ゆかしいですね。それを言えば文字だけ交わす手紙も、もっと奥ゆかしいんでしょうけど。今回は電話の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-10 01:11:23
4872文字
会話率:56%