⦁あらすじ
とあることから自分は人と向き合うのは苦手だと気づいた上野梓(うえのあずさ)38歳は人と向き合う医者ではなく、植物の医者、いわゆる樹木医になっていた。公園の木の点検が終わり、休憩中にちょうどいい大木を見つけ、寄りかかって寝ていた。
起きるとそこは花が一面に咲く異世界であった。梓を覗き込んでいたのは、羽の生えた子どものシトリー(妖精)であった。シトリーは悪い魔物に襲われており、羽にけがを負っていた。妖精の羽は魔力のある特定の木の力でしか治せないと聞く梓。梓が目覚めたときに寄りかかっていた木が、力のある木なのだという。早速木を診ていく梓、その方法にシトリーは興味津々である。よく聞くと妖精の世界には医者というものがおらず、皆木の実や薬草を食べ、治しているのだという。治し方の文献などは一切なく、草が生えているところに近い妖精を探し、聞くのだという。驚く梓。大木を叩いて音を聞く。シトリーは「木を叩くな!」と怒る。幸い空洞が少なく、幹に栄養剤を入れればよくなることが分かり、ホッとする梓。しかし、木を叩いた梓を敵だと思ってポカポカ殴るシトリー。「わかった、わかった。これだけ打たせて、ね、これ打ち込めば少し時間がいるけど良くなるから」と言って打ち込もうとすると、シトリーは「時間?そんなのなくても大丈夫だよ。この木は生きているんだから」と言う。その瞬間、木は精力を取り戻し、周りに咲いていた植物もみるみるうちに息を吹き返す。シトリーの羽も治る。樹木医になってから、ヒトの治る姿を間近で見ておらず、感謝もされなくなっていた梓は、シトリーの「ありがと、おじさん」という言葉と、花畑を駆け回るその姿に心を打たれた梓は泣き出してしまう。慌てたシトリーは「そんなにおうち帰えりたいの?だったら私が手伝ってあげる。」「え?」「お医者さんが私たちの病気に効く薬全部つくる、私はおじさんが元の世界に戻れる方法を探す」という提案をしてくる。シトリーの治った羽と笑顔を見て「いいだろう、やってみよう!」と受け入れる梓。重い鞄と軽い羽根、二人の冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-23 14:11:46
2044文字
会話率:46%
東京――巨大都市の喧騒の裏に潜む、目に見えない「魑魅魍魎」が蠢く世界。妖怪、怨霊、そして異星からの存在までもが、現代の街並みにその影を落とす。奇妙な事件が相次ぐ中、それらの怪異を封じ、都市を守るために結成されたのが、特務機関「冥都機関」であ
る。
冥都機関のリーダー、灰島凛を中心に、個性豊かな7人のエージェントたちがチームを組み、東京各地で起こる異常事態に挑む。彼らの使命は、人々を恐怖から救い、闇に潜む脅威を消し去ること。しかし、その道の先には、「黒羽根の女」と呼ばれる正体不明の存在が暗躍し、彼らの前に立ちはだかる。
彼女が放つ妖気によって目覚める「神代の化け物」や、街全体を飲み込む異常現象。特務機関のメンバーたちは、各々の能力を駆使し、絶望的な状況に立ち向かうが、やがて明らかになるのは、彼ら自身の過去と向き合わなければならないという残酷な真実だった。
妖気を喰らう刀「影喰い」を手に冷徹に戦う凛、明るさで仲間を支える分析担当の葵、豪快な戦斧を振るう隼人、冷静な短剣使いの夏菜、精密射撃を得意とする斎藤、守護の結界を張る真琴、癒しの力で仲間を支える麗奈、そして風を操る風間。それぞれの能力と信念が交錯し、彼らは人間と魑魅魍魎の狭間で苦闘を続ける。
これは、過去に囚われた者たちが未来を切り拓く物語。人々を救うために影と向き合い、闇を断つ刃を振るう彼らの戦いの果てには、何が待ち受けるのか――。
「東京幻怪録」
今、東京の闇が鮮やかに暴かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 21:12:04
194991文字
会話率:42%
あのX(エックス)デイを、僕達は忘れない…
あの日犠牲になった仲間達、これからの目的…
果たすべき復讐と、大事な人を取り戻す為の旅路。
もう、甘えた考えなんて持ち合わせられない。
僕が歩むべき道に、邪魔はさせない…。
ごめんね、
『ノア』だったもの。
僕は君を許さない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 23:05:42
3912文字
会話率:43%
僕は一体、何者なんだ…
目覚めたばかりの僕に、イツキは衝撃的な事実を突きつけてくる。
まだ見ぬ006からの子供達の登場で、先生の目的が明らかになってくる。
1に引き続き、今後の展開に注目して下さい。
最終更新:2024-09-15 22:01:29
37375文字
会話率:54%
「先生、これで満足ですか?」
「あぁ、君が君で、良かった…」
そう言って、先生はいつものように、気怠げな顔で、目を閉じた。
真実は、どこにあるのか、どうして子供達は実験体にされたのか…
これは、クレイジードクターと、その腕から生み
出された実験体の子供達との物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 22:12:27
30453文字
会話率:35%
珍しい桜色の髪色をした妖精ビタは元気な女の子。とある日、背中の羽根をなくしてしまい、新しい羽根ができる。それからは「届物係」として活躍する日々。妖精の里で暮らすビタが恋をしたのは、桜色髪をした女性を探している旅人。旅人の名は、アリアス・サカ
ユ。そしてその甥っ子のエリアドル・サカユ。果たしてビタの恋は成就するのでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 16:59:38
26178文字
会話率:38%
主人公の名前はメイト。妹は妖精の羽根を背中に持つジェイミー。そしてヒーローは雑用係のケビン。ケビンはメイトとジェイミーの親戚。時々訪れて来る珍しい客人。魔法の森の管理人をしているメイトにとって、ケビンは気になる存在。そんなケビンから、また
もや仕事の協力願いをされて・・・
メイトのモデル・・・当時のペンネーム「メイト」をキャラクター化。
ジェイミー・・・作者の実の妹がモデル。
ケビン・・・架空人物。
三部作であり、今回は第弐弾。
シリーズ・・・魔法の国のケビンとメイト『ゆめのあと』。
※シリーズを通して、健全な作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 10:00:00
14890文字
会話率:55%
主人公の名前はレイラ。
自動書記と言う特殊能力を持った彼女は、狼男に両親を殺められ、『協会』の教会にあずけられた。
文字司(もじつかさ)、遠隔代筆できる彼女は、協会員の要望を書き留める役割を担う。
『文字司のレイラ』・・・それが彼女の異名
。
役割の時のパートナーは魔法のかかった羽根ペンで、名前はウィリー。
これは彼女がひとりの人間として人生のパートナーを得るまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 12:35:21
34244文字
会話率:2%
「こうやってお前と出会ったのも浅からぬ縁ゆえだろう」
迷子になった山で忽那緒美《くつなつぐみ》は猫神と名乗る不思議な黒猫と出会う。
数十年後、アラサーになった緒美は田舎町で祖母の店を継いでおにぎり屋「縁」を営んでいた。
ある日、常連客
の老夫婦が店を訪ねて来ていて、老婦の豊子と出掛けるを約束を交わす。
しかし約束の日にやって来たのは、弁護士・黒羽根友成《くろばねともなり》という冷たい雰囲気を漂わせた男で…。
心を繋ぐ“縁の糸”が見える緒美が紡ぐ、温かく、ちょっぴり切ない絆の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 19:14:17
30162文字
会話率:42%
「『地獄』と聞いたら、どんな世界を想像する?」
幽霊が漂い、鬼が住み着き、神が羽根を伸ばす地獄の町にて、便利屋を営む二人の“元人間”を取り巻く、数々の依頼と事件を描いたアクションファンタジー。
前作『真・厭魅怪奇譚』のリテイク作であり、
更にパワーアップしたボリュームでお届け。毎週木曜日正午に50話まで更新予定(現在準備中)。
※本作は残酷な描写が強調されている部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:47:39
14710文字
会話率:52%
「……ティアーっっ!!」
――ああ、こんな様々な声が行き交う中で、君の声が聞こえる。
白い髪と、背中に体を覆ってしまえるような大きな白い翼、ハッとするような純白の色を持つ、鳥人族(ちょうじんぞく)と呼ばれる人種族の君。
誰かが言った
っけ、君の瞳は白じゃなくて暖かな日の光の色だって。
半面、僕は何かしらの特徴を姿に持たない人間と呼ばれる者。
強いて言うなら、僕はこの種族の中で、唯一漆黒を持つ人間だという事だろうか。
人の中で、黒の一族と呼ばれ、恐れられる存在。
この世界で、ネア大陸と呼ばれるこの地で、たった一人しか存在を許されない、そんな人間が僕だ。
人間は外見にはっきりした特徴を持たないかわりに、不思議な現象を起こせる力を内に秘めている。
黒の一族の僕は髪に漆黒を、内に秘める力は誰より強く、様々なすべを持つ。
そんな現象を目にして、君は幼子のようにはしゃいではすごいすごいと喜んでくれたっけ。
なら、僕の最期のお願いも聞いてほしい。
「ユキシロ、ごめんね。……さよなら」
別れを告げる事を、どうか許してね。
いつも笑ってた君が好きだった。笑って、周りを明るくさせてしまうユキシロが大好きだった。
幸せなんて、そんな名の付くモノ、数えるほどしかなかった僕の生で、君といる時間はいつも記憶の中で宝石のようにキラキラ輝いてた。
この記憶ごと、僕自身ごと、流れ出る紅の色と一緒に砕くから。
――そうして最後に残るのは、何だったろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 18:00:00
37051文字
会話率:32%
羽根をもがれ堕とされた堕天使が羽根と己の存在意義を探し求める旅。
最終更新:2024-10-10 00:14:38
42721文字
会話率:45%
高校二年生の小笠原櫻子。彼女は学校で一番の美人(だと櫻子が思っている)羽根田愛菜の親友であることを誇りに思っていた。
その愛菜に彼氏ができた。真鶴慧というその彼氏も、学校で特別に格好いいと言われている。お似合いな二人に、何よりも愛菜が幸せそ
うなことに、櫻子は心から満足していた。
しかし愛菜と慧が仲良くなるごとに、少しずつ心の中にぽっかりと穴が空いていく。どうしてだろう。わからないまま、時間は過ぎる。
そんな櫻子に寄り添ってくれるのは、慧の従兄弟で櫻子の同級生の中津川悠斗。言葉を失った慧の妹の美帆にもなぜか懐いてもらえて、今までにない感情に戸惑うことも多くなる。
私はこれから、どんな気持ちになるんだろう……
「君」の隣で、揺れる想いを櫻子は感じる。
そんなもどかしく、甘酸っぱい恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 20:00:00
101513文字
会話率:44%
天使のアンジーは羽根を人間世界に落としてしまい、牧場に住む少女が羽根を生やしたのでした。
キーワード:
最終更新:2024-09-25 18:40:00
707文字
会話率:0%
世界は災いに溢れている。
いつの時代もそんな世界を救おうと聖なる能力を持つ者たちが戦ってきた。
聖なる力を持つ巫女リファは山奥の集落で同じような能力を持つ者たちと隠れるように暮らしていた。
ある日、リファは生まれ育った世界とは別世界にあ
るスピロノ王国に救世主として召喚されてしまう。
スピロノ王国では羽根の生えた人間がゴーレムの引き起こす火山噴火に怯えて暮らしていた。
リファはスピロノ王国を救うために戦士団とともに戦う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 07:18:38
63273文字
会話率:39%
グレースは撃ち抜かれた。
そして、叫んだ。
『獣耳に羽根に眼鏡に龍の尻尾におまけにツインテールの魔法少女騎士兼鑑定士令嬢なんて、ダメ、絶対』と……
※主人公は、一話目にして令嬢ではなくなります。
最終更新:2024-08-14 17:49:05
41219文字
会話率:44%
うさぎと羽根
うさぎと羽根
最終更新:2024-08-02 16:37:53
415文字
会話率:0%
森の館にひとりきりで暮らす少女と、決まった時刻にやってくるモルモット。
ある日少女のもとに金色の羽根を持つハチドリが迷い込む。
館を出たことのない少女を、ハチドリは旅に誘う。
最終更新:2024-07-25 21:27:29
4996文字
会話率:49%
異質な空間で目を覚ました黒髪の男。
そこでは命は羽根より軽く、硝煙と共に舞い上がる。
女は歌う。
「言うなれば放物線ですよ。ここからは落ちていくだけ」。
最終更新:2024-07-23 20:51:10
33092文字
会話率:33%
捧げられるもの
それを確かに見極める力は、いつでも必要です
最終更新:2024-07-22 21:30:00
3076文字
会話率:5%
その眠りが永久になるか否か
それは世界と巡りが決めること
最終更新:2023-10-02 18:00:00
3484文字
会話率:0%
俺の名は...都計舗総。
警察官と刑事を兼務している。
君たちも一緒に犯罪心理学を学びながら
推理
してみないか?
最終更新:2024-07-18 10:21:27
1323文字
会話率:13%
雨上がり、気付けば2時みたいなタイトルです。
何があなたの心に残るかは私が決めます。なんちゃって。
どうぞこの作品を読んで自分の中に灯る明かりにて陶酔しちゃってください。
最終更新:2023-11-20 09:35:13
642文字
会話率:3%
昔々、鳥がいました。大きな鳥でした。
光を照り返す銀色の羽根を持ち、オパールの光沢が表面を走りました。
鳥は大きく、不思議な力を持っていました。
その背には少年を乗せました。
墨色の髪をした少年は、今日も鳥の背に乗ります。
いつまでも
、どこまでも、一緒に行こう。
ずっと先の人たちに渡すものがあるんだ。
鳥と少年の物語。
豊穣を受け継ぐ子、ユ・ウマト
根源の光の化身、リ・ル・アウラ
ふたりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 11:16:44
71275文字
会話率:14%
太陽の船がでるよ。
子供たちを乗せて、冬の朝、太陽の船が出るよ。
船は音で編むよ。
天使の羽根は何で出来てる?
最終更新:2021-10-05 22:42:43
1571文字
会話率:7%
生まれ落ちたときから異形の翼をもっていた少年――。
マッドサイエンティストの犯行によるもので、彼の姿は化物だった。
親にも捨てられ、養護施設にも首を振られ、観察対象としてようやく研究所に引き取られる。――檻の中にいるような生活。彼は13歳の
誕生日にそこから抜け出し自由を手にするも、ウイルスによるパンデミックを期に、人口がめっきり減った人間社会に踏んだ。
見た目の異質性を理解しながら、自分という存在に頭を悩ませながら、彼はひとつの目標をもった。
それは彼にこんな姿を与えたマッドサイエンティストを探し出すことだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 12:24:52
55601文字
会話率:33%
泣いたら、
何か、食べよう
キーワード:
最終更新:2024-07-05 07:25:16
200文字
会話率:0%