美咲と楓。二人はそれぞれに閏年の誕生日を迎えた。
毎年、両親より贈られる高価すぎる誕生日プレゼントに違和感を覚える美咲と大好きな麻巳子の素っ気ない態度に淋しさを抱く楓。
そんな二人の運命は、楓の母・律子の突然の入院から辿られることになる。
二人の間にある悲哀な関係とは何か・・・、それはある日記が鍵を握っていたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-07 19:00:00
117119文字
会話率:31%
舞台は北海道の最南端。歴史の深い街、函館。
巳扇(みおうぎ)は幼い頃に目の前で母を亡くし、心のどこかでそれを信じられずに生きてきた。床に伏せていた父も亡くなり、失意の中で虚無感と孤独感に苛まれる。
そんな彼に幼馴染の峰時まり子がいう――
「あたしが、いるじゃない」
巳扇に芽生える恋心と、彼らを取り巻く怪異の影。そして幽かに記憶に残る、母の面影。目まぐるしく廻る世界の喧騒の中から彼らはそっと離れていく。
――僕はあの日気付くべきだった。君を理解しようとして、君から目を背けてしまった。解ってしまうのが怖かったんだ、誰よりも君のことを愛しているのに。
青年の葛藤と、仄暗い怪異。四章から成る青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-22 23:28:41
14993文字
会話率:27%
時代が、変わる。
これは函館戦争で起きた、小さな奇跡。
人と刀の、物語――。
最終更新:2011-10-26 18:46:39
1153文字
会話率:44%
平成の大学生、木下健一は事故の影響で江戸時代末期に飛ばされる。しかしそれは刻の意思による物で、僅かに生じた歪を修正するという使命をもたらされていた。坂本龍馬と出会い、岡田以蔵の名を使い、激動の時代を生き抜く中で、あの新撰組と出会う。土方・沖
田らと共に回天の時代を潜り抜け、友となった龍馬の暗殺も体験するが、歪みは正せた…筈だった。しかし、何故か彼は戊辰戦争へと身を投じて行く。歪みを正せた筈の健一が、何故戊辰戦争へと身を置き続け、そんな彼に刻は何を見せるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-09 20:20:58
335199文字
会話率:52%
時代は十九世紀末の日本。一八九四年に勃発した日清戦争は、ライフル銃や大砲の弾が飛び交う近代の戦争において、元素力を扱う戦女神達が辛うじて有効な戦力であることを証明した。講和条約の調印に日本中が歓喜した翌一八九五年、事件は突然起きる。若きワル
キューレ達を養成する学校、函館神軍養成学校の校内で一人の男子学生が遺体で発見。翌年に一人、その翌々年にさらにもう一人の男子学生が謎の死を遂げる。一連の事件に対して本格的な調査を行わない養成学校に対し、公安は秘密裏に調査を開始。養成学校の実態と事件の真相を掴むため、一人の教官と三人の男子学生をスパイとして学校に送り込んだのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-20 04:49:41
27376文字
会話率:50%
心霊スポットを紹介?
最終更新:2011-02-07 09:33:18
747文字
会話率:23%