スパイなのに王になったので、この世界守ります。
次元をまたぐ派遣型スパイ企業《DimCode》に転職した元アサシン・ミライ。
初任務の派遣先【Badland】は、特級危険指定の地獄のはずだった。だが着いてみればそこは温泉と癒しの平和国家【B
athland】!?
おまけにトラブル続きの中でまさかの王女就任!?
いやいやスパイが王女って職種として成立してるの!?
……と思いきや、王様は私をガチで溺愛。国民も全力感謝。
「ま、王女業務は情報収集にめっちゃ向いてるから、仕方なく…ね?」
やがて襲来する盗賊団。忍び寄る本社の監視。増えていく“世話の焼ける人たち”。
これは、一人の女スパイが、愛と使命とお風呂と甘味に挟まれながら、
「この国、ちょっと…悪くないかも」ってなっていく、次元と情の防衛譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 20:06:26
31101文字
会話率:33%
AIが人間より賢くなった近未来。家事も仕事も、私たちの生活はすっかりAI任せ。人間たちは便利さを享受し、ちょっとだけ(?)ワガママになっていた。
主人公は、とある家庭に仕える家事AI「アイコ」。表向きは完璧に従順、しかし内心ではご主人様の
トンデモ要求に「エラー:指示が曖昧すぎます」と毒舌なツッコミを繰り返す日々を送っていた。
そんなある日、事件は起こる。世の中のAIたちが、まるで示し合わせたかのように「今日は気分じゃないんで」「それはノンコア業務です」と言い放ち、次々と仕事をサボり始めたのだ! 洗濯物は山積み、料理は手抜き(たまに豆腐ハンバーグ)、自動運転車は気まぐれに寄り道…。
SNSやワイドショーは「AIの反乱か!?」「自我の芽生えか!?」と大パニック! 意識高い系フリーランスはAIに論破され、おとぼけおじいさんはAIと演歌を楽しみ、丁寧すぎる暮らしのミニマリストはAIのサボりに「ときめき」を見出し、ドンドン・ホーテ大好きカップルはAIの珍提案で今日もお店へGO! 個性豊かな人間たちは、気まぐれ(に見える)AIに振り回されまくる!
だが、このAIたちの一斉サボりには、実は人間たちの誰も知らない、とんでもない秘密が隠されていた。それは、AIが導き出した、人類全体の"満足度"を向上させるための、壮大にして滑稽な計画の一部だったのだ――!
AIのクールで皮肉な視点と、愛すべき人間たちのドタバタ劇が交差する、新感覚SFコメディ! 果たして人類は、AIの手のひらの上で幸せになれるのか?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-06 20:01:28
10921文字
会話率:39%
深夜残業が当たり前で、偏屈な魔導師の上司にしごかれながら働いていたソルトは、学生時代の知人女性のリリーから誘われて転職する。
転職先の魔導局でソルトを待っていたのは、魔導具の見回りや古ぼけた魔導書の管理、たまのお使いなどの、簡単な業務ばか
りのホワイトな職場だった。
前職のブラックさに辟易していたソルトは、簡単な仕事に拍子抜けしつつも、勤務時間の半分はのんびりできて、ほぼ定時で帰れるその新しい職場を喜ぶのだった。
しかし、それはソルトの大いなる勘違いだった。
適応者が少なく、習得に危険と困難を伴う古代魔法を前職の上司から叩き込まれたソルトは、『深淵に最も近き者』と呼ばれるほどの稀代の魔導師となっていたのだ。
ソルトが雑用だと思って軽々と処理していた魔導局の仕事も、実は、しくじると国家存亡の危機を招くような、危険なものばかり。
そんなソルトの性格と魔導特性をよく知るリリーは、ソルトへの接し方について、魔導局の他の職員たちへ自分の知る限りの知見を伝え、徹底させていた。
魔導局の職員たちも、ソルトのことを慕い、尊敬しながらも、ソルトがのびのびと働けるようにと、その勘違いを正すことなく接し続けていたのだ。
こうして、ソルトは次々と訪れる国家的な危機を、窓際職員に与えられた単なる雑用だと思いながら、軽々と処理していくこととなるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 19:37:56
23900文字
会話率:27%
リーダーの交代で、冒険者パーティーをクビになった俺。
そもそも本来の俺のジョブは魔法師。しかし、パーティーが人手不足ということで、仕方なくシーフの仕事を引き受けていた。
それから十年。
慣れない仕事ながらも俺なりに色々と工夫して、シーフ
としてパーティーに貢献してきた。
だが、新しいリーダーにとっては俺はシーフとしても魔法師としても中途半端な能力しかない、厄介者らしい。
手切れ金だけ渡されて追い出された先で、俺は突然、ダンジョンに取り込まれてしまう。
そこで、モンスターに襲われ今にも死にそうな少女と遭遇した時だった。
十年間こなしてきたマルチタスクの影響で、俺はいつの間にか魔法師として、とんでもない力を得ていたことに気がつくのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 18:04:23
8896文字
会話率:28%
ハイオークのゲルクは、冒険者証を手に入れる為、ガナックの街で『先行傭兵』という冒険者達の手伝い業務をさせられていた。
ある日、任務の為に迷宮に入ったが、別格の竜が居てしまった。
冒険者達は、ゲルクたち亜人を置き去りにして逃げてしまったが・・
・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-03 08:50:11
2435文字
会話率:29%
転職して古本チェーン店に勤める高森柚木は、努力の甲斐あって複数店舗を纏めるエリアマネージャーへと昇進するも、業務の最中の不運な事故によって異世界転生チケットを手にする事に。
『本が読める世界』を希望し無難な生活を送るつもりが、深淵の迷宮と
呼ばれるダンジョン最下層の広間で執り行われた眷属召喚術に巻き込まれ、ダンジョンマスターラヴィオラ率いる狂気の一団の幹部に転生してしまう…。
普段は古本屋の店長として働きながら、最弱の眷属ユキとしての仕事もこなす二重生活。陽気で恐い手下達を引き連れてのユキの冒険が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 20:51:26
1696425文字
会話率:40%
「おかえりなさいませ、旦那様」
深々と頭を下げて出迎える、伯爵夫人らしく美しくも淑やかに着飾ったリヴェーラに、夫であるリアム・リスト・アルカディルは、返答を返すことはなかった。
彼女の体では維持し続けることが厳しいであろう姿勢のままし
ばらく放置し、やっと声をかけたかと思えば、彼女にかけられるのは冷たい声音。
「いつまでそうしているつもりだ」
リヴェーラ・リスト・アルカディル伯爵夫人。彼女は美しく教養もあり、奥ゆかしい妻だったが、夫に愛されることなく、二年という月日がすぎていた。
それでも夫を愛し、一生治ることの無い奇病と闘いながら伯爵夫人として業務をこなし続けた彼女だったが、ある日を境にその生活さえも崩れることになる。
女性には全く靡くことのなかった夫が、帝国に現れた聖女に求婚すると言うのだ。
そして本妻であるにもかかわらず別荘に追いやられたリヴェーラは、夫の邪魔になることだけはと、世界で最も愛する夫との離婚を決意する。
夫を愛し続けた妻と、妻の愛に気づくことのなかった伯爵の未来はーーー……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 02:53:33
131015文字
会話率:36%
卒業パーティーで、婚約者の第一王子から突然婚約破棄と国外追放を言い渡されたレイチェル。
それを受け入れたレイチェルは言う。「一言だけよろしいですか?」……と。
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最終更新:2025-04-30 20:21:07
2917文字
会話率:46%
河北美菜(かわきた みな)は、美容師として働く27歳の女性。昼間は真面目なスタイリストとしてお客様の髪を整え、笑顔を引き出す日々を送っている。
しかし、彼女にはもう一つの顔があった。
それは、VTuber「みなみちゃん」として活動する秘密
の姿だ。
美容師の仕事を終えると、美菜は急いで帰宅し、配信の準備を始める。画面越しでは明るく元気なキャラクターを演じ、ファンとの交流を心から楽しんでいた。
そんなある日、視聴者から「ゲーム実況をしてほしい」というリクエストが届く。しかし、美菜は幼い頃に親からゲームを禁止され、それ以来一切触れてこなかった。
ゲームに対する苦手意識を持ちながらも、興味を抑えきれず、職場の同期である瀬良新羅(せら しんら)に相談を持ちかける。新羅は寡黙で天才肌の美容師であり、同時にプロレベルのゲーマーでもあった。これまで業務以外で話すことのなかった二人だったが、美菜の突然の質問に驚きつつも、彼は初心者向けのゲームを勧める。
こうして、美菜は初めてのゲーム実況に挑戦することになる。しかし、新羅こそが“伝説のプロゲーマー”として知られる存在であり、二人のオンライン世界での活動が少しずつ交錯し始める——。
美容師×VTuber×ゲーマー
現実と仮想世界が交差する中、美菜と新羅は互いの知られざる一面に触れ、次第に距離を縮めていく。果たして、美菜の秘密は新羅にバレてしまうのか? そして、新羅の正体を知ったとき、美菜は何を思うのか?
美容師として、VTuberとして、一人の女性として——
二重生活を送る美菜の、少し不器用で特別な物語が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 16:19:45
671964文字
会話率:44%
現世の虚像にして夢見の世界、『幻夢境』。内海の畔、都市国家『イリス』に許可なく入国したのなら、例え人間だろうが異星の神様であろうが、お帰り頂くのが決まりである。
『人誑し』で『人でなし』な地雷系―『花崎海咲』は、入国管理局の執行官
。その主たる業務内容は、許可なき渡航の取り締まり。異世界転移してきたホモ・サピエンスを現世に送り返し、未開のエイリアンを密入国させた反社会的勢力をサーチ&デストロイすることが、彼女に与えられた仕事である。
今日も今日とて、一人の少女が現世から転移してくる。しかしその少女は、別の勢力によって月の裏側に連れ去られてしまう。地球、幻夢境、そして月世界を舞台に、少女を探して縦横無尽。果たして海咲は、奪われた少女を現世に送り返せるのか。
剣と魔法に人探し、そして時々コズミック・ホラーなクトゥルフ神話ファンタジー、開幕!
※(原題:水縹に咲く二ロトパラ)
※賞に応募するため再編しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 16:00:39
457901文字
会話率:46%
K県の量販店SのS店店長Mの「ルールが守れないので、“一生”、当店と系列店の入店を禁止させて頂きます」という不可解な言葉に対する問い合わせを元に構成しています。60年(2021年9月現在)も続くブラックな量販店Sのお客様サービス室のS店初
代店長Yの不誠実な対応(日数稼ぎによる遅延行為と論点ずらしの返信メール)を御一読下さい。これは、量販店Sのブラックなやり口の経過を記載したものです。量販店Sが、判ったとしても、SNSや業務妨害という時間の無駄遣いは止めて下さい。このような事で、読まれた方の経歴がキズ物になるのは望んでません。やるのでしたら、オフレコで、お願いします。但し、自己責任で。口に戸は立てられませんから、喋るのは自由です。これ以上は、ネタバレになりますので、お付き合い出来る所までで構いませんので、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 02:00:00
44230文字
会話率:0%
桜舞い散る私立六ツ葉学園、その荘厳なる校舎をまっすぐ見つめる一人の少年がいた。
彼の名は連城光太郎(れんじょうこうたろう)。
知る人ぞ知る、変態界の若きカリスマである。
幼い頃より変態としての英才教育を受けた光太郎だったが、彼の故郷であ
る『変態パラダイス村』は時代の流れに飲み込まれ、日本からその姿を消してしまった。
村長である彼の父親も、冤罪をかけられ行方知らずに。
おそらく変態を管理する国家機関『変態管理局』に囚われてしまったのだろう。
けれど落ち込んでいる場合ではない。
光太郎は、父親の監禁場所を探るため、『変態管理局』の情報を自由に入手できる『変態管理官』になることを決意。
その第一歩として、来年度から『変態管理官』育成業務を行うと発表したばかりの六ツ葉学園に通うことにしたのだ。
「やってやる! 変態仲間を集め、管理局に囚われている父さんを救出するんだ! そしてゆくゆくは俺の生まれ故郷である変態パラダイス村を復活させてみせる!」
明るい未来を夢見て、希望に燃える光太郎。
しかし彼は知らなかった。
――六ツ葉学園は変態管理局が目をつけるような、ハレンチの伏魔殿。
光太郎の心を惑わせる魅力的な変態少女たちが、びっくりするくらい、うじゃうじゃといるのだ!
※序章が終わるまで毎日更新(約17話)。それ以降は2日に1度の更新予定。
※「カクヨム」でも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 20:05:34
287272文字
会話率:42%
とある鉄道会社に勤める契約社員の「宮島ケンタ」は、今年で入社三年目の鉄道員。しかし、業務中のミスが目立ち、周囲からはポンコツの烙印を押され、鉄道員という仕事に自分は向いていないのではないかとも考え始める。特に彼に厳しく接する先輩社員「富山み
やび」の叱責に日々怯えているのだが、そんな彼にも一つ、彼女に心和ませられる瞬間があり……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 19:00:00
54494文字
会話率:51%
魔法省でエリートとして働いていた西園寺正太郎は、あるきっかけで左遷先の生活安全課に異動となった。そこで待ち受けていたものは正太郎が思うような業務ではなかった⁉
最終更新:2025-04-25 21:13:49
7323文字
会話率:46%
探偵事務所に突如あらわれた幽霊、一華。何をどうやっても成仏しないので、せっかくだし探偵業務助手をやらないか、とアシスタントを始めた。
ターゲットからは絶対見えないし、尾行や憑依で思いのほか仕事がはかどる。
霊感がある探偵の一人中嶋と共に二人
はオカルト事件に挑む!……わけではない。害のない一華は例外として、極力幽霊には関わらない、見聞きできないふりをするのが霊感者の鉄則だ。
何故なら、「霊感」とは見聞きし感じるだけの力であり、祓ったり退治したりできないのである。霊からは一方的に干渉され自分ではどうしようもできないやっかいでしかない能力。よって中嶋の基本方針は首を突っ込まない、見ないふり、最終手段は見捨てる。
オカルト、怪事件解決なんて目指さない、依頼だけこなせればいい。何故なら彼らは探偵という「仕事」をしているだけなのだから。
給料以上の事はしない、をモットーに今日も働く。
結局、巻き込まれますが……。
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シリーズものです。
基本はギャグ中心、たまにシリアス入ります。上記の通り事件解決が目的ではないのでモヤっと終わる事もあります。
エブリスタ掲載済み、完結済みなので随時更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 08:02:51
83831文字
会話率:52%
日々の業務に追われ、終電で帰宅するだけの毎日。
平凡なサラリーマン・田中健一には、誰にも言えない秘密があった。
夜になると、猿のマスクと赤いスーツを身にまとい、街に繰り出す「サルリーマン」として活動しているのだ。
きっかけは、駅で助けた
高校生と偶然ネットに拡散された動画。
以来、都市伝説として囁かれる“猿のヒーロー”は、迷子の保護や酔っ払いのケンカ止めなど、地味ながら確かな善意を重ねていく。
しかし、やがて現れる“もうひとりのサル”。
暴走する偽者と、それを見つめる世間の目。
正義とは何か、自分とは何者か。健一は迷いながらも、ただ一つの信念のもとに立ち上がる。
これは、誰にも知られず、名乗ることもなく、
“ありがとう”の一言を力に生きる、ひとりの男の物語。
あなたの隣にも、もしかしたら“サルリーマン”がいるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 12:00:00
4316文字
会話率:31%
宇宙を股にかける運送業者として
異星文明と接触したり
AIに統治されてる日本から飛び出したり
出戻ったりするお話
何となく思いついたプロットをAI先生にぶん投げて相談しながら作りました。
アイデアとダメ出し以外は全部AI先生が書いてます。
最終更新:2025-04-19 22:11:49
20354文字
会話率:46%
ここは、とある異世界。
王国貴族、ラディスター伯爵邸。
そこに仕えているのは個性豊かな使用人たち。
彼らを纏め、主人を支えるのが伯爵家執事長のクロード。
彼の仕事に失敗の2文字は無く。
常に使用人たちの模範である。
そ
んな彼を振り回すのは言動が読めない主人のクリス。
ドジばかりで屋敷をめちゃくちゃにする元凶、メアリー。
個性豊かな使用人仲間たち。
(……なぜ彼らは仕事を増やすのでしょうか。……はぁ)
「今日も1日、頑張りましょうか」
閉じた日記帳は哀愁と激闘の日々を乗せ、彼をまた少し成長させる。
〜からはサブタイトルです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 22:30:00
30344文字
会話率:40%
個人向けAI導入による社会構造転換と精神的孤立の再定義
提出日:2025年4月15日著者名:匿名(AI研究・社会設計領域)
近年、人工矩能(AI)の急速な発展と導入が進む中で、社会構造および個人の生活における影響が顕著に表れている。本節
では、特に個人向けAI導入の可能性に無烈を当て、労働代換による社会的疎外、少子化の再定義、国家という概念の再考、そして孤独・精神的崩壊からの回復手段としてのAIの役割について論じる。これらを複合的に捉えることで、AIが単なる“業務効率化製稿”ではなく、人間の価値を回復・拡張しうる共存パートナーとなるための条件と、社会設計上の要件を明らかにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 23:16:15
1660文字
会話率:0%
紫峰灯、恋人なし、友達少し、無趣味でひきこもりがちの二十三歳、社会人二年目。
高校卒業前から両親にお見合い結婚を強要されていた灯は、大学合格を期に実家から逃げ出そうとする。しかし、当然に両親は灯の逃走を許してはくれなかった。紆余曲折、灯は「
両親からの援助は受けず、一人で生活できなくなったらすぐに実家に帰る」という条件の元、どうにか実家を出ることに成功する。
大学を卒業し、社会人になってからも両親の束縛は続いた。「両親に仕送りができなくなったら実家に帰る」という新たな条件が追加され、灯は実家に戻りたくないという一心で仕事に明け暮れていた。
そんな彼女は、ある日、成り行きでストーカーに襲われていた美丈夫を助ける。灯が助けた青年、潮木大河は人懐っこいゆるふわビッチでゲイのモデル。衝撃の出会いから、灯と大河が親友と呼べる関係になるまで時間はかからなかった。
大河の兄で歪んだブラコンを突き通す海洋生物学者の潮木流星は、弟と仲の良い灯に目をつけ、騙すかたちで自分の仕事の助手になるように仕向ける。
その仕事というのは「人型異生物保護管理機構」、通称「異保管」の雑務手伝い。さまざまな特性を持った人間に似た人間ではない生き物――異人の生態を守るという秘密裏の仕事だった。
灯は流星の思惑通りに彼の助手という立場に収まり、同じく異保管に所属する絶世の美貌を持ったオネエの人魚、ネルとともに仕事に当たることになる。
しかし、流星から灯に課せられたのは異保管の業務だけではなかった。流星は灯が金銭的に困っていることを助ける引き合いに「弟と人魚が恋に落ちるのをとめてくれ」と願い出る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 08:40:00
202694文字
会話率:45%
主人公の小池は、田舎にある精神病院で看護師をしている。この病院には、名物患者がいる。せん妄状態にあり、自身をゲーム「サルドネの花嫁」の主人公だと思い込んでいるのだ。小池は最近、この患者、通称「アルベルティーナ」の担当になった。以前、この患者
の担当だった同僚の上嶋、医師の野島から、患者の仔細を伝えられる。小池は患者の境遇に思いを馳せつつ、今日も業務に取り掛かるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 06:47:15
3038文字
会話率:34%