20歳の誕生日、レオは2人の世界征服をもくろむ女性に襲われ、殺された。レオも何もしなかったわけではなく、敵から奪っていた転生の能力を発動するが、そのときに呪いをかけられてしまう。その呪いは『レベルアップ不可の呪い』。レオは転生先の世界で、レ
ベルアップができなくなってしまう。それでも転生したことでレオンへと名前を変えたレオは、前世の知識を使いつつスキルや、職業を獲得していき、強くなっていく。
だが、ある日転機が訪れる。前の世界と同じように、世界征服のために異世界から敵がやってきていることが分かるのだ。レオンは前世で自分を殺した2人によって警戒される対象となり、排除の対象とされていた。自分の正体を隠しつつ、レオンは世界征服を止めるために動き出す。異世界から送られてくる兵たちは強敵ばかり。レベルアップすることのできない中で、レオンは異世界の兵たちに勝利し、世界を守ることはできるのだろうか?
レオンは最初こそ敵に1人で立ち向かうが、しばらくすると敵の数の多さが自分で1人では対応できないほどだと知る。そこで、レオンは他にも世界征服に対応できる仲間を作ることにした。だが、異世界の敵にこの世界の最強と言われる人たちが次々とやられており、自分が育てるしかないと確信する。しかし、国のトップはすでに異世界の侵略者たちに操られており、表だって活動することはできなくなっていた。レオンは裏の組織を作ることになる。少しずつ強くなり、増えていく仲間たち。しかし、数が増えると敵のスパイにも計画せねばならず、少しずつレオンの心に負荷がかかっていく。
レオンが壊れるのが先か、それとも敵を全て倒すのが先か、ほとんど負けが確定したような不利な戦いが始まることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 15:01:20
12080文字
会話率:26%
英雄が多数生まれ、強い魔物のいない平和な世界。
その世界を眺めていた戦神は一言「飽きたな」と呟いた。
彼はこの世界には悪役が足りないと考え、別の世界にいた『生まれ損なった魔王』をこの世界に転生させた。
だがそれを知った叡智の神はブチ切れ、戦
神に説教をした後転生させた魔王を見せるように言う。
大人しく彼に従った戦神は、しかし次の瞬間おかしな光景を目撃する。
「こんなに愛らしい子が笑わない世界なんて滅ぼそう」
それは魔王を見た叡智の神が言った先ほどまでとは180度異なる言葉と、その腕にいる魔王になる赤子の姿。
一体どうしてこうなった。
わけがわからないまま、戦神は「転生させた責任を取れ」という叡智の神の言葉によって彼と共に魔王を育てることになった。
20年後、立派な魔王に育った彼は世界を滅ぼすために旅立ち、それを見送った神々はいつ帰ってくるのかと彼の活躍を見守りながら彼の帰りを首を長くして待つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 18:03:14
5221文字
会話率:39%
ラミアは歳を取らない吸血鬼の少女。人間と共に暮らし、いつか人間の様に歳を取りたいと願い、謎を解明する為、霧の王国を探していた。そんな最中、集落が山賊に襲われ、三歳の男の子を残して全滅する。フィルというその子を育てることを決意したラミアは、大
人になったフィルとの別れを決意するが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 12:43:03
18321文字
会話率:41%
はるか昔、この地球に栄えていた超古代文明。
北海道・摩周岳の麓で、その遺跡が謎の巨大な竜の化石と共に発見される。
同じ頃、旭川市に住む少女・栗原未玖は、道端で小さな赤い竜の子供を拾って家に連れ帰り育てることにした。
やがて夕張に出現する、お
ぞましい怪物のような姿をした正体不明の飛翔体。
未玖の危機を察知したかの如く、彼女に育てられた真紅のドラゴンは眠りから覚めて再び姿を現わす。
現代に蘇った二大怪獣の死闘が、北海道の大地を舞台に火蓋を切った!
特撮怪獣映画のような迫力満点の巨大モンスターバトル小説、どうぞご堪能下さい。
◆この作品は今後投稿予定の長編ファンタジー小説『レオサーガ』の外伝・スピンオフ作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 15:17:51
67434文字
会話率:52%
復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる
復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる復讐してやる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 00:07:53
1054046文字
会話率:31%
一二歳になってすぐに、ルーシア・トレムは人買いに売られることになった。親がギャンブルで大負けしてこさえた借金を返すためという、最低な理由で。
しかし、ルーシアはそのことを悲観することはなかった。
親と縁を切る好機とさえ思っていた。
なぜなら
ルーシアは、父、母ともにどうしようもないクズだということを知っていたから。
そんなドライな彼女にも、一つだけ気がかりなことがあった。
それはただ一人の友達である、クロエ・クロームと別れなければならないことだった。
クロエに無用な心配をかけさせたくなかったルーシアは、ここから遠い地にいる金持ちの家で下働きすることになったと嘘をつき、再会の約束を交わした。
その後、ルーシアは人買いに売られ、さらにその人買いを介して、全く予想だにしなかった〝者〟に売られることとなった。
その〝者〟とは魔族。
魔獣を使役し、今この時も人間の領域に侵攻を続けている人類の天敵だった。
ルーシアを買った魔族は、ルーシア以外にも同じような境遇の子供たちを買っていた。
五年後に現れると予言されている、勇者を殺す刺客に仕立て上げるために。
子供たちの中で、刺客になれる者はたったの一人。
さらに、勇者殺しを達成した暁には、自由と莫大な報酬を与えるとのことだった。
刺客に選ばれた場合、勇者を殺すために必然的に人間の領域に戻ることになる。
報酬云々よりも、クロエとの再会の約束を果たすチャンスを得ることができるという点に魅力を感じたルーシアは、刺客になるために魔族が課した地獄のような訓練に臨んだ。
そして五年後。
見事刺客に選ばれたルーシアは、勇者を殺すために人間の領域に舞い戻るのであった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-24 20:36:24
13178文字
会話率:14%
度重なるイジメで心身が摩耗していた高校一年生、新野翔太(にいの しょうた)は、ここから飛び降りたら楽になれるという一心でビルの階段を昇り、屋上へ出た。
そこで目にしたのは、翔太と同い年の少女、夏木海玲(なつき みれい)が、今まさにビルから飛
び降りようとする瞬間だった。
まさか先客がいるとは思わなかった翔太は、パニックに陥りながらも咄嗟に海玲を助けてしまう。
結果的に死に損なった二人は、「自殺しようとした」という普通ではありえない共通点から、互いに興味を持つようになり……。
これは、一度は死を望んだ二人が、惹かれ合い、苦難を乗り越え、やがては幸せを手にする恋の物語。
※カクヨムにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-29 00:04:14
93298文字
会話率:26%
『寝技』スキルを極め「関節技で竜を絞め殺した」トラリオン・ボルタ。しかしアラフォーになり体力気力ともに衰えると、冒険者ギルドを追放されてしまう。
「3号(リス)を預かってくれ」仕事代わりにと魔導兵器開発局の魔法師から託されたのは、暴れる謎の
少女、リス・チュチュリアだった。トラリオンは荒ぶるリスをあっさり鎮圧。渋々ながら同居生活を始めることに……。素行の悪さに手を焼きつつ、トラリオンはリスと次第に心を通わせてゆく。鍛練と冒険の日々は、居場所の無いリスにとって賑やかで楽しい日常へと変わってゆく。やがてリスの秘められし力、最強スキル『竜喰らい』が覚醒。運命の歯車が回り始める。次々と襲来する刺客たち。それはリスと同じ――魔導人造生命体としての宿命を背負った少女たちだった……!
「最強スキル? 知るか! リス、お前は人並みの幸せを掴みやがれっ!」
闘いと日常を繰り返しながら、二人は「本当に大切なもの」を見つけることができるのか――。
【お楽しみポイント】(本作のオススメ★)
★オッサンのスキルが渋い『寝技』、関節技を駆使して魔物や敵を絞め殺すぞ!
★リス・チュチュリアは生意気なメスガキヒロイン、教育的指導が必要だね♪
★オッサンには夜だけ活動する怪しい「嫁」がいる。リスには手を出さないよw ハーレム嫌いなみんなも安心だね!
★過酷な運命に翻弄される……かに見せかけて師弟コンビで粉砕!「ざまぁ」するぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-26 15:35:32
310747文字
会話率:46%
侯爵令嬢ルシールは第二王子マティスとの結婚を目前に、マティスとその後ろにピタリと寄り添う侯爵令嬢メレーヌに、貴族の住む貴族島から突き落とされ殺されかける。
死を覚悟したが地面に激突する直前、守護獣のスクルに助けられルシールは一命を取り留める
。落ちた先は平民地にある守護獣牧場。そこで守護獣を育てるアドルフと、牧場の共同経営者エティエンヌと一緒に暮らすことになり――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 19:35:47
100403文字
会話率:51%
貴族の長男として生まれたハルキ・アルストロメリアは、貴族なしからぬ教育を受けてのびのびと育ち、無時学校へと通う事となった。
学校に通う理由はただ一つ。立派な貴族になるため。
ただこの学校は別に貴族の育成をしている学校ではない。というか
、貴族ではなく戦士を育てるための学校と呼ぶ方がしっくりくるほど、学ぶ事はちがくて。
勿論そんな事はハルキも理解している。なにせ、この学校に来たのは、貴族になるためではなく、ある人物を超えるためで…。
笑い無し涙なし、殆ど何も詰まってない貴族育成物語、始まる予定です。
※この物語は『すばらしい世界を楽しむ~魔法『生成』が万能なので、楽しむだけ楽しんでみた~』の続編にあたる作品だったりします。別に知らなくても楽しめますが、知ってたらちょっとだけ楽しめたり楽しめなかったりするはずです。よければそちらの方も是非。ってか前作主人公が出しゃばってきます。私にも制御できません。知ってる方が楽しめる気がします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 23:18:25
133172文字
会話率:56%
遥か昔、突然変異種として現れた「人外」は人間社会から追放された。
不満を溜めた人外たちは結託し、人間との全面戦争を起こした。
数の多い人間たちが勝利すると思われた戦争であったが、人外の圧倒的な強さにより戦況は停滞。
悲惨な世界の状況
を見た女神、アステリアが大海原に島国を創造し、大結界を貼ることで幕を下ろした戦争だったが、何百年もたった今でも人間たちは島に侵攻してくる。
そんな人間たちから島国を守る兵士になるため、人外たちはとある高校に入学する――
兵士を育てる国唯一の高校、干城高校に入学した人間、柊真人が島国を守る立派な兵士になるため、十一名のクラスメイトとともに日々努力する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 22:03:22
2843文字
会話率:29%
多くの人間が仕事を失い、代わりに表現者として新しい物語=噺を大量に消費する、噺消費社会。噺木を育てる噺農家の私は、妻・ミェナとの関係に悩んでいた。ある日、喧嘩の末に家を飛び出したミェナが交通事故に遭い、植物人間となってしまう。自分の行いを悔
やみ、悲しみに暮れる日々の中で、無意識下のミェナと話す、禁断の方法を思いつく。孤独な私は、無意識と舞うミェナの姿を幻視した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 10:23:11
10073文字
会話率:50%
妻に先立たれ、一人息子を不自由なく育てる事を使命のように感じていたサラリーマンの主人公が、部下の一言から一人でのキャンプを通して色々考えたり、人生を振り返ったりしながらソロキャンをする小説です。
最終更新:2022-01-07 23:51:45
11505文字
会話率:27%
「今年の冬は、流れ星を育てることになりました」先生はそう言ったけど、流れ星の種ってどうやって育てるか知っている? 流れ星の種を拾った時には、ぜひ育ててみてくださいね。
小学校低学年向け(ルビは振っていません)
冬の童話祭2022
最終更新:2022-01-03 09:22:20
2588文字
会話率:40%
よくある婚約破棄。そして断罪。
伯爵令嬢セイラは無実の罪で謎の大陸に追放される。
ただ違っていたのは神の力で「現代●業」(なぜか読めない)が出現したこと。
それとセイラの実家がヒャッハー騎馬軍団だったこと。
トラクター、コンバイン、軽トラ!
農業機械を駆使し田畑を開墾し、作物を育てるのだ!
この物語は謎の大陸でセイラと仲間たちが農業と開拓に明け暮れる話である。
あと実家の騎馬軍団の活躍と可哀想な王子の末路も。
※「残酷な描写あり」タグは害虫駆除シーンがあるためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 21:52:43
57110文字
会話率:31%
しっぽと角のある変な子どもを市場で買ったことで、主人公の人生が動いていく話。
最終更新:2021-12-28 17:15:11
982文字
会話率:38%
隆二と、阿久根、富士子は、富士子を長とする特務課の刑事である。
優秀だが、思い込みが一方的で、こだわりが強く、短気な隆二。虚弱体質で、小さな時からいじめられて世渡りを憶えた、要領をかます阿久根。同じくその外見と行動で、男性社会からつまはじ
きにされがちな富士子。
特務課と言っても、何でも屋の窓際族で、とっくに出世コースからは外れている。彼等の仕事は、雑用が主。あとはほかの課の手伝いなどをしている。
三人のチームワークも良くはない。全員がそれぞれにマイペースで、ことに隆二と阿久根はそりが合わないのである。
名探偵のように名推理をするわけでもなく、刑事ドラマの刑事のように、執念深く犯人を追い詰めてゆくわけでもない。仕事は仕事と割り切って、そこそこのかかわりを保っている。ある意味、何処にでもいる普通の落ちこぼれ達なのだ。
そんな三人の元に、ある重要事件が舞い込んだ。
被害者は中年男性。刃物でめった刺しにされて発見され、一命はとりとめたが、その口から証言が得られる状態ではない。取り敢えず病院に赴いた特務課を翻弄するように、同じく病院に向かったという、ある宗教団体の会員である、その男性の妻が行方不明となってしまう。
犯行現場からは、証拠らしきものがなかなか出てこない中で、捜査の手掛かりはその娘である、一人で障害を抱えた娘を育てる、シングルマザーの祥子から得るようになるが、その祥子の様子も何となく普通ではない。
少し前に、過労で倒れて以来、脳に障害を負ってしまい、それまでの人格ががらりと変わってしまったのだ。
以前は良い母親、良い娘だった祥子は、今や自分の周囲の人間を以前のように愛せなくなってしまっている。そのことは、自分でもわかっているのだ。その葛藤は、祥子を徹底的に苦しめる。
祥子の娘、凜は障害を抱えた、幼稚園に通う小さな子供である。大好きなのは、母親の祥子だ。その祥子の様子が、変わってしまったことに気が付いている。そして、怖れている。
そんなある日、母親の祥子は、娘の凜を家に閉じ込めたまま、出て行ってしまった。何日も帰宅せず、次第に弱っていく凜。
特務課の落ちこぼれ達は、それぞれのやり方、それぞれの想いで、この家族に関わっていくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-28 00:00:00
67333文字
会話率:21%
隆二と、阿久根、富士子は、富士子を長とする特務課の刑事である。
優秀だが、思い込みが一方的で、こだわりが強く、短気な隆二。虚弱体質で、小さな時からいじめられて世渡りを憶えた、要領をかます阿久根。同じくその外見と行動で、男性社会からつまはじき
にされがちな富士子。
特務課と言っても、何でも屋の窓際族で、とっくに出世コースからは外れている。彼等の仕事は、雑用が主。あとはほかの課の手伝いなどをしている。
三人のチームワークも良くはない。全員がそれぞれにマイペースで、ことに隆二と阿久根はそりが合わないのである。
名探偵のように名推理をするわけでもなく、刑事ドラマの刑事のように、執念深く犯人を追い詰めてゆくわけでもない。仕事は仕事と割り切って、そこそこのかかわりを保っている。ある意味、何処にでもいる普通の落ちこぼれ達なのだ。
そんな三人の元に、ある重要事件が舞い込んだ。
被害者は中年男性。刃物でめった刺しにされて発見され、一命はとりとめたが、その口から証言が得られる状態ではない。取り敢えず病院に赴いた特務課を翻弄するように、同じく病院に向かったという、ある宗教団体の会員である、その男性の妻が行方不明となってしまう。
犯行現場からは、証拠らしきものがなかなか出てこない中で、捜査の手掛かりはその娘である、一人で障害を抱えた娘を育てる、シングルマザーの祥子から得るようになるが、その祥子の様子も何となく普通ではない。
少し前に、過労で倒れて以来、脳に障害を負ってしまい、それまでの人格ががらりと変わってしまったのだ。
以前は良い母親、良い娘だった祥子は、今や自分の周囲の人間を以前のように愛せなくなってしまっている。そのことは、自分でもわかっているのだ。その葛藤は、祥子を徹底的に苦しめる。
祥子の娘、凜は障害を抱えた、幼稚園に通う小さな子供である。大好きなのは、母親の祥子だ。その祥子の様子が、変わってしまったことに気が付いている。そして、怖れている。
そんなある日、母親の祥子は、娘の凜を家に閉じ込めたまま、出て行ってしまった。何日も帰宅せず、次第に弱っていく凜。
特務課の落ちこぼれ達は、それぞれのやり方、それぞれの想いで、この家族に関わっていくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-27 00:00:00
50460文字
会話率:17%
些細なきっかけで始めたフェアリウム。それが、私の運命を変えることになった。
フェアリウムというのは、御伽噺にある妖精に似た植物を育てる趣味のことだ。入門書に従って育てたはずなのに、なぜか私が育てた妖精はどうにも非常識になるらしく。
※
とりあえず投稿です。続きは未定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 01:39:16
6060文字
会話率:38%
魔法を使うには世界と契約をすることが必要。世界が契約を許すのは美しいモノだけ。
魔法が使えるようになった彼らは、ルールに縛られながら、それでも自分の信念を貫くために長い時間を生きていく。
人間もそれ以外も、自らの願いのために生きている。
何
処かで聞いたことのある魔女たちがのんびりとお茶会をする話。
海で生まれたサメの人魚が、陸で恋をする話。
恋を知りたい魔女が赤ん坊を攫って育てる話。
硝子の靴を手に入れた女の子が運命に出会う話。
氷の城に春が来る話。
などなど、色々な童話から着想を得て、出て来る登場人物の名前や境遇を悪魔合体した作品です。
随時、話を出すたびにあらすじに追加してきます。今とりあえず出す予定の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 20:00:00
18468文字
会話率:42%
甘いスイカを作るには、ひとつの実に栄養がいくようにほかの実を減らします。たったひとつだけを甘く、美味しく、大切に育てるために。
最終更新:2021-12-23 00:18:04
5763文字
会話率:52%
地球ではないどこかでお爺さんと小鳥がお星さまを育てるお話です。
最終更新:2021-12-21 19:37:57
1547文字
会話率:32%
エイン・スタイナー。モンスターをこよなく愛する冒険者だ。
ある日。エインは未開のダンジョンで不思議な卵を発見する。珍しいモンスターの卵だと思った彼は、卵を孵化して育てようとそれを持ち帰ってしまう。
フィルト博士の協力の元、卵を孵すことに成功
したエイン。
しかし、生まれたのは頭に『角』が生えた『亜人』の女の子だった。
亜人の子に『ルイ』という名前を付け、エインは親として彼女を育てる。
エインは知らない。このルイの出会いが、彼の運命を大きく変えることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-18 16:09:23
26329文字
会話率:49%