聖剣。それは確認されている限り世界に一振りしかない出自不明の剣であり、太古の遺跡で発掘された。同時期に台頭してきた魔族や魔獣の魔力のみを断ち切るその剣は聖者にしか扱えず、人類はこれを聖女に持たせ勇者一行として魔王討伐に向かわせるも敗北。転
移魔法で難を逃れた聖女のみが生還するという事態に
日々勢力を拡大する魔族との戦いに苦しむ人類は事態を好転させるために、世界を大きく揺るがすこともできるとされる神獣に助力を求める事とした。その使者として選ばれたのが神聖魔法を使える唯一の存在である聖女であった。聖女であれば魔王討伐は叶わぬとも、自身の身を守りながらも神獣がいるとされる大陸を自由に歩き回れると考えたのだ。
弱冠八歳で聖女として認められ勇者一行として遠征に出ていたその娘は、更なる魔術の探究が必要だと魔術学院に進学し、魔力が切れた時の対処に剣を扱う必要があると剣術指南の学校に通い、つらく長い旅の知識を身につける必要があると行商人から実務講習を受ける。2度目の遠征予定から十年以上が経ち、これ以上の時間稼ぎができないことを悟った聖女は意を決してその大陸に足を踏み入れるも、1度目の遠征を遥かに凌ぐ過酷な環境となっていることに絶望し、有り余る知識と時間を総動員して生み出した異世界まで範囲を広げた転移魔法でその身体を残して逃亡した。
突如異世界に飛ばされたヒマリは、人類の存亡を背負う立場になっていることに驚愕するも、受験や現実でのしがらみから解放されたこの状況を逆に利用するため商人になりすまして悠々自適な旅をすることを決意する。しかし、魔の者を一振りで無力化できる聖剣があまりにも強力であるために、ちょっとした人助けが積もっていくことで結果的に世界に平穏をもたらしていくことになる
アルファポリス、カクヨムでも投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 17:25:03
37012文字
会話率:42%
※第二章完結しました。
※評価、ブクマ、感想お待ちしています。
大学を中退して竹細工を作っては近くの道の駅で売るというフリーターもどきの生活をしていた竹田武人(たけだたけと)は日課である実家の竹山散策の途中に謎の穴に落ちてしまう。
いつ
果てるとも知れない落下で気を失った彼が次に目にしたのは金髪のお姫様だった。
お姫様から魔族との戦いで劣勢に立たされている人類を救う勇者になってほしいと頼まれた武人はとりあえ異世界に来る時に手に入れた召喚魔法をその場で見せることになったのだが、召喚に応じて無数に生えてきた竹によって王宮は機能不全に陥るほど破壊されてしまう。
あわや処刑というところを何とか流刑で許してもらった武人は監視役の近衛騎士カトレアと王都を後にし辺境の村へ向かうことに。
だが旅に同行したカトレアは次第に知ることになる。
竹で王宮を破壊したインパクトの陰に隠れた武人の本当の力がとんでもないものだったことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-02 16:39:40
714187文字
会話率:47%
魔族との戦いを経て、仮初めの平和ながらも人々は生を謳歌する。その平和は、勇者をはじめとした英雄たちの死で築かれたものだった。その戦いで唯一生き残った英雄、重戦士キルレートは、魔族との融和の橋渡しに尽力しながら、冒険者ギルドの重鎮として、平和
を守っていた。ある日、彼の元に、とある少年が訪れる・・・。
/一応ヒューマンドラマとしています/寝取られ描写があります/ちょっと残虐なシーンがあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 14:07:36
14272文字
会話率:1%
アルフェクト大陸では、かつて人類の存亡をかけた魔族との戦いがあった。
魔族の圧倒的な力を前に人類は敗北を積み重ね、滅亡があと一歩まで迫っていた。
その時、戦いを勝利に導いた勇者があらわれた。
神から授かったとされる力で魔族を倒した勇者は、
大陸の覇者として平和を築く。
彼の子孫たちは大陸の4つの国に散らばり、以後、勇者として魔物の脅威から民を守っていった。
それから約200年の時が流れ…
漆黒の勇者 アシュリー・アル・ルフリン
真紅の勇者 エンティーナ・アル・ヴィエント
紺青の勇者 ファナン・アル・ユークレイド
黄金の勇者 レブライト・アル・トープグラム
勇者の子孫である主人公たちに、新たな魔の手が忍び寄る…。
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-15 21:00:00
82048文字
会話率:30%
三百年前、人族と魔族の間で戦争があった。
勇者と魔王が世界を滅ぼしかねないほど戦い、
数え切れないほど戦ったある時、
二人は相打ちをし、人族と魔族が停戦協定を結んだ。
だがその戦争では両者共に大きなものを失い、
人族は夜を盗られ、月を破壊さ
れ常に朝の世界になってしまった。
魔族は鉱山地帯を盗られ、残るは山岳地帯だけとなった。
停戦協定締結から約三百年の月日が流れた。
人族はいつか起こりうるだろう魔族との戦いに恐怖したが、
その恐怖取り払う新たなる力を〈天神〉から授かった。
魔族もまた人族との再戦を恐れたが、
それに立ち向かうため、新たなる力を〈魔神〉から授かった。
そんな世界に召喚された〈神崎 相馬〉
彼は召喚されたとき〈龍人〉により世界でただ一人の力を授かる。
その名も〈龍音〉その力は天神・魔神に授けられた力を狂わせる中和の力がある。
これはこの腐った世界に召喚された一人の少年の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 23:11:07
6549文字
会話率:28%
勇者パーティの一員である魔術師エルヴェ。二十二歳。
剣士なのに前衛の役割をこなせない、勇者の尻拭いをする苦労の日々を送っていた。
そんなある日、魔族との戦いで放たれた魔術を喰らい、エルヴェは死にかける。
何とか全力で抗った結果、一命は取り
留めたものの。
何とエルヴェは見た目十歳程度の美少女になってしまった。
おまけに勇者からはその事を理由にパーティを追放されてしまう。
途方に暮れたエルヴェは王都に出戻りすることを余儀なくされた。
体が小さくなったとは言え、魔術師としての経験は忘れていないエルヴェ。
可愛らしい見た目に反して強烈な魔術を使い、襲われていた王女様を助けたり、魔族から王都の市民を守ったり。
その見た目と相まって、気付けば有名になっていく。
一方、勇者は今まで尻拭いしてくれたエルヴェがいなくなり、失敗続き。どんどん転落していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-06 07:13:27
155660文字
会話率:33%
「今のうちに喜んでおけばいいさ、絶頂の先にあるのは下り坂だ、僕がその先へ蹴り落としてやる。忘れるな、おまえたち全員が共犯なんだから──」
「街づくりからはじめる世界平和!」──人間と魔族の戦乱が続く異世界へと転移させられた主人公は魔族との
戦いからとっとと逃げ出して、まったく異なる道を選択する。
不毛な戦争を終わらせるために種族の垣根を越えた街をつくって、そこから平和へと繋げようという壮大なプラン。
思っていたよりも順調に進む街づくり計画。人間と魔族共存に向けて小さな光が見え始める。
だが、それは一晩にして滅ぼされてしまった。
しかも、それは勇者──一緒に異世界に転移してきたクラスメイトたちの手によって。
「大切なものを全部奪っていったおまえたちを絶対に許さない」
復讐を決意し、新たなる一歩を踏み出す主人公。
「おまえたちからもすべて奪い取って叩き落としてやる──」
これはそんな反逆の物語。
※「カクヨム」にも同タイトルで掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-13 20:00:00
147668文字
会話率:41%
「レオン、お前は有罪だ。反論の余地はない」
突然宣告された有罪判決によって、祓魔師(エクソシスト)のレオンは一方的に国外追放されてしまう。
レオンが追放された先は、ルージュ・デザライト。悪魔族の住処とよばれ、食うか食われるかの
弱肉強食の世界だ。
国で最強の祓魔師だったレオンは、襲いかかってくる悪魔族を倒し、魔物を食糧にして飢えを凌いでいた。
そこへ美女の上位悪魔、ベリアルがやってくる。縄張りを荒らした償いで、下僕になれと言われ、断ると怒り狂って襲いかかってきた。しかし、あっさり倒してしまう。
すると倒したベリアルから、下僕になるから助けてくれとお願いされる。契約して願いも叶えると言うのでOKしたら、思いきり懐かれてしまった。
これが大魔王への一歩だった。
一方、冤罪によってレオンを追い出した主犯のシュナイクは、レオンが抜けて大きく戦力ダウンし、悪魔族との戦いに苦戦していた。
シュナイクたちはジワジワと、最後には大きく没落していく。
そしてーーーー
「ていうか、俺ヴェルメリオには帰らないぞ」
「………………は? 何で?」
「大魔王に転職したから、祓魔師は副業なんだよ。それにな、正直、超高待遇すぎて、もう戻れない」
最強の祓魔師だけど、どこか抜けてるレオンと、超絶腹黒だけど、見た目は天使な双子の弟ノエルの無双物語。
第二章ブルトカール編から、ざまぁ要素のある話には、タイトルの横に*がつきます。
章が変わったので、新たな展開があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 16:15:15
187144文字
会話率:47%
1000年に一度その刻は訪れる…。
世界と離界との戦い。1000年に一度世界と離界が最も近づくとき、魔族との戦いが始まる。
これは不可避の戦いであり、1000年に一度12人の聖戦士が揃う聖なる刻。
悠久なる時を超えて繰り返される戦いに
は何の意味があるのか?
この戦いに終わりは来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 16:40:21
434文字
会話率:10%
急病で死んだらいきなり異世界転生!?多数の転生者が存在する世界で特殊能力<スキル>に目覚めた主人公は魔族との戦いに……?いや、俺はモブキャラとしてひっそりと生きていく!あくまで目立たぬように清掃員として働く彼に、次々と襲い掛かる主人公イベン
ト。果たして彼は平穏な日々を送れるのか!?
*この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-21 10:27:52
14851文字
会話率:62%
あの戦いで俺は死んだ……はずだった。
魔族との戦いの最中、強敵と戦い、命を落としたはずの騎士。しかし彼が目覚めると、近くに別れたはずの妻の姿があった。体を全く動かせない騎士を、彼女はかいがいしく世話をする。彼女は騎士を恨んでいるはずな
のに、なぜ。
これは、騎士としてしか生きられない不器用な男と、彼を嫌う修道女の物語である。
全八話。約三万字。どうか最期の結末までお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-21 16:04:34
33109文字
会話率:40%
「あなた、レベルが上がったら死にます」
「…………へ?」
そう言われて戦いから退き、人里離れた場所で引き籠り生活を行っていたユキムラ。
そこに、王都から、史上最速でレベル200にたどり着いた天才聖剣士モニカと「解析」のスキルを持つリョウが
やってくる。
都の占い師によれば、このユキムラが魔族との戦いの「救世主」になるらしい。
だが、ユキムラのレベルは1。素人同然のユキムラに呆れ、モニカ達は立ち去ろうとする。
しかし、ユキムラは唯一無二の能力、相手のレベルを自分まで下げる「堕落<フォーリンダウン>」の持ち主だった!!
「チームの足を引っ張る」能力を駆使して戦う、新感覚異世界冒険譚!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 23:24:14
13555文字
会話率:54%
魔族と人間達が戦いを繰り広げる世界。
だが人間達は圧倒的な力を持つ魔族の猛攻に防戦を強いられ、その滅亡も時間の問題化と思われていた。
しかしある日、そんな世界に異変が起きた。
これまで見たことも無い乗り物に魔族を圧倒する武器の数々。
突如
として現れた彼らは自分達を自衛隊と呼んだ。
異世界と繋がってしまった日本。
そして日本を巡る国家間の陰謀に、魔族との戦い。
この世界で日本は生き残ることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-09 18:25:02
30888文字
会話率:47%
西暦2500年の地球を舞台に魔法使いと妖魔族との戦い
最終更新:2019-11-29 21:16:54
1642文字
会話率:50%
ネトゲ廃人寸前の中学生浅生涼平は、クラスメートとともに異世界召喚される。召喚された異世界での職業は前代未聞の『ゲーマー』だった。
魔族と戦うために召喚されたのに、低火力、紙耐久、魔術も弱く、戦闘力は下の下の下…。役立たず扱いされて召喚された
王国から追放されてしまう……。
そんな『ゲーマー』だけど、様々な職業を『ロールプレー』することができた。『ゲーマー』自体の戦闘力は低くても、RPGのように様々な職業を『強くてニューゲーム』で『ロールプレー』できるなら、他の職業を圧倒できるのでは!?
クラスメートと別れ、自由気ままな異世界ライフを目指して旅をする涼平だったが、とある少女と出会い行動を共にするなかで、魔族との戦いに巻き込まれていく―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-22 07:39:34
34288文字
会話率:42%
勇者と共に、災厄と呼ばれた魔族との戦いを解決した剣鬼ヴァロック。彼は「剣鬼」という二つ名の通り、身の丈近くもある大剣を武器とし、人外な力で多くの魔物を屠ってきた。そんな彼が、勇者カオルに会いたくて、地球に転移したのだが……。果たして彼は、無
事カオルに会えるのだろうか?
※ネコと転移 ~二次元知識皆無のフリーターと、助けてくれた恩人を手助けしたいネコとの異世界物語~https://ncode.syosetu.com/n8527ev/
という長編小説のサブストーリーですが、当作品は初めて読む人にも分かるように書いておりますので、ご安心してお楽しみ頂きたく存じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-13 20:00:01
75883文字
会話率:26%
姫の心に迷いはなかった。
魔族との戦いで国は疲弊し、既に魔王との婚約が決まりかけていたその時、姫は何かを動かそうと行動に出たのだった。
それは異世界から来た勇者という男との約束のようなものだった──。
1000文字短編。
文字
数を削るのに一番時間が掛かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-29 19:33:23
1000文字
会話率:28%
人と魔族、それに魔素によって侵された獣や産まれた魔族の戦いは150年ほど続き人族は疲弊しきっていた。
フェイル王国で生まれた勇者によって魔王が倒され10年が経ち世界は再び安寧を取り戻したが元から居た魔獣や残された魔族との戦いは少ないながら
も続いていた。
勇者は巨大な光の渦に巻き込まれ魔王と共に消えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-13 19:37:43
4929文字
会話率:26%
魔王率いる魔族によって侵略されている世界。
各国は騎士や魔導師を動員して魔族との戦いを行っていたが苦戦を強いられていた。
そんな中、一つの王国が勇者を召喚する儀式を蘇らせた。
異世界より力を持った者を召喚する勇者召喚。
幾人かの勇者が召
喚され、戦うも魔王を退けるには至っていなかった。
そしてまた、一人の勇者が召喚される。
勇者として召喚された少年は何を想い、何を為すのか。
魔王との戦いのその先には、何が待つのか。
========
※アプリゲーム『夜明けのベルカント』の前日譚小説として公開した内容を
一部改稿して連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-21 08:00:00
100652文字
会話率:45%
魔族との戦いの跡地には瘴気を放つ森が形成される。その森は徐々にではあるが拡がりを見せている。そう遠くない未来に人間は生存できる土地を失うことになる。
この瘴気を打ち払い、汚染された土地を元以上に豊かな土地へと浄化する力を祝福と呼ぶ。ただ、
この祝福の力を有している者はこの世界にはおらず、別の世界にいる聖女が祝福をもたらす、と伝承には遺される。
祝福の力を期待して、各国首脳は聖女召喚を決議する。そして、召喚は成功し、一人の少女が降臨した。
聖女降臨に湧き立っていると、瘴気を纏った魔族が現れた。さっそく、聖女の奇跡を目の前で見ることになった。
魔族は浄化された。聖女の拳の力で。
あれ?聖女が思っていたのとなんか違う。祝福って祈りみたいなのとかじゃなくガチ武闘なの?!拳でスッキリ解決!?
聖女、王国、各勢力、そして魔族の視点で物語を紡いでいく。
聖女や周囲の人間に負けず、魔王も魔族もかなり努力の人(?)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 22:22:15
56198文字
会話率:56%