「あの方はこの婚約の意味がわかってらっしゃらないの!?」
侯爵令嬢エリスは激怒した。
政略を元にして結ばれた婚約、その対象である婚約者、ディオンが全く以てこれっぽっちもこちらへと歩み寄る姿勢を見せない。
政略結婚だから気持ちが向いていない
のは仕方がないが、とはいえせめて形いだけでも取り繕えと思う。
おまけにお茶会だなんだをドタキャンする理由が、「妹の体調が思わしくないから」とくれば。
だが、そこでエリスは思い立った。
「妹君の体調が思わしくなくてこちらに来れないなら、こちらからお見舞いに伺えばいいじゃない」と。
こうしてディオンの妹セリンの見舞いに向かったエリスは、そこで思わぬ事態に遭遇するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 05:00:00
10361文字
会話率:30%
ひねくれてる高校一年生 林道 春。
部活動見学を回り、ひょんなことから演劇部に入部。
「キャスト(演者)になるなら辞めます。」
条件?付きで入部した林道は演劇部室で、二度と関わることがないと思っていた少女、 音無 理乃と再会する。
演劇部員の音無の人柄と真摯に演劇に打ち込む姿勢に影響され、林道も少しずつ演劇の魅力にはまっていく…
頑張りたくない男子と、頑張り屋さんの女子
真逆の二人が創作する青春、そんなお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 22:01:40
10565文字
会話率:62%
勇者と魔王、光と闇の戦いが止まぬ黄昏の世界『エアルス』。
教会の聖女マルティナは術の腕前を理由に冷遇され続け、彼女もそんな教会の姿勢と教えに疑問を抱いていた。
そして、ある一冊の本と異世界から転生したという勇者たちの姿を目の当たりにしたこと
で真実の探求と償いの旅に出ることを決意した。
世界を変えたい、教義と正義を盾に虐げた者たちへの思いを胸に……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 09:12:00
41301文字
会話率:61%
【あらすじ】
政略的な意味合いで8歳の頃に婚約した伯爵令嬢のアリアと子爵令息のエリオスは関係醸成の為、毎月二度の顔合わせを6年間続けていた。しかし、自分よりも爵位が低い相手であるエリオスに対して、アリアは見下すような態度を取っており、毎回そ
の不満をエリオスに対してぶつけていた。対するエリオスは、穏やかな笑みを浮かべ、そのぶつけられた不満を真摯に受け止める姿勢を貫いていた。傍から見えれば権力を笠に婿養子予定の婚約者を邪険に扱う傲慢な伯爵令嬢にしか見えないアリア。そんな二人の歪んだ愛情の育み方の物語。(全4話で完結)
※こちらはシリアス度合が高くビター展開(メリバ・ヤンデレ気味)なお話となっております。
地雷作品に該当する方も多いと思うので、読まれる際は自己責任でお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 11:38:43
19604文字
会話率:25%
新妻のエミリーは、夫のクロードと狭いアパートで二人暮らし。
慎ましいながらも幸せな日々を送るエミリーだったが、ある日クロードの元妻であるサシャが登場。夫の無責任な言動により、彼女との同居生活が始まってしまう。
自由奔放なサシャに振り回され、
一気に疲れ果てるエミリー。
しかしサシャの夢を追いかける姿勢や、自分の知らないクロードの過去を知ることで、エミリーの心境に変化が訪れる。
笑いあり、涙ありの新婚夫婦の騒動と成長の物語。
この作品はアルファポリスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-08 19:11:16
6020文字
会話率:47%
言葉はいつも怒り口調のじじいとゴリラのような姿勢で両足の膝を曲げて両手を前にだらーんとしながらトイレに行くときは恐竜がまるで走ったかのような大きな足音で小走りに走るばばあとパニック障害と不安障害と闘いながらもそんなジジババを観察するまごの話
家族それぞれ変な所はあるけれどもそんな三人がぶつかりながらも毎日を過ごす。
そんな毎日の中の一部を物語にしてみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 12:34:24
5510文字
会話率:0%
水泳部のエースとして活躍していた高校生・鳶瑞 博武(とびみず・ひろむ)の心は、新たな夏を迎えても沈んだまま。去年起きた身体の故障を切っ掛けとした傷は深く、ひたすら打ちこんでいた水泳すら満足にできない陰鬱な時間は続いていた。
底抜けに明
るい後輩ギャルにして重度の筋肉フェチな蜂丈 愛菜(はちじょう・あいな)との出会いは、そんな時に訪れた。
水泳馬鹿だった博武とは違う、業と情熱に満ちた世界を満喫しながら我が道を往く彼女に泳ぎを教えるハメになったのを皮切りに、そのシンプルに前向きな姿勢は着実に大切なものを見失っている少年に大きな影響を及ぼしていき……。
俺は、暑苦しい夏の休みに彼女に付き合わされまくった挙句に――あの静かで燃え上がる水の世界へとリスタートする。
悔いを残さないために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-29 10:25:56
119223文字
会話率:51%
「コスト」食事する 消費する 「弓と矢」姿勢を正して 弓を目いっぱいに引き絞る 視線を定める 届くだろうか 風を読む 「わかってる understand」お前は誰だと訊かれたら
キーワード:
最終更新:2023-07-21 20:00:00
540文字
会話率:100%
聡憂不猿(さとうふえて)は馬鹿だった。馬鹿であることを許容し、甘んじ、道化として生きてきた不猿は、いつしか一人になってしまった。そんな彼が、完璧無欠な少女、水原静に出会う。その自分の人生を一番に思う姿勢に、そして美しい顔に惚れて、彼女と同じ
高校に行くことを決意する。どんな手段を使っても。
占い師に願ってでも。その結果世界が、どうなろうとも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 18:00:00
25530文字
会話率:44%
「俺」は戦場での情報収集を担っているさる筋の者だ。
あいにく潜入中のため、正体は明かせない(笑)
身の危険を考えて、とっとと帰参すれば良いものを、「腕に覚えあり!」の勇ましい姿勢から、あろうことか、尾張のうつけ者と評判の弱小織田信長の足軽募
集に参加した。
時は1560年東海の弓取りと評判の今川義元が、尾張の肥沃な土地を狙い大軍勢を起こして攻めて来た。
俺は必然的に信長の軍勢の一員として、戦場に出る羽目になってしまう。
折からの雨が戦場を覆うや織田軍は義元の首を狙って桶狭間に奇襲をかける。
その中で俺は味方の足軽達を守りながら奮戦を続けるも、或る男を庇った瞬間に、死角から飛んで来た投石で頭をやられて意識を失った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 05:00:00
21640文字
会話率:27%
1話1000〜2000字程度 2〜3話くらいずつ投稿
▽▽▽▽▽
明治二十二年、ひとりの少年が東京美術学校に入学するために上京する。
「私は総領だから、お前が代わりに画家になってくれたら嬉しいんだが」
兄、為吉(ためきち)の思いを胸に
、彼は美術学校で日本画の教育を受けることになる。
そこには横山大観(よこやまたいかん)や下村観山(しもむらかんざん)など、後に日本画の大家と呼ばれるようになる人が多くいた。
岡倉天心(おかくらてんしん)を始め名だたる指導者の元、彼らは切磋琢磨し成長していく。
「面白い絵が描けると思うんだ。今考えてるのを描けたらすごいことになるよ」
彼の作品は出品するごとに議論を巻き起こす。
それは岡倉天心の「光や空気を描く方法はないか」という問いに答えるために考え出されたものだった。
伝統的な絵画の手法から一歩飛び出したような絵画技術。
しっとりとした情景を思わせるぼかしの技法、琳派に傾倒した装飾的な絵画、線ではなく色を主体とした手法。
革新的であるゆえに、それは常に酷評に晒された。
それでも常に一歩先の表現を追い求め、芸術を突き詰める彼の姿勢は終生変わることがない。
その短い人生ゆえに、成熟することがない「不熟の天才」と呼ばれた彼の歩んだ道は決して楽ではなかっただろう。
その人は名を菱田春草(ひしだしゅんそう)という。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 20:00:00
117017文字
会話率:40%
『宇宙巡光艦ノースポール』
光速を越えることの出来る、恒星間航行も可能な画期的な宇宙船である。偶然入手した未来の技術を使って建造された。
その乗組員となる優秀なメンバーも集められ始めた。
小杉浩之とライラ・バーンスタイン。
警備会社社員の、小杉は、冬のある日、突然、会社から北海道大雪山系への出張を命じられる。そこで、最新の警備手法に関するセミナーが開かれるというのだ。
言葉として言い表せない疑問を感じながらも、小杉は帯広の駅に降り立つ。
しかし、小杉は、セミナーからの迎えとは合流せずに、単身、そのセミナー会場を偵察することに決める。レンタカーを借りて、出発した小杉は、凍てつく雪の中、ヒッチハイクをしているアメリカ人女性と出会う。
彼女の名は、ライラ。彼女もまた大雪山系に向かおうとしていた。
途中でスノーモービルに乗り換えた小杉とライラは、陸上自衛隊の警備部隊と出会った。その制止を振り切って、先へと進む小杉とライラ。スノーモービルは全速で走っていた。
ライラが叫んだ。
「前っ! 小杉、前見てっ!」
「えっ?!」
小杉は素早く前を向いた。
「な、何?」
少し前方で地面が途切れていたのだ。
「崖?!」
小杉は、とっさに思い切り左にハンドルを切った。しかし、雪の上を走っているうえにスピードがかなり出ていたのだ。スノーモービルは左向きに姿勢を変えながらもそのまま滑っていく。
「わーーーっ!」
「きゃーーーっ!」
小杉とライラと、スノーモービルは崖の上から宙に飛び出した。そして、それぞれ緩い放物線を描きながら下へと落ちていった。高さは50メートル、いや、雪が積もってなければ、もっと高いはずである。
小杉とライラは崖の下の新雪に突っ込んで、雪の中に深く埋もれてしまった。
「くそっ!」
小杉は、微かに呟いたが、彼の意識は、波が引いていくように遠ざかっていってしまった。
■この小説について
『宇宙巡光艦ノースポール』は、本サイト『小説家になろう』の他に、以下のサイトで読むことが出来ます。
・宇宙巡光艦ノースポール (本家サイト、のつもり)
https://northpole2022.com/
・宇宙巡光艦ノースポール (ライブドアブログ)
https://northpole2022.blog.jp/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 10:58:35
1031文字
会話率:0%
インディグム帝国の皇太子であるルキウス・サシャ・フォン・インディグムには、定められた
婚約者がいる。国益のためと分かっているが、受け入れられずに八年が過ぎた。
二学年下の入学式の日、一人の生徒に目が留まる。
胸まであるストレートの
黒髪をひとつに結い、赤みがかった金茶の瞳はきつい印象。修道服を模した紺色の制服越しにもわかるほど緩急のついた身体は、十六歳のそれとは思えない。姿勢を伸ばして粛々と歩く女生徒。
自分には見せない表情で、男子生徒と会話をしている。
そんな婚約者の様子に見入っていると。
トン!
「あ!ごめんなさい」
婚約者とは対照的な女生徒がぶつかってきて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 15:47:25
158325文字
会話率:49%
友よ。志高き友よ。君は必ず気高きままでいて、功名心に勝っておくれ。
君は疑いようもなく、尊重されずとも素晴らしく、尊敬されずとも誇らしい人だ。
友よ。忘れないでおくれ。
苦しみ、苛まれ、質の悪い酒と煙草が君の身体を蝕む限り、君は自分を大切に
出来ていて、そして君は君自身ためにあるということを。
注意しておくれ。
一度、楽な姿勢で、高価なワインと葉巻を味わったならば、君の中から、君はいなくなってしまうのだということを。そこにいるのは、好奇心と探求心の代わりに、自尊心と飽食を拾った、君ではない何かなのだということを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-07 09:15:29
12667文字
会話率:35%
白い髪が黒い髪を残酷に支配すること四百年。限界はすぐそこまでやって来ていた。黒い髪の反乱が頻発し、白い髪らが鎮座する宮廷は、反乱を鎮めるため「最も有能な黒い髪」を宮廷に召喚した。
白い髪の王子は宮廷に突如現れた、規格外に美しく賢く強く、屈し
ない姿勢の黒い髪の軍人に憧れを抱くが、それは悲劇の始まりだった。
※BLというほどでもないのですが、一部分に表現が入るためBLと表記しました。
※この作品は2005年に作成され95%がそのままですので、文章が荒いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 22:23:29
50371文字
会話率:31%
ファーストインプレッションは、姿勢の綺麗なひと――ただ、それだけだった。
契約書を作る仕事を10年担当している清見は、日々を淡々と生きている。多くを望まず、高い目標を掲げることもせず、自分のペースで生きる彼女の唯一の楽しみ――それは、近所の
サンドイッチ店『ベルガモット』のフルーツサンドを食べること。
そんな清見は或る朝、オフィスで見慣れない男性を見かける。姿勢の綺麗なそのひとは、どうやら新しくできた本部の本部長のようで……。
会社を舞台にした初々しいラブストーリー、知さん主催『ぺこりんグルメ祭』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 08:31:36
7303文字
会話率:24%
結婚相談所を訪れて相手を探していた28歳の女医さん。寛容な姿勢で婚活に臨む彼女に対し、職員は新たに設計された結婚相手紹介プラン「つみたて兄さん」を提案したものの……
※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ
」に投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-25 21:28:47
2412文字
会話率:79%
2022年版 歴史の教科書「ミュンヒ王国の歴史」より抜粋
ロサ·ミュンヒ
彼女はミュンヒ王国第八国王王妃である。我が国の十七世紀の発展にもっとも影響を及ぼした人。
貨幣の統一(p.78~)、犯罪の厳罰化(p.83~)、奴隷の解放(p.8
6~)、1000年に一度と言われるスタンビートの完封(p.88~)、永世中立国宣言(p.101~)など、彼女の偉業は数知れない。
彼女は町へ下り、民の声を聞くことを大切としており、その姿勢は現在の王家にも受け継がれている。
私の名前はロサ·ミュンヒ。
先日、若干22才にして王妃になりました。
夫のハウゼン王を支え、この国をもっと発展させていきたいと思っています。
運の良いことに私には前世の記憶があり、また魔力量も申し分ないため、その能力を存分に活用していこうと思います。
ちなみにハウゼン王とは幼なじみのようなもので、持ちつ持たれつの心地よい関係を気づけたらと思っています。
まぁそういうことで、この物語はロサがミュンヒ王国をそのチートな能力で発展させていくお話です。
所々に自分の知識も混ぜていくので知らない単語とか出てくるかもしれませんが、楽しんで読んでくれたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 22:14:20
62087文字
会話率:24%
忍便--その名の通り便意を耐え忍ぶ競技--はその年の豊作を祈る神聖な儀式として、毎年欠かさず行われる。
便意を耐え忍ぶという、人として生を受けたのならば一度は経験した事のあるであろう状況。
競技としての忍便は、食物を鱈腹食べて起きた健
全且つ猛烈な便意を神様の前で耐え忍ぶ事を求められる。
豊作への祈り、艱難辛苦を乗り越えるという姿勢。そうした意義の元で紀元前より忍便が行われてきた事は、日本人であるのならばDNAに刻み込まれている程の常識である。
また、忍便をする競技者は毎年の春を迎える時期に、そのような苦難を耐え忍ぶ事により矜持を伴うような位の高い人間の中から無作為に選出される。
そして私の父はその競技に参加する事となり、公衆の面前で早々に脱糞して憤死した。
失敗した父は国恥として、弔われる事もなく。私は親族を含めて、名前を変え、隠れて生きる事を強要されたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 19:23:12
3820文字
会話率:3%
現在執筆中の官能小説=『教務課女子事務員凌辱』の内容紹介的文書です。
私の官能小説に対する考え方を割り合い巧く表現できたなという思いと、近々ネット接続が切られてしまいそうなので、私は確かにここにいたのだという存在証明のようなものを残してお
きたいなという思いとから、この文書を1エッセイとして投稿することを思い立ちました。
あまりいい投稿姿勢でないことは重々の承知のうえですので、どうかどうかご容赦ください。
本編は『第 31 回フランス書院文庫官能大賞』に郵送で投稿しようかと思っております。ではでは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 19:00:00
1178文字
会話率:0%