踊り子の娘を蔑んだ翌朝、ジベティヌス公爵一家は一人を残して皆殺しになった。
生き残ったのは件の踊り子の娘。庶子である三女フローラ。
彼女はことの元凶となった父親という名のクズに一目会いたかった。会って文句を言いたかった。
なぜ自分が半分とは
いえ血の繋がった異母姉たちに蔑まれなければならないのか、溜まった不満をぶつけた。
「わたくしを下賤の血をひくと蔑みますが、そもそも殿方がもよおさねばこんな事態にならないのではなくて?」
愛する女の産んだ愛娘の本心を知った公爵は激昂し、愛刀を振るう。
事件後、生き残ったフローラと会った王太子は彼女の美しさに心奪われ、空いた婚約者の座に据えようと思いつく。
だが彼女を「王太子」の妃に出来ない理由が発覚した。おぞましい公爵家内での虐待を……
それでも王太子は彼女を手に入れたかったが、フローラ自身は……
「考えて、ヤン! 撤収するわよっ」
※GCN文庫1周年記念『短い小説大賞』に応募するため、連載形式だったものを短編に編集しなおしました。その際、句読点の変更や、細かい描写など加筆修正しています。大筋の変更はありません。
※冒頭、殺人の模様があります。サスペンスです。残酷描写があります。苦手な人はブラバ推奨。
※途中にもムナクソ事件が発覚します。この時点でブラバするとムナクソなままですが終盤まで読むと納得するかと。
※設定はゆるんゆるん
※現実世界に似たような状況がありますが、拙作の中では忠実な再現はしていません。なんちゃって異世界だとご了承ください。
※このお話はアルファポリスにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 08:59:20
38430文字
会話率:33%
踊り子の娘を蔑んだ翌朝、ジベティヌス公爵一家は一人を残して皆殺しになった。
生き残ったのは件の踊り子の娘。庶子である三女フローラ。
彼女はことの元凶となった父親という名のクズに一目会いたかった。会って文句を言いたかった。
なぜ自分が半分とは
いえ血の繋がった異母姉たちに蔑まれなければならないのか、溜まった不満をぶつけた。
「わたくしを下賤の血をひくと蔑みますが、そもそも殿方がもよおさねばこんな事態にならないのではなくて?」
愛する女の産んだ愛娘の本心を知った公爵は激怒し、愛刀を振るう。
事件後、生き残ったフローラと会った王太子は彼女の美しさに心奪われ、空いた婚約者の座に据えようと思いつく。
だが彼女を「王太子」の妃に出来ない理由が発覚した。おぞましい公爵家内での虐待を……
それでも王太子は彼女を手に入れたかったが、フローラ自身は何を思うのか。
※冒頭、殺人の模様があります。サスペンスです。残酷描写があります。苦手な人はブラバ推奨。
※途中にもムナクソ事件が発覚します。この時点でブラバするとムナクソなままですが終盤まで読むと納得するかと。
※設定はゆるんゆるん
※現実世界に似たような状況がありますが、拙作の中では忠実な再現はしていません。なんちゃって異世界だとご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 07:00:00
37866文字
会話率:33%
三年婚約関係にいた王子から婚約破棄を言い渡された王宮のパーティー。
『勉強しか出来ない気弱な令嬢』のリュエリアは、周囲からの心無い言葉をそこで浴びた。そのための場。
「そ、そんなぁ……」
リュエリアから、絞り出されたか細い声を聞いて、貴
族達は醜く口元を吊り上げたが。
「殿方を『管理』しなくてはいけないなんて! わたくし、知りませんでしたわ!」
『気弱な令嬢』らしく、しおらしく泣きそうになりながら、リュエリアは反省を口にする。
他国の貴賓もいるこのパーティーで、リュエリアはすすり泣くふりをしながら、心無い言葉に乗じた反省に見せかけた侮辱を返す。
最後は、ちゃっちゃと我慢の限界みたいに大泣きして退散しようとしたのだが。
「――――嗚呼、リュエリア!」
扉を乱暴に開けて、氷の道を作るかのように冷気を放つ美丈夫が登場。
とろけるような笑みを浮かべているが、目は凍てつくほどに、冷たかった。
(ひぇええっ!! お、おおお、お兄様が、キターッッッ!!!)
完全に、予想外すぎる登場に、ガクブルと震えるリュエリア。
三年前から不在だった『お兄様』は、リュエリアの婚約の事実を知って、冷たく笑い、その場を凍り付かせた。
婚約破棄披露パーティーから、『気弱な令嬢』の猛反省からの、『氷の暴君』の凍てつくパーティーとなってしまったのである。ガクガクブルブル。
※約2万文字の短編※前世持ちの異世界転生者ヒロイン※同居人だったので、お兄様呼びしているだけ※オレ様・独占欲・執着・溺愛※最強魔法使い※ざまぁからの過激なざまぁ※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 11:36:02
18674文字
会話率:29%
皆々様、ごきげんよう。私、エカテリーナ・ヴァンシェイグと申します。結婚相手の殿方を探して学院に入学したのですが、何やら特待生の庶民の方の様子がおかしいですわ。色々とトラブルを起こした挙句、国の窮地に陥りかねない状況まで作り出してしまいました
の。彼女、ヒロインがどうのこうのと言っていますが、私の知ったことでは御座いません。敵が現れたのならば即刻叩き潰す。
それが、ヴァンシェイグですの。
【普段は長編小説を毎日更新しています。ご興味あれば、そちらにも目を通してみて下さい。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 00:00:00
12000文字
会話率:48%
第207回『下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』にて、巽さんバースデー!『ゆいこのトライアングルレッスン スピンオフ~ゆいこが転生したら○○だった件~』に投稿し、下野さん、巽さんに実際に演じて頂いた作品です!!
お二人に朗読して頂き
、感無量でございます。
本当にありがとうございました。
リクエストのお声を頂いたので、続きを執筆し、3回に渡りミニ連載をさせて頂きます!
「あたいは、江戸の華、ゆいこでありんす!!」
ゆいこは花魁へと転生し、江戸で無双状態だった。
花魁に、愛だの恋だのはご法度だ。
美しきゆいこのもとに、今日も殿方がやって来る……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 19:09:04
2655文字
会話率:44%
ハレック王国の伯爵令嬢、ローズ・アークライトは、魔法学園を卒業したばかり。
結婚は望めない訳アリで令嬢なので、得意の花魔法を活かして、花屋を開店しようとしていた。
そこへ憧れの公爵様が突然来訪し、胸を見せてくれと要求!
婚約者でもない殿方
に、胸は見せられないと断ると、「ではローズ、結婚しよう。」とプロポーズされてしまった。
胸を見せたら婚約破棄?それとも──。
公爵様の溺愛が止まらない!
この作品は、ベリーズカフェにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 21:33:14
75250文字
会話率:45%
視聴率低迷に喘ぐ在京キー局が、BSで、ある番組を立ち上げた。その名も『人気番組をブッ飛ばせ!!』。タイトル通り、他局の人気番組を「ブッ飛ばせる」企画が出れば、晴れて地上波で放送されるという主旨である。
この番組の会議で、放送作家、中山裕介
(ユースケ)は、『この世に埋もれた殿方』という企画を持ち込む。主旨は、別に歴史上の人物や現代人に拘らず、あらゆるジャンルの脇役に敢えてスポットを当てようというもの。
裕介が選んだ人物は、室町幕府九代将軍、足利義尚(よしひさ)、日本国憲法に男女平等を記載させた、ベアテ・シロタ・ゴードン、そして戦国武将、真下秋頼(あきより、架空の人物)の三人。会議の結果、初回は戦国武将で行こうという事が決まる。
会議に出席しているのは裕介を含め六人。この六人がない交ぜになった時、企画はどのように煮詰まって行くのか――
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-09-12 05:30:03
44828文字
会話率:51%
今宵の舞踏会にて登壇しますに私、昨日までのダンスの練習の日々をもろともせずに世の殿方の目を焼き焦がせてご覧にあそばせますわ!
最終更新:2022-09-01 20:02:05
355文字
会話率:0%
侯爵令嬢マリアは、熾烈な王妃争いを勝ち抜き、大好きな王太子、ヒューゴと結婚したものの、結婚後6年間、一度も会いに来てはくれなかった。孤独に胸が張り裂けそうになるマリア。
“もしもう一度人生をやり直すことが出来たら、今度は私だけを愛してくれ
る人と結ばれたい…”
そう願いながら眠りについたのだった。
翌日、目が覚めると懐かしい侯爵家の自分の部屋が目に飛び込んできた。どうやら14歳のデビュータントの日に戻った様だ。
もう二度とあんな孤独で寂しい思いをしない様に、絶対にヒューゴ様には近づかない。そして、素敵な殿方を見つけて、今度こそ幸せになる!
そう決意したマリアだったが、なぜかヒューゴに気に入られてしまい…
恋愛に不器用な男女のすれ違い?ラブストーリーです。
アルファポリス、カクヨムにも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 07:00:00
133229文字
会話率:47%
我が輩は転生者である。まだ名はない。
「お前の名前はリナだ! リナ=クィンだ!」
あ、今付いた。付きました。
私は「リナ=クィン」です。
希少な光属性の魔力を宿す以外平凡な伯爵令嬢、リナ=クィンは四度目の人生を歩む。
今度こそ精神要
介護者な殿方と結婚をしないために!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 20:28:44
7055文字
会話率:15%
■王太子とその婚約者は新年の王宮舞踏会の待機室にいる。そこで婚約者から相談事を告げられた王太子。■王太子とその婚約者は婚約解消しません。それ以外がします。
最終更新:2022-08-18 12:43:56
10524文字
会話率:50%
イケメン暗黒騎士、イケメン邪教司祭、イケメン巨人族、最強の美少年、闇の君……。
理不尽な強さの殿方(ボス)に勝利し、恋仲に!
(公式サイトより抜粋)
ゲーム業界は“死にゲー”と呼ばれる高難度アクションRPGの天下となっていた。
大
手メーカーが、様々な世界観の死にゲーを競って発売する中、その作品はひっそりと生まれた。
眉目秀麗な美男子の強敵に挑み、打ち勝つ事で恋仲となれる、死に乙女ゲー。
その名も“闇と光のキセキ”。
ごく普通の会社員である暮井夏蓮(くれい かれん)もまた、闇と光のキセキにのめり込んでいた。
一度はクリアしたものの、狙いのお相手とのエンディングを迎えられなかった彼女は、仕事をサボって二週目を始めるが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-07 03:33:21
159304文字
会話率:11%
ブサイクで親からの待遇が悪かったアタクシ、ブルット子爵令嬢。婚約者も現れないだろうと、諦めていた。
しかしある日、妹の代わりにパーティーに出席したら、四人の殿方と一人のお嬢様からメチャクチャに惚れら、求婚されてしまう。
「何? アタクシって
ばそんな魅力ある?」
首を傾げつつ、彼女は成り行きに流される……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-27 16:46:35
2558文字
会話率:29%
12歳の時に声を失ってしまった公爵令嬢ローレインは、失声症から社交場でも相手にされない。許嫁も持たない彼女は、社交場で結婚相手を探すことも出来ず、ただその容姿の美しさから長年「社交場のお飾り人形」として周りから揶揄される。
そんなローレ
インに唯一声をかける殿方、国王陛下の末子アレクシス殿下。彼は言葉の話せないローレインを自室に呼び込み、精一杯の配慮をして言葉を介さずとも楽しいひと時を共にしてくれた。
だが、そんな王子も文字の読み書きが出来ない失読症(ディスレクシア)を患っている……筆談でしか会話の出来ない公爵令嬢と、文字の読めない王子がお互いの障害を支え合い、共にお互いに愛情を抱いていく恋愛小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 11:49:49
7763文字
会話率:24%
皆まとめて婚約破棄!? 男を虜にする、毒の花の秘密を暴け!
このところ社交界では、ひとりの女性が噂になっていた。曰く、色んな殿方に思わせぶりな態度を取っては手玉に取る毒花のような人だと、清楚な見た目に騙されてはいけないと。実際にパートナー
がいるにも関わらず、噂の女性に夢中になる恋人や婚約者たちが続出し、令嬢や貴婦人たちの苛立ちは増すばかり……。
そしてついに、ランスフォード公爵邸にて催された夜会で、シルヴィアーナ・バーリエット公爵令嬢は、婚約者であるランシェル・ハワード第一王子に婚約の解消を告げられてしまうのだった。しかも、その場で理不尽な婚約破棄をされたのは彼女だけではなく……?
シルヴィアーナたちは、気合いを入れて毒の花に挑む。
※ストックが切れるまで毎日更新予定
※アルファポリス様、カクヨム様にも重複掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 22:13:07
53457文字
会話率:45%
イベリス嬢は婚約者に浮気されたあげく、婚約破棄までされてしまう!このままいけば、法に触れてるヤバ殿方と結婚するしかない……
どうせそうなるならいっそ、顔面ドストライクのクズと一夜遊んでからでお願いします……!!!
見た目ドストライクのイケ
メンに使い捨てられたいクズ男がタイプなヒロイン✖️一目惚れしたヒロインにたじたじの性根屈折イケメン
一夏のアバンチュール、否、一夜の火遊びを目指してヒロインは奮闘する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 21:00:00
11936文字
会話率:39%
時は平安。
やんごとなき身分を持つ、貴族の殿方や姫君らが恋に花を咲かせる日々を過ごしている。
その姫君である咲夜(さくや)は走っていた。釣り合わない、絶対結ばれない……と勘違いして、とある八重桜の木に助力を求めた。
自らが、その八重桜
の樹に舞を奉納する巫女ゆえに……樹に宿る神へ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 11:00:02
4241文字
会話率:34%
王国と帝国の国境の辺境伯の娘シャーロット・サフォークは婚約者である王国王太子に身に覚えない婚約破棄を告げられた上、沼へケリ落としたれてしまう。そんな彼女を救ったのは銀髪の平民……どうせこれから修道院へ行くか平民になるしかないと、このちょっと
サイコパスのぶっ飛んだ平民アーサーの趣味のオリハルコン生成の研究に一緒に没頭して行く。
アーサーとの研究生活は楽しかったが、婚約破棄をされてしまった私は虐めを受ける。助けてくれるのはアーサー君だけ! でも、ある日オリハルコンが完成してしまいアーサー君は去ってしまう。
そんな時、王太子とその愛人、男爵令嬢のソフィアに殺されそうになった、その時!
アーサーがシャーロットの前に再び現れる。平民ではなく、皇太子として……。
「なあ、シャル。やっちまっていいかな?」
「はい、やっちまってください皇太子さま!」
とある侯爵令嬢のよくある婚約破棄の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 12:14:09
13111文字
会話率:55%
転生前は貴腐人でした。政略結婚した旦那様にはお前を愛す事はないと言われたけど、むしろウェルカム。ボーイがラブで何が悪い。アリーナ席で旦那様(推し)を愛で、推しカプの幸せのためなら応援という名のヲタ活もはかどるというものです。旦那様、その色の
衣装よりこっちの方が似合います。さぁ、おめかしして意中の殿方を落とすのです! お土産にデートのお話聞かせて下さいね。男爵令嬢フロリア・フェンネルト、今日も異世界でヲタ活に励みます!※BL表現を含みます。嫌悪感のある方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-17 22:13:14
109873文字
会話率:23%
「破棄だ破棄、お前との婚約は今日限りで破棄させてもらう!!」
そんな物凄い勢いで怒鳴り散らす目の前の男性。
王子、ジークフリート。
まだ成人前でもあるジーク様は金色の巻毛、ブルーの瞳が可愛らしく。
その全てを好ましく思っていた筈だったわた
くし、クラウディア・ファウンバーレンの頭に衝撃が走りました。
一瞬目の前が真っ暗になり崩れ落ちたわたくしを助け起こしてくれたのはどこか異国風な服装の殿方。
銀髪碧眼の美丈夫ハッシュヴァルト様でした。
「って、冗談じゃないわよ!」
え?
「もう。悲劇のお姫様ぶりっ子はやめてよね。そんなんだからあんなガキにいいように言われるんだわ」
ちょっと、待って?
「またないわよ。もう、文句の一つも言ってやらなきゃおさまらないんだから!」
わたくしの身体を操ってそう王子にひとこと言いに行くと息巻いている魔女カペラさんが登場して?
もうどうなってしまうのでしょう?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 19:07:30
37475文字
会話率:19%
「破棄だ破棄、お前との婚約は今日限りで破棄させてもらう!!」
そんな物凄い勢いで怒鳴り散らす目の前の男性。
王子、ジークフリート。
まだ成人前でもあるジーク様は金色の巻毛、ブルーの瞳が可愛らしく。
その全てを好ましく思っていた筈だったわた
くし、クラウディア・ファウンバーレンの頭に衝撃が走りました。
一瞬目の前が真っ暗になり崩れ落ちたわたくしを助け起こしてくれたのはどこか異国風な服装の殿方。
銀髪碧眼の美丈夫ハッシュヴァルト様でした。
「って、冗談じゃないわよ!」
え?
「もう。悲劇のお姫様ぶりっ子はやめてよね。そんなんだからあんなガキにいいように言われるんだわ」
ちょっと、待って?
「またないわよ。もう、文句の一つも言ってやらなきゃおさまらないんだから!」
わたくしの身体を操ってそう王子にひとこと言いに行くと息巻いている魔女カペラさんが登場して?
もうどうなってしまうのでしょう?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 00:06:21
4100文字
会話率:39%
「私、アキヒト・エラーヒトはレイージョ・アクヤークと婚約を破棄する」
王太子がレイージョとの婚約を破棄して自分と婚約する夢を見たミヅキ。そんな夢を忘れて、高魔力者であることから特待で魔法学園に入学した。
そこで王太子であるアキヒトとであ
る。彼はミヅキに興味を持ち関わりを持とうとするがミヅキは興味を持てなかった。それよりも、心惹かれたのは綺麗な銀に青い瞳を持つレイージョであった。彼女は王太子の婚約者であったがミヅキに優しく接してくれた。
ミヅキはレイージョといたいのに王太子が邪魔をする。それにイライラしたが、周囲はお似合いと言う上に彼が王太子であることから無下にはできない。
ある日王太子はレイージョの正妃にしてミヅキを側妃にする案を出した。
心底軽蔑した。
側妃案を否定してミヅキはレイージョと一緒になりたいと願った。またレイージョも同じ思いを持っており一緒に居られる方法を探した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 01:00:00
109919文字
会話率:42%