人生の折返し地点にさしかかった中学生の頃からの友人であるアキと僕とのある初夏の夜の話。
最終更新:2024-02-13 11:07:58
2074文字
会話率:40%
「じゃあまあ、えー、まずはかんぱーい!」
「おー」
「うぃー」
とある夏の夜。集まった三人。彼らは中学時代からの友人。しかし、進路や仕事の都合で中々会うことはなく、こうして二十歳を越え、酒を酌み交わすのは今回が初。どこか喜びと気恥ずかし
さを覚えていた。
「と、さっそく始めちゃいますか! な!」
「えー? いや、言ってもこの三人で会うの久々だしさ、まずは世間話とかさ。なあ? いや、お前、ペース速いな!」
「んー? ふふふふふへへへへ」
「はははっ、そうそう。酔いが回らないうちにさ。さ、さ、お前から頼むよ」
「なんで俺が一番手なんだよ。お前が言い出しっぺなんだからお前が話せよ」
「そもそもなんだっけぇ?」
「はーい! 怪談話たいかぁぁぁぁーい! 開催です!」
「いや、雰囲気」
「ああ、そうだったねぇ」
「いいからいいから、さささ、どうぞどうぞ」
「まあ、俺も用意してきたからいいけどさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 11:00:00
3989文字
会話率:81%
「うおおおいテープ! 貼るなよ! あああもう!」
夏の夜のとある雑貨店。そこに怒れる男が一人。
仕事帰りだろう、スーツ姿。高級なものではなさそうなことに加え、声を荒げているが反社会的勢力に属している雰囲気もなく、ごく普通の会社員のよう
だ。
ゆえに、恐ろしい。可愛らしい若い女店員に怒鳴り散らすその姿というのは。しかもその内容というのが
「これは! おれが買ったものだろう! つまりはもう、おれのもの! なのに勝手にテープ貼るなよ! なぁ! お前、人のものにテープ貼っていいと思ってんのかよ! なぁおい!」
「あの……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 11:00:00
2373文字
会話率:91%
ある夏の夜。アパートの自室でテレビを見ながら涼んでいた男は、インターホンが鳴ると部屋の時計に目をやり、そして億劫そうにソファーから立ち上がり玄関に向かった。
「……おい。結局、来るならそう連絡しろよ。まあ、風呂あがったところだったから良
かったけどよ」
「ああ……悪い」
「なんだよ、元気ないな。まあ入れよ」
「ああ……」
と、ドアを開けた彼は友人に中に入るよう促した。そして冷蔵庫から取り出した二本の缶ビールのうちの一本を床に座った友人の近く、テーブルの上に置くと先程から強まっていく疑念を口にした。と、言ってもこの時点ではまだ大したことではないと思っていたが。
「……なあ、なにかあったか? 飲むどころか手に取りもしないし、顔が青いぞ」
「ああ……その……聞いてくれるか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 11:00:00
2248文字
会話率:90%
蒸し暑い夏の夜。
幼稚園時代からの悪友二人に誘われて、俺は山の中にあるという廃墟の神社に胆試しに行くことにした。
立入禁止の看板を無視し、門や金網を乗り越え、やっと目的の場所に着いたが……
「なんだよ、ただの寂れた神社じゃねーか」
「
おっかしーなぁ」
「期待外れもいいとこだぜ」
ただ帰るのも癪にさわると、中に忍び込もうとする二人。
巻き添えで叱られたらたまったものじゃないので俺は様子見していたのだが、突然、バカ二人が泣き叫びながら神社から飛び出てきたのだ!
恐れおののく二人の姿に唖然とする俺だったが、背後から、何かとてつもない存在にがしりと肩を掴まれ、そして──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 19:33:42
5755文字
会話率:19%
夏の夜、二十三時にわざわざ外に出るくらいには気分が良かった。
最終更新:2024-02-01 17:18:40
616文字
会話率:17%
人類が新たな地球を探すべく作られた巨大宇宙船の
メインコンピュータで、乗組員達は日々安寧な生活を営むようになって一世紀経ってしまった。
主人公たち四人は、大きなレースで得た資金を使い、常夏の海に新たな戦いのために駆り出す。
夏の夜に
揺れる、恋人との関係。
紺碧の海に飛び立つ新たな機体。
純白の猛禽が襲い来る戦場に、彼らはどう立ち向かうのか!
こちらは「Fゲーム」の続編となっております。前編「Fゲーム」からお読み進めくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-29 04:32:31
118432文字
会話率:39%
「――女装って、どう思う?」
「……………………はい……?」
中学校の同級生が、ホストになっていた。爽やかなスポーツマンだった彼の変貌に驚く間もなく、声をかけられ、連れて行かれたのは『あの街』の外れにあるバーで……。
男子大学生の、忘れ
られない夏の夜の出来事。
※内容はアオハルでボーイズラブではないです。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 15:00:00
8809文字
会話率:44%
お母さんが食べていたお肉は人肉でした。
それを知ったのは私が小学二年生の夏の夜です。
最終更新:2024-01-19 13:47:30
3178文字
会話率:0%
夏の夜の避暑地。近所では有名なホラースポット「白い家」に向かう4人の男女。
先輩の座間は、後輩たちを怖がらせてやろうと思い、OBから聞いた「怪談」を話す。
白い家に残された「裏返った男」の人物画
赤い文字で書かれた人の名前
行方不明になった
先輩の話
すべては、ワル乗りが生み出した妄想話のはずだったが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-22 01:14:50
5570文字
会話率:30%
真希と榊原のコンビが帰ってきた!
花火に行こうと榊原に誘われた真希は、暑さで回らなくなった頭でついオッケーをしてしまった。榊原は相変わらず飄々としていて、悔しいことにイケメンのままである。そして、今日は花火が落ちる日だから気をつけてなどと不
思議なことを言う。いや、花火は落ちないから。そう突っ込みながらも、いつの間にか榊原のペースにはまっていく真希。魔物が花火のキラキラを食べちゃうから、周りの人が不幸になるだと!?やばいじゃない。真希と魔物の追いかけっこが今、始まる。
続きものですが、単独でもお読みいただきます。真希と榊原の出会い編は、『一年で一番短い夜をあなたと 夏至の夜の攻防』をお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 12:17:54
33561文字
会話率:50%
※親父×小学生(エロはなし)
今年47になる道雄は、体調を崩して休職し地元に帰ってきた。
青年団の仕事で屋台を出せば、そこにかつての幼馴染、勝也が現れる。
しかし勝也は道雄とともに過ごした頃の、小学生の姿のままだった。
あの頃と
今が交錯する、夏の夜の行方はーーーー
・Twitterの企画で書かせていただきました。
課題・親父×小学生
キーワード・惚れた弱み
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 13:41:38
7657文字
会話率:47%
夏の夜会で突然、王太子から婚約破棄を宣言された公爵令嬢。国外に追放となり、身一つになりながらもティッシュ配りのアルバイトをしながら日銭を稼ぎ、日々を過ごしている。ふとした瞬間にかつての記憶を思い出し心揺れたその時、彼女に声をかけたのは、チャ
ンネル登録者数結構多めの、なかなか人気の美容師だった。「んじゃ、今日のカット動画、俺のチャンネルに載せさせてもらっても良いかな〜?」
母国で自分の人生を奪われた少女が、髪型を変えて新たな人生を歩み出す話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-01 17:26:05
12924文字
会話率:33%
真夏の夜の出来事。いつもなら、窓を閉めて、風呂掃除をするのに、「真夏」の為、窓を開けたのがまずかった……!
最終更新:2023-09-25 19:35:04
1539文字
会話率:8%
ある夏の夜、壮馬は波打ち際に倒れている葉月と出会う。
行く宛のない葉月を家に上げ、体調を崩した彼女を看病しているうちに、壮馬は目を背けてきた自分の過去と向き合うことになる。
──絶対にもう、暴力を振るわないで。
果たせなかった約束と、開けら
れなかった手紙の中身とは──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 16:03:33
9500文字
会話率:39%
うだるように暑い夏の夜。私は気味が悪いナニカを見た。
実際に体験した話です。拙い文章は悪しからず。
最終更新:2023-09-09 22:24:14
3188文字
会話率:13%
夏の夜。公園のベンチ。
静寂の中で息をひそめるような会話が好きだった。
煙草だけでつながる二人の話。
最終更新:2023-09-08 01:00:00
2528文字
会話率:32%
夏の夜。
どこかの町の街灯の下。
待ち合わせはしてなかった。
最終更新:2020-05-29 20:39:13
1134文字
会話率:30%
夏が終わる。
夏の香りがまだする、そんな夜。
最終更新:2023-09-07 07:00:00
210文字
会話率:0%
真夏の夜の大阪ミナミ。その片隅に蠢く小さな物語。
ホテル街を抜け、歓楽街を彷徨い、君に会いに行くまでの道のり。
やがて水煙草の薫りもそのままに、僕は君の手を取って走り出した。
最終更新:2023-08-31 15:23:36
2355文字
会話率:0%
ある夏の夜、受験生の私が塾の帰り道に体験した少しひやっとする不思議なお話です。
最終更新:2023-08-24 23:52:42
2476文字
会話率:25%
久しぶりに散歩でもしようと―
思ったが……。
最終更新:2023-08-23 18:07:57
2418文字
会話率:27%
夏の夜。
外を眺めている。
最終更新:2023-08-18 16:56:46
1775文字
会話率:23%
夏の夜。1人ベランダに。
―ふと。
最終更新:2022-07-18 20:42:11
1889文字
会話率:25%
焼けるような真夏の陽射しから
守ってくれるのが路地裏の日陰
薄暗くて冷たいのにどこか優しい
けれど
真夏の夜の路地裏は
何も変わらないはずなのに
とても静かで、冷ややかで、恐ろしい
キーワード:
最終更新:2023-08-21 21:34:02
446文字
会話率:0%
夏の夜は短すぎて
まだ明けないでと
希ったとして
最終更新:2023-07-16 07:00:00
302文字
会話率:0%
こいねがう
夏の夜に舞う
ひとひらの
雪の光よ
こいかなえよと
本作の一部はカクヨム様にも投稿しています。
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330658197739834
最終更新:2023-06-02 08:14:15
210文字
会話率:0%