私、藤村侑の心は揺れている。
一目惚れをして、ずっと恋い焦がれていた一ノ瀬莉々。
物心付く前からの親友で、一途に慕ってくれている佐野美月。
ちょっと色々あって、私は二人と同時に”友達以上恋人未満”の関係になってしまった。
罪悪感に押しつ
ぶされそうになるけれど、”未満”なんだから悪くない、はず!
……………だよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 21:09:46
8407文字
会話率:25%
聖女ーー
人智を超えた癒しの力を持つ彼女たちは、数百万人に一人生まれるかどうかの稀有な存在だ。
それが故に聖女は人々に崇められ、讃えられ、息をするだけで感謝される存在だと言っても過言ではない。
ここ、ラクレージュ王国にも幸運なことに聖女が
暮らしている。そのおかげで土壌は潤い、豊かな森林は守られ、空気は澄み渡り、国民たちも平和で裕福な生活ができていた。
おまけにその聖女は、世界最強のカンストレベルの癒しスキルの持ち主だった。彼女が歩けば植物も背を伸ばし、歌声は嵐すら収め、祈りの力は魔の脅威を完膚なきまでに退けた。
そんな誰からも尊敬されている彼女には、たった一つ、大きすぎる落ち目があった。
それは、誰もが止めるクズな男に心惹かれ、恋をし、誠心誠意尽くしてしまうと言う、どうしようもない性癖を抱えていたのだ。
これは、救いようのない恋心を持つ聖女様と、それを利用するクズな騎士団長のどうにも報われないお話。
そして、決して結ばれることはないが、少しずつ親密になっていく二人の切なくも愛おしい、たぶん片想いなお話。
◇◇◇◇◇◇◇
nolaノベルに投稿したものを、少し編集して投稿しています。まだ、ムーンライトノベルズには年齢制限付きで投稿しています。
完結までかけている作品のため、毎日更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 14:18:55
151001文字
会話率:45%
刈谷鳴は幼馴染である高坂真那と一緒にゲームをする予定だったのだが、突如異世界に勇者として召喚されてしまった。帰らせろって言ってもできないとか言ってるしやむをえず異世界で過ごすことになったが、鳴には『力』がなにもなかった。そのせいで谷底に捨て
られた鳴はひょんなことで自分の『力』を理解する。これは鳴が自らの『喰らう瞳』の『力』で異世界を生き抜く物語。
HJ文庫から書籍化しました!
2018年2月1日から1巻発売中です!
2018年5月1日から2巻発売中です!
2018年12月1日から3巻発売中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 00:02:51
1693489文字
会話率:60%
黒木くんは、男子にしてはちょっとだけ身長低めで、甘いもの好きなのに隠したがりなちょっと口が悪いのに面倒見がいい先輩。
白崎くんは、黒木くんより身長高めでキレー系の顔がコンプレックスの後輩。
中学1年の時に、委員会の先輩だった黒木くんが卒業す
る前に、白崎くんに残した言葉からうつむきがちだった生活が変わっていって…。
「先輩は何気ないつもりだったんでしょうけど、僕にとってはそれはまるで神様からの言葉みたいだったんです」
ノンケの先輩を好きになった、初恋が黒木先輩という白崎くん。
自分を意識してほしいけど、まるで子どもみたいなやり方でしか先輩の前に出られない。
…でも、男の僕が先輩を好きになってと望んでも、先輩を困らせたりしないかな。
女の子から意識されている先輩を見ていると、「僕の方が好きなのに!」とか、「僕の方が先に!」とか思う裏側で、「手をつなぎたいって言っても気持ち悪がられちゃうよね? だって、僕…男だし」って凹んでしまう。
それでもどんな形でもそばにいたい、黒木先輩のそばに…。
黒木くんのことを意識してから、追うように入学した高校で、ゆっくりと好きになってもらうための日々。
2歳差男子高校生二人の、卒業までの一年間のお話。
※アルファポリスにて、同時連載中。そちらの方が、先に連載をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 15:42:58
249815文字
会話率:39%
はろーはろー、こちら宇宙人。我々は宇宙人だ。我々と言っても置いていかれたのは私一人だから我だけか?事情があって入り込んだ少女の性格はなかなかにして最悪だったらしい。家に帰って普通に挨拶するだけで驚かれ、落とした物を拾ってくれた隣人に御礼を言
えば教室中がざわつく。まいったね。星に帰りたいがもう帰れないしまいったね。どうしようか?どうしようも無いから暫く私の人間界での奮闘を楽しんでくれたまえ。それじゃあグッドラック皆さん。そして私!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 13:57:22
5643文字
会話率:33%
剣と魔法のファンタジーに、怪異という要素を加えた作品です。
怪異と言っても都市伝説的なものではなく、一般人には見えない、よくわからない存在を怪異としています。
一話完結型(一章完結型)で、各話のつながりはそこまでありません。主人公とそ
の師匠が各地を回って人助けをしたり、事件に巻き込まれていきます。
各話の最初に、あらすじを書きます。
世の中には怪異という、よくわからないものが存在する。
怪異には剣も魔法も通じず、普通は見ることもできない。そして一般人が関わってしまうと、大概厄介な目に遭う。
そんな怪異を見ることができ、対処することもできるのが異術師だ。
彼らは各地を旅し、怪異に脅かされた人々を助けて回っている。
ある日、ドリアードの国が怪異によって滅ぼされた。
森も街も大地も、一切が黒い汚泥に変えられてしまったのだ。
唯一の生き残りであるドリアードの少女は、異術師の男に助けられた。
そして少女は異術師の男に弟子入りした。金儲けのために。
どこまでも自尊心が高く、傲慢で利己的で、自分こそが世界で一番可愛いと思っている少女と、三大欲求すらないほど無欲な男は旅をした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:07:50
257187文字
会話率:55%
短編集「五感」
私狐猫が五感を意識した短編小説を書いてそれをまとめてる作品になります。
普通の人には聴こえないもの
見えないもの
はたまた五感を刺激するもの
五感と言っても捉え方は様々あります。
それら数多ある捉え方を私自身で噛み砕い
て少しずつ作品にしていきます。
※不定期投稿 過去作も投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 00:39:52
7599文字
会話率:42%
バスに乗り、寝落ちしたらいきなりしゃべる猫が隣に座り「国がヤバいからお前をここに連れてきた」と堂々と誘拐発言をしてきやがった
俺が帰りたいと言っても片道切符と言うので俺は仕方なくそいつとついて行くことに...
最終更新:2024-09-14 21:29:21
6772文字
会話率:67%
15歳になる年に鑑定の日があり村の教会で鑑定を受けたハクは自分のジョブを《テイマー》に決め危ないと言ってもついて行くとずっと言う幼なじみと共に旅立ちその先でいろんなモンスターをテイムしていくがいろんなトラブルに巻き込まれ……
最終更新:2024-09-14 18:30:00
116039文字
会話率:72%
「小谷は残念な後輩だった。最後までな。所詮は小物さ。私は、『ダーティー・ブランチ』と名乗っている。ブランチと言っても、『枝』じゃない。『遅い朝食』のことだ。名前の由来?私を倒せば分かるさ。さて、EITOの諸君。早速小手調べと行こうか?今日、
3カ所でお目にかかろう。私は『先生』が嫌いだ。簡単過ぎるヒントかな?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 08:55:39
6617文字
会話率:10%
高遠は、DDメンバーとLinen会議を行っていた。
会議と言っても、事件の経過報告だ。時間が時間なので、主に女子が参加していた。
「じゃあ、本当にピースクラッカーとの闘いは終ったのね?」と蘭が言った。
最終更新:2024-06-08 08:44:44
4419文字
会話率:18%
江戸後期、庶民の間で素人芝居が流行しており、裕福な商家が主催したりしていました。
ある大店で芝居をすることになり、当日まで熱心に稽古していたにもかかわらず、伊勢屋の若旦那が来ない。
大旦那が番頭にわけを聞くと、振られた役が天竺徳兵衛韓噺(て
んじくとくべえいこくばなし)の最後に登場する、セリフも何もない、しかも着ぐるみに入ってただ舞台に出てくるだけのガマガエルの役だから、それに不満を抱いて来ないのだろうと言う。
呆れる大旦那だったが、言っても始まらない。代役に小僧の定吉をあてがい、いざ開幕しようとすると、今度は舞台番の半次が来ていない。
お客が待ちくたびれる中、番頭は着ぐるみに入りかけた定吉を慌てて迎えに行かせるが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 06:30:59
11150文字
会話率:1%
クラルス王国第一王女のエルは、幼い頃から戦場の象徴として育ち、クラルスの戦乙女として名を馳せていた。
そんなある日、身内の裏切りにより敵国で世界一の軍事力を誇るアウレア王国に売られてしまう。
どんなことでも受け入れる覚悟を決めていたエル。
だが、アウレア王国の王ユリウスに一目惚れされ「俺のことを好きになってもらう」と、なんだか思っていたのと違った。
しかもこの男、冷酷非道だと言われているがエルとは目も合わせられないほどの初心(うぶ)。
それなのに、エルがどこかへ行こうとすれば必ずついてくる。ユリウス自身がどこかへ行くときも必ずエルをつれていく。離れてほしいと言っても「傍にいてもらうと言った」と譲らない。
他の男性と話せば不機嫌になり、駄々をこねる。何ならすぐに国を滅ぼそうとする。
でも、エルとは視線が合わせられない。
そんなユリウスの嫉妬深く重い愛を受けているうちに、次第にエルの心にも変化が訪れる。
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
カクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 07:30:00
60002文字
会話率:47%
未来に存在するMMORPG『ラグナロク』のサービス終了日、そのゲームに人生の全てを捧げ、その圧倒的な強さからかつて魔王とまで呼ばれたヒナは、自室のパソコンの前で終わりの時を待っていた。 自分の人生の全てを費やしたと言っても過言ではないゲー
ムが死ぬ時、己の命すらも終わらせようと心に決めていたが、1週間前から睡眠を取れていなかったことが災いしてサービス終了1分前に意識を手放してしまう。 目を覚ますと、そこにはかつて自分が家族にと望んだNPCが生きているかのように存在し、自分を本当の家族のように慕ってくれた。 これが幸せな夢であることを願いつつ、突如として転移した異世界で、終わるはずだった人生を新たな家族達とやり直す物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 23:19:24
1198727文字
会話率:30%
公爵令嬢であるマルティーナは第二王子で幼馴染と婚約することを陛下から打診される。
この婚約は想定内だし、了承する予定だった。さっきまでは。
でも、どうしてだろうか。
なぜか、婚約してはいけない気がする。
その理由を考えていた時、魔物に襲われ
る。
ん?ん??なんだ?この力は!
死を回避したと思ったら、またまた死に近づいた?!
だって、この闇魔法は禁忌魔法で誰かにバレたらすぐに処刑。
いや。でも。私、光魔法持ってる?!
ラッキーね。光魔法は聖なる魔法と崇められているのだから、なんとか光魔法を隠れ蓑にしてバリバリ闇魔法を使うわ。
だって、闇魔法は大好きだし、なんと言っても便利だものね。使わなきゃ損よね。
そんなこんなで、転生&逆行した私は、手に入れた能力を使って、逆行前の未来を変えるために立ち向かうことにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 14:11:11
36317文字
会話率:30%
貴方は世界で初めての異世界転生者です。ちなみに召喚はいっぱいいます。と冗談みたいな女神様にお使い頼まれて異世界転生。召喚まみれで疲れた女神様の代わりに俺がなんとかしてやんよ!って言っても何すればいいかなんてわからないから好きに生きてやるぜ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 19:25:38
3720文字
会話率:76%
遡ること約10年前、柏原竜也は高校史上最強のサイドスローと呼ばれ、名門校のエースナンバーを背負っていた。
と言っても、それは過去の栄光に過ぎない。酷使で壊れた柏原は、無難に就職・結婚すると、やがて激務・鬼嫁・介護問題の三重苦に追われ、心
身共に限界を迎えてしまった。
短い人生に幕を閉じる直前、柏原はかつての栄光や初恋の相手を思い出す。
選択肢さえ間違えなければ、もっと良い人生を歩めたのに。
そんな事を思っていると、中学3年時の自分に転生していた。
転生した柏原の前に現れたのは、当時の友人や初恋の相手、そして――女神を自称する女の子。
自称女神は、名門校ではなく弱小都立へ進学するよう告げると、柏原の二度目の野球人生が幕を開けた。
この物語は、一度は壊れたプロ注目のサイドスロー・柏原竜也と、野球の女神を自称する少女。
高校野球の“正史“を知る二人が、その記憶を活用しながら、無名校で甲子園を目指したり、ちょっと恋したりする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:00:27
1658596文字
会話率:35%
※この作品は、なろう読者に低評価を付けられまくっている作品です。評価が面白いくらい1か5に分かれます。似たような展開の異世界物に飽きてきた人にオススメ。
”誘い人”と名乗った男により、わけが分からないまま洞窟の中へ転移させられてしまうコ
セは、ダンジョン・ザ・チョイスという名のデスゲームに参加させられてしまう。
このゲームのルールはただ一つ――脱出しようとすること。
ゲームのようなシステムだらけの世界で、主人公は多くの選択を迫られながら戦い、生きていく。
水面下での、ゲームを仕組んだ者と参加させられた者達の攻防も描いており、話しが進むほどミステリー要素が増していきます。
サブ職業 隠れNPC サブ武器 スキル パーティーなど、ゲームのようなシステムを利用し、ステージを攻略していく内容となっています。
物語の大半は、HSPの主人公の独自視点で進みます。
HSPと言っても色々な人が居ますので、たくさんあるうちの一つの考え方であり、当然ですがフィクションだと捉えてください。
HSPの性質を持つ人間は、日本には五人に一人の割合で存在すると言われており、少しずつ割合が増えています。
”異常者”がこの作品のテーマの一つであり、主人公にとっての異常者とはなにかが話しのメインとなります。
バトル内容は基本的に死闘であり、そのため残酷な描写も少なくありませんので、お気をつけください。
第1章 異常者の定義
第2章 ワイズマンの歯車
第3章 龍意と神代文字
第4章 ケンシ
第5章 無情のレギオン
第6章 投稿を開始します!
※都市伝説や陰謀論などを元にしたり、実際にあった出来事などを用いた設定がありますが、あくまでフィクションとお考えください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 00:00:00
2622561文字
会話率:51%
ー--勇者なのに勇者パーティを追放された主人公が、勇者のままだと『絶対に使えない』力を使って無双する話ー--
・・・俺は今まで、世界を救う勇者として生きてきた。友達を遊ぶこともなく修行ばかりの毎日。子の頃は、勇者としてみんなの期待に応える
ために、大切なモノ全てを切り捨てて来た。
しかし、そんな努力は実らず、勇者なのに勇者パーティのお荷物に。
『それでも』『いつか』そう思っていた俺の前に、一人の男が現れる。
「あれれ?もしかして俺、異世界に来ちゃった?」
違う世界から来たというその男は、自分こそが世界を救う勇者だと主張する。
その男との決闘に負けた俺は、勇者なのに勇者パーティを追放される。
・・・勇者という肩苦しい名前から、世界を救うだなんて重圧から解放された俺は新しい家と奴隷を買って、一から楽しい人生をやり直すー--はずが。
『言っておくけど、私あなたのことが大っ嫌いだから』
何もしていないのに奴隷には嫌われるし。
『うん、変わってない。私の知ってる勇者様のままだ』
同じパーティだった女の子は急に積極的になるし。
それにー--元勇者を倒したという称号が欲しい馬鹿どもに絡まれる。俺の穏やかな人生はいったいどこに。
『元はと言っても俺、勇者だから』
勇者なのに勇者パーティを追放された俺は、そう不敵に笑うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 17:01:27
101203文字
会話率:43%
世界の球技人口の多さで、1・2位を争うバレーボール。そのバレーボール界の言わば底辺、『弱小ママさんバレーチーム』その監督を引き受けた、若手男子の奮闘記。
6人制バレーボールは世界的に有名だが、日本独自と言ってもいい9人制バレーボール。中で
もママさんバレーは、各地・各地域で盛んに行われている。しかしそのレベルは様々で、バレーボール経験者が多く所属している強豪チームや、チーム構成員のほとんどが家庭婦人になってからバレーボールを始めたという弱小チームなどが存在する。
どう見てもスポーツが出来るような体型ではない者、女性同士が故の諸事情、色々な環境のもと集まったチームの構成員がくりなす人間模様、勝利への思いや葛藤。
筆者が実際に『弱小ママさんバレーチーム』の監督として経験した、これらの生々しい現実を監督と言う立場から赤裸々に語った奮闘記。
法治国家に存在するのに、世間の常識などでは語れない、超法規的集団『弱小ママさんバレーチーム』。
今度は、構成員が若い(一部例外アリ)。そして子供達が小さい(未就園児多数)。
バレーボールチームなのか、園児保育教室なのか、さっぱり分からない『弱小ママさんバレーチーム』。しかし、気持ちのどこかで勝ちたいと思っていた。そこへお仲人さんの奥さんに頼まれ、断り切れずに現れた陽介が、またもや個性の強いメンバーを相手に監督を引き受け、葛藤・奮闘をもってその地区の家庭婦人連盟が開催する公式戦に挑む。
※登場人物・団体名・地域・地区名などは、全て仮称とさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-04 10:28:52
86475文字
会話率:1%
世界の球技人口の多さで、1・2位を争うバレーボール。そのバレーボール界の言わば底辺、
『弱小ママさんバレーチーム』 その監督を引き受けた、若手男子の奮闘記。
6人制バレーボールは世界的に有名だが、日本独自と言ってもいい9人制バ
レーボール。中でもママさんバレーは、各地・各地域で盛んに行われている。しかしそのレベルは様々で、バレーボール経験者が多く所属している強豪チームや、チーム構成員のほとんどが家庭婦人になってからバレーボールを始めたという弱小チームなどが存在する。
どう見てもスポーツが出来るような体型ではない者、女性同士が故の諸事情、色々な環境のもと集まったチームの構成員がくりなす人間模様、勝利への思いや葛藤。
筆者が実際に『弱小ママさんバレーチーム』の監督として経験した、これらの生々しい現実を監督と言う立場から赤裸々に語った奮闘記。
法治国家に存在するのに、世間の常識などでは語れない、超法規的集団『弱小ママさんバレーチーム』。
練習や試合の後に必ず行われる『これからの時間』と称する飲み会では、バレーボール以上に力を発揮する者、家族や仕事もあるのに深夜まで飲み続ける強者が、本領を発揮する。
バレーボールチームなのか、飲み会のサークルなのか、さっぱり分からない『弱小ママさんバレーチーム』。しかし、気持ちのどこかで勝ちたいと思っていた。そこに現れた陽介が、自分より年上のメンバー、あまりにも個性の強いメンバーを相手に監督を引き受け、葛藤・奮闘をもってその地区の連盟が開催する公式戦のタイトルを全て奪取する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 15:20:16
727344文字
会話率:2%
友美は19歳無職、高校を卒業後就職に失敗現在に至る。別にやりたいことも夢も希望も趣味もない。休日は?と言っても毎日が休日みたいなものだが、スマホで動画やニュースを見るだけの毎日を過ごす。
親と埼玉県三郷市で同居、一人娘なので甘やかされ、両親
ともに何も言わず見守る毎日。父はサラリーマンで中間管理職 母はパートの専業主婦 そんな普通の変化のない毎日を過ごしている、
本人は現在アルバイト中でバイトは駅前の焼肉レストラン。運動音痴で運動習慣もなし、人と話すことも好きではなく、内向きでおとなしく目立たない。中学時代はいるかいないかわからない、幽霊と あだ名がついたことも。筋金入りの夢も希望もない人間。
そんな主人公、友美が秋葉のジャンクショップでスマホを購入、そこから物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 20:01:38
11512文字
会話率:43%