同じものを見ても、昼と夜じゃ見え方が違うよね。
不思議だなって思う。
光が当たってるのと当たってないのとで、こんなにも変わってしまうんだもの。
真っ暗な部屋に一人でいると涙が出てくるんだ。
ああ、あの頃は良かったなって。
こんな日がいつ終わ
るんだろうって。
思う。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-07-25 20:24:46
885文字
会話率:30%
恋人から別れ話を切り出された中野恭子は、三日後、別れを受け入れた。
転職した恭子は、骨董品店で万年筆に目を留める。
万年筆に飾られた宝石は、昼と夜とで色を変える宝石。
同じ宝石を贈られていた恭子は、店主の栗田恵一に鑑定を依頼するが……
恭
子に送られた宝石は……
三日後に返事をした理由とは……
※エブリスタより転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 20:00:00
7322文字
会話率:39%
昼と夜
目覚めの人生と
死後の世界
本質はあの世界
夢はこの世界
最終更新:2021-02-12 16:16:21
1844文字
会話率:100%
古来より現世には陰陽のごとく隣り合うものが多かった。
男と女。
太陽と月。
昼と夜。
……そして光と影。
光が強まれば自然、影も濃くなる。
栄華を極めた人間たちは形なき者たちを恐れ、忌避し……ついには名を与えてしまった。
魑魅魍魎、妖、
鬼と。
名は呪。
形を持った彼らは夜陰に乗じて人間たちを襲い始め、瞬く間に夜に対する恐怖心が広がっていった。
時は平安中期。
貴族たちが謳歌し、都人によって華やかな貴族文化が花開いた頃のこと。
平安京と謳われた都にもそれらは存在していた。
だが、そればかりではなかった。
僧侶は言う。
魑魅魍魎や妖、鬼はそれ自体はさほど怖くはない。
それ以上に怖いのは人間だ。
人の心の中には鬼が棲んでいる。
ひとたびそれが表出すれば、人は簡単に罪を犯す。
忘れてはならない。
人もまた魑魅魍魎なのだと。
これは、複雑に絡み合った運命を持つ複数の人間が織りなす物語である。
※実在の人物が登場しておりますが、この作品はフィクションです。歴史上の事件などにはいっさい関係がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 00:00:00
15027文字
会話率:34%
プロローグ・魔人創世記
神は初めに天と地と、海を創られた。そして太陽と月を創られると、昼と夜が現れた。
やがて、海には魚、地上には木や草、そして動物たちが現れた。
最後に神は粘土で自分に似せて男を創られた。神が息を吹き込むと、それ
は自ら立って歩きだした。
男の助け手として神はもう一人、女を創られた。
美しい花園で二人は幸せに暮らし、神はそれを見てよしとされた。
だが、ある時、邪悪な生き物が現れ、人間にこう言った。
「神はこの世界を創り、人間に命を与え、この楽園を楽しめと言われた。しかし、楽しむだけで良いのか?隠された真実を知りたくはないか?自ら何かを生み出す力が欲しくはないか?
もしそれらが欲しければ、あの「知識の樹」に生る「知恵の実」を食べればよい。覚醒し、神のように全てを生み出す力が得られるだろう」
その言葉にそそのかされ、その樹に実る果実、まだ熟してもいない、その青い実を食べた女と男。
やがて二人は天地創造の秘密を知ることとなった。
しかし、それは神との契約を破る行為だった。
神は怒り、すぐさま人間に罰を下された。そそのかした生き物も手足、翼をもがれ、地を這うだけの生き物となった。
花園を追われた人間は、全ての記憶を失い、地上を彷徨い、死という逃れられない運命をも背負わされた。
それがため、返って人間は増え続けた。
やがて、社会が出来、文明が築かれた。
それが人類の始まりの出来事である。
そんな出来事の、一部始終を見ていたものがあった。それは生き物ですらない、ただの土塊。神が人間を造るために用意した粘土の残りであった。
人間になりそびれたその土塊は、誰に顧みられる事もなく、知恵の樹の根元で、落ちて腐った知識の実を養分に、しだいに蠢き、独りでに肉となり、骨ができた。やがてそれは、人間によく似た生き物となり、自ら立って歩きだした。
それが、魔人と呼ばれる生き物の始まりの出来事である。
魔人はこっそりと人間社会に紛れ込み、交配を重ね、命を繋いでいった。そこに生まれくる者たちは皆、その血と悲しい運命を背負い、生きて行くのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-05 18:00:00
111244文字
会話率:39%
幼いロミナは、両親と森の中で仲良く暮らしている。ただ残念なことに、三人が揃うのは、昼と夜の狭間の時間だけだった。
最終更新:2020-12-19 00:26:02
7344文字
会話率:44%
杉浦古満は京都祇園のお茶屋、大富屋の一人息子である。
街で生きていくことを決めた幼馴染み、芳乃との間に距離を感じ、学校でも浮いてしまいがちな自分を、古満は「昼と夜の間に取り残されている」と感じている。
そうして少年は、今年も六月の甘い
夢にうなされるのだった。
※この作品はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-07 17:05:27
11389文字
会話率:57%
――昔、あるところにそれは醜い娘がおりました。
道を歩けば石を投げられて嗤われ、実の親ですらあまりの醜さに会おうとしません。やがて年頃になり、一人の男に恋をした娘は自分の醜さに絶望し、いっそ儚くなってしまおう、と森へ行きました。
する
と、そこに魔女が現れたのです。
魔女は娘の嘆きを聞くと、お前のもっとも『うつくしいもの』と引き換えに絶世の美女にしてあげよう、と言います。
自分にうつくしいものなどないと思っている娘は喜んで魔女に魔法をかけてもらい、家に帰りました。うつくしくなった娘に両親は大喜び。綺麗なドレスを着せてお城に送り出しました。
こうして醜い娘は世界で一番うつくしい娘になり、素敵な王子様と結ばれたのでした。
そんなおとぎ話のような娘から生まれた双子の姉妹は、母親譲りの「醜い顔」で生まれてしまった。
憐れんだ魔女だが二人同時には無理だ、と姉を日の出から日没まで、妹を日没から日の出まで、母親と同じくうつくしくなるよう魔法をかけた。
魔法を解く方法はたった一つ、真実の愛を見つけること。
やがて成長した姉妹は真実の愛を見つけるべく奮闘するのだが、どうにも男運が悪すぎて屑な男しか身近にいない。
王子様や高位貴族の子息に言い寄られるって、お母様と同じ道なんですけど――!?
それだけは絶対嫌な姉のアンヌマリー、自立心の高い妹のマリーベル。
姉妹の秘密を知る王子様の婚約者令嬢と共に運命に立ち向かう!
果たして姉妹は魔法を解くことができるのか?
これは真実の愛を探す、昼と夜とで美醜が逆転する令嬢の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-04 12:00:00
37515文字
会話率:42%
俺の名前は上村優作。
それなりのクズでMだ。そう、変態さんだ。
……だけど、声高々に言わせてもらうぜ。俺はどこにでもいる普通の男子高校生だってな!
女の子に優しくしないとささやかな不幸が訪れる特殊体質だけど……。
オカル
ト同好会(何でも屋)なんていう変な部活にも入っているけど……。
ついでに昼夜で人格が入れ替わる二重人格者だけど……。
アレ、これは少し普通じゃないような……?
僕の名はアラタ。
かつて神様や魑魅魍魎、怪異なんて呼ばれた存在──ヴィジターの相談役をしている。
声を大にしては言えないけど……僕は少し変わっている。
ヴィジターを見ることもできるし触ることもできる。
女の子に優しくしないといけない呪いもかけられている。
陽の沈んだ夜にしか生きることができない。
アレ、これは少しどころではないような……?
これは、そんな二人を主人公とした平凡で少し変わった不思議な物語である(物語の都合上、素晴らしいことに世界は一つしかありませんでした)。
※昼と夜とで世界観がガラリと変わる恐れがあります。というか変わります。ご注意下さい。
昼はギャグやラブコメ成分多め、ときどきシリアスな人間関係。
夜はオカルトやミステリー成分多め、ときどきほのぼの。
……の予定です。
※寄せ鍋みたいな、作者のやりたいことを詰め込みまくったハチャメチャな物語ですが、生ぬるい目で読んで頂けると幸いです。
※「アルファポリス」さまにても掲載始めました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-02 00:53:06
19684文字
会話率:32%
黒魔族領 マグネロギ。
中世のヨーロッパのような外観を漂わせる街並みの中に一人、赤髪の少年
黒羽 陽鐘(くろばね あきね)は居た。
彼の仕事は至って簡単で、彼を訪ねに来る先駆者たちに毎回同じ情報を一文字一句たがわず伝えること。
この
世界には昼と夜はあっても日付の概念等はなく、彼自身その仕事に不満を持ったこともない。
退屈することもなければ、思考に耽ることもなく、何かを成そうという意志すら持たない。
何故ならそれが彼に与えられた"存在意義"(しごと)なのだから。
近くで誰が争い合おうと、何事もなくその場に存在し続ける。
そう、彼はこの感覚型フルダイブMMORPG、『アナザーゲート』に存在するプログラムの一人。
所謂ネーム付きのモブキャラだからだ。
決められたプログラムに従い、設定された文字を画面に表記する。
その為だけに生まれた存在だった。
それだけの為の存在だったはずだった・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-12 02:24:34
4442文字
会話率:30%
逢魔時(おおまがとき)。昼と夜の境目。この世に人ならざる者が跋扈(ばっこ)し始める1日の中で最も危険な夜の始まり。
誰も外に出歩かない刻に1人の少女は誰もいない町をさまよう。たった一人を探して・・・・。
―――――――――――――――
―――
記憶をなくした少女は今日も逢魔時に外に出る。記憶をなくした彼女が覚えている唯一人を探して。
屋敷でどんな理不尽な目にあっても、何日もご難を抜かれても少女はその行動をやめない。記憶のあの人と出会うまで。そして今日も誰もいない町をさまよい続ける。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-11 04:00:00
2032文字
会話率:30%
昼と夜の狭間の時間。
逢う魔が時と呼ばれる時間に奴らは動き出す。
そんな妖怪と戦う組織マガドキバスターズ。
この話はマガドキバスターズに所属する新人チーム「花鳥風月」の物語である。
最終更新:2020-10-09 19:32:29
79784文字
会話率:32%
何にも上手くいかない男が空を飛びたいと
思い、熱気球へと乗り込む。
昼と夜の間に近付くと…不思議な出来事が起きる。
そんな男が人生を見直す物語。
最終更新:2020-10-08 13:49:20
2520文字
会話率:21%
なにもなかった惑星に誕生した新たな生命と、そして『魂』。
生まれたばかりの『魂』が本能的に欲するもの、それは『愛』だった。
「愛おしい」、「愛されたい」…
それだけを強く望むが故に、人は光と闇に分かれ、嫉妬し、憎む。
そして世界は、昼と夜
をまわしはじめる!
光と闇は、お互いを消滅させることでしか存在しえないのか?
その魂に神の獣を宿したものたちは悩みながらも、守り、戦い、ときに遊ぶ。
その行きつく先にあるものは永遠の繰り返しなのか?
「わたしたちが、絶対に終わらせる!」
魂と魂が紡ぐものとは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-18 01:22:16
28754文字
会話率:30%
この世に自分は不要と悟った少女は、夕暮れの赤に染まる世界の中、一人静かに歩いていく。昼と夜が交差する逢魔が時、数歩先に広がる夜に向って、少女はひたすら歩みを進める。
夜を受け入れ、身を任せようとする少女は、突然後ろの昼からの声に歩みを止める
。
振り向くと、場違いな笑顔で、手を差し伸べる一人の男の姿があった。
「よかったら話をしないかい。そんな危ない所に立ってないでさ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 13:11:37
12200文字
会話率:49%
西暦3000年代、人類は地球どころか太陽系をも飛び出し、様々な星系に住み着いていた。太陽系外惑星「嵐の星」もその一つである。
しかし嵐の星は人類の生存に適した気温と空気を持っているものの、自転と公転が釣り合ってしまったせいで昼と夜の変化
のない星であった。おまけに星内の気温差のせいで、人の住める場所は常に雨もしくは雪。終わらない夕暮れと雨にやられて、嵐の星は開拓者達に見捨てられつつあった。
そんな星で目覚めた現代のJKカコは、果たして千年前に帰れるのか!? 遺伝子改造済みのサイボーグ飯まず少女を相方に、カコは今日も慣れない遺跡漁りに精を出す。
ゆるゆるSF少女冒険譚、開幕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 15:13:35
23768文字
会話率:31%
眠れない夜。
眠れる昼。
そんな日々を過ごしています。
最終更新:2020-05-17 16:35:40
361文字
会話率:0%
貿易成金の病弱なのにわりと元気な令嬢デイジー。暇潰しの悪戯にいそしむある日、からくり屋敷である自宅のデイジーだけが知っていた隠し部屋の箒がひとりでに震え、消えた。そしてやってきた家庭教師ドル。さらにちらつくあやしげな人影は一体…。
個人サ
イトで連載、2008年に最終更新後停止していた所から執筆再開しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 19:25:27
147543文字
会話率:21%
この世界はひとつではない。
光と闇。昼と夜。人と人ならざるもの。
そして、命あるものと魂だけのもの。
ふたつの世界は重なり合って存在している。
そのふたつの世界のはざまには、「魔法使い」が住んでいた。
平凡な村の娘と彼女が出会った「赤の
魔法使い」、そして「星の瞳」が織り成す、魂の物語。
【紙媒体】
2017.11.23 第一巻文庫版をBOOTHにて通販開始。
2018.07.16 第二巻文庫版をBOOTHにて通販開始。
2020.02.09 第三巻文庫版をBOOTHにて通販開始。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 16:00:00
65656文字
会話率:55%
冬の風が吹きすさび、ヒイラギの葉を鳴らす厳しい冬。
夜ともなれば鐘の音も冷気に震えよう。
全てに見捨てられたように思えても遠き日の母の記憶のように温かく見守る存在があれば。
東風は春の便りを運んでくれる。
春は出会いと別れの季節。
日が落
ちる逢魔が時
……昼と夜の狭間の時間。
世界が一番美しくて、最も儚い一瞬折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-02-07 00:00:00
1167文字
会話率:0%