──その子は、生きるために水を飲んでいた。
密かに自分だけの秘密基地としていた夕暮れの体育館裏で、水瀬有朱は、ペットボトルに詰めた水を必死に飲んでいた少女、小日向結衣と出会う。
生きることは難しい。人の心に踏み入ることもまた同じ。
そ
れでも、有朱は世界の壁に、回り続ける歯車に爪を立てるように、結衣と明日にかける約束をメロンパンに託して、秘密基地を後にする。
これは、生きることにもがく少女たちの、小さな出会いのお話。
※pixiv様との複数投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-15 21:31:17
5763文字
会話率:28%
夕暮れの海を見つめ、感傷に浸っていたら時空の歪みから異世界に引っ張り込まれてしまっていた‼︎
目を覚ますと、世界を救うと言われる『漆黒の君』候補になってしまっていたので、咄嗟に名乗ったリリー・シュヴァルツとしてローズブレイド王国で生きて行
く決意を固めた。
自らが本物の『漆黒の君』なのか確証が得られないまま…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 18:00:00
41138文字
会話率:34%
日曜日の午(ひる)下がり、いつものバーで午下がりのビールを2杯飲んだあとの散歩。夕食の時間までと区切った中での長い散歩は、月曜を持つ身の上にはちょうどいい贅沢な時間。
ハッとするくらいの綺麗な親娘、小路の中の解体現場、後期高齢者の大将、
黒猫、魚屋、力強い鍵盤の音など、短いオムニバスに並べてみました。
日曜の晩酌前にでもお読み下されば幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 09:33:51
4914文字
会話率:0%
最近身の回りで起きてた奇妙な出来事。いつもその中心には黒猫が居た。俺はその黒猫の手伝いとして、想像したものへ変身できる能力を手に入れた。だけどそれは夕暮れから夜まで限定の能力で……。
最終更新:2020-10-08 23:14:27
657文字
会話率:34%
青春の憂いを思い出したい人に...
最終更新:2020-09-28 20:45:04
255文字
会話率:0%
ほおずき市があると、夏が近づいてきたという気持ちになる。その頃には空気がねっとりと重くなり、湿気をはらんで少し甘い香りがする。あ、夏がくる、と思う。
彼と一緒にほおずき市にいった。近所にある大きな神社で行われている。神社に近づくにつれ、
すでにほおずきを手にした中年の男女とすれ違う。これからほおずき市にいこうと、私達と同じ方向に歩いている人達もいる。
浴衣を着た女の子に目をとられながら歩いていると、あっという間にすれ違うのも一苦労というほどに人が増え、夕暮れを吹き飛ばすような暖色の明かりがあちこちを照らしている神社にたどり着く。
神社の境内に入ると、鉢に入ったほおずきがずらりと並べられ、威勢のいい声が上がっていた。鮮やかな橙色のほおずきがひしめき合い、次々に売れていく。少し離れたところに、焼きそばやチョコバナナなど、お祭りではおなじみの出店も並んでいる。子供たちが親の顔を見上げて、自分が欲しいものを指さして見せている。
「行っちゃうよ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 16:00:00
3014文字
会話率:26%
季節と時間外れの詩です。夕暮れ時の田舎のひとこま。
最終更新:2020-09-19 10:21:12
266文字
会話率:0%
「どうして大人になると子供のころにできていたことができなくなっちまうんだろうな。どうして大人になると純粋に夢を追えなくなるんだろうな。はは・・・・。」
仕事終わりに一人悲しそうに笑いながら酒を飲みながら初夏の夕暮れに染まった沼津の海を眺める
のだった。それは儚く今にも闇に飲まれてしまいそうな暗い暗い夕暮れだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-17 19:25:38
34544文字
会話率:65%
この作品は私個人が日々に感じたことを夕暮れの時間に見出した物です。
共感してくれる人が多ければ幸いです。
最終更新:2020-09-07 00:57:24
405文字
会話率:13%
「ねぇ、見たいんでしょ?」
夕暮れの教室でスカートを摘まみ上げるクラスメイト。山崎小百合。
状況が掴めない中、翻弄される青木直也は彼女の足元から目が離せないでいた。
はやく。
はやく。
全部見せろ!
健全な男子高校生とスカートの中を見せ
ようとする女の子の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 23:48:55
3713文字
会話率:16%
夕暮れの夏、甘酸っぱい一幕。
最終更新:2020-09-06 23:01:52
2149文字
会話率:44%
白血病を患っている高校2年生の岩井圭人。複雑な家庭環境の中、心を病んでしまい、病院の屋上から飛び降り自殺を図る。しかし、その瞬間、頭がフラつき、『その人』の声がして俺は意識を失った。。。
異世界へ転移した高校生岩井圭人は何故、何の為に転移さ
せられたのか、そして『その人』に会う為に、その世界の真相へと足を踏み入れることを決意する。そこには一体何が待ち受けているのだろうか。
※グロい描写があります。(予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 19:55:52
3276文字
会話率:13%
隠蓑高校3年生帰宅部の無孤星は卒業式を終え、夕暮れ時の教室にいた。
親友を集め、担任である杏子笑美と恋人になった事を伝える。
二人の事を高校入学時から知っていた親友達から祝福されるかと思いきや、各々得物を手に襲いかかってきた。
星は鞄の中
から拳銃を取り出して反撃する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-31 00:28:15
2822文字
会話率:18%
ガソリンスタンドで働くBさんは、隣接する交差点に供えられた花束が気になっていた。ある夏の日の雨降る夕暮れ、その花束に異変が起こる。雷光の間でBさんが見たもの、とは。
最終更新:2020-08-30 22:25:26
2676文字
会話率:50%
夕暮れの浜辺で思いがけず出会った『彼』は、俳優としてデビューを控えたイケメン青年。一般人とは住む世界が違う彼に対し、私は叶うはずのない恋心を募らせていく……。
最終更新:2020-08-30 20:27:09
7483文字
会話率:30%
『目眩がするほどに晴れた空も、見惚れるほどに鮮やかな夕暮れの色も、夏の夜に咲く美しい火の花も、鬱陶しいような夜祭りの喧騒も、夢に見るあの思い出も、夏のすべて、すべてを、消えてしまえと願った。』
最終更新:2020-08-27 09:07:29
10080文字
会話率:62%
夏、真っ只中の8月10日。
夕暮れ時になり、遊んでた友達と別れて家に帰る途中、木々の間に奇妙な道を見つける。
「こんな道あったっけ…?」
興味本位で足を踏み入れると、
急に強いめまいが襲い、目の前が真っ暗に…。
「 ! ? 」
意識を取り戻した俺は、
周りの光景を見て、衝撃を受けた。
遠くに見えるのは、天を貫く一点の光のような、超高層の建物。そして、その建物を取り囲むようにそびえ立つ、赤黒い不気味な光を放つ3つの塔。
その麓ふもとには、深くまで、屋台や住居のようなものが煌々と灯りをつけてひしめいていた。
そこはまるで"異世界"だった。
異世界と言う名の迷宮に迷い込んだ
この物語の主人公「上野スズヤ」は、数々の謎を解き、元の世界への道を切り拓くことが出来るのか?
この世界の真実を知ったとき...
主人公の運命は……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 19:49:52
1646文字
会話率:28%
夕暮れ時、人気のない道を歩いていると前からマスクをした女が近づいて来る。
「私、きれい?」
どちらの答えを出そうともこの女から逃れる事はできない。
口裂け女は今日も人気のない道で、誰かが通りかかるのを待っている。
そして彼女は運命の出会いを
果たし…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-16 17:02:13
1126文字
会話率:19%
この世に自分は不要と悟った少女は、夕暮れの赤に染まる世界の中、一人静かに歩いていく。昼と夜が交差する逢魔が時、数歩先に広がる夜に向って、少女はひたすら歩みを進める。
夜を受け入れ、身を任せようとする少女は、突然後ろの昼からの声に歩みを止める
。
振り向くと、場違いな笑顔で、手を差し伸べる一人の男の姿があった。
「よかったら話をしないかい。そんな危ない所に立ってないでさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 13:11:37
12200文字
会話率:49%
一九四七年二月二十七日,台北迪化街で闇煙草を売っていた林江邁は夕暮れ時闇煙草の取り締まりにあってしまう。取調官への反抗がやがて台湾全土を巻き込んだ民衆蜂起二二八事件へと発展していく。
最終更新:2020-08-12 21:11:24
7690文字
会話率:21%