社会不適合女子高生の須貝曜は、ある朝、登校中に女性の自殺に出くわす。ビビっていると、その死体から霊体が現れ、「死ぬと楽になった」などと嬉しそうに言うので、さらにビビって逃げる。だが、それは未曽有の大虐殺の序章にすぎなかった……という女子高生
殺人鬼物のホラーです。途中ギャグっぽい部分もありますが、過剰なグロ、スプラッタ描写、鬱展開が多いので、ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 21:07:33
26435文字
会話率:24%
自称“本気を出していなかった”だけの引きこもりニートは、ある日通り魔に刺されてあっけなく人生の幕を閉じた。
だが、次に目を覚ましたとき、彼の体は異世界の“死体の山”に埋もれていた。
飢え、暴力、容赦なき淘汰――そんな最悪の環境に放り込ま
れた彼は、前世の自堕落な日々を思い返し、同時に思う。
「俺は、本気を出してなかっただけだ」
どんな地獄だろうと生き抜ける。それを証明して俺を笑った連中を見返してやる。
異世界の底辺でも生き抜く為に、彼は自身にできる限りの事を成し遂げていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 14:09:52
8140文字
会話率:13%
親元から離れる事に憧れた中学生、天宮泰斗は長年の説得が実を結び、高校進学と同時に離れの孤島で一人暮らしを認められた。家賃と生活費の為に島内の様々な仕事を掛け持ちするのに疲れつつも充実する毎日。
帰りの遅くなった泰斗はある夜、同級生の死体
を目撃してしまう。通報しようとした彼を止めたのは、直前まで死体になっていた同級生、国津守芽々子。敗れた制服から見える球体関節が、彼女が人間でない事を証明していた。
「立ち会ったのが運の尽きね。ご愁傷様」
彼女は俺に協力を求める。私を助けてほしいと願い出る。
断る余地はない。俺は手足を切り落とされたから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 03:06:35
528268文字
会話率:64%
七凪雫(ななぎしずく)、十八歳。
天玖村(あまくむら)と呼ばれる閉鎖集落に生まれた彼女は、十四歳の時両親を殺害。二人の死体が発見されるまで半年のペースで十人を殺害していき、十八歳を迎えた時に村中の人間を全て殺害。同時に自首。取り調べの際
にも挑発的な言動を取るなど態度に反省の余地は見られず、取調室に居た警察を殺害。その極めて稀な残虐性と事件の悪質さから彼女には極めて妥当な判決として即刻死刑が言い渡された。
しかし護送中、原因不明の事故により姿を消す。死体が見つかっていない事からも警察は脱走したとみて彼女を指名手配した……
そんな彼女は今、俺の恋人となって家に住んでいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 14:53:23
806412文字
会話率:58%
★これは、異世界TS転生を果たした美少女(中身は新卒入社を控える大学四年生の冴えない男)が「かつてラノベ作家になりたくて自分で考えたチートスキル」を駆使して、楽しく死と踊りながら、異世界で「真の自由」を目指してコツコツ頑張る物語である。
★チートスキルの関係上、主人公はたくさん死ぬ。が、鬱展開はありませんのでご安心を。
★チートスキル紹介
-死んだら復活する。
-殺されて死ぬ場合、自分を殺した相手の力が手に入る。
-複数に殺された場合、自分に最もダメージを与えたMVPの力が手に入る。
-「殺された」以外の死に方(墜落し、焼死、餓死など)はその死に方に今度は抗えるように力を獲得する。
-復活場所は選べる。ただ一度訪れたことがある場所に限る。
-死んだ場所に死体が残る。復活はゼロから新たに体を生成することで行われる。
-復活時は服を着ていない。
★主人公が何の努力もなしに手に入れたチートスキルで異世界無双するのはずるい!羨ましい!嫉妬する(本音)!異世界で真剣に生きてる人が可哀想(こっちも本音)!でもやっぱり好き!異世界無双ラノベやめられん!だから....異世界で真剣に生きてる人たちに顔向けができるように、主人公にもそれなりに(かなり)「キツい」代償(死の痛みと苦しみを経験しまくること) を支払わせればいいんじゃないか?という発想から生まれた頭のおかしいチートスキルです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 02:25:24
30876文字
会話率:11%
名無しの戦士が目覚めると、意思を持たない腐肉達がうごめく暗室の中に放り出されていた。激しい痛みにもげる腕、ハラワタからは臓物を垂れ流す。自身もそんなゾンビ達の一人であると自覚した頃に、魔族国の四大魔公の一人と自称する淫魔の少女のネクリアさ
ん十三歳と出会った。
「呆れた。ゾンビ化しておきながら慣れで正気を保つ人間だなんて見た事もない」
そんな風に正気?(狂気)を疑われつつも、列強たる魔族の国で一人獅子身中の虫と化した所でどうにもならないと悟り、ひとまず目の前のポンコツでスケベっぽいロリと生涯マゾ犬奴隷契約を結んでもらえるように必死に頼み込むことから始めたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 00:02:50
1178448文字
会話率:50%
顔も心も醜い公爵令嬢ユリーカ。彼女は歴史上では妹との決戦の末に見るも無残な焼死体となって幕を閉じる運命にあった。
誰しもがそうあざ笑う女に対し、1週目の歴史の記憶を持つ一人のしがない兵士だけは、最期まで味方したのであった。
最終更新:2023-02-12 00:15:03
19249文字
会話率:45%
変身能力を持つだけの無害な魔物である黒い人型は変身能力を発動させて街に入りご飯を盗んで食べる毎日を過ごしていた。
ある日いつもの盗みをしていると街の人が明日ユーシャサマが街に来ると言っているのを聞いた。
行く先々で人々を助けていると聞きこん
な自分も認めてくれるではないかと淡い期待を抱いた黒い人型はそんなユーシャサマを見に行く。
そこで出会った見知らぬ青年に優しくされた黒い人型は幸せな気持ちでいっぱいになりユーシャサマは見れなかったと思いながらも住処に帰り眠りに付こうとすると何か外が騒がしく出てみるとそこには武器をもった村人がたくさんいたのであった。
逃げようとする黒い人型は変身する事しかできず足も速くないため簡単に捕まってしまい殺されそうになる。
そんなところを助けてくれたのは今日会った青年だった。
皆から黒い人型を庇ってくれる青年のおかげで逃げ切ることに成功した黒い人型はこんな自分を庇ってくれた青年を最後にもう一度見よう元の場所に戻った時、村人たちの死体の中で青年は角の生えたニンゲンに胸を貫かれたところだった。
これはこんな自分に優しくしてくれて助けてくれた青年こそがユーシャサマだと知った化物が恩返しのために、死んでしまった青年の代わりに人助けをする話。
不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 21:12:13
5190文字
会話率:44%
女難ならぬ“男”難体質の転生者、エナ。
行く先々で変人奇人に絡まれてしまうため、不本意ながら冒険者の職に就き、各地を転々とするその日暮らしを続けていた。
ある日を境に、町や国境を越えて彼女をストーカーする、度を越した変態たちが現れる。
戦
闘狂、ヤンデレ、死体愛好家……。
バラエティに富んだ変態たちに追い回される日々。
果たして、エナに安住の地は存在するのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 21:00:00
112499文字
会話率:32%
主人公が国を救うために冒険する話
文才はありません
一部死体描写ありますので自己責任で読んでください
最終更新:2025-04-04 14:32:29
1754文字
会話率:39%
先生と私は、死体に襲われた。地上に逃げるのだ。。
最終更新:2025-04-03 21:49:03
383文字
会話率:0%
大学研究所に運び込まれた奇妙な死体。
先生と助手は。。。
最終更新:2020-12-26 19:05:43
613文字
会話率:63%
音楽は耳から体内に侵入し、あらゆる臓器に作用する——此処では音楽によって士気を高められた兵士が、両刃を仕込んだ義手を武器に戦場で舞っていた。
指揮官の鳴らす音楽に心酔していた私は、音楽に侵され敵を切り裂く行為にこの上ない快楽を得ていたが、自
らが築いた屍の中に若すぎる母子の死体を見つけ、思いがけず憐憫の情を抱いてしまう。
これは正義なのか。迷い始めた私に同期の仲間は忠告する。迷ったら死ぬぞ、と。
これは、闘いの果てに自らの正義で生きる決意をする、或る一人の女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 19:53:30
34586文字
会話率:30%
……昨日、傘を持っていかなかったのが悪かった。いや、正確には折り畳み傘を持っていたのだが、開いてみると、まるで轢死体のように無惨に壊れており、使い物にならなかったのだ。いつぞやの風が強い日に壊れたのを忘れていた。
コンビニで新しい傘を買
うことも考えたが、金が惜しくてやめた。結局、全身を濡らして帰宅し、その結果、風邪を引いたらしい。
熱のせいか体がだるく、頭もぼんやりしている。喉は棘が刺さったように痛み、鼻水は垂れっぱなし。見上げた天井はぐ~るぐる。
「あーあ……ゴホッ……えっ」
「おっ」
「な……お、おれ……?」
これは、いったいどういうことだ……。突然、目の前にもう一人の自分が現れたではないか。
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最終更新:2025-04-03 11:00:00
1633文字
会話率:53%
夫婦生活というのは、意外と閉鎖的なものだ。妻が家で何をしていようと、近所の人々はほとんど気にしないし、夫の顔さえ覚えていないことが多い。もちろん、社交的な夫婦なら別だが。
幸運なことに、私の妻は内向的だった。かつて友人もいたようだが、家
庭の事情でずいぶん前に疎遠になっているらしい。そのおかげで、妻がゾンビになってから一週間経った今も、誰にも気づかれずに済んでいる。
そう、ゾンビだ。
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最終更新:2025-03-19 11:00:00
1362文字
会話率:21%
飛び降りだ飛び降り! 飛び降り自殺だ! うん。そうに違いない。いや、絶対にそうだ。あのオンボロ団地にはうんざりしていたんだが、まさかの大事件に遭遇だ! 今朝、外出てすぐのところに警官がえーっと四人、いや、もっといたな、うん。ブルーシートで
何かを囲っていたんだ。あれは飛び降り自殺に違いない。誰かな誰かな。隣の部屋のやつかな、上の部屋のやつだといいな。顔は知らんが窓を閉める音がやたらうるさいんだ。ひひっ、死んだかな。死んだんだろうな。あの警官たちの暗い顔。死体だ死体。そうに違いない。朝早くから嫌なもん見ちまったなーって顔してたからなぁ。きっとひどい有様だったんだろうなぁ、ひひひ。あー、早く帰りてえな。それで妻から事件の詳細を聞いて、ああ、でもあいつの得意げな顔を見るのも嫌だなぁ。『ねえねえ知ってる!? 今朝ね! なんとねぇ……』って、おれが先に見つけたんだぞ。おれのもんだ。大体、お前が見送りに出てきて上から『ほら! なに立ち止まってるの! 電車乗り遅れるわよ!』なんて大声で言うから、警察の人たちに何があったのか話を聞きそびれたんだ。それがなければ、おれが上手いこと聞きだしたのに。そうしてればこうして吊革に掴まっている今、もやもやせずにいられたんだ。大体、お前、朝からあんな大声で何だよ、はしたない……。結婚する前はそんなんじゃなかったくせに。ご近所さんに聞かれたかもしれないし、警察の人たちに、『ああ、野次馬か』みたいな目で見られちゃったじゃないか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-17 11:00:00
5352文字
会話率:0%
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放り込まれた異世界で必死こいて生き抜く。彼に与えられたたった一個の祝福は、『死んだ
ら巻き戻ります』という痛みを伴う『死に戻り』のみ! 頼れるもののいない異世界で、いったい彼は何度死に、なにを掴み取るのか。 ※血も死体も出る予定ですが、そんな派手なことにはなりません。
※当作品は2014年1月24日、MF文庫J様の方から同タイトルで書籍化させていただいております。皆様の応援のおかげです、ありがとうございます。また、WEB版の削除・ダイジェスト化・更新停止といったことは今後も予定されておりません。書籍・WEB共によろしくお願いします。
【祝! アニメ化決定いたしました!】
皆様の応援のおかげです! 今後もよろしくお願いします!
≪アニメ公式サイト≫
http://re-zero-anime.jp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 23:56:19
8673057文字
会話率:40%
聖なる遺体、すごい未知なエネルギーを秘めている神に近い死体。
なぜだかわからないが頭、胴体、右腕、腕、腰、右足、左足、7つにわかれている。そして、この世に、存在したときから死んでいる。つまり、始めから生きてない。
この未知な遺体を求めて起き
る、主人公たちの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 16:56:40
23422文字
会話率:25%
地下で幽閉された男がするのはまさかの死体処理。
生きるために仕方なくやっているが出られる日は来るのか
最終更新:2025-03-30 21:12:49
787文字
会話率:24%
冒険者をクビになった俺が拾われた先は、王都第四処理課・ゴブリン死体焼却係。
それから五年、黙々とゴブリンの死体を焼き続けるだけの日々。
「ーー今日も絶好のゴブリン死体焼き日和だな」
そんな俺が、ある日ふと出会ったのは、町一つを更地にした
という“超巨大ゴブリン”。
棍棒を振り上げられ、万事休す……かと思った瞬間、俺の手から灼熱の魔力が爆発した。
気づけば、ゴブリンも山も跡形もなく吹き飛んでいた。
……え、俺ってそんな強かったっけ?
これは、ゴブリンの死体を焼いていただけの男が、知らぬ間にレベルカンスト&火力最強になっていた、ちょっとズレた無自覚チートスローライフの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 21:00:46
2890文字
会話率:23%
大学受験に失敗した星野光一は、紆余曲折を経て九州管区警察局に秘密裏に存在する防犯部へ就職した。そこは、契約した悪魔の力を借りて強行犯が現場に残した思念を消去することを仕事にしている部署で、他の同僚よりも悪魔との親和性が高い光一にとっては天職
とも言える職場だった。
そんなある日、帰宅して晩御飯を食べる光一が目にしたのは、筑後川で変死体が発見されたというニュースだった。
事故か事件か。同僚と共に光一が掴んだ真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 17:09:26
490633文字
会話率:57%
「そこにはごみと死体しかいない」と称される貧民街にて内臓を売らずに済む程度にはそこそこの暮らしができているラヴァとシークィラの兄妹。
しかしそれはある日崩壊した。
二人は”破者”と呼ばれ人から忌み嫌われ、恐れられる特異な力を持った人間だった
。
二人は混乱し逃避行しようとするが妹のシークィラが破者でありながら破者を迫害する天皆教の信者であるフェリボスという男につかまってしまう。
「体から悪魔を追い出せば人間に戻れる」「死んでしまったとしても人として死ねる」「破者を救うのが私の使命」と首をつかみながら語る男から妹を助けようとした兄、ラヴァだがそれも空しくシークィラはあっけなくフェリボスに殺されてしまう。
生き残ったラヴァは怒りに取り憑かれフェリボスを、妹の仇を殺すことを誓う。
とある神の信者はこう言った。
無償の愛など存在しない、絶対の味方などいない、それでも人はそれを求めるのだ、と__折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 21:03:53
8246文字
会話率:35%
三か月ぶりに、七城尾(ななしろ おはな)が長期療養から復学するらしい。
その一報のもと、クラスに帰ってきた七城尾花は――なんと真っ白になっていた!!
その姿は天使か、妖精か、はたまた神の使いか。そのまま文字の通り、髪も、肌も、眉毛も
睫毛も何もかも真っ白な姿に豹変して帰ってきたクラスメイト。その神秘的な見た目が嘘のように、底抜けの快活さまで得、「パワーアップ」して帰ってきたのだ。
彼女と隣の席で、ほぼ唯一の会話相手であった千鶴彰人は、戸惑いながらも、帰ってきた七城尾花と再び親しくなるが――この日を境に、街では様々な怪異が起こり始める。
消える市民、クラスメート。五年前の大災害。彷徨う死体。「蟲」。人柱。贄。洋館に住まう亡霊。市を支配する旧家。封印の大神木。そして、千年の時を超え、現世に復活を果たさんとする厄災――。
様々な魑魅魍魎が裏でうごめく中、七城尾花のひと夏の青春と、千鶴彰人の戦いが幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 16:44:54
51604文字
会話率:39%
「ああ、月が出てる。」
罪の意識はあるのに人の命を奪った事には何の感慨も抱けない少女、リコス。
彼女の足元に広がる血溜まりと転がる死体。
人を殺した事への罰を受ける事も出来ず、それでも人殺しの自分に嫌気がさす。
また何かの拍子に人を殺し
てしまうんじゃないか……
自分の中に深い闇を持っている事に気がつき、それ自体を恐れると同時に、受け入れてしまっている自分に嫌悪感を抱いていた。
そんなある時『魔眼病』を発症し、魔眼を得た彼女はアルカディア帝国最強の存在である『暗黒騎士』を目指す事となる。
「人殺しは罪だ、罰を受けないと。」
これこそ自分に与えられた罰なのだと解釈し、屈強な男であっても悲鳴をあげる過酷な修行に打ち込み、彼女は才能を開花させる。
『人を殺す』才能を……
アルカディア帝国を、多くの人を護るため、自ら罰を受けるため……
リコスは茨の道を突き進む。
罪を贖うその時まで……
これは贖罪を求める少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 12:10:00
180329文字
会話率:29%
花も恥じらう女子高生・琴宮アカリは、子犬を助けようとしてトラックにひかれてしまった。
血は噴き出て肋骨は飛び出し足はぐちゃぐちゃ。
更には大股開いてパンツ丸見え。
『あまりに情けない恰好。でもまあ、辞世の句も読んだし、あとはお迎え
を待つだけだ』
そんな諦めの境地にいたアカリだったが、いつまでたっても死は訪れなかった。
――それどころか、身体が全回復している!?
これというのも全て、手の中にある丸い石が原因だった。
「嬢ちゃんはワイの魔力の影響で、死んだか死んでないかわからんくらいのギリで助かったんや」
と、エセ関西弁でしゃべる石。
なんとか仮の命で生き永らえたアカリ、しかし石と離れると事故のダメージが戻ってきて死んでしまう。
「一生このままなのか……」
嘆くアカリに、石は提案を投げかけた。
「ワイに体があれば、蘇生魔法で完全に生き返らせてやれるで!」
――ただし。
「条件は、死んで48時間以内の外傷の少ないフレッシュな死体であること」
「死体にフレッシュとかあるんかい!」
「もちろんや。腐ってたらゾンビになってまうやないか」
わけも分からず説得されてしまうアカリ。
「そや、もう一つ条件があるんやが……」
かくして黄泉がえりJK琴宮アカリは、厄介な条件付きの“やんごとなき死体”を探すことになってしまったのだった。
©2024 猫鰯 All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:37:36
117926文字
会話率:59%