幼いころから、なんとなく人のオーラを認識できた明美 美音。
彼女は、人の色を見てるうちに自分の真っ黒以外何色もないことにひどく退屈していた。
これは、彼女が人を救い、自分が救われる為の物語。
最終更新:2024-11-23 12:00:00
4553文字
会話率:26%
ある日、灰色の町に不思議な男がやって来ました。
真っ黒い大きなカバンを持った黒い男です。
灰色の町の子供たちは、男のことが──男が持つ真っ黒い大きなカバンが気になって仕方ありません。ついには男の目を盗んで、カバンを開けてしまいました。
すると中から光が溢れ、周囲を明るくカラフルに彩りました。
灰色しか知らなかった子供たちはびっくり仰天。そうして、戻ってきた男から、世界にはたくさんの色があることを聞いたのです。
虹色の街でもらってきたんだと、そう言った男は続けて言いました。「町から出るな」と。
町の外へ出ると、自分の町に帰れない。自分の町が見つけられない。幼い頃に町を飛び出した黒い男は、ずっと長い間、故郷の黒い町を探し続けているのだと。
「町から出るな。虹色の街を探しに行こうだなんて考えるな。…忠告だ。」
それでも、色を知ってしまった子供たちは止まれません。三人の灰色の子供たちは意を決して、虹色を求めて町を発ちました。
先に町を出発していた黒い男と合流し、黄色い町、水色の町、赤い町…さまざまな色の町を見て、ついに虹色の太陽が昇る虹色の街へとたどり着きます。色を分けてもらった子供たちは、自分の色の町を目指します。
「さあ、僕らの太陽を探しに行こう!」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-17 18:56:30
18150文字
会話率:46%
女子野球に明け暮れた高校生の悠。
同じ野球部の遥は、悠が気になっていた叶大へ告白し、付き合う事となる。
ピッチャーの遥と、キャッチャーの悠。同じハルカという名前の2人は、色白でキレイな遥と、日に焼けて真っ黒な悠。
叶大は、名前を間違っ
て遥に返事をしてしまった事を悠に伝える。もう後戻りできないと、叶太に遥を裏切らないで、という悠。
社会人野球をしていた尚は、怪我をして野球を続ける事を諦めた。理学療法士になるために、大学の試験を終えた日に、看護師になるために大学を受験した悠と新幹線の隣りの席になる。
野球をしていた2人は、すぐに打ち解け、やがて付き合い始めたが、ちょっとしたすれ違いで、しばらく会わなくなってしまう。
帰省したお正月。遥の元へ、遥と別れた叶大が悠へ会いにくる。
叶大はあらためて悠に告白をする。いろんな思いが溢れてくる中、悠は尚の事を忘れられない自分に気がついた。
大学へ戻るために、同じ新幹線に乗った悠と尚。再会した2人は、やっと素直にお互いの気持ちに向き合った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 04:29:05
48787文字
会話率:60%
「僕が死ぬ時は、『壁』に圧し潰されるものだと思っていた」
他の誰にも見えない、自身を圧死せしめんと迫りくる真っ黒な『壁』。
奇妙で凶悪な呪いに掛かった青年のもとに現れたのは、白衣を着た乱暴な口調の女性除霊師。
しかし、解呪のためと
して彼女がとった行動は、青年を崖から突き落とすことだった――。
――彼女には、何も無い。逃げる道も、特異な能力も。負ければ死に、手に出来るものは呪具しかない。
それでも、戦う。命を懸けて、いつかの自分を救う為に。
これは《特別な名を持たない》、魔を以て魔を祓う除霊師が紡ぐ、闘いの物語。
※本作はカクヨム等、他の小説投稿サイトでも掲載しています。
※2019/07/15、週間ホラーランキング63位にランクインしました。
ありがとうございました。
※私事のため、暫く更新が止まります。
場合によっては一旦「完結」設定にするかもしれませんが、
まだまだお話は途中ですので、いずれ必ず帰還します。
今しばらくお待ちくださいませ。(2020/09/19)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 18:53:14
477401文字
会話率:44%
全身真っ黒の服しか着ない死神と呼ばれた少年・理人(りひと)。
高校三年のある日、秘密の場所である星空の下で小夜(さや)という女性と出会った。
かつて、中学時代に淡い想いを抱いた同級生・月城サヤと同じ名前の彼女。雰囲気もどこか似ていて、会えな
くなってしまった月城と無意識に重ね合わせてしまう。
「私、死んだの。死神さんをずっと待ってた」
彼女は幽霊だと言った。成仏するために、手伝って欲しいと。
僕の人生に、唯一踏み込んで来た二人のサヤ。
ある地方を舞台にした、過去と現在が絡み合う切ない恋の物語。
※エブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 08:24:00
62962文字
会話率:34%
宮代雪乃は小学校からの幼馴染である道井知花と毎日のように一緒に過ごしてきた。だけど、知花が他の女子にちやほやされたり告白されたりしているのを見た雪乃は、怒りとも悲しみともとれない正体不明の真っ黒な感情に憑りつかれて―
最終更新:2024-11-06 18:00:00
18154文字
会話率:25%
ごつごつとした岩山に、黒いドラゴンが住んでおりました。
ドラゴンは山の洞窟の奥深くで、ひとつの卵を産みました。
最終更新:2024-11-02 13:33:16
2061文字
会話率:0%
――――占い部って知ってる?
ある日、深淵を思わせるほどの真っ黒な木と出遭って以来、俺の身体にいつの間にか増えていく切り傷。
不可解な出来事が続く中で、耳にした占い部という存在。
それは、占いの他、心霊相談も受け付けているとのことだった。
噂程度の話に胡散臭さを感じつつも、窓から差し込む夕日を背に、俺は緊張した面持ちで占い部の部室のドアを叩く。
――病的なまでに白い肌。
――夕焼けを宿すような鮮やかな紅い瞳。
彼女こそ幽霊なのではないか疑うほどの特徴を持つ人間がそこに在た。
『それは幽霊ではない、恐らく怪異の仕業よ』
夕闇鴉と名乗る彼女は、何故か楽しそうに爛々と目を輝かせてそう答えた。
――怪異との出遭いから。
――彼女との出逢いから。
深淵へと深く深く沈み込んでいっていることに、この時の俺はまだ気づいていなかった。
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学園×青春×ホラーなお話になります。
気に入っていただけたら、ブックマーク、評価の他、レビュー感想ぜひぜひお願いいたします( ;∀;)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 20:00:00
209738文字
会話率:30%
「はい、ちゅーもーっく! 本日わたしは、とうとう王太子殿下から婚約破棄をされました! これがその証拠です!」
ヴィルヘルミーネ・フェルゼンシュタインは、そう言って家族に王太子から届いた手紙を見せた。
「「「やっぱりかー」」」
すぐさま
合いの手を入れる家族は、前世から家族である。
日本で死んで、この世界――前世でヴィルヘルミーネがはまっていた乙女ゲームの世界に転生したのだ。
しかも、ヴィルヘルミーネは悪役令嬢、そして家族は当然悪役令嬢の家族として。
ゆえに、王太子から婚約破棄を突きつけられることもわかっていた。
前世の記憶を取り戻した一年前から準備に準備を重ね、婚約破棄後の身の振り方を決めていたヴィルヘルミーネたちは慌てず、こう宣言した。
「船に乗ってシュティリエ国へ逃亡するぞー!」「「「おー!」」」
前世も今も、実に能天気な家族たちは、こうして断罪される前にそそくさと海を挟んだ隣国シュティリエ国へ逃亡したのである。
そして、シュティリエ国へ逃亡し、新しい生活をはじめた矢先、ヴィルヘルミーネは庭先で真っ黒い兎を見つけて保護をする。
まさかこの兎が、乙女ゲームのラスボスであるとは気づかづに――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 21:10:00
104641文字
会話率:17%
「……お、おお、おおお?」
朝目覚めたおれは驚いた。いつものようにスマートフォンで自分の配信ページを確認したのだが、画面が真っ暗で何も映っていないのだ。
「おかしいな……」
おれは天井を見上げながら呟いてみた。理由がわからない。
再びスマートフォンを覗き込むが、配信ページは相変わらず真っ黒。ノーシグナルの状態だ。
おれは仕方なく、ベッド横に置いてあったインジェンスを腕に着け、部屋を出た。後ろには、配信用の小型ドローンがついてきているから、ドローン自体は問題なさそうだが、配信ページはやはり暗いままだった。
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最終更新:2024-10-03 11:00:00
5527文字
会話率:83%
……今の声は多分、ここに来る時に通った林のミミズク。今振ったライトの光から逃げたのはネズミ。遅れてゴキブリが二匹。一匹は身を翻し、こっちに向かってきたと思えば通路の端を走っていった。
ところどころ塗装が剥げ落ち、剥き出しのコンクリートの
壁。その色濃いひび割れをライトの光で追うと、天井に大きなシミ。ここは雨漏りするようだ。まあ、不思議なことではない。
窓の外は星明りだけ。真っ黒な林が見える。月が出ていない、不気味な夜だ。いや、こんなところに居れば、どんな夜だって不気味に思わずにはいられないだろう。
廃墟となった刑務所。その廊下をなんで、おれが歩いているのか。はははっ、収監されに来たんじゃない。おれは自分の意志でここに来た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 11:00:00
3108文字
会話率:28%
元プロカードゲーマーが呪いのカードによってカードの世界のなかに吸い込まれてしまうおはなし。主人公スオウザカエイトはカードショップの隅に不気味な部屋をみつけ、絵が真っ黒な名無しのカードを手にとると五芒星の魔法陣の光につつまれる。
気づいた時
には、カードが魔法の役割を果たすふしぎな異世界にいた。しかもカードゲーマーは女性ばかりでとまどう。
カードゲーマーだった経験を活かし荒稼ぎするエイト。
異世界でもカード研究部でのんびりと過ごしていたが、やがて自分と友の目的のため、摩訶不思議な冒険の旅に出る。/
少年少女が不思議なカードを集めて一緒に冒険するお話。おんなのこがたくさん出てきてかわいいフンイキをめざしています。アクションバトルRPG風ファンタジーです。
感想求む!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 18:22:44
399578文字
会話率:40%
人類と魔王との戦争から10年…
人と魔族は争うことをやめ、共存の道を歩み始めていた。
かつて魔族と最前線で戦っていたヴィクトリア王国は試験的に国内に親魔族領を設立。
これは親魔族領に作られた冒険者ギルドのある班長の日常を描いた物語である。
「ウルフ!あなたのことが好きよ!結婚して!!」
「これ以上仕事増やさないでくれよ!頼むからぁぁぁ!」
コイツら全員クセが強いっ!?
バトルも冒険もラブコメも全部全部ぶっ込んだ痛快!異世界馬鹿騒ぎエンタメ!ここに開幕っ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 23:00:00
241772文字
会話率:43%
魔術と化学で発展した未来の日本で、記憶喪失の少年魔術師、緋野隣が仲間達と共に国境を越えて、犯罪者やモンスター、果ては悪の組織に立ち向かう、近未来SFアクションファンタジーである!(申し訳程度のコメディとラブコメも少々)
最終更新:2018-01-31 00:00:00
10391文字
会話率:43%
ローカル電車に乗り合わせた、四人の乗客。それぞれの感情が絡まり合い、真っ黒な蛇(くちなわ)を呼び醒ます。
キーワード:
最終更新:2024-09-28 01:25:25
6078文字
会話率:9%
その部屋に残っていたのは、真っ黒なインクの染みだけだったという。
最終更新:2024-09-23 21:43:58
774文字
会話率:44%
昔、日本の大きな池がある村。そこで10人の少年、少女がいた。
その中で菫(すみれ)と呼ばれる少女は9人の世話をして、仲が良かった。
池で9人が遊んでおり、小高い丘から菫が皆の様子を見ていると、背後に何者かの気配を感じた。
振り返ると見知らぬ
男が立っており、菫は池に突き飛ばされた。
池に落ちると黒い手が現れて菫を沈めた。
やがて、息を引き取った菫が池の水面に現れた。
9人の少年、少女は悲しんだ。
その夜、池の回りを黒い霊が集まった。池の水が湧き、大量の水が村に向かった。
村人が逃げる中、7人の少年少女が泣きながら頭から角を出し、瞳を真っ黒にした。
「…泣かないで、私はここにいるよ。」
2人の少年だけ、目の前に菫の幻影が現れ、瞳の色が白く戻ると濁流に飲まれた。
「…あぁ、沈む、沈む。私が沈む。皆の気持ちも沈んでいく。体も魂も沈む。」
7人の魂が水の底に沈む。
残った2人の少年の魂は菫を求めて光の方に向かった。
暗い水の底に鬼が集まる。鬼の宴の始まりか?鬼の声が響いてく。辛い、苦しいと泣いている。
蒼い空間で鬼人達の宴が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 21:53:20
54526文字
会話率:59%
隣に住んでいる隣の席の幼馴染が、ある日突然、テリジノサウルスの恐竜人間になってしまった。それ以来、全身真っ黒な恐竜型モンスターだとか、激しいバトルだとか日に日に過激になる幼馴染のアプローチとか、あるいは次々に現れる絶滅生物の力を宿した少女た
ちが主人公に襲い掛かる。尚──タチの悪い事に主人公は古生物全般と化石に興奮する、手の付けられない変態であった。
※ハーメルンでも「タク@DMP」という作者名で掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 13:19:25
128146文字
会話率:55%
ミルフィナ王国の王女ブランシュは、幼い頃から婚約していたノワールと結婚するため、アクトゥール王国に輿入れした。
先王が崩御してノワールが国王となったのだが、アクトゥール王国は真っ黒に染まり、食べ物までもが黒い始末。
人々は黒い服を身に纏い、
貴族たちは黒い仮面を被っていた。
そんな異様な国のなかで、ブランシュは……。
※エブリスタ、カクヨム、アルファポリスにも転載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 22:46:30
7285文字
会話率:19%
生きるため思う終わりもある――。
とある町中に、その喫茶店はある。
物静かなマスターのご自慢は、真っ白なカップに淹れた真っ黒なこだわりのコーヒー。
そして、生きるために敢えて〈死〉を見つめること……。
最終更新:2024-09-14 13:54:00
3064文字
会話率:11%
嫌々参加した婚約者探しの夜会で、『適当』に出会いのハンカチを渡した騎士様が、翌日領地へ押しかけ、求婚を迫る。
想い人である伯爵令嬢の前では、忠犬さながらの溺愛ぶり……だが、真の姿は、お腹真っ黒の狂犬だった。
『逃がす気はない。――ど
んな手を、使ってでも』
片思いをこじらせ、千載一遇のチャンスを逃してなるかと押しまくる騎士様と、恋愛に不慣れな伯爵令嬢のおはなし。
※メッセージや感想から続きが見たいとのお声をたくさんいただき、短編を連載化したものです。すごく嬉しかったです!ありがとうございます!
※短編版は、皆さまのおかげで、総合日間&週間1位、総合月間3位に入りました。一部短編と重複していますが、加筆しておりますので、1話目からご覧いただけますと幸いです。また、ブクマや評価も、とても励みになっております。そして感想も!すごく嬉しいです!大事に拝読し、少しづつお返事しますので、お待たせして恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-13 07:46:35
102674文字
会話率:35%
目が覚めたその先には、きっと”女神様の具現化”が待っていると思われる。
キーワード:
最終更新:2024-09-09 07:45:27
1327文字
会話率:0%