雨が降りそうな放課後。
帰宅しようとする僕に、同級生の彼女は突然話し掛けてきた。
大して仲良くもない僕に彼女は滔々と傘について語り出す。意味の判らない彼女の弁に何と無く僕は答えつつ、気が付くと距離が縮まっている。三メートル。
そん
な何気無い、彼女が素直になるまでの距離感の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-25 12:08:25
2001文字
会話率:44%
知り合いとの待ち合わせ場所へ向かうため電車に乗り込んだ私は、ちょっと小首を傾げてみたくなる距離感の男女を目にする。
悪趣味と自覚しつつも、私は二人の距離について稚拙な想像を巡らせた。
最終更新:2011-10-02 16:44:04
995文字
会話率:18%
ひねくれ者の女の子が、幼馴染の男の子と登校中にウダウダ悩む話。
最終更新:2011-09-19 23:34:49
1559文字
会話率:16%
友人いわく、俺たちは『偽物カップル』らしい。
俺たちは幼馴染で、高校入学当時から交際を始めても関係にたった一つの変化さえ見つけ出せない状態にあった。いつものごとく淡白で、普段通りに平坦な俺たち。変化がないことに青春真っ盛りの俺たちが耐え
られるはずがないというのに、それでも俺たちは微妙な距離感を保ち続けてカップルを継続していた。
何かアクションを起こしても『幼馴染』という枠内に収められてしまう俺たちは『カップル』という幻想を求めていただけなのかもしれない。幻想をその手で掴んでしまった瞬間に、なんだか違和感を覚えてしまったのかもな。文字通り、幻滅ってやつだ。
まあそれでも俺たちは幼馴染でカップルだ。変わりはない。
これはそんな俺たちの、偽物カップルの物語。
不器用で素直じゃない、俺と彼女のお話だ。
本物に昇華しなくてもいい。偽物でも俺たちが今まで通りなら、幼馴染のカップルとしていれるのならな。
お前だってそうだろう?
なあ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-17 23:57:40
45098文字
会話率:32%
消えない愛情だけれども結ばれない人。
生きているとどこかで会ってしまう二人の距離感。
少しセンチメンタルになるような恋の一幕。
最終更新:2011-07-30 10:25:54
3985文字
会話率:35%
何となく距離感のある夫婦ものが書きたくなったのでいきおいで。
続きを書きたくはあるがまぁ、ぼちぼちね。できたら段々と恋愛風に出来たらいいなぁ。そんな話。
キーワード:
最終更新:2011-07-29 23:57:30
758文字
会話率:0%
近いようで遠い。この距離感がいいのよね――
最終更新:2011-02-18 06:00:00
1705文字
会話率:100%
ガムシャラにやってきた会社も安定軌道にのり、不惑の40代を迎えた敦賀 隆一(つるがりゅういち)。
妻との微妙な距離感も、いつもの愛車で吹き飛ばす。
右腕の後輩やら淫乱秘書やら暴走爺さんやら愛する一人娘やら...
今日も今日とて敦賀の
日常は、加速していくのだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-16 10:02:05
2027文字
会話率:19%
俺(井上英二)と小川奈緒は、一〇年来の遠距離恋愛を続けていた。旅先の高原にあるペンション「天(あま)の星(ほし)」で初めて出逢って、一寸森を入った処にある「野草の丘」で夜の星空を見ながら、一夜共に語り合った。その後ハイティーンから三〇歳近
くになるまで即かず離れずの関係を続けた。手位は握っても、性交渉までは行かない微妙な関係のまま。
出逢って九年目の記念日に、この「ある種の束縛」に限界を感じていた俺は、この関係に結末を付けようと提案した。一年間一切会わずに考えて、翌年の同じ日に想い出の野草の丘に二人共が来たら、その時は「結婚しよう」と。
約束の日、俺は迷いながらも高原へと向かう。奈緒も来ていた。でもお互いに決心はまだ付いていない。雨の野草の丘からペンション「天の星」まで歩いて、ご主人の天野さんの計らいで一夜のモラトリアムを得ることになった。一緒に夕食をとって、天野さんと三人で和みながらも、夜は更けてゆく。
ツインの部屋に戻っても、やはりいつものように、「あなたは必要だけれど近付きすぎないで」とダブル・バインドなメッセージを送ってくる奈緒。それに合わせてしまう苛立たしい自分。夜中についに抱き寄せて口吻を交わすと、「ありがとう」と奈緒は意外な言葉を発した。でも彼女は体をほどいて「そろそろ寝ましょう」と笑った。
翌日、旅立って三度(みたび)野草の丘に立ち寄り、二人はもう恋人ではいられないけれど、でも一生関係を切らないで置こうね、と約束する。そして単線の終点駅で別れた。
その後インターネットの時代になって、奈緒とはメールで簡単にやり取り出来る様になった。でも二人は「ヤマアラシ」同士、近付きすぎればお互いの針が体に刺さる。二人には二人の距離感があるのだ……。
この春、奈緒から結婚した事を聞かされた俺は、一人また想い出の野草の丘へ行こうと思い立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-06 04:44:45
13205文字
会話率:41%
年をとった祖父と大きくなった孫。祖父の家を訪ねた孫は彼の老いを感じて・・・。孫のやるせなさ、無力感を物語にしてみました。
最終更新:2010-02-01 02:32:41
6567文字
会話率:13%
風俗店店員の相田学、風俗嬢の柳沢華歩は不思議な距離感で同棲している。それぞれの人生は基本的に平行線だが、時に必然性をもって交差する。主人公の相田学は、同級生の早川和馬、原田夏美との奇妙な三角関係の中で独特の恋愛感を形成していった。今、純愛か
ら最も遠いような職業の学と華歩は、実は最も愛に生き、そして生かされている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-25 15:12:09
43223文字
会話率:45%
ある男と年の離れた少女のお話。恋人でもない、家族でもない、微妙な距離感のある2人。それは片方の失われた過去に原因があった。彼女が『白紙』となった理由、そしてこれから。男の視点で語られるちょっとした切ないお話。
最終更新:2008-09-11 01:53:38
5179文字
会話率:38%
「大丈夫なのかな。私は帰ってもいいのかな、あの家へ。」家族愛+ちょっと恋愛。思いあって空回り――父親と娘の微妙な距離感のじんわり物語。
最終更新:2008-07-03 22:35:20
8060文字
会話率:36%
恋人との距離感や、別れ際の切なさ、寂しさ‥少しでも何か感じて頂けたらと思います。
最終更新:2008-04-18 21:30:21
639文字
会話率:0%
高校1年生になった佐倉理子。なんとなく選んだ高校で、なんとなく行われた入学式での自己紹介で、室岡尚志の声だけが妙に耳に響いた。最初はただの友達。だけど、いつしか彼の事が好きになっていく理子。でも彼には彼女がいた。友達以上になれない微妙な距離
感の中で、切なくもどかしいこの恋は、理子の高校生活そのものでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-09-09 16:58:36
57174文字
会話率:20%
付き合っている二人が喧嘩した。そして距離をおくことになった。付き合うってなんだろう。好きになるってなんだろう。本当にわかってて、人と付き合っているのだろうか?
最終更新:2007-07-20 01:07:32
1771文字
会話率:0%